リトルバスターズ!PLUS   作:思い出は消えない

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ルナ「死んだかと思ったよw」
「本当に死ぬかと思ったよ(ーー;)」
皆さん、待ってないかもしれませんがお待たせしました。
ちょっと色々トラブった挙句こちらをすっかり忘れていました(ーー;)
そして久々に書いたらどうしてこうなった⁉︎
それでは本編どうぞ。


第七話 決意

真side

真「(…気まずい)」

何が気まずいかというと、歩が二木と直枝を連れて出て行ったからだ。

つまり、俺は今三枝葉留佳と二人きりな訳だ。

先程勘違いとはいえ中々の事を言ってしまったし、そのまま流れるように襲撃されて今に至る。

真「(紅姫、どうすればいい?)」

俺は声を潜めて紅姫に伺ってみる。

紅「(知らないわよ!元はと言えばあんたが口走ったからでしょ!)」

真「(うわ、丸投げしやがった!)」

葉「あのさ…」

真「はい⁉︎」

急に話しかけられたので変な反応をしてしまった。

真「(もしかしてさっきの内容聞かれてたか?)」

別に聞かれたからどうって話じゃないだろうけど、聞かされた方は少なからず気分が悪いだろう。

葉「ごめん‼︎」

真「別にやましい話をしてたわけじゃ…え?」

なんでいきなり謝られたのか分からない。

葉「ほら…さっきは怒鳴っちゃったから…」

なんだ、そんなことか。

真「それだったら謝るのは俺の方だ。証拠も無いのに苗字だけで疑ってごめん」

紅「そこで敬語だったら100点だったのにね」

真「うっ」

葉「やはは…構いませんヨ。それより、妹さんが捕まってるって話だけど…ごめんね、私何も知らないんだ…」

紅「その事についてはあなたのお姉さんが話してくれるらしいから構わないわ」

真「自分はタメ口のくせに…」

紅「なにか言った?」

真「何も」

思いっきり睨まれた。

紅「あなたにだけ自己紹介してなかったわね。私は紅姫、よろしく」

葉「うん、よろしくね」

真「その、大丈夫…ですか?」

またタメ口になりかけてしまったが、セーフだよな?

葉「無理に敬語で話さなくても大丈夫だよ?多分みんなもそう言うはずだし…お姉ちゃん以外」

真「みんな?」

葉「理樹くんから聞いてるかもだけど、リトルバスターズのみんなだよ」

そういえば直枝の奴が話してたな。

真「直枝も言ってたけど、リトルバスターズってその…どういう集まりなんだ?もしかして三枝に対抗出来るだけの力があるすっげー組織とかか⁉︎」

我ながら馬鹿なことを聞いたと思う。

葉留佳困った様に笑いながら言う。

葉「別にそんな大層なものじゃないよ。みんなで集まって野球したり缶蹴りしたり楽しく遊ぶだけ…。でも…」

真「でも?」

葉「私の事を救ってくれた…大切な人達なんですヨ!」

おちゃらけた語尾にしながらも、自分と佳奈多の過去やその苦しみから救ってくれたリトルバスターズについてしっかりと真に伝える。

真「そっか…その、やっぱりさっきはごめん!」

葉「やはは、構いませんヨ。それでさ…役に立つか分からないけど、私の知ってる範囲のことを話すよ…」

真「良いのか?三枝先輩だって三枝の連中にいっぱい酷いことされたんだろ?それにさっきだって…‼︎」

すると葉留佳は両手でガッツポーズしながら「大丈夫ですヨ!」と言った。

葉「そりゃあ私もお姉ちゃんも酷い目に遭ったし…ううん!もしかしたらお姉ちゃんはまだ酷いことされてるかもしれない…」

真「…」

葉「だからお願い!妹さんを助けるついででもいい!お姉ちゃんを助けて!」

真「…まぁ、どの道三枝はぶっ潰すつもりだったし…それくらいお安い御用だ!だからもう泣くな…」

そう言って真は葉留佳の頭を撫でる。

葉「えへへ、ありがと。それから私の事は葉留佳って呼んで欲しいのですヨ。あまり苗字で呼ばれるのは好きじゃないからさ…それから先輩もいらないですヨ」

真「それなら俺のことも真でいい」

すると葉留佳は満面の笑みで「これからよろしく!」と左手を差し出す。

真「こちらこそ、よろしくな!」

真も手を差し出し握手する。

 

真「(もうあの頃の弱かった自分じゃない…どんな奴が来ようとやってやるさ!)」

 

続く




紅「あの二人、完全にわたのこと忘れてるわね…」
理・歩「(入りづらい…)」
佳「私の葉留佳に、何をした!」
理・歩「二木(さん・先輩)落ち着いて(ください)!」
本当どうしてこうなった⁉︎

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