ゴブリンスレイヤーはゴブリン退治の経験を望む少年魔術師の望みを叶える事にした。
ゴブリン退治依頼を受けたのだ。それに少年魔術師の姉と依頼を受け、一党を組んだ女神官に女武闘家が一党に加わる事を真っ先に決めた。そして、森人剣士に新米戦士に見習い聖女も加わった事で七人の一党で依頼をこなしに向かったのである。
そうして、見事にゴブリンスレイヤー達はゴブリンの退治依頼をこなし、ゴブリンに攫われた村人の娘も救出した。
こうして、村人達や村長から少しばかりの報酬とお礼の言葉を受け取って、村を去るとゴブリンスレイヤー達の活動拠点である『辺境の街』に帰還した。
その後、やる事は決まっている。依頼達成の報告をギルドにした後は酒場で宴をするのだ。
こうして、ゴブリン退治をした一党で酒場へと向かい……。
「で、どうだった。ゴブリンを退治した感想は?」
席に座った少年魔術師にゴブリンスレイヤーは問いかける。
「思ったより、ゴブリンが厄介な奴らだってのは分かった。思ったより、狡賢いし思ったより、厄介だった……弱いからって侮って良い奴らじゃないし、中には術使いにそれなりに大きく力のあるやつもいるから油断できないのも分かったよ」
「なら、良かった。ゴブリンは弱さで大した事無いとは思われがちだが、本当に厄介だからな……新人の成長が期待できる事に乾杯」
『乾杯っ!!』
少年魔術師の感想にゴブリンスレイヤーは頷きながら乾杯の音頭を務め、皆が答える。
「おー、やっとるやっとる」
「ふふ、どうやらご指南は上手く行った様子……なによりですな」
「教えるのが上手いオルクボルグがミスをする訳、無いじゃない」
「ですねぇ、依頼をするときはしっかり入念な準備を欠かしませんし……」
別の依頼をこなしに向かった鉱人道士と蜥蜴僧侶、妖精弓手に牛人戦士の四人の一党が酒場に現れてゴブリンスレイヤー達に声をかけながら、近くの席に座った。
「さあさあ、私達も宴をするわよ」
「ほいきた。無事の生還に!! 怪物の首に!! 依頼の達成、そして次の冒険に!!」
鉱人道士たちもそうして宴を始めたのである。
皆でそれぞれの依頼での出来事を語っていきながら喜ぶ。
「冒険者のための訓練場は数日後に運営すると聞いている。お前が望むなら今後も指南を務めるし、面倒も見るがどうする?」
「……よろしくお願いします」
ゴブリンスレイヤーが声をかければ、少年魔術師は深く頭を下げ、指南を頼んだのであった……。