妖狐に見初められ再会したら依存された   作:カブト丸

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1話

街中をぶらっと歩く男がいた、橘平次だった。平次は浮世絵町の商店街でぶらついていた

 

「偶にはこういった場所にも足を運ぶのも良いな」

 

平次は商店街の店を見ながら歩いていた、商店街の店を呑気に見て周り。家に帰ろうにも羽衣狐がいる為迂闊に帰れずあちこちと歩いていると歩いていると3人の中学生が歩いていた

 

「ん?(中学生か、懐かしいな)」

 

平次は数人の中学生を見て懐かしがっていると3人の中学生の1人が平次に気付いて

 

「平次さん、こんな場所で何を?」

 

()()()か、なぁに唯の散歩さ(本当は羽衣狐から隠れてぶらついていたけど)」

 

リクオは商店街に居る平次に声を掛けて、平次はリクオに唯の散歩だと告げるが内心では羽衣狐から逃げてきただけである

 

「そういうリクオは友達と一緒か」

 

「うん、一緒にとある噂っていうか怪異を確かめに付き合ってるんだ」

 

「怪異?なんの怪異なんだ?」

 

「妖怪とおりゃんせの怪だよ」

 

平次はリクオに友人達と一緒の帰りかと聞くとリクオはそう答え、リクオは平次に怪異である妖怪とおりゃんせの事を伝えると

 

「妖怪とおりゃんせの怪……か、俺も知ってるがなんでも中学生ぐらいの子が行方不明になるっていっときニュースに報道されていたが何か関係があるのか?」

 

「わからないけど、僕と後ろに居る2人で確かめに行くつもりだから」

 

「そうか、確かめに行くのは良いが気をつけるんだぞ」

 

「うん、平次さんも」

 

リクオは平次に手を振りながら去って、他の2人もリクオの後を追いかけて行った

 

「とおりゃんせの奴か、また悪さをし始めたのか。ちょいと懲らしめるか」

 

平次はリクオ達が向かったとする川越市に向かった────────────が、平次の後を追う姿があった。川越市に着いた平次はリクオを探していた

 

「とおりゃんせがいるのはこの交差点辺りだろう」

 

平次はじっと待っているととおりゃんせの歌が聞こえ始め、目の前には鳥居が現れて

 

「漸く来たか」

 

平次は現れた鳥居を潜り、未だに聞こえるとおりゃんせの歌が聞こえるだけで平次は一度立ち止まり

 

「道なり進んだが良いが一向にリクオ達の姿が見えねぇな」

 

平次は再度来た道を戻ろうとした際に右足が木の影に入ると周りは同じ景色だが雰囲気がガラリと変わり、遠くからは金属音が聞こえ

 

「やっとこさ、領域に入ったか。遠くから金属音が聞こえるという事は戦闘中か」

 

平次は金属音がする方向へ一直線に走り、一方ではとおりゃんせと戦うリクオと猩影が対峙していた。とおりゃんせはリクオと猩影を相手をしていたが遠くから異様な気配を感じ

 

「(この気配は!!早くこの此奴らを此処から追い出さないと()()()に殺される)」

 

とおりゃんせはあの人と言うのは平次の事を指している、とおりゃんせは一度平次と会ったことがあり。圧倒的な強さで打ち負かされて半死半生の状態になり、平次に命乞いを乞い。平次は

 

『分かった、外道の人間や外道の妖だけをやれば許してやろう。但し破れば()()からな』

 

とおりゃんせはその言葉だけで恐怖に染まり、心を入れ替えて優しい妖になり外道の人間や妖だけを殺し続け。良い人間や妖が迷い込んだら外へ案内するだけだった、今は勘違いをしているリクオと猩影を此処から追い出す事を考えていた

 

「お前ら此処から出ろよ、でないとあの人に殺される」

 

「あの人?テメェの親玉か」

 

「親玉なんかじゃない、あの人は小生を変えて頂いたのだ。だからあの人の役に立ちたいのであり(マス)

 

「そうかい、ならお前を倒すしかないな」

 

リクオととおりゃんせは喋りながら交戦し、するととおりゃんせは急に動きが止まり。顔を青くして身体は恐怖から来る震えあがり、自分の得物を落として

 

「とおりゃんせ、これはどういう事かな?俺は言ったはずだぜ。優しい人間や妖を傷つけるなと」

 

「ちっ!?違い(マス)、小生はこの妖怪達をこの結界から出そうとして。決して殺そうと思っていません」

 

「そうかそうか、ちゃんと約束を守ってるようだな。其処の妖怪さん」

 

「なんだ?」

 

平次は妖怪になったリクオに全く気付かず声を掛けて、リクオは返事して

 

「此処は俺の顔を免じて許してやってくれないか?」

 

「待ってくれ!?頭を下げないでくれ」

 

平次はリクオに頭を下げて、リクオは頭を下げる平次に下げるなと言う

 

「それにそいつは多くの人間を殺してるんだぞ」

 

「あぁ、だから改心する必要があるんだ」

 

「じゃあ何故庇うんだ」

 

「庇う……か、これは俺の我儘なのかもしれないが妖怪や人間も最初は幼い時は純粋で綺麗な心のままだけど。環境次第で白くも黒くもなるのさ、だから人間や妖怪の心が黒く染まっていない内に掬ってやるのが俺の心情って奴かな」

 

平次はリクオにそう言い、とおりゃんせはその言葉を聞いて包帯の上で涙を流し

 

「平次さん、小生はその言葉を聞いて歓喜極まりました。小生は一生貴方の後をついて行き(マス)

 

とおりゃんせは平次の後を一生ついて行くと公言して

 

「それは言い過ぎだろう」

 

平次はとおりゃんせに軽く注意すると強大な妖気が平次達を包む

 

「なんだ!?この重々しい妖気は、まるで心臓を鷲掴みされているみたいな感じだ」

 

「こんな重苦しい妖気は初めてだ、どんな妖なんだ」

 

リクオと猩影は妖が放つ妖気に汗を吹き出して、とおりゃんせも同じだった。その表情は恐怖に染まっていて、平次はこの妖気には心当たりがあった

 

「(この妖気は羽衣狐の………どうして此処に)」

 

平次はこの妖気を羽衣狐だと感じて、何故此処に来たのか考えていると

 

「平次を探してみれば、珍妙な輩が居るみたいよのぉ」

 

姿を見せた羽衣狐はとおりゃんせを見て、リクオは羽衣狐を見て

 

「何故あんたが此処に!?地獄にいる筈じゃ」

 

「フフフ、それは愛の力で抜けたからに決まっておる」チラッ

 

「(絶対に違う、俺が聞いた話じゃ執念で抜け出したって言ったんだが)」

 

羽衣狐はリクオの問いに答えながら平次の方へチラ見して、平次は内心では違うと肯定する

 

「妾は主と話す時間がないのでな、さてそこの妖よ。妾の平次が世話になったな、もし──」

 

羽衣狐はとおりゃんせに平次の件に礼を言うと

 

もし妾の愛する平次を傷つけようとしたならば、妾がお主を殺すからな

 

羽衣狐はとおりゃんせに平次の事が何かあった場合は殺すと宣告して、とおりゃんせは羽衣狐から殺害予告を受けて大量の汗を掻くが

 

「そうキツく言うなよ、怖がってんじゃないか」

 

「妾はお主の為に言っておる」

 

「へぇそうか、とおりゃんせ。結界の外まで出せるか?」

 

「はっはい、出れます」

 

平次は怖がっているとおりゃんせを見て、羽衣狐に注意するが羽衣狐は平次の為だと言う。それを見かねた平次はとおりゃんせを呼んで、出れるかどうか聞くととおりゃんせは余裕で出れると答えた。平次は羽衣狐に背を向けて

 

「平次、外に出るのか?」

 

羽衣狐は歩き出す平次に声を掛けるが

 

「ウルセェ、俺はもうお前を愛さない」

 

「っ!?」

 

その言葉を聞いた羽衣狐は絶望の色に染まり、平次の元へ駆け寄って

 

「い、嫌じゃ平次。妾を嫌わないでおくれ!?先程の件は謝るから妾を捨てないで、お主の居ない世界なんて苦痛でしかない。だから妾を………妾を」

 

羽衣狐は涙を流しながら平次の腰にしがみ付きながら懇願して、

 

「えぇい黙らんか!!第一に謝るのは俺じゃなくてとおりゃんせ(彼奴)だろうが」

 

この現状を見ていたリクオと猩影ととおりゃんせは見るに耐えないでいた

 

「取り敢えず2人は先に出ましょうか」

 

「あぁ続くかも知れねぇしな」

 

とおりゃんせはリクオと猩影先に出る事を聞くとリクオは了承し、それを見た平次は自分の腰にしがみ付いている羽衣狐を引き摺りながらとおりゃんせに近付いて

 

「俺と羽衣狐(此奴)も出るから待ってくれ、ていうかいい加減離れろ。歩きづらいわ」

 

「嫌じゃ、離したら妾以外の女子と話すつもりなのだろう!?平次が妾以外の女子と話し合っている姿は妾にとって見とうないのじゃ」

 

平次は未だしがみ付いている羽衣狐に離れるように言うが羽衣狐も離したら自分以外の女と話すと思い込み

 

「だから話さないって、幾ら再生持ちの俺でもお前の組付きは痛いんだよ」

 

「なら妾を愛してるって言うてくれたら離すから」

 

「分かった分かったら、一旦離せって」

 

「今聞きたい、平次が言うてくれないのなら妾は離さない」

 

「あ〜もう、言えばいいんだろ言えば」

 

平次は再生能力を持ってして痛みだけは再生しない、羽衣狐の組み付きを離すように言うが羽衣狐は平次に愛してと言う、平次は了承するが離す様に促すが羽衣狐は聞くまでは離す気は全くなく。平次は諦めて

 

「お前の事が(特に山吹乙女の依代だった頃)好きで魅力的で愛しているんだよ」

 

平次は羽衣狐に愛の告白を言うと羽衣狐は恍惚の表情を浮かべ

 

「今平次が妾の事をそんな風に言ってくれるとは、平次。早う此処から出て交わろうぞ」

 

「うわっ!恍惚な表情を浮かべながら言うとは脳内がピンク色な妖だな、とおりゃんせ。早く此処から出して」

 

羽衣狐の脳内は真っピンクになって、平次に求愛と性行為を要求する。平次はそんな羽衣狐を見てとおりゃんせに此処から出してくれと言う、とおりゃんせは平次を見て

 

「分かったヨ、平次さん達が出たらこの結界も無くして真っ当な人生を送り(マス)

 

「助かるよ、とおりゃんせ」

 

とおりゃんせは自分の領域に人が通れる様に結界を穴を開けて、リクオ達は先に出て後に続いて平次と平次の腕に抱き付いている羽衣狐は脳内ピンク色のままで

 

「のう、平次。子供は何人欲しい?妾はお主の望んだ通りに産むぞ?でも1番は妾はじゃぞ」

 

「(もうやだ、俺との子供を産む事しか考えていないよ!?この妖狐。しかもなんか意味の分からない事を言い出してきた)」

 

羽衣狐は平次に子供を何人欲しいか聞いて、産んだ後は1番は自分だと言い。平次は羽衣狐が自分との子供を産む事しか考えておらず、謎の1番宣言をするも平次は意味が分からなかった。その後ろ姿を見るとおりゃんせは

 

「(平次さんはいつ羽衣狐さんと祝言するんだろうか?)」

 

平次と羽衣狐の祝言のいつするのかを考えていた

 

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