みんなの傷になりたいおバカ   作:曇らせ大好きな浪人生

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忙しいし上手く書けないしでだいぶ時間が空いてしまいましたすみません…今回くどいかもしれません…


守るのは当然ネ

 

 

無事に調査兵団となった俺たちに、最初に待ち構えていたのはエレンの処遇を決める審議会だった。

 

エレンを除いたいつもの幼なじみ組で集まってご飯を食べている最中にアルミンが審議会のことを話し出す。

 

審議会?あぁ〜あったな、そんなの。レベルの認識だった俺は、リヴァイがエレンをキックしていたシーンだけしか思い出せなかったからなんの策も用意していない。

 

何とかなるっしょと思っていると、タイミングよく憲兵団からの使者が現れ、俺たち3人に向かって証人として出頭するようにと言う。

しかも何故かエレンの審議会が終わったあとに、俺だけ別件があるらしく、エレンの審議後に残るように、なんて言われてしまった。まじで意味わかんないですけどーー!!

 

そうは言ってみたものの、間違いなくキッツに刃を向けたことについてだろう。俺が悪いのは認めるが、でもなんかムカつくから1発でかいのお見舞いするしかねぇな!なんて言ったら、まだ気絶してた方がいいんじゃない?ってヘッドロックを決められて、危うくベッドに舞い戻るところだった。俺はまだ諦めてないぞ?チャンスがあったらやってやるからな?

 

 

とうとう審議会が始まった。まず最初に憲兵団代表みたいなやつがエレンを隅々まで解剖して処分した方がいいとか言い出す。挙句の果てには、山小屋で強盗誘拐殺人犯の3人組を殺したのは、俺ではなく、エレンとミカサということになっていて、さすがに許せない。

エレンは狂犬だから妥当かもしれないがな(ただしやったのは俺、エレンは無実である)。

俺はザックレー総統に意見を言う許可を貰う。ここで調査兵団所属なんて言って心象を悪くしたら原作が変わって最悪になるかもしれないので、俺は最初からエレンの幼なじみですと言うことにした。

 

「ありがとうございます、ザックレー総統。エレンとミカサの幼なじみである私からは1つ、たった一つのことだけ言わせてもらいます。」

「というのも、たった今、ナイル・ドーク殿が申しあげたエレン・イェーガーとミカサ・アッカーマンが山小屋で人を殺した、という話は嘘偽りであるということです。」

 

ザワッザワッ、審議場がざわめいた。何せ、俺が言ったことは、この場で憲兵団が嘘をついたって言ったようなもんだからな。

 

「何を言う!これは私が憲兵団に保管されている資料から調べた正確な事実である!これが嘘偽りであることなどない!」

 

「いえ、だからそもそもその前提が間違っていると言いたいのです。実はあの日、強盗犯3人全員を殺したのは、私、ただ1人なのです。私は生まれた時から戸籍のない、いわゆる孤児という存在であったが故に、憲兵団の人に真実を伝えたならば、犯人である俺を洗いざらい調べられた末に、俺が孤児であることがバレる恐れがありました。戸籍がないと分かればどうなるかは一目瞭然でしたので、エレンの父であるグリシャは、俺がこの事件に関わっていないかのように偽装するために俺だけが人を殺していないと真逆に事実をねじまげた。それがあの日の真相です。」

 

大嘘である。嘘に嘘を重ね合わせ、自分でも何が嘘なのか分からないほどに適当なことしか言ってない。しかしながらもうグリシャはいない。エレンとミカサにしか事実の確認のしようがないが故に大博打にでた。あとはそれが本当かという問いに上手く答えてくれるだけでいい。そう言って俺は彼らに視線を送る。

 

「被告人イェーガー、並びにアッカーマンよ。それは本当であるか?」

 

「………はい、本当です。」「…………事実…です。」

 

先程よりも多くのどよめきが起こる。俺が3人を殺した凶悪犯であるとわかったこと、そして俺の策略によって、ナイルは正しくない情報を元手にアイツらの人格を疑問視したことになったからな。

 

「ザックレー総統!!彼ら3人の証言を信用するというのですか!?それはあまりにも早計です!!」

 

「なに、信用するとまでは言っていない。私はこの会議を取り仕切る者であるが故、意見に対して公平に耳を傾けなければいけないだけだ。」

 

「ナイル・ドーク憲兵団師団長、真実であるかどうかの確認も取れていない資料に基づいてイェーガーを糾弾するのは、私はいかがなものかと思います。私からはこれで以上です。ザックレー総統、ご機会をいただきありがとうございました。」

 

俺が一悶着起こしたせいで、ナイルの攻勢は明らかに弱くなった。これに調子づいたエレンが原作同様、憲兵団を腰抜け共と罵り黙って俺に投資しろなんて言ったもんだからリヴァイに何発ものキックを食らう。結局エレンはリヴァイ預かりとなって、エレンの審議は終わりを迎えた。みんなが用事は済んだと審議場を後にする。エルヴィン団長もリヴァイ兵長も……

 

あれ??俺この後俺残らなきゃなんだよね?どうして調査兵団の人たち帰っちゃうの?もしかして俺、調査兵団既に追い出されてたりする??

 

審議場に残ったのはミカサだけだった。しかも理由は俺の監視役だからという理由である。つまり俺は擁護してくれるであろう調査兵団側が一人もいない状態で、審議されるということか……

 

さすがに絶望しかけていた俺に声をかけるのはピクシス司令だった。

 

「あの時のブレードの少年、名前はセイと言うんじゃったかな、君がどうしてここに呼ばれているのか心当たりはあるかい?」

 

「……俺がエレンを守るためにブレードを構えたのが反逆罪とみなされた、そういうことですか?」

 

「ほっほっほ。お主は頭がキレると思っておったが、それはわしのかんちがいだったようじゃのぅ…。」

 

「ではなにゆえでしょうか?」

 

「お主はマルコ・ボット調査兵にこう言ったようじゃのう?「俺たちの中に巨人が紛れ込んでいる。」とな。」

 

「……!どうしてそれを…」

 

「ドアのところにわしの側近がいてのぅ。話は聞かせてもらったよ。その上で問わせてもらう。…敵として出会った時、お主は彼らを殺せるか?」

 

「……出来ると思います…。いや、、できます!!」

 

「そうか、そうか。それはいいことを聞けたのぉ。では帰って良いぞ。」

 

「……俺の審議は無いのですか?」

 

「あぁ、それは嘘じゃ嘘。出来ないと言ったら反逆罪を適用しようと思ってたがの?」

 

すっかりピクシス司令に騙されてしまった俺は、最初から全て知っていたのであろう団長達を恨む。いつかこの借りは返すからな、なんて思いながらそっと審議場を後にする。そっと動いた意味はなかったようだが…

 

今度こそ、この先何がまちかまえているのか、恐ろしくてミカサの方を向けない。また1人で突っ走ったからな。この前頼ってなんて言われたばかりなのに……立体機動装置さえあれば気分も晴れやかになるのになぁ…。

 

 

 

 

 

 

 

俺があんなことをしていた(嘘だが)と知ったあとも、みんなは変わらず接してくれた。むしろ大変だったんだなと同情までしてくれる始末である。いい友人たちをもてたと人知れず感動にひたっていたが、俺はすっかり失念していた。

飢えた猛獣が横にいるということを………。あのジャンまでもが俺を見て「頑張れよ!」なんて言ってくる。

 

俺は横を向いてしまった

 

無言で睨んでいたミカサとしっかり目が合ってしまった。こういう時ってまず何を言えばいいんだろう?先生俺まだ死にたくないんすよ、、

 

学ばない男代表セイはしっかり言い訳から入る。

 

「…えっとな、ミカサ。これにはとってもとっても深い訳があるんですよ。」

 

「…一応聞こう。何?」

 

「…あのですね、えっと、そう!このままだとエレンが殺されると思ったし、憲兵団が嫌いだったからどうせならって思って一思いに、ね?」

 

「そう。で?」

 

「えっと…えー………もうしません許してください…」

 

「セイのもうしませんなんて何回も聞いた。許すと思う?」

 

「おい!仲間のピンチだぞ!どうしてみんな黙ってるんだよ!コニー!サシャ!お得意の馬鹿さを披露してミカサを笑わせてくれよ!」

 

「「…大人しく諦めやがれ!」」

 

「のぉぉぉぉ!!!!俺には、まだ執行猶予が―」

 

「そんなものはない。いいから来る。」

 

俺は地面に寝そべって必死の抵抗を見せるが、引きずられて部屋まで運ばれ、そしてこの前同様またベッドに投げられた。

 

「セイは何もわかっていない。口で聞かないならこうするしかない。」

 

今回は前回と趣旨が違うようで、どうやらお仕置きされるらしい。すっ…と、ミカサの手が脇腹に添えられる。

 

まさかと思うももう遅い。そう、KSGRの刑である。

 

俺は転生する前からからくすぐりに弱かった、もちろんミカサは知らないが。脇腹だろうとどこだろうとくすぐられるとすぐに笑いが止まらなくなって、すぐによがってしまう。この体になっても結局弱いのは弱いままらしかった。

 

俺は、早々に抵抗することを諦め、反応しないようにくすぐられている間ひたすら念仏を唱え続ける。少しでも反応してしまえば最後、一生苦しむ羽目になる。ミカサにだけは知られてはいけない。

 

「ミカサ!ひっ、効いてないからそろそろやめてくれ!」

 

「嘘。耳が赤くなってる。昔から嘘ついてる時はそうだった。だから私は認めるまでやめてあげない。」

 

「ならトイレにっ、行かせてくれ!」

 

「漏らしても私が掃除するから問題ない。だから安心して。」

 

「……ツ……!わかった認める!くすぐり弱いんだって!なんでひっ、もするから許して…」

 

「何でもする!?そう……ならやめてあげよう。フフッ……ナンデモ…」

 

ぼーっとしてるミカサから慌てて離れてトイレまで駆け込む。

 

俺はどこで道を間違えたんだ??俺が望んでいたのは「あいつはいつも……………!」みたいな、頼れるやつが仲間を守るために一人戦って傷ついて、守られた側の心に影を落とすような、ビターな感じのやつをやりたかったのに、このままだとミカサに外堀埋められて、いつの間にか子供も作られて、おれが死なない限り、巨人が居なくなったあと末永く幸せに暮らしましたルートをたどる羽目になる。そうじゃないんだよ!俺は自由(曇らせ)を求めて戦わなくちゃいけない!戦わなければ得られない(曇らせ)!

 

ドアの前で俺が出てくるのをスタンバってるミカサを尻目に俺は、ルートを変えることのできる起死回生の手を模索する

①俺が実は巨人になれる

②パラディ島を裏切って、ライナーたちと共にバトる

③ミカサの対抗馬を作る

④リヴァイ兵長になんとかしてもらう

 

1は無いだろうな、9つの巨人は継承者が決まってるだろうし。王家の血が流れてるなんて可能性も0じゃないがこの黒髪だ、さすがにない。実はアッカーマンの血を引いててミカサとは家族関係がありましたって嘘つくのも………まぁ最終手段だな。次いで2も厳しいな、エレンと違って俺の場合は殺さなくても止めれてしまう。殺されずに生け捕りにでもされたら最後、もう俺の人生は終いだ。4もリヴァイ兵長と何か特別な関係があるわけでもないから厳しい、つまり3しかない。アニともクリスタとも結構いい関係築けてるし、ミーナに限っては命を救ったからな。俺から積極的に行ってアプローチすれば落とせるかもしれない。

 

「まだ?もう3分経っている。普段はこんなにかからないはず。また何か―」

 

「怖ぇよ!俺のトイレの時間なんか測ってるんじゃねえ!」

 

「あなたのことならばほとんど知っている。そしてこれからまた1つ詳しくなる」

 

やはりヤツは恐ろしい。どう考えても何でもするを使って俺の貞操を脅かしてくる気だ。こうなったら俺から積極的に行ってミカサを満足させるしかない。キスならもう初めてじゃないしそれで守れるならいくらでもしてやんよ!!!

 

俺はトイレから出てすぐさまミカサの唇を奪い、そしてもつれ合ってミカサを下に組み敷き、惚けてる間に逃げ出すという我ながら完璧なプランを実行しようとする。

 

「やっと出て―ムッ―………ハァッ、!セイからキスしてきた!?これは合意つまり合法つまり襲ってもいい!」

 

「なんでこいつ倒れね……待てミカサ!早まるな!違う!!!!」

 

ミカサの体幹を舐めていた。本調子じゃない俺がミカサに敵うはずもなく押し倒すどころか逆に組み敷かれてしまい、上を見上げると、えろ漫画みたいに目にハートをうかべた1匹の雌がいた。俺は諦めることにした…この後はご想像におまかせしよう。コニーによるとその日の晩は獣の雄叫びが酷かったらしい。

 

 

 

翌朝、よれよれの俺と心なしかにこにこしてるミカサとで連れ立って食堂に向かうと、先に来ていたみんなは俺たちを見て察する。

 

((((((((あいつついに食われたか…))))))))

 

そして調査兵団の班が決まったらしく俺の元へも通達が来る。俺はリヴァイ班らしい。

 

 

 

 

なんで????????????

 

 

 

 

 

 

 

 

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