チートオリ主がハルウララに脳を焼かれる短編です。
気をつけて書きましたが、ウマ娘の二次創作として問題がある様ならご指摘ください。直ぐに非公開にします。

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ハルウララの妹(チートオリ主・原作未読)

 

 

 私には大すきなお姉ちゃんがいる!

 おひさまみたいに明るくて、私にそのぴかぴかを分けてくれるの。人見知りな私もお姉ちゃんのおかげでみんなと仲良くなれたんだ!!

 

 小学四年生になると、私の町には年長組の小学生が出場できるレースがあるの。

 お姉ちゃんは今年四年生だから、初めて出場するんだ!

 今日から私も、お姉ちゃんといっしょにがんばってれんしゅーする。お姉ちゃんが1番になれるといいなぁ!

 

 さっそく近くの公園でレースだ!ダート1600、こんな距離走った事ないよぉ。走り切れるかなぁ?

 

 

 「お姉ちゃん!今日はむねをかりてガンバるよ!」

 「うん!ウララ、負けないよ!よぉい、どん!」

 

 速い!自てん車で走ってるみたいだ!今400m位のところを走ってるけど、置いてかれちゃうよ。

 すごい、さすがお姉ちゃん!なんで私は追いつけないんだろう?うーん………そうだ!お姉ちゃんといっしょに見た有マ記念で走って勝ってた、あのゼンロノブロイさんみたいに走ってみよう!せぇーの!!

 

 すっごい加速だ、これなら差せるかも。

 抜いた!このまま………よし!2馬身差でお姉ちゃんに勝った!!次も負けないぞー!

 

 

 「やったー!勝ったぁー!!」

 「チリィちゃんはっやーい!次はまけないよ!」

 

 でもふしぎだな、なんで私が勝てたんだろう?

 お姉ちゃんより私は大きいけど、ほんかくか(?)をするまで年齢が重要らしいのに。

 うーん…そうだ!私はゼンロノブロイさんみたいに走ったから速くなったんだ!お姉ちゃんにも教えてあげよう、すごいウマ娘のまねして走ったら速くなるって!

 

 

 「ふっふっふ!お姉ちゃんに走るコツを教えてあげる」

 「えー!なになに?!」

 「有マ記念で見た、ゼンロノブロイさんのまねをして走ればいいんだよ!」

 「わかった!!……こうかな?」

 

 えー、ぜんっぜんまねできてないよ。

 手も足もどうたいも、全部ゼンロノブロイさんの動きと違う。さっきの方が速かった。

 なんでだろう?みたまま走ればいいだけなのに。

 

 

 「だめ、動きがロボットみたいにかっくかくだよ〜。もっとおんなじ動きしなきゃ!」

 「えー?………これでどうかな!」

 

 おかしいな?お姉ちゃんはまじめにやってるのに、ぜんぜん合ってないよ。

 

 ……そっか、合う動きがお姉ちゃんと私だと違うんだ!

 私はゼンロノブロイさんの動きやりやすかったけど、お姉ちゃんは何が合うんだろう?良いの見つけたら教えてあげよー!!

 

 

 「うーん、お姉ちゃんにはゼンロノブロイさんの動き合ってないのかな?

 また良いフォームの人見つけたら、お姉ちゃんに一番に教えてあげる!あたまなでてくれてもいいんだよ?」

 「ありがとうチリィちゃん!よしよし!」

 

 えへへ、うれしいな。

 いつかお姉ちゃんといっしょに、大きなレースで走ってみたいなぁ!

 

 そしたら、一着と二着を二人でとって、お姉ちゃんとお歌を歌うんだ!楽しみだなぁ!!

 

 

 「お姉ちゃん!いつかいっしょに、おっきなレースに出ようよ!!そうだ、三かんをかけて勝負できたらすっごく楽しいよ!」

 「うん!お姉ちゃん約束するよ!!……そうだ!有マ記念でいっしょに走ろっ!!あんなにわくわくするレースで走ったら、ぜったい楽しいよね!」

 「うん!チリィとの約束だよっ!!」

 

 

 

 

 

 

 お姉ちゃんの始めてのレースだ!勝てるかなぁ?

 お姉ちゃんはまだフォームがうまくいかないから心配だ。でも、みんな全力で走ってるレースなら、きっといい走りが見つかるからお姉ちゃんが勝つよ!!

 

 お姉ちゃんは差しで勝負するんだって!きっとビュンって抜いて勝つんだろうな。とっても楽しみ!

 せいいっぱい応えんして、だいすきなお姉ちゃんに元気をあげるんだ!

 

 

『宮田南町、小学生レース、ダート1200。18人のウマ娘達が競い、一着を取った子が決勝レースに駒を進めます。皆さん、ゴールを温かい拍手でお迎えください!

 

 一番ハルウララ四年生…笑顔で手を振っています!可愛らしいですね。

 二番エクセレンシー五年生、前回決勝で入着している本命候補です!走りが楽しみです!

 三番………全員のゲートインが完了しました。もうすぐスタートします!』

 

 ふーん、二番の子が今んとこ一番人気ある子なんだ。まぁお姉ちゃんが勝つけどね!

 お姉ちゃんはその子をマークするのかなぁ?

 

 

 「今スタートしました!おっと二番、逃げています!速い速い!後ろの子達は間に合うか?その2バ身後ろに五人の集団、そのニバ身後ろからはバラついています」

 

 

 二番走るの速い!でもこの速さで逃げ切りはキツくないかな?

 ……いや、これは1200mだから逃げ切るかもしれない。お姉ちゃん!頑張って!

 差して!差してお姉ちゃん!!頑張れ、頑張れ……!!

 

 

 「今ゴールイン!評判通りエクセレンシー、一着!二着はキーカード、三着は………」

 

 …あぁ、お姉ちゃん負けちゃった……残念。

 でもお姉ちゃん楽しそうだったな!負けちゃったけど、来年勝てばいいもんね!来年も応援するぞぉ!!

 

 あ、そういえば来年は私も出るのかぁ。

 じゃあ始めてのレースで、お姉ちゃんといっしょに走るんだ。楽しみー!!

 

 

 でも私、芝の方が好きなんだよねー。だから芝も走りたいし。どうしよう?

 

 ……そうだ!芝に出たあと、ダートにも出ればいいんだ!

 二番のウマ娘くらいの速さなら、二回ずつ位走れるよ!ようし、そうしよう!!今から楽しみだなぁ。

 

 

 

 

 

 

  「宮田南町、小学生レース、芝1200。18人のウマ娘達が走って、一着を取った子が決勝レースに出場します。皆さん、ゴールを温かい拍手でお迎えください!

 一番ジェバト六年生、前回は惜しくも二着。私一押しのウマ娘です。二番ジャズステップ………十五番スプリングチリィ四年生。良い体格ですね!どんな走りをするか楽しみです。

 全員のゲートインが完了しました。……【バンッ】今スタートです!」

 

 

「速い!」

「追いかけなきゃ!!」

「逃げだから失速するはず……」

 

『十五番スプリングチリィっ、大逃げだ!!体は大丈夫か?!6バ身以上離れてバラバラと続いています、みんな掛かっているかもしれません。冷静さを取り戻せるといいですが……』

 

 

 べつに私はかかってないよ!

 でも…後ろで足音しないなぁ。あー、六バ身も離れてるの?みんな本気で走ってるのかなぁ?

 まあいいや、このまま足音しなかったらラストスパートはしなくてもいいかなー。

 

 

 『十五番速い!速すぎる!!もはや独走状態っ!!

 ………ゴールインっ!スプリングチリィ、大差で今ゴールイン!!この子は速すぎたっ、凄まじいスピードにスタミナ!二着はジャズステップ、冷静な走りで見事二着を取りました!三着は………』

 

 よし、勝った!……でも昔、お姉ちゃんの試合見てた時の方が楽しかったな。へんなの。お姉ちゃんが楽しそうに走ってるからかなぁ?

 まあいいや、お姉ちゃんの試合みた後、私はダートの試合も予約してるから走ろう。

 

 お母さん達は「二と追う者は一ともえず」とか言ってたけど、だいしょうぶだよ!約束通り、足が痛くなったらきけんするからね。

 

 

 

 

 「お姉ちゃん、私勝ったよ。後でいっしょに、わくわくする試合しようね!」

 「うんウララがんばるよ!見ててね!」

 

 お姉ちゃん勝って欲しいなぁ!

 お姉ちゃんはいつでもキラキラしてて、むじかくで優しくできる子で、商店街のみんなが応援するお姉ちゃんなんだもん。勝って欲しいなぁ。

 

 ……でも練習で私、一回も負けた事ないんだよね。

 お姉ちゃん、もしかして、強くないの?

 

 ……そんな訳ないか。お姉ちゃんはとうそう心(?)に火が付きにくいんだよね、優しすぎるし。

 ……有マ記念でいっしょに走るんだから、強いに決まっている!お姉ちゃんはやくそく守るもん!!

 

 

『宮田南町、小学生レース、ダート1200。18人のウマ娘達が競い、決勝レースに進出する子は誰だ?!皆さん、盛大な拍手をお願いします。

 一番………四番エクセレンシー、六年生。前回決勝で優勝!代表決定戦を制し、2連覇への切符を手にするか?!

走りが楽しみです!五番ハルウララ、五年生!先程、凄まじい大逃げを見せたスプリングチリィの姉です!姉妹揃っての決勝進出になるか?!………

 

 ………全員のゲートインが完了しました。もうすぐスタートです!

 今スタートしました!二番エクセレンシー、快調に飛ばしています!速い!後ろの子達は間に合うか?

 その三バ身後ろに三人、掛かってしまっているかもしれません。冷静さを取り戻して欲しいですね。その一バ身後ろに………』

 

 

 エクセレンシーさん、速い!あれをお姉ちゃんが抜かすのは厳しいよぉ。がんばってお姉ちゃん、がんばって!

 

 

『ゴールイン!実力を遺憾なく発揮し、一着はエクセレンシー!ニバ身後ろに………』

 

 うう、負けちゃった。……まあお姉ちゃんはいつもより楽しそうな笑顔だし、まあいっかな。

 ……いつか、お姉ちゃんといっしょに走れるといいな。

 

 

 「うー負けちゃったぁ。でもね、とっても楽しかった!なんか忘れているような…。あ〜っ!ごめんチリィちゃん!!いっしょに走ろうってやくそくしてたのに」

 「っ!ううん、お姉ちゃんが楽しく走れたなら良かった。有マ記念の話さ……ううんなんでもない。私!がんばって!くるね!!」

 「??がんばれ!ウララ、がんばっておうえんしてるよ!!」

 

 

 ___今、私は何を言おうとしたの。

 有マ記念の話は良いよとか、お姉ちゃんには無理って言おうとしたの?……そんな事っ、私が決める事じゃない!!お姉ちゃんに、私はお姉ちゃんに何を………

 

 

 

 

 

 

『宮田南町、小学生レース、ダート1200。18人のウマ娘達が競い!一着を取った子が決勝レースに駒を進めます!皆さん、ゴールを温かい拍手で!盛大にお迎えください!

 一番スプリングチリィ四年生、先程芝で一着をとっていましたが体は大丈夫でしょうか。心配です。

二番ブリテンプライム五年生、前回決勝で入着している本命候補です!走りが楽しみです!三番………全員のゲートイン完了しました。もうすぐスタートします!』

 

 

 はぁ、私は何を考えてるの?今はレースなんだから、考え事は後にしないと。

 ……あーあ。お姉ちゃんといっしょに決勝、走りたかったなぁ……【バンっ】………あ、ヤバい。

 

 

 『今スタートを切りました!三番がレースを先導します。虎視眈々と前を狙うのは二番、ブリテンプライム。……一番スプリングチリィ盛大に出遅れた!出遅れか、体の異常か?!今日は二レース連続出場、棄権も視野に入れてほしいです』

 

 出遅れた、恥ずかしいっ!

 お姉ちゃん応援してくれてるのに失敗しちゃったよぉ。

 

 ……はんせいは後、とにかく今は前にすすむ!!

 えっと、なんか最後が速いウマ娘、誰だ?!そうだあの人!シンボリルドルフ!!

 

 

『先頭は二番ブリテンプライムに変わった、一バ身離れて九番、十二番が続いている。ニバ身離れて三人…速い!盛大に出遅れたスプリングチリィ、リードを取り戻したぞ!このスピードが維持できるのか??!

 残り400を切った。チリィ、プライムに追いついた!そのまま千切ってゴールイン!!凄いぞ、凄まじい末脚!しかし来週の決勝は大丈夫か。無理はしないでほしいです!二着は………』

 

 

 

 

 どうにか勝てたぁ。よかった、お姉ちゃんと走ることばっかり気にして他の子に負けるなんて、ウマ娘としてはずかしいから。お姉ちゃんに、自まんの妹だって言ってほしいから。

 ……だから走る!私は他の子みたいに、レースが大好きなわけじゃないけど、私はすっごいウマ娘になるんだ!!

 

 

 「くっそ………次は、負けないから」

 

 誰だろうこの人。多分さっきいっしょに走ってた人だよね?きっと私に勝ちたいんだろうな。

 私は負けないつもりだし、そもそも誰か知らないけど。

 

 

 「う、うん?次も負けないよぉ〜」

 「ふん、せいぜい油断しない事ね」

 

 こわい人だ。にらんできたし!

 お姉ちゃんの事で頭がいっぱいでスタート失敗したなんてバレたら、ぜったい怒られるよ!レースこわいなぁ、気をつけよう。

 

 

 そんな事より、お姉ちゃんにほめてもらうんだ。芝もダートも、一着取るもんね!……今回負けたお姉ちゃんに、ほめてなんて言うのは良くないかなぁ。

 

 でもお姉ちゃんはぜったい喜んでくれるし。

 いっしょに喜んでくれるの、すごくうれしいもん!ぜったいほめてもらうんだから!

 

 

 「…お姉ちゃん、勝ったよ。私の走りどう?速かった?」

 「チリィちゃんおめでとう!すっ〜ごかった!!すごく速いね!私もがんばるぞー!!!」

 「うららー!ほんと?!嬉しい!!」

 

 うっららー!うれしい!!やっぱりお姉ちゃん大好き!

 お姉ちゃんといっしょにいると、すごく楽しいもんね。

 

 決勝でも、ぜったい一着とってほめてもらうから、まっててお姉ちゃん!

 

 

 

 


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