問題児たちが異世界から来るそうですよ?~えっ、俺も問題児?~   作:しましまテキスト

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こんにちは、しましまテキストです。
お気に入り件数が20を突破いたしました!
ありがたい限りでございます。
これからも、より多くの人に気に入って頂けるように頑張っていきます。


感想でも聞かれたのですが、ヒロインは未定といいますか、今の所導入予定はないのですが、
要望があれば書いていきたいと思います。

もしヒロイン導入を希望するかたがおられましたら、感想欄にその旨をお書きください。

それでは今話もよろしくお願いします。




苦労人 店員

「な、なんでこの短時間でフォレス・ガロのリーダーと接触して、しかも喧嘩まで売る状況になってるのでございますか!?」

 

祖国、十六夜という二大問題児を連れ帰った黒ウサギは、次から次へと起こる災難に胃が痛み始めるのを感じていた。そんな中、当事者である飛鳥と耀は

「「腹が立ったから後先考えずに喧嘩を売った。反省はしていない。」」

と全く悪びれる様子もなく言った。

「このおバカ様!」

と黒ウサギのハリセンが快音をならす。

”あれ、さっき燃やしてたよな?”

と素朴な疑問を祖国が抱いているなか、黒ウサギはなおも続ける。

 

「そもそも、このゲームで得られるのは自己満足だけなのですよ?」

そう、これが黒ウサギの最も気に入らない事だった。

 

「”参加者”が勝利すれば主催者は参加者側の言及する罪を認め、箱庭の法の下で正しい裁きを受けた後、コミュニティを解散か……。なるほど確かに自己満足だな。こちらの物的なメリットは何もない。」

 

「YES。時間をかければ立証可能なものを、わざわざ時間短縮のためだけにリスクをおかすなど…」

 

「ヤハハ、でもまあいいんじゃねえか?何だかんだで楽しそうだしな!」

 

「十六夜様は黙っていてください!」

と怒る黒ウサギに今度はジンが口を開いた。

 

「ごめんなさい、黒ウサギ。でも僕もあいつの事はどうしても許せなかったんだ。」

 

「そうよ、黒ウサギ。それに私は道徳なんかよりも、あの外道が野放しになっているのが許せないの。このまま放置しておけば、いつまた子供たちが狙われてもおかしくないもの。」

 

「わ、分かりました。確かにこのままガルドを見逃せば、無用な被害が増える恐れもあります。それに”フォレスガロ”程度なら十六夜様一人で十分でしょう。できれば保険として祖国様にも参加してほしいのですが…」

 

「何言ってんだ黒ウサギ?俺らは参加しねーぞ。」

 

「当然よ、貴方たちなんか参加させないわ。特にそっちの男はね。」

と、十六夜の言葉に怪訝そうに返事をする。祖国に至っては、そっち呼ばわりである。

 

「その喧嘩はそいつらが売ったもんだろ?なら俺らが邪魔するのは無粋ってもんだ。」

 

「あら、分かってるじゃない。」

 

という十六夜と飛鳥の会話を聞き、

 

「はぁ、もうどうにでもしてください。」

と黒ウサギは丸投げしたのだった。

 

 

「それはともかく、いったい何のつもりかしら?さっきから口元が笑っていてよ?言いたい事があるならハッキリ言えばいいじゃない。」

と突然飛鳥は祖国に言い放った。そんな飛鳥の発言を受けても、祖国はいつも通りの態度だった。

 

「いや別に、大したことじゃない。ただご立派な事だと思ってな。」

 

「馬鹿にしているのかしら?」

 

「とんでもない。それどころか俺はお前の認識を改めなければならないと思っている。」

 

「どういう事かしら?」

 

「俺は最初お前の事はプライドだけのお嬢様だと思っていたが、いやはやどうして立派な正義をもっているじゃねえか。」

 

「そ、そう。どうもありがとう。」

と飛鳥は祖国の唐突な賛辞に困惑しながらも返事を返す。

 

「だが例えどんな素晴らしい信念をもっていても、実力が伴わなければただの理想にすぎねぇ。」

と祖国は一転して厳しい真実を突きつける。そして

 

「お前が自らの信念を実現しうるかどうか、次の戦いで証明してみせろ。」

 

「望むところよ。貴方に私を”認め”させてあげるわ。」

と、互いに顔をみて笑った。

 

 

 

 

 

 

さて、フォレス・ガロのひと悶着を終えた後、祖国たちは自らのギフトを鑑定してもらうべく、箱庭最大級の商業コミュニティである”サウザンドアイズ”へと向かっていた。途中で十六夜たちが桜について討論を始め、どういう訳か最終的には世界論の話になっていたのだが、そんな中でも祖国は一人東側の街並みを堪能していた。取り立てて目を引くような建物は存在しないが、それでも整備された道路、趣のある建築物、そして穏やかそうな人々。実に自分好みの所だと祖国は素直に楽しく感じていた。

しかし楽しい時間は長くは続かないもので、十数分後、祖国達一行はサウザンドアイズ支店に到着した。どうやら閉店ギリギリだったらしく、黒ウサギが慌てて止めに行った。

 

「待っ…」

 

「待ったなしですお客様。ウチは時間外営業はいたしませんので。」

 

”止めれてないやん!”

という祖国のメタいツッコミはさておき、あまりにもそっけない店員の態度に今度は飛鳥が口を開いた。

 

「あら、ずいぶん商売っ気のない店なのね?」

 

「そ、そうです。閉店5分前に締め出すなんて!」

 

「文句があるならどうぞ他へ。今後一切の出入りを禁止させていただきますので。出禁です。」

 

「これだけで出禁とかお客様をなめすぎでございますよ!?」

 

祖国も少しいらだちを覚え加勢にはいる。

 

「まあ、硬い事言わずにちょと通してくれませんかね?」

 

「お断りします。私はサウザンドアイズ支店の一従業員として、どこの馬の骨とも分からないコミュニティに、この暖簾をくぐらせる訳にはいき「じゃ、お邪魔しまーす。」ませ、ってはい?」

 

店員は後ろから聞こえた声に驚いて振り向くと、そこには今にも支店の暖簾をくぐろうとしている、さっきまで目の前で話していた男の姿があった。

祖国のギフトを始めてみた見た飛鳥、耀、ジン、そして従業員は驚いて目を見開いていた。すでに見た事のある十六夜を黒ウサギもやはり驚きを隠せないようだ。

 

「なっ、いつの間に?」

 

と、いち早く正気に戻った従業員は祖国に警戒の色を示す。

しかしそんな従業員を嘲笑うかの如く、祖国は悪意に満ちた表情で

 

「あれ~、暖簾はくぐらせないんじゃなかったのかよ?ダメだぜ、自分の言った事に責任持たなきゃ。」

 

と実にうざく言い放ったのだった。

あまりの祖国の言いように顔を真っ赤にした従業員は、祖国を拘束しようと臨戦態勢に

 

「いぃぃぃぃやっほおぉぉっぉ!!久しぶりだの、黒ウサギィィィィィ!!」

 

入る気は瞬時にして無くなったのだった。

そのあと、飛び出してきた美少女(笑)が黒ウサギとともに川へダイブしたり、店員と十六夜が何やら話し込んだり、美少女(笑)が店員に怒られたりと、まあ様々な事があったが取りあえず祖国たちには、支店内に入る許可が下りたようだった。

 

 




今回も読んで頂きありがとうございます。
何度も書いて申し訳ないですが、ヒロインは感想欄にお願いします。

できれば今日中に次をアップしたいとおもっています。
批判、感想、疑問待ってます。
それでは今回はこれにて。
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