酔うじょオペレーション   作:マキシマムとと

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モーリくん観察日記

 

 「───show me your face───」

 

 

 ゴローもわかっていた。

 これまでの対話と洋子のゴローへ対する態度から、彼女が求めて止まない(毛利 咲)では無い事は理解していて。

 けれど、それでも妻の何かを持っている事を。

 

 だからこそ覚悟を決めた。

 セクハラをかまし、自らの退路を断ったのだ。

 

 「話そう。ちゃんと目と目を合わせて」

 

 狭い踏み台の上で身体を密着させ、ナンで手の塞がった彼女の顔へ向けて手を伸ばす。

 洋子をポポちゃん足らしめる黒渦発生装置の内側。彼の求めて止まない彼女の肌に指先が触れた瞬間、ゴローの頬に一雫の液体が落ちた。

 

 「───え?」

 

 水…ではない。

 水よりも粘り気がある気がする。

 カレーのルーに似ている気もするが、それにしては熱くない。

 

 「なに───え??」

 

 頬を指で拭う。

 その指先は真っ赤に染まっていた。

 

 「血………?」

 

 明らかに血液である。

 自分ではない。

 角度的に洋子の物でも無いだろう。

 

 なら、誰の……………!?

 

 血が降ってきたと予想される場所。

 キッチンの上にある小さなクローゼット。

 そこに深淵が広がっていた。

 

 「ぬふぅ…ぬふぅ………ピッ…!!」

 

 漏れ出す腐臭。

 溢れ出す煩悩。

 これこそ生命の(負の)躍動…!!

 

 「ひぇ!!」

 

 ガン決まりである。

 

 何時ぞやニコちゃんを幼女オペレーションした時に対峙して退治したまん丸でド汚い瞳孔ガン開き*1な目をした超級ド変態幼児お爺さん、八木沼 誠一が噛み締めた唇から血を流す。

 クローゼットの中に収まり、背に暗黒のオーラを纏いながらゴローと洋子のイチャイチャパラダイスを凝視していたのだ。

 

 「ひょわ、わわわ!?」

 

 驚愕により硬直する肉体。

 恐怖により後方へとブレる重心。

 ヤバい…と考え繰り出した脚は大きく踏み台を捉え損ね、ゴローは狭い台の上でバランスを崩した。

 

 「ア───アブナッ!?」

 

 咄嗟に手を差し伸べる洋子。

 しかし手にしていたナンが邪魔してフォローが遅れて………結果、二人は空中で縺れ合うようにして地面に叩き付けられた。

 

 ────カンッ!

 

 コロコロコロ…フローリングの上を黒い渦が滑る。

 

 「あ………」

 

 ゴローの顔の上に髪が被さった。

 黒くて…真っ直ぐで。

 サヲリの髪質によく似た………いや、サヲリの方が彼女に似ているのだ。

 

 何故ならその髪の持ち主は。

 

 「ウサ、さん………?」

 

 毛利 咲。

 サヲリの…母親の肉体なのだから。

 

 

 

 ◆

 

 

 

 失敗した。

 

 珍しく、彼───八木沼 誠一───は反省していた。

 

 それは先日の『モーリくん♡リョージョク♡計画♡』へとさかのぼる。

 

 あの日、八木沼は対ゴロー専用マスク*2をパージしていた。あのマスクは完璧だが、マスクに覆われていない皮膚から吸収される微量な新型TSウイルスの因子が八木沼の八木沼スペシャルな大チュキモーリくん因子を少しずつ狂わせる事を特定していた。

 

 それ故に時間経過に対しては無力であり、結論として役に立たないと決めつけた部分もある。

 ある…が、最大の決め手は己自身の欲望にある事もまた、八木沼は理解していた。

 

 ゴローを感じたい。

 目で、鼻で、耳で、舌で、肌で。

 感じ…味わい、しゃぶり尽くしたい…。

 もぅ………パンパンしたい!!

 

 烈火のように燃え上がる情欲に流されて、最終的にあのチェックメイトと言える盤面で理性を投げ捨てる暴挙に及び、結果として幼女のエービーキックなる脚技に轟沈した。

 

 それは良い(・・)のだ

 

 素敵な思い出を作れた。

 思い返すだけでもヨダレが垂れる。

 至高では無い。

 だからこそまた高みを目指せる。

 何度でも何度でも。

 モーリくんを真なる幸福の未来へと導く聖獣として夜に叫ぶ事が出来るのだから。

 

 問題は別にある。

 

 

 「女狐め………ピ」

 

 

 女狐。

 白面洋子を名乗るゴミ。

 未来から送信されて来た魂の残りカス。

 本来の肉体を持たない塵芥の分際で、肉の魅力の暴力で純真無垢なモーリくんを拐かす淫魔。

 

 あのゴミを始末し損ねた事だけは、八木沼の長い人生の中でも数少ない失敗に数えられるだろう。

 

 八木沼警戒網は過去の比ではなく分厚くなった。

 接触や繁殖、そうした強い交わりに関連する部分へのレスポンスの鋭さは過去の比ではなく。

 しかし、だからこそモーリくんを真なる幸福の未来へと導く聖獣としての矜持(プライド)が八木沼を潜入調査へと誘った。

 

 潜入し、調査し、影からモーリくんを幸せへと導く。

 淫魔としか言いようの無いカス女とは違う。

 正に聖天使としての清らかなるミッション。

 

 そのために八木沼は自身の脳にチップを埋め込んだ。

 モーリくんのエッチ過ぎる香りから脳を保護するため、ドーパミンの過度な放出を抑制する端末を埋め込んで万全なる状態で任務へ挑んだ。

 

 全てはモーリくんのため。

 パンパンしたい愛するモーリくんの幸せを見守るための重要極まる任務である………あると言うのに!

 

 「話そう。ちゃんと目と目を合わせて」

 

 イチャイチャしやがって………。

 イチャイチャしやがってぇぇぇぇ(ꐦ°᷄д°᷅)

 

 プスプスとチップが煙を上げる。

 無意識に噛み締めた唇の、その表面を歯が食い破る。

 許せない…殺したい。

 パンパンしたい…!

 ボクのアナに触りやがって…!!

 

 怒りと欲望が視界を真っ赤に染め上げる。

 

 そして。

 

 「ひぇ!?」

 

 目があった。

 モーリくん。

 ボクの天使。

 

 ───そして、世界は崩れていった。

 

*1
※要約『変質者』

*2
※鳥山先生風のマスク





 どこのどなたかは存じません。

 頭の残念な作者の苦境を知り、我こそはとアンケートにご参加してくださった読者の貴方。

 ありがとう。
 そう、書けたら何よりも幸せだったのですが…。

 ───あの…あのですね?
 何故に、ラスティに投票されたのでしょうか?

 この流れで…なんで??
 え…っと。
 いや、わかりますよ?
 もちろん貴方の御趣味に嫁の描いたラスティくんがアジャストしたんだろうとは思うのですよ?

 けど、もしかして…いや、もしかしてなんですが。
 スクワットとか、シャゲダンとか、死体撃ちとかが御趣味だったり、しませんよね??
 あ、ひょっとして絶壁至上主義(・∀・)キュンキュン共和国の刺客なのですか? ロリキョを許すな活動をされてるとか。

 うん…。
 ホント、これから真面目にエンディングを書こうとしてるのに、なんで作者はお天道様の下で大っぴらに出来ない趣味趣向の話題を書き殴っているのでしょうか。

 なんで…なんで……………と。

 この後書きを書いてから1週間ほど過ぎて、ようやく本文を完成させる事が出来たのですが。

 ─── ふ え て る ………!!

 今日見たら!
 アンケートの投票が………増えてる!!
 しかも新しいキャラで!
 やっふー!!
 これで勝つる!
 最悪ラスティバージョン2を書いてもらおうかと思っていたのですが、これで次回のイラストは決まった。

 勝ったなガハハ!
 有り難う戦友!
 感謝の舞を捧げます!!

 ♪( 'ω' و(و♪ ƪ( 'ω' ƪ )♪( 'ω' و(و ♪ƪ( 'ω' ƪ )♪

AC6のコスプレ、誰を選ぶ?

  • 幼女概念C4-621
  • 幼女概念リトル・ツィイー
  • 幼女概念シンダー・カーラ
  • 幼児概念ハンドラー・ウォルター
  • 幼児概念V.Ⅳラスティ
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