ネタ魔法に魅入られた者   作:みみみ

8 / 8
アンケート、爆裂ニキが圧倒的に高いの...やっぱ...ハーメルンを...最高やな...!

(この作品に恋愛要素は)ないです



秘密の部屋
8話


 夏休みに入った。

 

 賢者の石関連のあれこれでグリフィンドールは逆転劇を見せ、クィレルもお亡くなりになるという原作通りの流れは変わらず、僕は僕でピンチに駆けつけた仲のいい他寮の友人という謎の立ち位置に収まることになった。

 

 爆裂魔法の研究に関しては、ピーブズで実験してるうちにウィーズリーの双子とも仲良くなれてその結果霊体にも影響を与える魔法を創ることができた。

 

 たぶんイタズラ呪文の括りに入ると思うんだけど、三年生なのに難易度が高めの魔法を思いつくあの二人は何なんだろうか。霊的な存在を扱う呪文はパトローナスが代表的で、一般的には難しいとされるそれをハリーは三年生の時に習得していた。

 

 混沌そのものであるピーブズは厳密にはゴーストではないけれど、霊的な存在に効く呪文は才能があれば14歳頃には習得できると見てもいいのかもしれない。

 

 そう考えると僕はかなり凄いことをしたのでは?12歳でヴォルデモートに一発かました神童として記録に残るかもしれない。うーん、何かを犠牲にしている気がしないでもない...

 

 とにかく、ホグワーツ一年目の総括としては目標に着実に近づけた一年だったと言えるだろう。ボンバーダやコンフリンゴ等の爆発系統の呪文は覚えられたし、その他授業で学んだ呪文も本に載ってる役に立つか不明な呪文も覚えられた。負荷を肩代わりしてもらうための魔力タンク製作も順調に進んでるし、基礎を固められて大満足だ。

 

 

 

 

 

 そんなこんなで一年ぶりに家に帰って来た僕は、ハリーへの差し入れをどうにかして渡そうと画策していた。

 

 手紙がドビーに止められて孤独感も飢餓感も増しているこの状況、将来の英雄を栄養失調で失うのは避けたいし、何より成長期のハリーがひもじい思いをしているなんて耐えられない!

 

 と言いたいところなんだけど、実際はドビーと繋がりを持ちたいのが本音だ。人間が扱う魔法とは別種の魔法を教えてもらう貴重な機会をみすみす逃すわけにはいかないんだよね。

 

 ドビーはハリーをホグワーツに行かせたくないから妨害してるものの、ダーズリーによる監禁でハリーが苦しんでるのは本意ではないように思う。

 ハウスエルフの心理がどうなってるのかは分からないけど、"ハリーに食事を与える"という行為はむしろハリーの為を想って行動するドビーと共通してるし、ドビーと()()()なって妖精の魔法を教えてもらえるようになる日は近いかもしれない。

 

 そんな計画を立てながら検知不可能拡大呪文を掛けたバッグに梯子やら食料やらを詰め込んで深夜に出かけること数回。どうやらハリーはウィーズリー家で過ごすことになったみたいで、部屋はもぬけの殻だった。

 

 というわけで梯子を上ってハリーが居た部屋へ呼びかけてみる。ハウスエルフなら名前を呼ばれたら反応する魔法とか使ってそうだし来てくれるよね。

 

 ...あ、来た。よしよし、妖精の魔法習得に一歩近づいたぞ。

 

 前世で身に着けたプレゼン力はまるっきり活かせなかったけど、僕が妖精の魔法を習得すればハリーの助けになることや、ハリーの助けになればドビーの解放にも繋がることなどをやたらめったらに話して何とか頷いてもらうことができた。

 

 魔法の練習はホグワーツでしかできないからドビーとはしばしのお別れだ。

 

 これで夏休み中にやりたいことは全部終えたかな。我らが偉大なるロック―ハートの著書はサイン会が終わった後で買いに行けばいいし、最悪フクロウ便で済ませられる。

 

 ドビーには自分をアイロンがけするのは止めた方がいいと伝えたけど、たぶん別の方法で自分を罰するんだろうなぁ...

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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 さて、夏休みも終わりホグワーツへ向かう列車の中、僕はルーナ・ラブグッドという新入生の少女と一緒にコンパートメントに居る。

 

 彼女が身に着けている妙な生物のアクセサリーや『ザ・クィブラー』なる雑誌を見て分かるが、どうやら彼女は相当な変人のようだ。魔法界的には彼女みたいな人間が魔法使いらしい魔法使いなんだろうけど、マグル生まれの常識人たる僕にはそういうのはよく分からない。

 

 それでも話してみる限りは悪い印象は無くて、メルヘン属性を持った子だと考えれば可愛く思える。人間関係初心者―あるいはコミュ障―という共通点もあるけど、話しているうちに視点や認識の違いに対する理解が深まって彼女の言動もあまり気にならなくなってきた。

 

 途中でネビルも加わったので共通の知人として互いを紹介してみるけど、どこか気まずい雰囲気を漂わせていた。

 

 片方は語るのに熱中して、片方は話を聞いてはいるものの興味が無い分野だから強く出られず引くに引けず。

 この二人の状況は後輩オタク女子と優しい先輩に例えられるのではないだろうか。

 

 近い未来ネビルが片思いするものの失恋するのを見たことがあるけど、やっぱりこの二人が今後どうなるかは非常に気になるね。

 

 それと、さっきからコンパートメントを覗き込んでくる人達が嫌な物を見たとでも言わんばかりの顔をして通り過ぎていくけど、何故なんだろうか。

 

 僕が原因だとしてもハロウィンの一件以降目立った動きはしていなし、期末のあれこれも校長やロンなどに頼み込んで口外しないよう約束してもらったからあんな顔をされる謂れは無いはずだし...*1

 

 ネビルもルーナも何ら変わったところはないし、本当に何故なんだろうか。*2

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 歓迎会も終わって、どうやら聞くところによるとハリーとロンは暴れ柳に突っ込んだらしい。ドビーが原因とはいえ今度会ったら盛大にからかってあげようかな。

 

 

*1
授業と図書館以外で見かけることが全くない爆発馬鹿

*2
『ザ・クィブラー』を読む不思議少女、爆発馬鹿と共に居るグリフィンドール生らしからぬグリフィンドール生




主人公...呪いの子、レガシーは知らない人。魔法使いの感性も忌避するものも分からない、様々な物を犠牲に才能を得た魔法界二年目の常識人(笑)

ドビー...「このお方...どこかおかしいのです...」

ルーナ...好みを話しても不思議そうな目をするだけでちゃんと話を聞いてもらえた人。ファーストコンタクトがしっかり話を聞いてくれた主人公だったため、組み分け後は原作より傷つくかもしれない。血潮は鉄じゃないし、心は硝子でもない。


後書きとか感想で細部を保管してくの、私の技量では本編に組み込めないのが原因なので文句も質問もドシドシどうぞm(__)m

「○○から見た主人公」的な話はいずれ出すつもりです。

主人公の性別は好きな方をお選びください

  • ハーメルンだしTS爆裂ネキやろがい!
  • 頭のおかしい爆裂ニキじゃワレぇ!
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