とある酒場の店員 作:イタク
ベルとレフィーヤはフィンを始めた第一級冒険者とラウルを中心にしまレベル4の冒険者達の間を走っていた
「…………レフィーヤさん!」
「何ですか!?ベル•クラネル!」
「僕達この大きい茶袋とレフィーヤさんが持つ大剣を運ぶのが僕達の役割何ですよね?」
「そうです!」
レフィーヤの言葉にベルは自身の荷物の揺れに冷や汗を流していた
「…………」
ベルは走りその振動で背負って動いている茶袋が異様な動きに
「僕これ持つの怖いんですけど!?なんかこう死●を運んでいるみたいで!」
その言葉にレフィーヤは顔を青くしながら
「ちょ●体だなんて!怖いこと言わないで下さい!ベル•クラネル!」
「…………Zzzz 」
「何か言ってます!この袋!」
「あー私何も聞こえません!!」
「ちょレフィーヤさん!?」
「モソモソ」
荷物は何かを感じ独りでに動き出す
「何かモソモソして動いて居るんですけど!?」
「あーあーあー私はー何も聞こえていません!?」
「ちょ聞こえて居ますよね!?レフィーヤさん!」
「……………………Zzzz 」
しかし袋は少し動くが直ぐに動きが止める
「僕この袋持ちたく無いんですけど!?」
「わがまま言わないで下さいベル•クラネルそれはアイズさんを助ける為にその袋は必要なんです!」
「なら変わって下さい!」
「…………」
「ちょ黙らないで下さいレフィーヤさん!!」
ベルは涙目をしながら恐怖を感じレフィーヤはベルの荷物の中身が何なのか知らず怖かった
「速く走って下さい!置いて行きますよ!?」
「レフィーヤさん!?」
レフィーヤとベルは走り黒い竜巻が見えると
「全員止まれ!」
フィンの指示で全員が止まる、そしてそれは毒の範囲に入る一歩手前で止まる
フィンは自身の親指の疼きを感じとり
「ここから先は僕達は行けない……任せたよアイズ」
「うん……任せてフィン」
フィンはベルの荷物を向きその茶袋に槍を向ける
「ベル•クラネル動かないでね」
「……えっ」
その瞬間フィンは全力の突きを繰り出すその槍の攻撃の先は茶袋にだった、しかしフィンの攻撃は速くベルのレベルでは反応どころか目で追えなかった……
本来その攻撃を受けるとベルの背中に貫く攻撃の威力だった……しかしベルが持っている袋には……
「!!」
カキン!
「!」
フィンは自身の攻撃を受け流され、そしてその返す刀の速度で自身の首を狙う攻撃をギリギリで回避する、その袋の中身は自身の命を狙う存在に気がつき袋の中身は命の危機からから飛び出した、その者は目がうつろで何回もまばたきすると周囲を確認し自身を攻撃した槍を探すとそこにフィンを確認する
「…………?」
その人物攻撃したのがフィンだと認識するが何故自身は砂漠の上に居るのか分からなかった
「確か……私は」
その人物は記憶を失う前の記憶を呼び起こしていた
(確か……シルさんが朝の仕込みをしていて……そしてそれを手伝うとアーニャさんやクロエさん、ルノアさん、リュー姉さんが来て…………人手が足りないから…………ヘイズさんと……フィルビスさんを無理やり連れて来て……)
(そして…………あっ)
「アミットさんに拉致られ……袋に入れられたんだった」
アイクは自身の記憶を思い出すと周囲を確認する……そこには今回参加している第一級冒険者とそれとは別にレフィーヤとベルが持っている物を確認すると後ろの黒い竜巻を見て何かを考えると
「…………直前までアミットさんが寝かせたと」
「理解が速くて助かるよアイク」
「…………えーーー」
アイクは間抜けな返事を返しながらも最終決戦の前だと理解すると
「寝ていたら既に最終決戦だった件について…………うん、何かおかしい」
そう言いながらアイクは椿の存在に気がつき椿の方を向くと
「椿さん頼んでいた物出来ましたか?」
「おう!お主が頼んだ物はバッチリ仕上がっておるぞ!ホレ」
椿は自身の小手に着けた物を外しアイクに投げアイクはそれを受けとると早速自身に着けると軽く動かす
「うん流石ですね椿さん違和感が全く無い」
「当然じゃあ」
その様子を見ていた作戦の内容を知らなかった2人が…………
「えっ……ちょと待って下さい!もしかして僕が運んで居たのはアイクさんだったんですか!?」
「そうだが?」
「ええ~~!!」
それは今まで動く死●だと思っていた物が実は寝ているアイクだとはつい知らず驚くベルと
「だっ団長!そっそれじゃあ私が持っているこのでかい大剣は!?」
「それは神ヘルメスがアイクに持たせるように言った物だ」
「えーーー!」
レフィーヤは恐らく【猛者】の予備の武器だと考えていたがそれはアイクの物で驚いていた
その様子にアイクはレフィーヤに近づき
「それ…渡して貰っても良いですか?」
「はっ……そうでした……ちょと待って下さい」
レフィーヤは急ぎ自身に固定していた金具を取ると
「どうぞ」
レフィーヤはアイクに大剣を渡しそれをアイクはそれを受け取り
「ぶっつけ本番だけど……」
アイクは自身の魔力を着けた装備と武器に流し込む
「!!」
その大剣の記憶の断片そしてアイズから譲ってもらった防具から断片の記憶を読み取るとった
「どうだいアイク?行けそうかい?」
「えぇ発動に問題ありません」
「なら頼んだよ…………」
「アイクさん?」
アイクは深く深呼吸すると
「【テンペスト】」
それはアイズの魔法、本来のオリジナルより劣るがそれでもアイクは他人の魔法を扱える魔法だった
「思ったより出力が弱いな……」
しかしオリジナルの魔法より威力が六割しか出なかった……だがしかし
「【ガンメント ヒール】」
それはアイクが使う偽装魔法だがしかし
「【スモール】【アガリス・アルヴェシンス】!」
本来その短剣には二つの剣が混ざり合い魔法を行使する事が可能だがしかし58階層にて起きた事を理由に正しい認識を覚えたアイクは魔法を行使する事が可能になった……しかしその代償がありアイクの短剣に小さなひびが入る
「…………」
アイクは短剣をじっと見つめると鞘になおす
「まさか…………アリーゼの魔法を扱えるとはな」
それはガネーシャファミリアのシャクティから発声られた
「まぁ無理やり発動しているのにオリジナルの4割と言った所でしょうか……ですがこれでアイズさんの【テンペスト】の魔法を補えられます」
ピシッ
「どうやらあまり時間をかけられ無いようなので先に行きます……アイズさん」
「分かった」
アイクは黒い竜巻に突入する……そして自分の役割を果たすためにアイクは黒い竜巻の中に消えた
「アイズ……僕が、言えることは、もう何もない、だから今思っていることだけをそのまま伝える……信じている、アイクと一緒に頼む」
「分かった」
「早くアイクを連れて帰ってこい、あまり私を心配させるなよ?」
フィンの思いに答えるアイズそしてアイズの心配するリヴェリアに答え覚悟を決める
「うん、リヴェリア。じゃあ行ってくるね…………【テンペスト】」
アイズは黒い竜巻に突入する
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
(風が……強い…………!それに、この毒…………!)
ジュウウウウウウウ
(少しでも、私の風が弱まれば…………やられる!装備でも防ぎきれない!)
アイズは自身の魔法でも防ぐ事が出来ず装備は徐々に溶かされていく
(でも…………アイクは私と同じ装備を着てない!…………フィンは大丈夫だと言ったけど……速く決着つけないと!)
アイズは台風の中で唯一炎の光に向かいながら走る
ガキン!
それは既に戦っている音だった
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
「~~~~~~~~っっ!!」
アイズは徐々に毒に汚染されながら突き進む
(先へ…………既に戦っているアイクの所へ!…………中心に!…………私達を見つめている、あの眼差しのもとに…………!…………みんなのために…………私が!!)
ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ
「やっと追い付いた!」
ガキン!
「少し遅かったなアイズ!」
「そっちが速い!」
「露鞘いは私がやる!それがフィンからの指示だろ!」
「うん!」
アイクはベヒーモスの近くに居るモンスターを排除し続けるしかし
「グオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ!!」
現実は残酷だ…………既に数分が経つが毒の急所が狙えない
(なんとか持ちこたえている…………とはいえ)
ビシッ…………ピシッ
アイクが魔法を行使し続ける度に短剣にひびが入り続ける
(武器が持たない……そしてあまりにも時間が無いな…………)
「クッ…………」
アイズはベヒーモスと戦い続けるが隙が無い、アイクは決断に攻められる…………
「ちっ!」
(
アイクは詠唱する種族を変える魔法に
「アイズ!魔法を解く!十秒私を入れろ!」
「【今は……一つの種族に……獣人】」
アイクは直ぐに魔法を長文詠唱する
「【幻想世界】!【体現し、模倣せよ仮初めの命……再来せよ】【偽りの体】」
アイクは魔法で大柄の男を造り出すと自身の大剣を大柄の男に渡すと同時に自身のマインドの殆どを渡す
「はぁはぁ…………良く聞いて下さいアイズさん…………」
「何!?」
「今から目の前に出ている大柄の男が魔法を行使します…………その一瞬で…………目の前モンスターの毒の急所を破壊して下さい!」
「でも…………それだとアイクが…………」
それは現在防御出来ていないアイクはアイズと離れると毒を浴びてしまう……殆どのマインドは目の前の幻術で造り出した男に譲った為にアイクは防御出来ていない……だが
「十秒ぐらいだと死にません!、なので決して見逃さないようにして下さい!」
アイクは深く深呼吸すると
「【偽りの者!父神よ、許せ、神々の晩餐をも平らげることを!貪れ、炎獄の舌。喰らえ、灼熱の牙!】【スモール】【スモール!レーア・アムブロシア】!」
それはかつて大派閥の人間の魔法、それはかつてベヒーモスを討伐した魔法、それは英雄を生み出す為に踏み台になった人の魔法、オリジナルより威力は半分以下……だがしかし
「隙が出来るのに十分だ」
巨大な炎の斬激はベヒーモスの体勢を崩すのに最適だった
「アイズ!」
「分かった!【リル•ラファーガ】」
それはアイズがベヒーモスの毒の器官を破壊するその、瞬間アイクは毒に侵されるがアイクのスキル【生存本能】により毒の効果が強制的に低下する
「…………上手く 行った」
ベヒーモスの毒の器官が破壊され周囲に毒が消えるとアイクは
「上手く…………行った…………あとは頼みますよ?…………【勇者】様……」
その言葉が最後にアイクは倒れるのであった
主人のアイクは生きていますが瀕死の状態でした
その後アミットとヘイズによる二大聖女により回復によりギリギリ生きています……が
「「スキルのおかげとはいえ何で毎回瀕死に成っているんですか!」」
「「……えっ?」」
その後2人の聖女が月に一度瀕死の状態で治療しに行く事がばれ大目玉を食らう主人公でした