とある山村で生活をしている村人の娘が姿を消した。そして村人が山を捜索していると洞窟から少し離れたところで昼寝をしているゴブリンが発見された。
これにより、村人は洞窟がゴブリンの巣穴となっている事を理解し、冒険者ギルドに『ゴブリン退治』の依頼を出したのである。
まあ、良くあるゴブリン退治が出される過程であった。この依頼を受けたのはゴブリンを退治する事に定評があり、更に村人にも様々な配慮をする事で信頼及び信用されている銀等級のゴブリンスレイヤーだ。
それに同じく銀等級の森人剣士、鋼鉄等級の女神官に女武闘家に新米戦士に見習い聖女が一党になっており、ゴブリンスレイヤーからゴブリン退治を学ぶ為に冒険者になったばかりの少年魔術師という計七人の一党である。
「まず、必要なのは村人から情報を聞く事だ。情報を仕入れない事には始まらないからな」
「ゴブリン相手にか?」
「ああ、洞窟の場所が分からなかったら何もできないし、村の周囲を探るゴブリンとの鉢合わせを避けたり出来るからな」
ゴブリンスレイヤーの言葉に少年魔術師は訝しがり、それにゴブリンスレイヤーは解説をした。
その後、依頼を出した村に行き、村長にゴブリンについての話を聞くとゴブリンの巣穴となっている洞窟へと向かう。
洞窟の陰に自分と一党の皆の身を潜めると周囲を伺わせる。
まず、洞窟近くに見張りだろう二匹のゴブリンがいるが、日中なので寝ぼけ気味であり、そして、洞窟近くに骨を積まれて作られた置物や糞が積まれて出来た山があった。
「良いか、あの置物はトーテムだ。あれがあると基本、酋長……つまりシャーマンがいる。その用心棒にホブもいる」
「という事はそれなりに数がいるって事か?」
「そうだ。この時点でまずは気を付けろ。そして、見張りをまず始末する訳だが今、隙だらけの奴をやるよりかは交代直後にやった方が良い。場合にもよるが……」
ゴブリンスレイヤーはそう言って、まず見張りの様子を伺い……。
「ふっ!!」
そうして交代の二体が出てきたところでまず一つの鋼球を回転をかけて投擲する事で一体の頭部に炸裂して破砕したゴブリンから跳弾となって、二体目のゴブリンの頭部に炸裂し、破砕した。
もう一球も交代のゴブリンの二体の頭部に跳弾含めて炸裂して破砕した。
「良し、いくぞ」
その後、ゴブリンスレイヤーは松明を用意し、そうして少年魔術師にゴブリン退治における基本を教えつつ、ゴブリンの群れを倒して攫われていた村人の娘を救出したのであった……。