エルザが目の前に走っているのを見つけて大きな声をあげるリョウタ。
「おーい!!エルザ待ってくれー!!」
「なっ!?リョウタ!どうして着いてきたんだ!!今すぐギルドに戻るんだ!」
エルザが止まってリョウタをギルドに戻るように説得する。
「帰りの時にも言ったぞ!!S級クエストは命に関わるレベルの危険なクエストなんだ!!無事に帰って来れたお前を連れて行く事など!!」
「ナツ達が向かったクエストは親っさんから聞いたの?」
「・・・・すまない」
「此処まで来たから俺も一緒に着いていくよ。勝手な行動はしないから。だから頼む」
「・・・分かった。ただしくれぐれも無茶をするなよ。一応お前は怪我人だからな」
頭に包帯を巻いたリョウタを見てエルザはリョウタの同行に許可した。
「ありがとうエルザ。ナツ達の行き先は【ガルナ島】だよ」
「っ!悪魔の島か・・・」
「ルーシィはルールとか大事にするような子と思ったけど・・・ナツとハッピーが言いくるめたかもしれないね」
リョウタは依頼書の報酬部分を見る。
「此処に追加報酬で黄道十二門の鍵が書いてあるから・・・ルーシィが着いて行ったのこれかもね」
フェアリーテイルで唯一の星霊魔導士であるルーシィは黄道十二門の鍵は手に入れたいであろう。
ちなみに心の中で魔装者であるリョウタもキーロッドを手に入れば星霊魔法が使えるようになるから黄道十二門の鍵をGETしたい気持ちはある。
「グレイに関してはマスターが言ってた通り、連れ戻す為に行ったが、ナツ達に無理矢理連れてかれたか、もしくはそのまま同行してったか・・・なんにせよ先ずはハルジオンに向かおう」
エルザとリョウタはハルジオンに向かっていった。
〜ハルジオン〜
「ハルジオンに来たのは良いけど問題はどうやってガルナ島に向かうかだね」
ハルジオンに到着したエルザとリョウタだがガルナ島に行く事が困難になっていた。
「むぅ・・・」
「ガルナ島は【呪われた島】や【悪魔の島】なんて呼ばれてるせいで船乗り達はガルナ島の名前を聞くだけで拒絶するからな」
ハルジオンの港で2人は考えるが日が夕暮れに差し掛かる時に海を見ると・・・
「エルザ」
「分かっている」
リョウタとエルザが見た先には海賊船がハルジオンに向かっていた。
「「あの船でガルナ島に行くぞ!!」」
その日、海賊達は思い知った。
急に現れた男女のペアが海賊達を圧倒的な力で蹂躙された。
「出航ー!!」
「面舵いっぱいー!!」
リョウタとエルザはガルナ島に向かうのであった。