透き通った世界に鏡を通して   作:紙吹雪

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Q.美園ミカ(通常)の性能に最も近しいリンバスカンパニーの人格を答えろ。



ハムパンで転売ヤー対策が来ても他のソシャゲ絡みの問題は出ないでしょうが、一応練習問題です。
解答は後書きまで!(姑息な最後まで読ませる戦略)



ミカ視点 『立ち止まる』

 

 朝早くに私はモモトークで先生に連絡を送っておいた。

 二人きりで会いたいからそっちに行くね、って。

 了承の返事を見て私はすぐに合宿している場所へと向かった。

 

 うんうん、案外そこまで遠くない立地だね。

 楽に行けて助かるね☆

 

 私が先生に会いに向かった時、待ち合わせ場所になったのは何故かプールだった。

 まあ、外から見れば場所は分かり易いし……?

 

 今はもう使われていないトリニティの別館なんだけど、普通に水が入ってるね。

 放置されてた筈なのにすぐにでも泳げる状態になっているのは、多分だけど掃除したのかな。

 3回試験に合格出来なかったら退学なのに、意外と余裕があるんだね?

 

 ……あ、もしかしてまだそれを知らない生徒が居るのかな?

 

 ナギちゃんのことだから、ヒフミちゃんにはきっと教えてるよね。

 それから少し前に先生と会話したらしいから先生も知っていると思う。

 補習授業部の設立された本当の理由についても、ちゃんと話したんじゃないかな。

 

 ま、それをこれから確認するんだけどね。

 

 先生と最初に少しだけ話した感想は、確かに他の大人とは少し違うな〜って感じたよ。

 生徒に対して真摯に対応する姿勢は私にも伝わって来たし。

 でも、今は少しだけ張り詰めた空気を感じるかも。

 なんだかちょっと疲れている風にも見えるなぁ。

 

 

 ……もしかしたら、ナギちゃんから補習授業部が設立された裏の目的が気になってるのかな?

 

 

 補習授業部は、一応表向きには成績向上を目的としている。

 実際に成績の悪かったり試験をサボったりした子だけで構成されてるね。

 あ、それに加えて問題児であるという点も含まれるかな?

 アズサちゃんも……結構な暴れん坊だったみたいだし。

 

 だけど、本当はナギちゃんによって一つの目的の下に集められている。

 トリニティの裏切り者を排除する為に。

 

 エデン条約。それを提案したのは連邦生徒会長なんだけど……

 失踪しちゃったからナギちゃんが頑張って実現したんだ。

 これを私は、阻止しようとしているんだけどね。あはは。

 

 んで、ナギちゃんは大切なエデン条約を前に不安要素を無くしたい。

 それでトリニティの裏切り者を排除しようとしているってわけ。

 その為ならば最悪の場合……無関係な生徒諸共退学にするつもりでいる。

 

 

 

 先生は優しい人だから……きっと、そのナギちゃんのやり方に反感を覚えるだろうね?

 

 

 

 つまり……これは、罠を仕掛ける隙間があるってことだよね。

 疑念が蔓延っている環境は、裏切りの温床とも言える。

 

 

 思考に挟み込んで視野を狭くさせ、手遅れになった頃に……ドカン。

 一人では発覚させるのも難しい、そんなミスディレクションを仕込むんだ。

 多少は混乱とか引き起こさないと……物語は面白くならないもんね?

 

 

 

"お待たせ。要件を聞いても良いかな?"

 

 先生は会った時と変わらない調子でそう言った。

 生徒の前ではいつも、こんな調子なのかな。

 だとしたら何と言うか……うん、考えないようにしよっと。

 

 最初は私も普段通りに振る舞っていたけれど……

 どうにも先生は本題が気になる様子だった。

 うんうん、やっぱり少しは焦ってるね。

 

 これは私の想定内な反応。

 だけど、裏の目的について聞いてみると……

 少し意外な返答だった。

 

"それは、私の役目とは違うかなって"

 

 役目、ね。

 第三者視点であるからそう言えるのかな。

 確かにそれがあるべき姿なんだろうね。

 

 でも、それだと先生は一体だれの味方なのかな。

 

"私は全ての生徒の味方だよ"

 

 

 それなら、さ。

 先生は——

 

 

"もちろん、ミカの味方でもあるよ"

 

 

 

 ……そんな事を、言われたらさ。

 何もかもを投げ捨てて頼りたくなっちゃうよ。

 罪も目的も立場も忘れて。

 ありのままの私で居るのを許してくれるのかな。

 

 ここで全てをぶちまけてしまえば……

 この人なら、先生なら全てを許してくれるんじゃないかって。

 ふと、そう思ったよ。

 

 でも……怖い。

 もし、否定されたらと思うと口に出せなかった。

 既に純粋って言葉も私には恥でしかなくなっちゃったから。

 嘘で飾られた外面を少し剥がしてみれば、もう清い部分なんて残っていない。

 

 ……そんな私が、赦されて良いわけがない。

 

 私がやった事は肯定されてはいけないんだ。

 人殺しである私を決して赦してはならない。

 特に先生には……絶対に。

 

 既に先生は生徒に好かれている。

 もし私の事を受け入れてしまえば、その関係にヒビが入っても不思議ではない。

 今更、そんなのは些末な問題かもしれないけどね。

 

 あはは……何でこんなにも先生の事を気にしてしまうんだろうね?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 さらに数日後。

 いよいよその作戦の決行日がやって来た。

 

 ナギちゃんの身柄の拘束。

 

 今度こそ命は絶対に取らないようにするつもりだったけれど……

 報告によると、どうやら失敗したらしい。

 しかも……その理由は私にとっても思いもよらない人物が原因だった。

 

「えっ、アズサちゃんが裏切ったの!?」

 

 私の目には少なくともアリウスの生徒は裏切りなんて考えても居ない風に見えていた。

 だけど、実際にナギちゃんのあの偏執的な秘密主義で建てられたシェルターに居たらしい。

 

 白洲アズサが。

 

 いや、アズサちゃんだけじゃなくてもう一人居たらしい。

 多分特徴を見るに……浦和ハナコかな。

 かつては何者にもなり得る才女だったとは聞いていたけど……

 

 あの病的なまでに隠されている隠れ家の場所を暴き出したのは彼女なのかもね。

 ティーパーティーのホストである私は知っていたけれど、他の人は知らない筈なのに……

 どうやって場所を割り出したんだろう?

 それより、どうしてアズサちゃんは裏切ったのかな?

 

 ……まあ、どうでもいいや☆

 

「うーん、ここでナギちゃんを確保出来ないとちょっと面倒だな〜」

 

 正義実現委員会は動けない。

 私が改めて待機命令を出したからだ。

 元からナギちゃんの指示のお陰で動く心配は薄いけれど……

 まあ、それでも一応ね?

 

 でも、補習授業部の干渉は完全に予想外だったよ。

 

 アリウスの戦闘員が居れば、補習授業部だけの戦力なら余裕で押し潰せる。

 向こうの人数は先生を含めてもたった五人。

 それに、気絶させたナギちゃんも居るよね?

 

 補習授業部のメンバーは四人。

 

 阿慈谷ヒフミちゃん。

 下江コハルちゃん。

 浦和ハナコ。

 そして、白洲アズサちゃん。

 

 ヒフミちゃんはナギちゃんのお気に入り。

 それなのに本人は自分のことを平凡だって形容していた。

 うーん、話したことが無いからあんまり分かんないや。

 とにかく、ナギちゃんに頼まれて補習授業部を率いている立場にある。

 

 浦和ハナコは私でも知ってるくらいの変わり者。

 たしか、聖堂を水着で彷徨いて正義実現委員会に捕まえられたんだっけ?

 でも、以前は寧ろ天才と呼ばれていた記憶がある。

 ……イマイチ分からないね、変わり者なだけあるよ。

 

 下江コハルちゃんは正義実現委員会の一年生。

 所属と単に成績が悪かったから補習授業部に入れられた、多分この中で一番の被害者だね。

 テストで赤点を取って居なかったらこの場に居なかったかもしれない。

 まあ、その場合は別の子が選ばれたんだろうけど。

 

 そして白洲アズサちゃん。

 私がこっそり転入させた、元アリウスの生徒。

 ナギちゃんが考える裏切り者にあたるのはこの子だね。

 実際の裏切り者はまあ……私なんだけどね。

 

 最後に顧問としてやって来たシャーレの先生。

 特別捜査部シャーレ所属の「大人」。

 私が呼び込んだ不確定要素。

 

 先生というイレギュラーを重く見るなら……うん。

 私も行こう。

 そして、そこで決めよう。

 

 私が選んだこの道の終着点が、どうなるのかを。

 

 

 

⬛︎ ⬛︎ ⬛︎

 

 

 

 トリニティで陰謀渦巻くエデン条約を巡る水面下の争い。

 それを影で操っていて真の黒幕、参上!

 ……ってところかな?

 

 どうしてここまで絡れたんだろうね。

 

 私は前に出ないようにしたかった。

 これ以上、手を汚したくなかったの……

 なんて。

 はぁ、どの口が言っているんだろうね?

 

 先生を含めても相手はたった5人。

 すぐに終わると思っていた。

 大した事のない奴等だと軽く見ていた。

 

 でも……戦いの趨勢は、私に不利な方に変わった。

 

 私の呼んでいない集団がワラワラとここへやって来た。

 シスターフッド。

 考えもしなかった、思わぬ敵の援軍の所為で。

 

 何故、今此処に彼女らが……?

 

 ああ……そっか。

 結局、これが流れなのかもしれないね。

 私のような中途半端な悪者は、呆気なく捕まって全てを失う。

 なんとまあ、つまらない幕引きだろう。

 

 流石の私でも、この人数が相手では決して勝てるわけがない。

 シスターフッドだけならどうにかできる可能性は……まあ、ミジンコ程度にあると見積もっても。

 だけど、相手には先生の指揮もある。

 おまけに補習授業部……こっちも、侮ってはならなかったんだ。

 

 私に許される一手は、降参する事だけ。

 

 やっぱり、私には才能がなかったみたい。

 結局何も出来なかった。

 自業自得で……友達を失っただけ。

 

 これで私の物語はおしまい。

 地位も何もかもを失って……ひっそりと幕を閉じる。

 私にはお似合いの末路かもね?

 

 ……私は、何をしたかったんだろう。

 何処までも私は突き進むしかないと思っていた。

 諦めるしかない時になって、苦悩してきた時間も全て投げ出して。

 それで、本当にいいの……?

 

 私は、報われたかったのかもしれない。

 大した望みなんて持ち合わせていない、能天気で無邪気だった私。

 普通の女の子として過ごせればそれで良かった。

 なのに……今更こんな……

 

 

 

 

 

 

 

貴女はここで終わりたくないのでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

「っ……また、この声……」

 

 また聞こえてきた。

 私だけにしか聞こえない声が。

 周囲を見渡しても、ここには既に私の敵しかいない。

 

 今ここで声のことを話しても、きっと頭がおかしい人だと思われるよね。

 あ、それは話さなくてもそうかな?

 

 結局、私はこの声が何なのかを考えるのをやめていた。

 何処から、誰が、何の目的で。

 一切分からないまま、私はこの声を聞いてきたけれど。

 

 普通、得体のしれない存在の言うことを信じられる訳がないでしょ?

 

 

 

 

 

 

 

どうして言い訳するのかなぁ。本当は違うでしょう?

 

 

 

 

 

 

 

 

 ……ああ。

 この声の主は、私のことを全部理解しているんだ。

 確かにその通り。

 

 本当は分かってるの……全部、全部。

 

 私はこの声の主が私の敵ではないとも分かっている。

 うまく説明出来ないけど……魂的な部分でそう理解していた。

 

 この世のものとは思えないくらいに美しい声だけど。

 素直に聞いてしまうと、私がひた隠しにしてきた全てが剥がれてしまうような気がして。

 ……とても怖かった。

 

 

 

 

 

 

 

 

私が貴女が自分らしく居られるように手伝いがしたいだけ。だから、望んでることを素直に口にしてごらん?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私は……ただ、普通に過ごしたかっただけで」

 

 

 

 

 

 

 

 

いつまでも目を逸らせないって前にも言ったのに。ちゃんと自分自身を見つめなくちゃ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 全部筒抜けなのに、心の内を隠そうとしてしまうのは滑稽だろうね。

 私でもそう思う。

 

 既に全てを見通されているのなら……

 きっと、深く考える必要はないんだ。

 

 だから、私はずっと喉の奥につっかえぱなしだった言葉を口にした。

 

 

 

 

「私は、ただ救われて、赦されたかったの。犯した罪と向き合う度に胸が張り裂けそうになるから。この苦痛をいつまでも抱えたままでいたくないの……」

 

 

 

 

 底抜けに明るく単純なお転婆娘のように振る舞っても。

 結局はその気持ちを忘れられずに……苦痛へと帰結する。

 

 友人を死なせてしまった後悔。

 背負ってしまった責任。

 身を任せなければならない流れ。

 

 それらが私を突き動かす原動力であり、私を苦しめる元凶でもあった。

 どうにか解放されたいと願ったけれど……

 そう都合の良い話が現実にある訳がないし、私にそれを期待する権利すら持ち合わせていないだろうね。

 

 

 

 

「……あの方は、誰と話しているのでしょう?」

「さ、さぁ?」

「不利な状況に陥ってしまい、気が狂ったにしては……妙だな」

「先生、どうするべきでしょうか」

 

"これって()()()……嫌な予感がする。今すぐにでもミカを何とかしないと!"

 

 

 

 

 

 

 

 

 

つまるところ、貴女は自分自身を赦されないと思っているのね。

 

 

 

 

 

 

 

 

「うん、そうなの。セイアちゃんを失ったのは私の所為。私は私を赦せないけど……きっと、一番私を憎んでるのはセイアちゃんだから。あの子は賢いから……きっと、死んじゃう前に私の仕業だって気付いてもおかしくない」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

その前に、貴女が貴女自身を赦してあげなくちゃ。自分を真の意味で愛せるのは貴女自身だけなのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「なによ、それ……今更開き直れとでも言いたいの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

自分を完全に理解して眺められるのは結局世の中に自分一人だけだから……人は私ではないことを本当に理解したり愛することができない。だから自分を愛することだけが真の終着地なの。ああ、全く同じ話をあの子にもしたね。

 

 

 

 

 

 

 

 

 自分を完全に理解して……眺める……

 私が私だけを愛する。

 それはつまり、他の全てを投げ出してしまうってことだよね?

 

 ああ、それってなんて——

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 ——なんて甘美な選択だろう。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

"……みんな、急いでミカを!"

 

「ですが先生、何故か彼女の周囲に近付けません!」

「まるで邪魔するのを誰かが拒んでいるような……?」

「な、何が起こってるの?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

私が手伝ってあげる。貴女の望みが叶えられるよう、力を貸してあげるわ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……だったら、私は」

 

 私は……何になりたいのだろうか。

 考えていると、ふと私を見つめる視線が突き刺さっているのに気が付いた。

 あの視線。

 まるで不気味な物を見ているかのように不安そうに揺れる眼差し。

 

 私が鏡を見つめても、きっとあの人達と同じ視線を注ぐだろう。

 罪を犯したのにも関わらずヘラヘラと笑っている少女。

 眺めることが苦痛でしかない存在……

 

 

 

 

 

 

 

 こんな私が、果たして普通の少女として扱われて良いのだろうか?

 

 

 

 

 

 

 

 

"っ……ミカ!"

 

 

「駄目です、呼び掛けが聞こえてないみたいです!」

「嘘っ、銃弾も効かないなんて……!?」

「こ、こうなったら物理的にどうにかするしか……?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「……いや、どうにかする手段はあるかもしれない」

 





A.黒獣卯筆頭ファウスト。

奥義を使うと確定クリティカルだし耐久はあるしで大体ミカ。
ついでに味方を庇う援護防御もあったりインチキ奥義ループも存在する。
初心者管理人の方には心強い味方になるでしょう。
まあ何も考えず親方イサンや親方ウーティスソロで全てを解決できる気もするけど







水着キサキガチャ引きました。
天井まで引いて紫封筒2枚。
正月カヨコ(持ってる)とキャンプハレ(持ってる)が出ました。


「…………」


アロナとプラナに青封筒を突き出され、ガチャを引いた。一欠片の青輝石も残っていないはずだ。
けれど天井交換し、抵抗することもなく爆死へと落ちていった。
それでも笑みは失われなかった。
水着キサキは、俺のものだから。

リンバスとブルアカのプレイ経験はありますか?

  • リンバスだけプレイしている
  • ブルアカだけプレイしている
  • 両方プレイしている
  • 両方プレイしたことがない
  • プロムンの過去作はプレイしたことがある
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