「何が始まるんです?」
「(丸山彩生誕祭という)大惨事大戦だ」

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相変わらず好き勝手やっちゃいました。
ついてこれるやつは、ついてこい。



第1話

 

 

 12月後半の某日。

 佐倉イサムはライブハウス『CiRCLE』にて優雅に缶コーヒーを飲んでいた。因みに微糖である。

 

「イサムくん、随分と余裕だね」

「何がですか?」

「彩ちゃんの誕生日、明後日なのに凄くのんびりしてるから大丈夫なのかな〜って」

「そりゃあもう準備はばっちり整えてますから」

 

 説明しよう。

 佐倉イサムは恋人である丸山彩の誕生日にいつも悩んでいた。ある時は年末年始のイベントが近いこともあり彼女のカロリーを気にして日付だけが過ぎたり、ある時は謎の襲来者によってカオスな方に転がされかけたりと思うように準備が進まなかった。

 

 

 しかし今回は無駄な情報は全てシャットアウトし、彩に喜んでもらえるプランをしっかりと練っている。

 

 

「と、いうことです」

「さすが彩ちゃんにゾッコンなだけはあるね〜」

「今回ばかりは余裕を持ってパーティーするって決めてますからね。ま、ここまでやって斜め上から不測の事態が来ることなんて早々無いで……」

 

 

 

 

 

 「ちょっと待ってください!!」パリーン!

 

 

 

 

 

 イサムがその言葉を言い終わる前にCiRCLEの窓ガラスが割れ、何者かが強引に店内へと入っていた。

 その人物はガールズバンド『RAISE A SUILEN』のキーボードメイドことパレオであった。

 

「いらっしゃいませー」

「客じゃないです!」

 

 今起きたことを脳内で高速で分析し、とりあえず接客するかと対応したのだが速攻で蹴られてしまった。

 

「イサムさん、今年も今年とても彩ちゃんと一対一のお祝いするのですよね……?」

「そうだけど?」

「そうはさせませんよ!!」

 

 ダンッ!!と音がなるほど机を強く叩いたパレオ。

 

「今回のその役目……パレオに譲ってもらいます!」

 

 迫真の表情で彼女は語り、一方のイサムは唖然としていた。

 

「えっと……なんで?」

「シンプルにイサムさんだけ狡いです! パレオだって彩ちゃんのお誕生日を盛大にお祝いしたいのに!!」

「……えっと、じゃあパスパレの皆ともパーティーやる予定ではあるからそっちに入る?」

「そうではなくて!!」

 

 パレオは再び机を強く叩いた。

 

「じゃあ単刀直入に言います。……イサムさん、パレオと勝負してください!」

「……はい?」

「もし勝ったら彩ちゃんを自由にする権利をパレオが貰います!」

「……嫌だけど?」

 

 パレオがまるで話を聞かず、イサムは目をパチクリさせていた。

 

「お待ちなさい」

「そ、その声は!?」

 

 そこに現れたのは謎の仮面を被った2人の少女。1人は蒼い髪を2つに纏め目元だけの仮面をつけており、もう1人は薄緑のロングヘアが特徴で口元まで隠れる仮面をつけている。

 

「……誰?」

「そこは知ってる流れでは無いですの!?」

「いや、ホントに知らないし……」

 

 イサムの返答にツインテールの少女がズッコケた。

 

「……コホン。私はオブリビオニス、そしてこちらがモーティス」

「で、なんの用?」

「こちらのモーティスがその勝負に参加したいと申し出まして」

「……なんで知ってんの?」

「さっきまでそこで聞いてました」

 

 オブリビオニスの返答にイサムはドン引きしていた。

 

「……よし、わかった」

「まりなさん?」

「1週間後、ここに来て。本物のバトル場をお見せしてあげるよ」

「誰もやる許可出してないし、なんで美味〇〇ぼみたいな言い方になってるんですかね?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 1週間後、まりなから連絡があったイサムたちは指定されたポイントへ向かった。

 

 これから始まる戦いの場……アマゾンの奥地へと向かっ「いや、普通にCiRCLEに来いって話だから」

「これでこのネタ3回目だね〜」

「いや、本当に3回もやるとは思いませんでしたけどね」

「じゃあ来年は思考を変えてみるか〜」

 

 もし活動続けてれば来年もよろしくね。

 

「……で、まりなさん。これは何?」

「グラウンドだけど?」

「いや、なんか学校の校庭くらいの広さありますよね? この店ってこんなスペースありましたっけ?」

「まー、ガルパピコでもプチ運動会的なことしてる回あったしそういう事だよ」

「その時とスケール違いすぎません?」

「因みに他の2人はやる気満々だよ〜?」

 

 イサムは唖然としていたがパレオとモーティスは既にアップを始めていた。

 

「……因みに拒否権は?」

「無い☆」

「ふぁっきゅー!!」

 

 イサムの抗議も虚しく、謎の大会は始まってしまう……。

 

 

 

 

 

 

「さあ始まりました! 第495回、チキチキ丸山彩争奪戦勝負!ポロリもあるよ!のお時間です!」

「なんか強制的にはじまってる!?」

「司会はワタクシ、RAISE A SUILENのプロデューサー兼DJであるチュチュが努めさせていただきます。そして実況に湊友希那、解説に市ヶ谷有咲でお送りします」

「よろしく頼むわ」

「……帰りてぇ」

 

 メインテントにやる気満々のチュチュ、いつも通りの友希那、「私なんでここにいるの?」と言わんばかりの顔をしている有咲が座っていた。

 

「今回集まったのは丸山彩の対する強い情熱を抱く3人のチャレンジャー!

 先ずは我がRASが誇るキーボードメイド! パレオ!!」

「原作設定に二次創作が勝てると思わないでください!」

「原作とか二次創作とか言うなメタいから!!」

「続いてAve Mujicaのギター、モーティス! 未だ未知数の実力は如何に!!?」

「………」ヒソヒソ

「精一杯頑張りますと言ってますわ」

「付き人に言わせず自分で喋ってくれます!?」

「そして二次創作からの出場! この作品では丸山彩の恋人という最強設定を背負った男、佐倉イサム!」

「だからなんでメタい紹介しかしないの!?」

「……今日も市ヶ谷さんのツッコミのキレはバツグンね」

「見てないで助けてくださいよ友希那先輩……」

 

 チュチュの謎すぎる紹介に有咲は息を切らしながらツッコミを入れていた。

 

「そして今回の優勝商品は……これだ!!」

 

 チュチュの合図と共にトラックのカーテンが勢いよく開かれた。

 

 そこにはなんと、初期ステージ衣装で拘束された丸山彩がいた。

 

「ちょーーー!!? ちょっと何してんの!?」

「何とは?」

「いやなんで十字架に彩さん拘束されてんの!? しかもアイドル衣装で!!」

「ここの作者の趣味よ、いいでしょう?」

 

 チュチュの返答に有咲は唖然していた。

 

「ちょっと待って? 彩になにしたの?」

 

 その光景を見ていたイサムは静かに問いかけた。

 

「え? まあそれはうんぬんかんぬんで……」

「そっかそっか…」

 

 

 

 

 

 

 

 

「じゃあ、敵だね?」

 

 イサムは静かにそう言った。

 そしてその手には日本刀が握られてきた……。

 

「ちょちょちょ!? イサムさん!? 気持ちはわかるけどとりあえず落ち着いてください!?」

「と、とにかくスタート!!!」

 

 暴走仕掛けるイサムにチュチュは怯むが有咲が抑えたお陰で何とか大会をスタートする事が出来た。

 

「(彩ちゃんとのデート件、絶対手に入れます!!)」

「(頑張る)」

「(とりあえず後で全員シバくか)」

 

 三者三様、強い思いを胸に抱いて。

 

 

 

 

 

「さて、第1種目は……障害物競走!!

 ルールはシンプル。レースの途中で訪れる障害物を乗り越えること!」

 

 スタートラインに3人が出揃い、スタートの合図を待つ。

 

「よーい……ドン!」バゴン!

「スタートの合図にロケランを使うな!!?」

「すり替えておいたのよ」

「何してくれてんの!?」

 

 まさかのスタートと共に放たれたロケランに有咲はツッコミを入れるが、選手達は知らぬ顔でスタートしていた。まあ、1人に関してはそんなこと気にしてる場合では無いという心情だが。

 

「さあ、3人とも最初の障害物に到達!」

「(兎に角、勝たない事にはなんにも出来ないからなぁ……。 障害物競走って言うし縄跳びとかハードルみたいな感じだろうから何とかな……)」

 

 そんなことを思っていたイサムだが、目の前に現れた障害物を見て絶句した。

 それもそのはず……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 その障害物とは、爆弾のことなのだから。

 

「……は?」

 

 これには流石のイサムも思考停止である。

 

「最初の障害物は『爆弾処理』。目の前の危険物をいかに取っ払うかが試されます」

「……なんで障害物競走の域超えてるんですかね……? てか、元々の障害物ってぐるぐるバットだった筈じゃ……」

「フッフッフ……」

「……その声は」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「私がこの大会を盛り上げるために障害物をレベルアップさせておいたのよ!」

 

 そこにいたのはケンシロウフェイスで身長も普段の倍くらいに伸び、身体もムッキムキになっていたチュチュだった。

 

「いや何してくれてんの!?」

 

チュドーーーーン!!!

 

 有咲のツッコミが始まった時、グラウンドの少し離れたところで謎の爆発が起きた。

 

「い……一体何事……」

「多分予備の爆弾が爆発したんでしょうね」

「爆弾に予備つくんな!!ってかこれグラウンドの形変わってない!?」

 

 有咲の言う通り、爆発地点にはクレーター並の大きな穴が空いていた。

 

「グ……グラウンドが……」

「貴方達、戦場で気を抜くなんていい度胸ね!」

「いやここお店のグラウンド!」

「言ったはずよ! 戦場では一時の油断が命取りになると!」

「だからグラウンドだって言ってるよね!?」

 

 そんな中、追加で爆発音が響きクレーターがまた増えてしまった……。

 

「貴方達学校で何を学んできたの!?」

「国語数学英語理科社会の一般教養だよ!!」

「この程度の障害も乗り越えられないようじゃ社会に出てやっていけないわよ!!」

「どの世界線の社会の話だよ!?」

「これを乗り越えて強くなるのよ! アーノ〇〇〇〇〇〇〇〇ネッガーのように!!」

「ア〇〇〇ドさんでもここまでの訓練してねーよ!! というか流石にイサムさん達困ってんじゃ………え?」

 

 有咲が心配してグラウンドに目を向けると……

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 パレオはしれっと爆弾解除して、モーティスは顔は見えなかったものの爆弾を明後日の方向にブン投げていた。

 イサムはと言うと……

 

「……またつまらぬものを斬ってしまった」

 

 爆弾を天高く上げ、目線の所まで落ちてきたところで日本刀で真っ二つにし、刀を鞘に収めていた。

 

「………えぇ……」

 

 これには有咲も絶句である。

 

 

 

 

「さて、続いての障害物は〜」

 

 選手達が進んだ先にあったのはマルタみたいなのが並び、そんな不安定な足場に合わせるかの如く回転するポール……。

 

「こ、これって……」

「フィッシュボーンね」

「どっかで見たことあると思ったらSAS〇KEのアレじゃねーか!!!!」

「ちなみにその次にはシルクスライダー、ドラゴングライダーと続いてるわ」

「順番変えてるだけでまんまSA〇〇KEだよね!? これ色々と大丈夫!?」

 

 一方、選手達は……

 

「こんな回転ポールごときでパレオを止められると思ったら大間違いです!!」

「余裕」

「ドラゴン名乗るならもうちょい手応え欲しいね」

 

 このように何食わぬ顔で突破していた。

 

「次の障害物は……クリフハンガーみたいね」

「なんで急にサードステージに飛んじゃったわけ!?」

「そして最後にそり立つ壁が待ち構えてます」

「急にファーストステージに戻るな!? というかクリフハンガー後のそり立つ壁とか鬼畜過ぎない!?」

 

 友希那の冷静な紹介に有咲は突っ込むも、選手達はただひたすらに障害物を攻略していた。

 

 

 

 

 

 

 

「さあ、ついに対決はクライマックス。選手達はそり立つ壁を攻略しています」

 

 なんだかんだでそり立つ壁に苦戦してきた面々。そんな中、イサムが1歩リードし壁を越えていた。

 

「……よし、このまま走り抜けば……」

 

 息切れする中でコースの先を見たイサムだが、目の前の出来事に絶句していた。

 

 何故なら……

 

 

 

 

 

 

 

 そこにはめちゃくちゃデカいワニみたいな生き物がいたのだから。

 

 

 

 

 

 

 

 

「え……?」

「……ナニコレ。友希那先輩、こんなのリストにありましたっけ?」

「いえ、無いわね」

「というか……なんで馬鹿でかいワニが?」

「あー、あれワニじゃなくてプルスサウルスですね」

 

 有咲の隣にはいつの間にか美咲がいた。

 

「あれ……? 奥沢さんいつの間に……」

「奥沢さん、あの生物を知ってるの?」

「あー、そうですね」

 

 

 プルスサウルスとは

 新第三紀中世の南アメリカに生息していた巨大なカイマン亜科の属である。ブラジルとペルーのアマゾン熱帯雨林やコロンビアのヴィラヴィエジャ層などから化石が発見された。

 見た目はワニに良く似ているが、ワニよりも顎が大きい。その分噛む力も強かったとされその力は69000ニュートンと推定されてる。

 

 

「ザックリ言うとこんな感じですね」

「奥沢さん、なんでそれ知ってるんだ……?」

「あー、前にこころが恐竜に夢中になった時本で見たことあるから……」

 

 そんな事を言ってる中、選手達が全員プルスサウルスの前に辿り着いてしまった。

 

「さあこの状況、選手たちはどうするのでしょうか?」

「いや明らかにヤバいでしょこれは!! ……ってあれ? チュチュは?」

 

 有咲が当たりを見渡すが、チュチュがいなかった。

 

「……あれ? なんかプルスサウルスの頭に何か着いてるような……」

 

 美咲の言う通りプルスサウルスの頭には本来ついてないような物があった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 それは、チュチュのヘッドフォンのネコミミ装飾だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「いや、なんか食われてない? 既に……」

「フッフッフ……」

「そ、その声は!?」

 

 そんなチュチュの声が会場に響き渡る。

 

 

 

 

 

 

 

 しかもプルスサウルスの中から。

 

 

 

 

 

 

 

 

「ワタシがあなた達の最後の壁よ!!!」

「な、何ーーー!!?」

 

 どうやら、逆に精神を乗っ取っていたらしい。

 

「ま、まさかチュチュ様そこまで考えてこの生物に!?」

「……。

 ええ、そうよ」

「いやこれ、絶対事故で食われたでしょ」

 

 正解である。

 

「しょーがないじゃない! 誰もこんな怪物がいるなんて思わないもの!!」

「ていうかさ、プルスサウルスって既に絶滅してる筈じゃ……」

「まあこれ……ギャグ作品ですからね……」

「なるほど」

 

 イサムとパレオもこの状況に色んな意味で動揺していた。

 

「てかこれどうするよ?」

「どうしましょう……?」

「チュチュに言って何とか止めてもらうべきじゃない?」

「恐らく無理ですね。あれ完全にスイッチ入ってますから……」

「うげーー……」

「行くわよー!!!」

 

 イサムとパレオが話してる中、チュチュ……というかプルスサウルスが突っ込んできた。しかも思いっきり口を開けて。

 

 

 

 一方解説席にて

 

「うっわ……口でっか」

「佐倉さん達、見事に避けたわね」

「あー、プルスサウルスって噛む力結構強いですからね〜」

 

 有咲たちはもうヤケクソになってるのか見てることしか出来なかった。

 

 

 

「と、とりあえず口塞ぐよ!!」

「でもどうするんですか!!?」

「……これ、使える?」

 

 気づいたらモーティスが鉄骨とシルクスライダーの布を持って立っていた。

 

「よし、これで何とか塞ぐぞ!! よく持ってきたモードク!!」

「モーティス」

 

 

 

 またまた解説席にて

 

「なんか鉄骨とロープで道具作ったわね」

「ん? ロープに鉄骨2本をつないで……」

「顎の上から口を押さえつけたわ」

「あ、プルスサウルスって実は噛む力は超強いんですけど顎開く力はそんなに強くないんですよね。だからあれ結構理にかなってますね」

「なぁ、プルスサウルスなんか回転し始めたんだけど……」

「あれはワニ系の動物の得意技、デスロールですね〜。現代のワニも引きちぎる力が弱いのを補う為に使ってるみたいですよ」

 

 相変わらずである。

 

 

 

 一方イサムたちはあの手この手でプルスサウルス対策を講じたが、悉く失敗に終わった。

 

「……いやプルス強すぎません?」

「そりゃあ……恐竜並の強さって言われてる生物だもん」

「………もう無理」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「こうなったら……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「これしかねぇぇぇ!!!!!」

 

 イサムが取り出したのは漫画とかで良く見るデカい起爆スイッチだった。

 

「え? それって……」

「………ヤバそう」

「今日現時刻を持ってCiRCLEを破壊する!!」

「え? ちょっと待ってイサムくん……破壊って言った?」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「総員退避ーーーーー!!!!!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 イサムがスイッチを押し、CiRCLEの敷地一面が大爆発を起こした。

 

 

 

 

 

 

〇 〇 〇 〇 〇

 

 

 

 

 

 

「……疲れた」

「はぁ……ホントに何だったんだろうね、アレ」

 

 その後の帰り道、イサムと彩は今日の出来事を振り返っていた。

 

 因みにあの後、チュチュは吐き出されプルスサウルスは成仏。対決の結果は有耶無耶になってしまった。そしてCiRCLEの跡地はクレーターが出来てしまい、まりなさんが涙を流していた。

 

「それよりさ、私言いたいことあるんだけど良いかな?」

「何?」

「今日私の誕生日なのに扱い酷くない……?」

 

 そう、彩は今日1日ずっと捕まっていた。しかも、打ち合わせがあるからと呼ばれて来たら拉致されて、いつの間にかアイドル衣装に着替えさせられた挙句拘束されるという始末。当然不満も出るだろう。

 

「というかアイドル衣装どっから持ってきたの……?」

「なんか聞いたところによると日菜が持ってきたんだとか」

 

 一応イサムがチュチュから聞き出したところ、彼女に協力要請をしたら快く引き受けてくれたんだとか。理由は「なんかるんっ♪ってするかも!」とのこと。それを聞いた彩は「日菜ちゃん!!!」と声を大にして怒っていた。

 

「というかあの服持ってきて大丈夫だったの?」

「わかんない。一応今私が持ってるけど……」

 

 後日確認したところ、再仕立てするので前の方は倉庫行きになるのを日菜が引き取ったとのこと。

 

「それで……今どこに向かってるの?」

「まあ、それは着いてからのお楽しみって事で」

 

 暫く歩き、辿り着いた場所はライブハウス『RiNG』。

 

「ここって……」

「あ、凛々子さん」

「イサムくんいらっしゃい! 皆もう着いてるよ〜」

「皆……? イサムくん、これって……」

「来ればわかる」

 

 イサムに手を取られて言われた部屋に彩は着いて行った。

 そして目的の部屋に着くと先に入るように促され、言われるままに彩はその扉を開けた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「「「彩(ちゃん)(さん)!!! お誕生日おめでとうございます!!!」」」

 

 

 

 

 

 

 

 

 そこには、パスパレのメンバーに先程までどんちゃん騒ぎしていたメンバーもいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「え? これって」

「うん、彩の誕生日パーティー。結局皆でやることになっちゃった」

「いや〜、ここまで準備するの大変だったよ〜?」

「え? じゃあお昼のアレや私拉致したのもも計画の上!?」

「いや、あれは完全に想定外」

「だよね〜。CiRCLE完全に爆発しちゃったし」

 

 まりなの愚痴を聞いたイサムは思わず目を逸らした。

 

「ま……まあ、何はともあれ……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「彩、お誕生日おめでとう!!」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

丸山彩ちゃん、ハッピーバースデー!! 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「あ、それはそうと日菜ちゃんには後でお話があるからね?」

「え〜……」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 





丸山彩ちゃん、誕生日おめでとうー!!(๑╹ᆺ╹)
今も、これからも、ずっと推しです!!

代表作

Dream Palette
ぼっち・ざ・ろっく・おぶ・ざ・ひーろー!



P.S.私事ではありますが、小説の妄想ぶち込むだけのアカウント作ったので良ければ覗いてってください
https://x.com/kananovel_AS?t=GLYs2YX33Ryp-oUaJLBEkQ&s=09

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