『三極の鷲』あらすじ

背景
帝国暦1940年、グロースカノーネン帝国は、数千年にわたる女帝ジルバード=U(ウルリッヒ)・ベルンシュタインの統治により、軍事と科学の力をもって繁栄を続けている。帝国の民は皆、親しみやすくも威厳ある女帝を愛し、信頼し、そのカリスマによって帝国の平和が保たれている。しかし、表向きの平穏とは裏腹に、帝国内部では三つの勢力がそれぞれの「正義」を掲げ、次第に対立を深めつつあった

軍事力を絶対と信じる「国軍派」、女帝の絶対的な意志を守ろうとする「女帝派」、そして近代化と改革を求める「政府派」、三派の対立は、日々激化の一途をたどり、帝国全体に目に見えぬ亀裂を広げ始めていた、この帝国は、もはや女帝の力によってかろうじて均衡を保っているに過ぎない、そして、それを察したジルバードは、事態の沈静化と、帝国の未来を委ねるべく一人の男に密命を託した、

その男の名はハルト・アインシュタイン、帝国軍の若き大佐であり、かつてはただの兵士に過ぎなかった彼だが、女帝の信任を受け、やがて帝国の運命に巻き込まれていくこととなる