2094年8月2日 午前9時 富士演習場南東エリア
『本日より遂に始まります。九校戦、全国の魔法師を目指す魔法科高校の生徒達がここに集い、己の力を示すためにぶつかり合います。そして、去年の九校戦の新人戦では、1年生がとても素晴らしい活躍を見せてくれました。その中でも一高の葉山裕翔選手と三高の古田浩介選手はモノリス・コードで素晴らしい激闘を見せてくれました。今年もこの2人には多くのメディアも注目しています。それでは、九校戦、開幕です。』
こうして、九校戦は幕を開け、
午前9時20分 バトルボート予選会場 控室
開幕後、最初に始まったのはバトルボートであった。そして、中では
裕翔「予定通り、攻めの重視で調整をすましてる。準備はいいか。フィルフィー。」
第1レースに出場するフィルフィーのCADの確認を行なっていた。
フィルフィー「うん。ゆうちゃんが用意してくれたものだから、大丈夫って分かってるから。」
裕翔「それでも、確認は必要だ。練習でやった通り、最初は後方で様子を見て、最後のタイミング
で一気にぶち抜く。それがフィルフィー、お前に一番あったやり方だ。」
フィルフィー「分かった。」
裕翔「じゃあ、行ってこい。」
と裕翔は見送ると、裕翔もそのまま観客席に向かうのであった。
午前9時30分
フィルフィー「・・・・。」
全ての選手が会場入りし、待機する中、フィルフィーは空を見てボードの上で立ち尽くしていた。
「ねぇ、あの子、少し変わってない。」
「ずっと空を見てる。」
と観客席から不安の声が上がる中、
裕翔「・・・・・。」
裕翔は特別席からフィルフィーを見守っていた。
リーシャ「全く、あの娘は本当に大丈夫なのか。」
セリス「作戦を考えた聞いていましたが、どういった作戦なのですか。」
と一緒に特別席に来ていたリーシャとセリスが聞いてくる。
裕翔「見てたら分かる。」
と話していると、
ピッ、ピッ、ピッ
カウントダウンが始まり、フィルフィーも立ったまま構える。そして、
ビーー
音が鳴り響くと同時に一斉に選手達が前に出る。しかし、
「おいおい。どういうことだ。」
「遅れてるぞ。」
リーシャ「あいつ何をやってるんだ。最下位じゃないか。」
フィルフィーはスタート同時に他の選手達に離され始める。
フィルフィー「・・・・・。」
しかし、フィルフィーはペースを上げることなく、他の選手を追い続ける。
「ヤバイな、一高。」
「本戦の予選でこれって。」
と観客もフィルフィーの最下位を確信するが、
裕翔「予定通りだ。」
セリス「えっ?」
裕翔だけは違っていた。そして、ゴール残り半分までくる。その瞬間、
裕翔「こっからだ。」
と言った瞬間、
フィルフィー「・・・・。」
カチッ
ダァッーン
「何?」
フィルフィーはCADを操作した後に、フィルフィーは一気に加速、3位までに浮上する。
「何が起きた。」
「最下位だった一高が一気に3位に上がってきたぞ。」
観客席は驚きの声で、溢れる。
セリス「裕翔、今のは。」
とセリスが裕翔に聞くと、
裕翔「フィルフィーは、魔法において発動までに少し時間がかかる。だが、遅いほど、貯めた分の威力が高かった。だから、序盤では可能な限り貯めて、一気に放出し、上位に立つ。これがフィルフィーの俺が立てた作戦だ。」
と説明する中、
フィルフィー「・・・・・。」
ブーン
「嘘!!」
2位を抜かし、一気に1位に迫る。
「まずい。」
1位の選手もそれに気づき、
ブーン
速度を上げるが、
裕翔「その程度の魔法で、対応してもフィルフィーのスピードを上回るのは不可能だ。」
バッ
「なっ?」
フィルフィーに速度に対応できず、そのまま抜かれ、
ビーーー
フィルフィーは1位でゴールする。
「ウォーー!!」
観客席からは予想外の結果に歓喜の声が上がる。
裕翔「ふぅ。」
裕翔も一息つき、
裕翔「何とか勝てたか。」
と言うと、裕翔は立ち上がる。すると、
リーシャ「どこに行くんだ。」
裕翔「次の予選の準備だ。次はティルファーの出番だろ。」
と特別席を一度離れ、控室に向かう。
午前9時35分
裕翔「次の予選は15分後か。」
と歩いていると、
フィルフィー「ゆうちゃん。」
会場から戻ってきたフィルフィーと会う。
裕翔「フィルフィー、すまない。」
フィルフィー「分かってる。次はティルファー出番だから。行ってあげて。」
裕翔「悪い。」
と裕翔は向かうのであった。そして、その後も
午前9時53分
ビーーーー
『ゴール!!バトルボート予選 第2レースの1位は一高のティルファー選手だ。」
ティルファー、摩利が予選で一位を取り、準決勝に進出するのであった。そして、
午前10時31分 スピードシューティングの控室
バトルボートの予選を終え、スピードシューティングの予選が始まる。そして、最初の予選に出場するのは
裕翔「・・・・・。」
カチカチ
クルルシファー「相変わらず、真面目ね。」
クルルシファーであった。
裕翔「調整役を任されている以上、やる事をやってるだけだ。それで、CADの方はどうだ。」
クルルシファー「えぇ、問題なさそうだわ。」
裕翔「何か不具合があったらすぐに言えよ。」
クルルシファー「分かってるわ。」
裕翔「そうか。次に戦術だ。クルルシファー、お前はやはり少し先の物の動きを予想できるようだ。でも、的を一つ一つ狙ってたら勝つのは厳しい。だから・・・・・。」
と裕翔は作戦を伝え、クルルシファーは会場へと向かうのであった。
午前10時42分
スピードシューティング 予選会場
『さて、バトルボートに続き、スピードシューティングの本戦の予選にやって参りました。今年の本戦には去年の新人戦で活躍された七草選手も参戦されていますが、今回の試合で注目されるのは今年の4月から一高に編入してきたクルルシファー選手です。彼女のエンジニアは七草選手と同じ葉山選手がであります、独自に作り出されたCADに多くのメーカーが注目しており、今年はどのような物を見せてくれるのか、本当に楽しみです。それでは、選手の入場です。』
と言われ、クルルシファーと相手の二高の選手が入場する。そして、クルルシファーの手には、
「すげぇ、あれがCADかよ。」
「木製ストックを使用してるぞ。」
裕翔が作り出した専用CAD、モシンナガンがあった。
『これは、すごいです。』
と会場は驚くが、さらにここから会場は大きく盛り上がるのである。そして、
ピッピッピッ
カウントダウンが始まると、
カチャ
クルルシファー「・・・・・。」
双方、CADを構え、
ピー
スタートの合図が鳴り響く。そして、
ピュン
ピュン
一気に的が射出され、
パンッ
パンッ
的は次々と落とされ始める。しかし、
ピュン ピュン
クルルシファーは明らかに魔法の発動感覚が遅いのであるのだが、
ピッ
クルルシファーの点数が相手選手の点数を上回る。
摩利「どういうことだ。クルルシファー、魔法発動感覚は遅いのになぜ、相手を上回っているんだ。」
と観客席で見ていた摩利が裕翔に聞くと、
裕翔「・・・・クルルシファーは、物体の動きを少しだけ予想することができる。だが、連射面においては到底相手には敵わない。だから、俺はアイツにある魔法を覚えさせた。」
摩利「何だ。」
裕翔「範囲魔法だよ。」
摩利「範囲魔法だと。」
裕翔「これでよく見てみろ。」
裕翔は摩利に双眼鏡を渡す。そして、摩利が双眼鏡を覗くと、
摩利「・・・・うん、雪、結晶?」
と見ていると、
ピュン
的が射出され、
パンッ
摩利「爆発した。」
的は結晶に当たると爆発する。そして、
裕翔「クルルシファーにはこの範囲魔法が発動すると同時に、この結晶型のボムを小規模な範囲の下、たくさんフィールドにばら撒いているだよ。そこにクルルシファーの物体を予測するスキルを活用して、最も的が集まる場所に魔法を展開して、一気に点数を稼いでいるんだよ。」
摩利「・・・・なるほど。真由美とは違い、範囲よる的の撃破か。」
裕翔「まぁ、このままいけば、予選は突破できるだろう。」
と話している間もクルルシファーは点数を稼いでいき、
ビーーー
クルルシファーはパーフェクトを叩き出し、試合を終える。
裕翔「よし。」
試合が終わると同時に裕翔は立ち上がり、
摩利「真由美の元に行くのか。」
裕翔「あぁ、準備があるからな。クルルシファーも戻ってくるだろうし。」
摩利「そうか、私はここで見ているよ。」
と言われると裕翔はそのまま、控え室に向かう。
午前11時 スピードシューティング控え室
カチカチ
ガチャ
裕翔「よし、最後の調整が終わった。真由美、確認してみてくれ。」
とCADを渡す。
カチャ
真由美は受け取ると、少し構え、
真由美「うん。大丈夫そうね。」
裕翔「そうか。じゃあ、この調整で行くぞ。」
と確認していると、
ピッ
ドアが開き、
クルルシファー「あら、もう次の準備かしら。」
クルルシファーが戻ってくる。
裕翔「お疲れ。CAD、預かるよ。」
クルルシファー「お願い。」
と裕翔にCADを渡すと、真由美が
真由美「お疲れ様。予選、突破おめでとう。」
クルルシファー「ありがとう。次は七草さんの出番ね。」
真由美「えぇ、クルルシファーさんもCADを用意してもらったのね。」
クルルシファー「うん。彼は凄いわ。エンジニアってだけでも十分なのに、一から作ってしまうのだもの。」
真由美「うふふ、そうね。私も彼には頭が上がらないわ。」
と話していると、
裕翔「真由美、予選の第2試合が終わった。出番だぞ。」
と言われ、
真由美「分かったわ。」
と歩き出す。すると、
クルルシファー「七草さん・・・・決勝戦で会いましょう。」
真由美「・・・・ええ。」
裕翔「・・・・・行くぞ。」
と真由美と裕翔は控室を出るのであった。
午前11時10分
スピードシューティング 予選会場
『さぁ、遂に来ました。去年、新人戦で見事な試合を見せてくれた妖精姫、七草真由美選手の入場です。』
と言われると、
真由美「・・・・・。」
真由美が会場をへと現れると、
「キャアーーー!!」
一斉に歓声が上がる。
それに対して、真由美は
真由美「・・・・(ニコッ)。」
CADを抱えながら、手を振る。そして、
バッ
真由美はそのまま、CADを包んでいた布を取り、現れたのは
『おっと、これはクルルシファー選手と似た旧式のライフルの形をしたCADだ。』
イギリスのリーエンフィールドMk4のCADであった。
摩利「また、凄い物を用意したな。木製型のCADは、過去に事例がないのに、それを二つも。」
裕翔「・・・・・それなりに準備は難しかったが、中身は真由美が扱いやすいように最新鋭の物を組み合わせてある。後は真由美次第だ。」
と言っていると、
ピッ
ピッ
カウントダウンが始まる。そして、
ピーーーー
スタートの合図と同時に的が射出され、
ピュン
ピュン
ダンッ
ダンッ
真由美は次々と的を落とし始める。その差は
摩利「速い。もう2倍差だ。」
相手選手のポイントの倍となっていた。更に3倍、4倍と開き、
ビーーー
「ウォー!!」
真由美は圧倒的差で予選を突破する。そして、その後も真由美とクルルシファーは勝ち抜いていき、
午後2時 スピードシューティング 決勝戦 観客席
「次は一高同士の決勝戦だろ。」
「凄いよな。」
2人は約束通り、決勝戦まで勝ち昇る。そして、観客席では、
アスナ「遂に決勝戦ね。」
キリト「あぁ、まさか。七草とクルルシファーの一高同士の戦いになるのは意外だったな。」
リズ「しかも、同じエンジニア担当だからね。」
キリト達も合流し、決勝戦を見に来ていた。
摩利「おそらく、葉山はこれを読んでいたんだろう。クルルシファーの作戦と真由美の作戦、互いの戦術に対応できるようにアイツはCADを用意していた。」
シリカ「えっ?そうなんですか。」
摩利「いや、あくまでも私の予想だが。」
アイリ「いえ、渡辺先輩の考えはおそらくあっています。葉山さんは、それくらい2人の想いを尊重していますから。」
キリト「・・・・・そうだな。アイツは偉そうでも、心の底は人想いだからな。」
と話す一方、
スピードシューティング 決勝戦 会場入り口前
真由美「・・・・・。」
クルルシファー「・・・・・自分から言ったけど、本当にこんな決勝戦を迎えるとは思わなかったわ。」
真由美「そうね。でも、私もやるからには手を抜くつもりはないわ。」
クルルシファー「ふふ、私もよ。お互いに悔いの残らないように、いい勝負をしましょう。」
真由美「えぇ。」
と話していると、
裕翔「お互いにいい心意気だな。」
真由美「葉山君?」
そこに裕翔が現れる。
真由美「ここは選手以外は。」
裕翔「2人とも同じエンジニアって事で特別に許可を貰ったんだよ。俺はここで見てるから最後までしっかりと戦ってこい。」
というと、
クルルシファー「ありがとう。」
真由美「行ってくるわ。」
というと
コツコツ
2人は会場へと入っていく。そして、
スピードシューティング 決勝戦会場
「ウォーー。」
2人が入場すると歓声が上がる。しかし、2人は
クルルシファー「・・・・・。」
真由美「・・・・・。」
何も言わずに配置につく。
一方、会場入り口前では
トコトコ
裕翔「・・・・・。」
?「もっと、近くで見ても良かったのではないかね。」
裕翔「・・・・俺はエンジニアです。2人の邪魔をするつもりありません。それよりもここまで入る許可を頂きありがとうございます。九島閣下。」
九島烈が裕翔の元を訪れていた。
烈「やはり、君のエンジニアの腕は素晴らしいものだな。」
裕翔「ありがとうございます。」
烈「まさか、一高が1位と2位を独占するとは。しかも、担当は同じエンジニア。君の株も上がるだろう。それで君はどっちか勝つと思う。」
裕翔「どちらか勝つですか。そんな質問に対する答えはありません。あるのは、2人の勝利を信じるそれだけです。」
烈「・・・・そうか。君はやはりお父上にそっくりだ。」
裕翔「・・・・。」
と話していると、
決勝戦会場
ピッ
ピッ
ピッ
カウントダウンが始まり、
ピーー
スタートの合図が鳴り、
ピュン
ピュン
的が射出される。それを
ダンッ
ダンッ
真由美「・・・・・。」
真由美は正解な精度と圧倒的連射力で的を撃ち抜いていく。
観客席
摩利「よし。予定通り、連射速度で圧倒している。」
アイリ「確かに連射速度で圧倒しています。でも、見てください。」
と掲示板の点数を見ると、
クルルシファー39点
真由美40点
摩利「1点差だと。」
と摩利は驚く、
アイリ「おそらく葉山さんは、クルルシファーのCADに真由美さんとの決勝戦に向けて対策を報じています。」
と話す中、
会場では
ダンッ
ダンッ
真由美(やっぱり、対策をしてきたのね。見てたらわかる。明らかに範囲魔法の規模が広くなってる。)
会場入り口前
烈「範囲魔法の規模を選べるようにしたか。」
裕翔「はい。クルルシファーの魔法は、どうしても真由美の連射速度に比べて劣る面があります。基本、スピードシューティングで重要なのは精度と連射速度。真由美はそれらの面において最強です。だから、クルルシファーには範囲魔法での戦術でやることにしました。予選では、範囲の広さを絞り、数で対応させました。でも、真由美が相手ではいくら範囲魔法を展開し、数を出しても負けます。だから、決勝戦前に自分で範囲の広さを選べるように設定しました。」
烈「なるほど、点数を一点、一点早く稼ぐ相手なら一度多くの点数を稼いでしまえばいいという作戦か。単純だがいい戦法だな。だが、このままでは七草のご令嬢が不利になるのでは。」
裕翔「まぁ、見ていて下さい。」
と言うと、
会場
ダンッ
クルルシファー 51点
真由美 48点
『ここで、クルルシファー選手、真由美選手のポイントを抜いた。』
会場ではクルルシファーが真由美を追い抜く。
クルルシファー(このまま、点数を稼いで。)
とクルルシファーが思っていると、
ダンッ ダンッ
ダンッ ダンッ
真由美の放った1つの魔法が的を2つ貫く。更に
ダンッ ダンッ
ダンッ ダンッ
ダンッ ダンッ
連射力が増し、
クルルシファー 71点
真由美 73点
再び、真由美が優位になる。
真由美(クルルシファーさん、私だってあなたと同じで負けたくない。だから、全力で行く。)
と思う中、
クルルシファー(やっぱり、貴方も対策してきたのね。だったら私も。)
ダンッ
ダンッ
ダンッ
クルルシファーも範囲魔法の範囲を広げ、
ダンッ ダンッ ダンッ
ダンッ ダンッ ダンッ
真由美も的を一気に3つ、貫き始める。激しさは増していき、そして、
ビーーー
遂に試合終了のブザーが鳴り響く。そして、結果は
クルルシファー 99点
真由美 Perfect
『スピードシューティング 本線を制したのは七草真由美です!!』
真由美の優勝で決着が着く。
真由美「・・・・ハァ、ハァ。」
と真由美は激戦で息切れする中、
クルルシファー「・・・・おめでとう、七草さん。やっぱり、エルフィンスナイパー名は伊達ではないわね。」
真由美「・・・・・クルルシファーさん、ごめんなさい。」
クルルシファー「ここで、謝るのは失礼よ。」
真由美「えっ!?」
クルルシファー「貴方は実力で私に勝った。それに対して、謝ることは今まで闘ってきた選手達にも、貴方を信じてそのCADを用意してくれた彼にも。」
真由美「・・・・そうね。ありがとう。」
クルルシファー「改めて優勝おめでとう。いい勝負ができて楽しかったわ。」
クルルシファーは手を差し出す、それを見た真由美は、互いに握手を交わす。
それに対し、
パチパチ
拍手の音が会場を包み込む。
そして、会場入り口では、
烈「良い試合だった。これも君の予想通りの結果かね。」
裕翔「いいえ。この試合はどっちが勝ってもおかしくありませんでした。でも。これだけは言えます。2人は最後までしっかりとやりきった、それだけです。」
烈「そうか。では、私は失礼する。明日以降の試合も楽しみにしているよ。特にモノリス・コードわね。」
裕翔「・・・・・期待以上の試合が見られると思いますよ。」
と言うと烈は去っていくのであった。すると、
裕翔「ん?」
真由美が突如、こちらに向かってきて、
真由美「葉山君、ちょっと来て。」
と手を引っ張ってくる。
裕翔「なんだよ。」
真由美「優勝者と準優勝者のエンジニアだから、葉山君も映らないと。」
裕翔「いや、俺は。」
真由美「良いから。」
と手を引かれ、裕翔も会場入りする。すると、
「ウォーー。」
裕翔を見て、みんな歓声を浴びる。そして、
真由美「ほら、手を振って。」
裕翔「えっ!?」
クルルシファー「2人のエンジニアとしてしっかりアピールしないと。」
と言われると、
裕翔「・・・・。」
少し軽く手を振ると、
「キャアーーー!葉山様!!」
と声が観客席から聞こえてくるのであった。その後、
午後2時30分
「では、撮りまーす!!」
パシャ
写真撮影にて、裕翔が用意したCADを持つ、真由美とクルルシファーの間にエンジニアの裕翔が入り、この写真は新聞や雑誌にて大きく取り上げられるのであった。
続く
ご愛読いただきありがとうございました。アニ督です。昨日に続き、なんとか投稿する事ができました。前回から始まった九校戦編ですが、後2、3話ほどで次のシリーズに移りたいと思っています。次のシリーズですが、継承編という形でいこうと思っています。なるべく早く投稿するように頑張るので、応援していただけると幸いです。では、次回も楽しみに。