1・・・原作世界
2・・・ロスワ世界
3・・・エロ同人世界
正直設定がかなり曖昧でなんかおかしいとことかたくさんありそうですが、多めに見てやってください。ゼロ幻の方も近いうちに更新再開します。
1「はあ、今日も暇ねぇ。」
博麗神社の巫女である博麗霊夢は、一人で境内の掃除をしながらつぶやく。先日、本物の月を取り戻して以来異変らしきものが起こることもなく、霊夢は暇を持て余すようになった。最も、あまり働きたくない彼女としては、この状態は大歓迎で、ずっと続いてほしいとも思っていた。
1「来客もないし、掃除も終わりそうだし、座敷で寝てようかしら。」
とそんな考えが出るくらいには暇だった霊夢だったが、悲しいかなこういうことを考えた時に限って、何か起こるものなのだ。今回もその例に漏れることはなく、
2、3「どさどさっ」
1「・・・」
突然、空から二人の博麗霊夢が降ってきた。二人とも霊夢と同じような巫女服を身に纏っているが、細かいデザインが違っている。そして顔も、鏡で見た自分の顔と似てなくもない感じだ。三つ子と言ったらバレないだろう。
1「誰よこいつら・・・私?似てるけど微妙に違うような・・・。」
2「ううん・・・」
そんなことを考えていると、二人のうち一人の方が起きだした。
2「えーっと、ここは・・・?魔理沙、ロス子、いるー?」
1「ロス子が誰かは知らないけど、おそらくいないわ。」
2「そう。早く見つけてあげないと・・・って私!?」
向こうもこっちを見ると、強烈に驚いている。どうやら意図してここに来たわけではないようだ。
1「で?あんた誰よ。」
2「それはこっちのセリフなんだけど・・・博麗霊夢、博麗神社の巫女よ。」
1「いや私が博麗霊夢だって。」
2「いや私。」
1「いや私。」
二人とも自分が博麗霊夢だと思っているのでなかなか話が進まない。そんな意味のない問答をしていると、三人目の霊夢が目を覚ます。
3「ここは・・・?」
三人目の霊夢はぼんやり周りを見回して、現状確認をする。
3「二人の・・・私。」
そうして状況を把握した3人目の霊夢はさっさと自分の巫女服を脱ぎ始めた。
2「って何勝手に脱いでんのよ!?」
3「だって今からなぜか三人になった私とイチャイチャ百合ックスするでしょ?」
1、2「「しねぇよ!?」」
_____________________________________
三人の出会いから少し後、いきなり服を脱ぎ始めた霊夢を二人で止めて、今は神社の中でちゃぶ台を囲んでいる。左に最初に起きた霊夢、正面に脱いだ霊夢が座っていた。
1「で、あんたら二人ともいつの間にかここに来ていたと。」
2「そうね。」
3「ええ。」
現状の確認をするため、霊夢はやってきた二人に事情を聞いている。
1「全員自分が博麗霊夢だって言ってるし、もうわけわかんないわ。」
2「そのことなんだけど、多分私分かるわ。」
元の霊夢が嘆くと、左にいた霊夢が何か知っているふうに告げる。
2「おそらく私たちは別の世界線の博麗霊夢なの。」
3「別の世界線?」
2「そう。人生には数多の選択があるでしょ?そこで違う選択をしたら当然その後の世界も違っている。そうしてできた無数の他の世界のことを並行世界って言うの。」
左の霊夢が言ってることを踏まえれば、確かに辻褄があう。並行世界とやらが無数に存在すれば霊夢だって無数に存在するだろう。
1「今の所そう考えるのが自然ね。そしてこんなことをしでかした主犯は十中八九・・・」
1、2、3「「「紫!」」」
3人で意見が合う。こう言うところを見るとやはり二人とも自分なのだなぁと感じつつ、左にいた霊夢に言った。
1「それじゃ帰る時もあいつの気まぐれだろうし、ちょうど暇だったからあなた達の世界について教えてくれる?第二の私から。」
2「まあここはあなたの世界みたいだし、私が第二の霊夢か。」
3「じゃ、私は第三の霊夢?」
1、2「「いや、あんたはエロい霊夢」」
お互いの呼称が決まったところで、第二の霊夢が話しだす。
2「私の世界で特徴的なのはロストワード異変が起こっていることかしらね。」
1「聞いたことがない異変ね。何それ?」
2「何かの言葉が完全に忘れられた並行世界に飛ばされて、その言葉を見つけることができたら帰れるっていう異変よ。」
今までに見たことがないようなタイプの異変が出てくる。霊夢の知っている異変は毎回黒幕も解決条件もバラバラで、なんとなく解決しているから解決方法がわかっている異変というのは珍しかった。
3「まあ、解決方法がわかっているならそんなに難しくないんじゃない?」
2「そんなことないわよ。飛ばされる前では普通に使っていた言葉でも飛ばされると全員の記憶から完全に消えるからね。」
1「ふーん。」
2「後は・・・そうね。封結晶とか神結晶があるわね。どちらも強いエネルギーを秘めてるっぽい物体なんだけど、一体なんなのか調査中だわ。」
聞いたことのないワードがどんどん出てくるあたり、こことはかなり違う世界のようである。
1「まあ、なんとなくこことは全然違いそうだってことは分かったわ。で、エロい私の世界はどんな感じなの?」
3「どんな感じと言われてもねえ。なんか説明しにくいわ。」
2「そうね・・・。まあ異変を主軸にするといいんじゃない?結局幻想郷を語るのに異変が一番わかりやすいし。」
第二の霊夢の意見はかなり腑に落ちる。確かに、幻想郷と異変は切っても切れない関係にある。どんな世界であろうと幻想郷あるところに異変あり、ということなのだろう。
3「そうね・・・。最近起こったのは突然人型の妖怪や人間の感度が1000倍になってイかされまくるやつとか、人間の里の男達の性欲が爆発してちょっと外出するだけで犯されたりとか・・・」
2「ちょちょっと待て待て待って。」
3「何かおかしな事言った?」
1「おかしな事しか言ってない。」
第三の霊夢から飛び出した割ととんでもない異変の数々に他の二人は驚愕する。神社に来てすぐ脱ぎだしたし、ヤバいところから来てそうだとは思っていたが、想像以上だ。ちなみに、霊夢は博麗の巫女として日々職務に明け暮れていたので、そういうことはおろか恋愛すら一切したことがなかったが、これでも年頃の乙女なので知識はあった。なまじ知識があるからこそ、何を言ってるのか分かってしまって余計に辛い。
1「てかその異変、どうやって解決すんの?」
3「何人かとヤったらいつの間にか治ってるわよ。」
2「あんた、仮にも博麗の巫女としてそれでいいの?」
3「なんで自分に説教されなきゃいけないのよ。」
なんか、エロい私はちょっとズレてる気がする。人を形作るのは環境だってことがよく分かった。
1「ちなみに、経験人数は何人くらい?」
3「四桁行ってから数えるのをやめたわ。」
2「四桁!?」
3「ええ。相手も様々よ。ショタもいればおっさんもいるし、人間、妖怪、魔理沙、文、紫、レミリア、触手、機械・・・」
真ん中に思いっきり女性の名前が入っている気がするが、百合がどうのこうの言ってたし、今更だろう。
3「で、ここはどんな幻想郷なわけ?」
1「そうね。ここはまあ紅い霧が出たり春が来なかったりと、いろんな奴がいろんな異変を起こしている感じよ。」
2「一つの異変が何回も起こるのって少数派なのねぇ。」
1「同じ異変は見たことないわ。やる意味もないし。」
そうやって雑談をしていると、突然神社の入り口が光り出す。普通の人が見たら驚くだろうこの現象だが、私含めここにいるみんなは特に気にしていない。まあ二人とも私だしね。これが外の世界から人間がやってくる合図ってことはわかっているんでしょう。
1「こういうややこしい時に限って幻想入りする奴がいるのよね。」
2「そんな言い方しない。幻想入りした人は異変解決の鍵を握ってるかもしれないんだから。」
1「そんなわけないでしょ。幻想入りするのはいつもただの人間よ。」
3「あー、またお仕事かしら。汚いおっさんはできる限り避けたいんだけどなー。」
2「一人論点が明らかにズレてるわね。」
相変わらず喋っていると、光の中から小学五年生ぐらいの少年が出てきた。自分の身に何が起こったのか分からず、キョロキョロしている。すると第二の霊夢が少年の元へさっさと向かった。
2「あなた、外から来たでしょ?ふふふ、そんなに怖がらなくていいわよ。私は博麗霊夢。ここ、博麗神社で巫女の仕事をしているの。とりあえず、上がってお話をしましょ?」
「はい?」
2「ちょっとたくさん人がいるけど、気にしないでね。」
なんか勝手に第二の霊夢が話を進めていた。いや、ここはあんたの神社じゃないし。余計なことをされても困るので、第二の霊夢を止めに行く。
1「いや、勝手なことしないでよ。ここ私の神社だし。」
2「だって、あんたなんか冷たいし心配だわ。追い出したりするでしょ。」
1「そこまで鬼じゃないわよ!人間の里には連れて行くから。」
2「面倒見てあげなさいよ!人間の里に行って、それからこの子どうするのよ!」
1「知ったこっちゃないわ。」
二人の霊夢が言い合いをはじめ、少年はますます戸惑う。そんな少年の元に来たのはエロい霊夢だ。彼女は服をはだけさせて少年を見つめながら言う。
3「ふふ。そんなに緊張しなくていいわよ。お姉さんと一緒にイイコトしましょ?」
1、2「私の体で何言ってくれてんのよ!?」
言い合いをしていた霊夢たちもツッコミ、いよいよ状況が混沌としだす。そんな時、突然目の前にいた少年が
ーー地面に落ちていった。
1、2、3「はぁ?」
三人とも何が起こったのかと頭がフリーズし、次の瞬間に理解する。少年が落ちたところにはよく見るスキマが展開されていたからだ。
「ふふ。お疲れ様、霊夢たち。なかなか見てて楽しかったわよ。」
そのスキマから声が聞こえてくる。当然あの妖怪だ。
1、2、3「紫!」
「せいかーい!」
返事の声と共に、スキマから金髪の女性が上半身を出す。三人の予想通り、紫だった。私は今まで溜まってたことを言おうとしたが、なぜか第二の霊夢に止められた。
2「まず聞いておくわ。あんたはどこの紫?」
確かにそうだ。ここには私が複数人いるのだから、紫だって複数いても何らおかしくない。そういうところに気がつくのは、さすが並行世界に慣れた私と言ったところだろうか。
2「その疑問は最もね。私は第二の紫よ。」
そして紫が所属を明かす。第二の紫ってことは、第二の私のところだろう。
2「あんた、なんでこんなことをしたわけ?」
いつもの紫とわかったからか、第二の霊夢が聞きたいことを聞いていく。
2「あまり深い理由はないわよ。面白そうだと思って。」
2「何よその理由。」
2「まあ、動機は彼女から話してもらったほうがいいわね。」
第二の紫がそう言うと、隣にもう一つスキマが開く。
「見せてもらったわよ。あなたたちの行動。」
当然そこから出てきたのも紫だった。服装、容姿は第二の紫と全く同じである。
1「あんたはここの紫かしら?」
1「よくわかったわね。2択だと思うけど。」
1「エロい世界の紫とは思えなかったからね。で、何でこんなことをしたのよ。」
1「簡単に言うと、リハビリね。この前、色々な私が集まる集会があったんだけど、そこで私たち三人がちょっと半分娯楽、半分トレーニングで何かやろうってなったわけよ。」
私たちというのは三世界の紫たちだろう。紫だけが集まる集会とか想像するだけでも嫌になるが。
1「なんて傍迷惑な。で、あんたが出てきたってことはもう終わりってことでいいの?」
2「あまりトレーニングにはならなかった気がするけど、もうそろそろいいかなって。もう一人の私もそろそろくるわよ。」
第二の紫が言い切らないうちに、もう一つスキマが開く。そこから、頬を紅潮させてなんか服着てなさそうな紫が出てきた。
3「あっもう時間がっやめっああ、イっちゃう!!!」
1、2「・・・・・・」
3「はぁ・・・ごほん。申し訳ないわ。仕事が長引いちゃって。」
3「お疲れ様。気持ちよかった?」
3「ええ。さて、どこまで話が進んだかしら?」
1「・・・まあ、そういうわけだから二人の霊夢には帰ってもらうわ。」
なんか気まずい空気になったが、強引に紫が話を進める。
1「とりあえず、お別れみたいね。」
3「帰ったら仕事しないとなー。」
2「てかロス子たち私のこと探してないかしら。早く帰ってあげないと。」
1「あなたたち・・・何か別れの言葉とかないの?」
2「そんなこと言われたって、急に連れてこられただけだし。」
1「そうよ。たかだか3時間の付き合いだしね。」
3「もう2度と会うこともないから。」
2「あなたたち、似たもの同士ね。」
そんなわけないと言いかけたが、意外とそうかもしれない。どんな世界で育ってようと、根幹は私なのだ。どの私も私らしく、各々の世界で私としてやって行くのだろう。
1「まあ、せいぜい頑張んなさい。」
2「そっちこそ。」
3「適当にいきましょ。」
その言葉を最後に、二人は紫と一緒に元の世界へ戻っていった。紫も帰って、私は再び一人きりになる。空はもう真っ暗だ。夕飯を作りつつ、何となく今日のことを振り返った。本当に碌でもない出来事だったけど、
1「まあ、たまにはこんなのも悪くはないわね。」