リトルバスターズ!PLUS   作:思い出は消えない

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ラストはもう決めてるのに構想が一向にまとまりません。
本当どうしよう(ーー;)


第五話 怒りと困惑1

真side

俺が喧嘩している間に歩の奴が直枝って二年生と話をして今日の放課後に三枝葉留佳と会えるようになったらしい。

ちゃっかりしてるというかなんというか。

だがこれで捜査も大幅に進む訳だ。

正直言ってありがたい。

今度歩にはジュースでも奢ってやろうと思う。

歩「真、そろそろ時間だ。行くよ」

真「分かった」

歩に促され直枝との待ち合わせ場所へ向かう。

真「(もう少し、もう少しだけ待っててくれ)」

必ず迎えに行くから。

 

歩side

俺たちは直枝先輩との待ち合わせ場所に着き、まだ直枝先輩が来ていないのを確認して真に釘を刺す。

歩「いいかい真、今日は絶対に感情的になって相手を挑発したり簡単に怒ったりしたら駄目だよ?」

真「なんだよ、それじゃ俺が毎回喧嘩しているみたいじゃないか‼︎」

いや実際そうなんだけどね…

歩「とにかく、絶対喧嘩とかして目立つような真似しないでよ?それが守れないなら連れて行かないからね」

真「分かったよ」

よし、これでよっぽどのことが無ければ揉め事にはならないだろう。

そうこうしてるうちに直枝先輩たちがやって来た。

理「お待たせ。待った?」

真「本当だよ。おかげで長々と…むぐ‼︎」

歩「お気になさらず。俺たちも今来たばかりですから」

理「そう?」

俺は話を逸らすために話題を変える。

歩「そちらの方も一緒に行くんですか?」

理「うん、鈴もリトルバスターズの仲間だからね。今入院しているみんなもそうだよ」

その言葉を聞いた瞬間真の表情が変わった。

真「じゃあお前たちも三枝の…」

歩「真‼︎」

真がこの後何を言うのかが分かったので俺は真を諌める。

真「(なんだよ!こいつらとっちめて三枝の情報を吐き出させればいいだろ⁉︎)」

歩「(この人たちは三枝の人間ではないと思うよ。多分三枝葉留佳さんの友人だと思う。だからもう少し我慢して?)」

真「(クソ…分かった)」

理「?」

歩「大丈夫です。行きましょう」

そうして直枝先輩先導のもと俺たちは三枝葉留佳の入院している病院へ向かった。

 

理「直枝だけど」

直枝先輩が病室のドアをノックしてそう言うと中から「どうぞ〜」と軽い返事が返ってきた。

理「失礼します。さっ、二人も入って」

直枝先輩に促されて俺たちも病室に入る。

ちなみに棗先輩は別の小毬という人から先に行くと言って別行動している。

病室に入った俺たちは息を呑んだ。

なぜなら…

理「二木さんも来てたんだ」

?「妹のお見舞いに来ちゃ悪い?」

そこにはまるで鏡映しの如くそっくりな二人の女性がいたからだ。

違うとすれば瞳の色と今現在の服装くらいだ。

?「そこの二人は?」

理「あぁ、二人とも葉留佳さんに用事があるらしいから一緒に来てもらったんだ。こっちが秋山 歩君で…」

?「名前くらい知っているわよ。この間食堂で派手に暴れてくれた二人でしょ?私が聞きたいのはその二人が葉留佳になんの用か聞いてるのよ。要領悪いわね」

なんというか、棘のある言い方だなぁ。

理「えーと、なんだったっけ?」

そういえば話してなかった。

歩「まだ話していませんでしたね。実は俺たち、ある事件について調べていまして、その為三枝葉留佳さんに聞きたいことがあってここに来ました」

真「おい、大丈夫なのか?」

先ほどまで直枝先輩をとっちめるとか言っていた割には弱気な様子で伺ってくる。

歩「大丈夫だよ。三人共なんらかの事を知っているだろうし」

確かに我ながら大胆に出たものだと思うが。

だが本題に入る前に一つ確認しなければならないことがある。

歩「すみません、三枝さんのお姉さんみたいですが、あなたの名前を教えていただけませんか?」

?「それを知ってどうするの?」

歩「話を聞くに当たってそちらの名前が分からなければ面倒ですし、効率が悪いからです」

三枝葉留佳に姉がいるという情報は無かったが三枝一族には分家の二木一族があるのは知っていたしもしかしたら幼馴染みか何かかもしれない。

下手に悟らせる訳にはいかないのでこういった人にはこれが一番だろう。

?「…二木 佳奈多よ。葉留佳と苗字が違うのはご想像に任せるわ」

そういって二木先輩は皮肉な笑みを浮かべた。

歩「どうも、それであなたが三枝 葉留佳さんでよろしいですよね?」

消去法からどう考えてもそうなんだけど一応確認する。

葉「やはは〜。その通り!このはるちんを見破るとはなかなかですな〜」

真「いや、どう見てもそうだろ」

俺の心の中の言葉を代弁するかのように真がツッコミを入れる。

歩「真、先輩には敬語で話しなさいと何度言えば…」

葉「別に構わないデスヨ。多分理樹君とかも気にしてないでしょ?」

もしかしてこの学校の上下関係は結構ゆるいのか?

いや、二木先輩とかそういうの厳しそうだ。

歩「分かりました。それでは本題に入ります」

理「えっと、僕たちは外した方が良いのかな?」

歩「構いません。それに男が二人もいる部屋に女性を一人で残すものではありませんよ」

理「それもそうだね」

直感だけど、この人からも何か聞き出せる。

そんな感じがしたので直枝先輩にも残ってもらう。

歩「では、三枝先輩。単刀直入に聞きます」

葉「ばっちこいデスヨ」

歩「三枝一族について知っていることをなんでもいいので話してもらえますか?」

その瞬間、先輩たちの表情が変わった。

葉「…悪いけど、本家のことは何も知らないんだよね」

予想通りの答えだった。

真「じゃあ、この写真の子を見たこと無いか⁉︎」

そういって真は麻友ちゃんの写真を見せた。

葉「知らない」

真「俺の妹なんだ‼︎本当に知らないか⁉︎」

葉「だから知らないってば」

歩「真、もうやめよう」

真「三枝に攫われて今も酷い目に遭ってるかもしれないんだ‼︎」

葉「知らないって言ってんじゃん‼︎」

真「どうしてもシラを切るって言うんなら無理矢理にでも吐かせて…」

歩「もうやめろ真‼︎」

真「っ!けど‼︎」

歩「それじゃ三枝のやってることと変わらないよ?」

真「…分かったよ」

真の気持ちは分からなくもないけど、このままやっても拉致があかないし下手をすれば”最悪の事態”になって全て台無しになる。

歩「申し訳ありませんでした。最後に一つだけ、本家の住所を教えていただけませんか?」

葉「…」

無言。

歩「今日はどうもありがとうございました。真、帰るよ」

つまり、彼女達は真の言う通り…

佳「ちょっと待ちなさい」

部屋を出ようとしたところを二木先輩に呼び止められる。

歩「何かご用ですか?」

佳「葉留佳はもう本家とは関係のない人間よ。聞く相手を間違えたわね」

歩「そういえば二木であるあなたにも聞くべきでしたね」

佳「二木を知っているの?」

歩「えぇ、三枝一族と共に裏で何をやっているかってことくらいしか知りませんが」

佳「だったら悪いことは言わないわ。これ以上首を突っ込むのは止めておくことね」

歩「ご忠告どうも。しかし…(殺気⁉︎)危ない‼︎」

その殺気は外から、そして狙いは三枝先輩だった。

しかもそれは、ビーム兵器による狙撃だ。

間一髪のところで”フリーダム”のシールドを展開しそれを防ぐ。

歩「葵!今のはやっぱり…」

葵「えぇ、10kmほどの距離にMS反応があります」

歩「了解!真、ここは任せる」

真「なんでだよ⁉︎俺も一緒に…」

歩「この付近に敵がいないとも限らないでしょ?三人の護衛、頼んだよ!」

真「仕方ないな!後でなんか奢れよ!」

歩「はいはい。秋山 歩、”フリーダム”行きます‼︎」

俺は病室の窓から飛び降り、”フリーダム”を装着して敵の元へ向かった。

 

理樹side

僕は…いや、僕たちは信じられない光景を目にした。

葉留佳さん目掛けてビームが飛んできてそれを秋山君がいきなり盾のような物をどこからか取り出して防ぎ、そのまま窓から飛び降りたと思ったら白いロボット?が青い翼を広げてビームが飛んできた方角に飛んで行ってしまった。

葉留佳さんは完全に怯えてしまい、二木さんも混乱してしまっているようだ。

理「ねぇ、一体何が起きてるのさ⁉︎」

僕は事情を知っていそうな飛鳥君に問いただす。

真「あー、話して良いのか?これ」

紅「さっき葵と歩に聞いたけど状況が状況だし話してもいいって」

真「早いな。ってかムウには聞かないのかよ…」

紅「あの人に聞いても同じだと思うけど?」

真「それもそうか…じゃあ説明するから…」

紅「アンタじゃまた揉めかねないから私が説明しろって言ってたわよ」

真「…」

携帯端末で何やらやり取りをした後、画面をこちらに向けてくる。

紅「私はこっちから話を聞いてたからあなたたちの事はある程度知っているけど、あなたたちにしては初めましてかしら?私の名前は紅姫。以後よろしく」

理「その前に一つ。君は、人間かい?」

明らかにテレビ電話って感じではなかったし画面に映っていたのは明らかに人が住むような場所には見えなかった。

紅「いい質問ね。人間と同じ姿だしやろうと思えば人間と同じ世界で生活できるけど、厳密に言えば人間とは違うわ」

真「こっちに来れるなんて初めて知ったぞ」

紅「だって聞かれてないし、そっちに行くとき裸になっちゃうのよ‼︎」

真「歩は知ってるのか?」

紅「葵がやらかして歩がてんやわんやしてたわ…」

真「あー、なんか想像できる」

紅「じゃなくて本題に戻るけど、今三枝葉留佳を狙って打たれたとするビームはMSによるものよ。この付近じゃ三枝一族が開発・生産に関わっているらしいわ」

やっと説明してもらえるらしい。

理「それで葉留佳さんに?」

紅「そ、三枝の人間なら何か知ってるんじゃないかって思って来たんだけど、既に本家と縁を切ってたとは知らなかったわ」

理「さっき秋山君が着た?物もMSなの?」

紅「そうよ。ただし、あれに関しては例外だから三枝とは関係ないわ」

理「葉留佳さんが狙われた理由は君たちのせいってこと?」

紅「それはどういう意味?」

理「そんなふざけた理由で君たちが葉留佳さんに余計なことをしなければこんなことにはならなかった。違うかい?」

確かに今の状況はふざけたものだがこれが失言だとは気づかされる。

紅「歩が一目置いてたから期待していたんだけど、アンタつまらない男ね」

理「どういうことさ‼︎」

紅「そのままの意味よ。まぁ、敢えて言わせてもらうとそういうことは真と同じ目に遭ってから言いなさい。その時に改めて聞いてあげるわ」

理「あんな嘘に騙されるとでも…」

佳「そこまでにしておきなさい直枝理樹」

言い返そうとした時、葉留佳さんを落ち着かせて休ませていた二木さんが止めに入る。

理「二木さん⁉︎なんで⁉︎」

佳「まだ分からないの?確かに葉留佳が狙われたのはそのせいかもしれない。だけど僅かにでも誘拐された妹の情報が手に入るなら、手段を選んでる暇はないと思うけど?」

理「だからあれは葉留佳さんに同情を誘うための嘘で…」

紅・佳「本当につまらない男」

二人が同時に言う。

佳「あれが嘘かどうかくらい簡単に分かるでしょう?向こうで何を学んできたのかしら。それとも、学校中に英雄扱いされて浮かれた結果かしら?」

理「っ‼︎」

心外だが二木さんの何も言い換えさせないと言わんばかりの口調に押し黙らせられる。

そのまま僕を無視して二木さんは話を進める。

佳「飛鳥 真、私が知っている範囲でいいなら話すわ。ただし、事態を早急に解決し、葉留佳に謝罪すること。それが条件よ」

 

真side

真「分かった」

佳「目上の人には敬語で話すように習わなかったのかしら?」

真「…分かりました」

佳「よろしい」

なんだか歩みたいな奴だ。

さて、早急に解決しろって言っても歩が戻るまでは下手にこの部屋からは出られない。

真「なぁ、紅姫が出てきてこの部屋に残って俺が辺りの見回りをするってのはどうだ?」

紅「却下。アンタさっきの話聞いてなかったの?それともこんな状況で私の裸が見たいとか言うんじゃないでしょうね?」

真「滅相もございません」

ちょっと聞いただけなのに…

すると扉からノックが聞こえる。

?「三枝か?吉田だ」

真「吉田って誰だ?」

佳「数学の講師でしょ。それくらい覚えておきなさいよ」

なるほど、どうりで聞いたことのある声な訳だ。

…まぁ、授業なんてほとんど聞いてないけど。

二木を開け、吉田を中に入れる。

佳「どうぞ」

吉「ああ、すまんな」

なんだ?

俺は今のやり取りに何かしらの違和感を感じる。

気にし過ぎか?

佳「珍しいですね、先生が見舞いに来るなんて」

吉「教師だって見舞いくらい行くさ。たまたま俺が暇だったもんで代表して来たんだ」

佳「すいませんね、今葉留佳は寝てしまっていて」

吉「そうか、それは仕方ないな」

真「…」

おかしい。

なぜ吉田は俺たちがいることを疑問に感じないんだ?

そして病室に飾るにしてはあまりに大きすぎる花束。

いや、そもそも花を持ってくることはあっても花束なんて聞いたことがない。

真「(だとすると…)」

俺は花束を持ったまま三枝に近づいていく吉田を呼び止める。

真「なぁアンタ、ちょっとその花束見せてもらってもいいか?」

吉「なんだ飛鳥?先生に対する口調がなっとらんぞ」

真「話を逸らすな。さっさと見せろ」

理「ちょっと、先生に対して失礼だよ!」

こいつ、人を嘘つき扱いしといてよく言うよ。

真「アンタは引っ込んでろ」

俺はそのまま吉田の持っている花束に手を伸ばす。

吉「チィ‼︎」

すると吉田は花束の中にある何かで俺に刺してこようとした。

真「やっぱりか‼︎」

俺は吉田の腕を掴み、そのまま吉田を背負い投げして床に叩きつける。

吉「ぐっ‼︎」

真「おい直枝‼︎中身の確認を早く‼︎」

理「わ、分かった!」

吉田を押さえながら直枝に花束の確認を急がせる。

すると中から葉と同じ色の塗料で塗装されたであろう短刀が出てくる。

吉「なぜばれた⁉︎」

真「アンタ最初から怪し過ぎたんだよ‼︎」

そう、俺たちがここに入った時。

直枝は先客である二木に対して「二木さんも来てたんだ?」と言った。

多分、それが普通の反応だと思う。

だが吉田は同学年の二木や直枝ならまだしも、本来来ないであろう俺にすら疑問を抱かなかった。

…まるで俺たちがいることを最初から知っていたかのように。

それだけではない。

極め付けはあの花束だ。

予想通り仕込んであった。

真「さて、じっくりと話を聞かせてもらおうか吉田」

だがその前に。

真「二木、警察に…」

佳「もうしたわ。それから先輩をつけなさい」

紅「アンタがダラダラしてる間に終わってたわよ」

さいですか…。

 

続く

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 




あれ?なんだかキャラ崩壊してる?
何が起きたんだろう?
いずれ理樹君にも戦闘して貰いますが、何で行こう(ーー;)
今のところはダブルオーで行こうかと。
後は誰が乗るとは言いませんがウィングゼロも出す予定です。
更新速度が落ちてしまいますが(前書きに書いてあることが理由です)今後共よろしくお願いします。
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