最期にオーディンが遺した言葉の意味。そしてまだ終わらないミラーモンスターの脅威、それに続く喰種の存在。
オーディンは消滅した。だがライダーバトルはまだ終わっていない。
鏡像劇と悲劇が交わる時に秋山蓮は衝撃の事実を目の当たりにする。
「ユナイトベント」
牙召杖が無機質な音声を発したと同時に、マグナギガの背後から悍ましいキメラが衝撃波を放った。そして「ファイナルベント」
仮面ライダー王蛇は狂った笑みを浮かべ宿敵(ゾルダ)を蹴り飛ばした。鉄の巨人は吸い込まれ消滅しゾルダは立ち上がれずに力尽きた。これで勝ったのか?勝利の余韻ではなく拭えない困惑を抱えゾルダを背にした瞬間、ゾルダの変身が解けた。変身していたのはあの弁護士(北岡)ではなく助手の由良吾郎であった。
吾郎「先生…、また美味いもん買って帰ります…」
彼の最期の言葉だった。何故だ?何故来なかった?理由は自分が"安心するため"の物と一蹴した獣が初めて理由を求めた。その答えが分からぬまま浅倉威は鉄パイプを握りしめ、警官隊に向かっていった。直後、数十発の銃声が虚しく響いた。
城戸「やっとちょっとは答えらしいものが見つかったかも知れない・・・でも、何か俺・・・ダメかも知れない・・・」
蓮「城戸・・・オイ!城戸!オイ、どうした・・・」
真司「俺さぁ・・・昨日からずっと考えてて・・・それでも分かんなくて・・・・・・」
蓮「・・・・・・」
真司「でも、 さっき思った・・・やっぱりミラーワールドなんか閉じたい・・・戦いを止めたいって・・・・・・」
蓮「・・・・・・・・・」
真司「きっと、すげー辛い思いしたり・・・させたりするけど・・・それでも止めたい・・・。それが正しいかどうかじゃなくて・・・俺もライダーの1人として・・・叶えたい願いがそれなんだ・・・」
蓮「ああ!だったら生きてその願いを叶えろよ!死んだら・・・終わりだぞ!!」
真司「そうなんだよなぁ・・・」
真司「蓮、お前はなるべく生きろ・・・・・・」
蓮「お前こそ生きろ!城戸!死ぬな・・・!死ぬな!!」
真司「お前が、俺にそんな風に言ってくれるなんてな・・・・・・」
真司「ちょっと・・・・・・・・・・・」
言葉の途中で城戸真司は息絶えた。もう目を開かない親友を背に秋山蓮は最後の戦いに赴くのだった。
「サバイブ」
ナイトはすぐにサバイブ形態に変身しオーディンに攻撃を仕掛けた。が、躱され背後を取られゴルドセイバーで斬りつけられた。何度戦っても何をしても届かない存在にひたすらに挑むが一太刀も入れられずにいた。そして
「ファイナルベント」
目の前を眩い光が照らした。刹那、秋山蓮の全身から激しい火花が散った。
優衣「私はいらない……!」
士郎「お前は……きっと拒む……拒み続ける……また駄目なのか優衣っ……!! また……!!」
「わああぁぁ──っ!! わああぁぁ──っ!!」
目の前の現実を受け入れられない亡霊が叫んだ。その叫びと共鳴し辺りの窓ガラスが砕け散った。
オーディン「う……ううっ……うおっ……!」
ナイト「あぁ……?」
オーディン「最後の、ライダーは…お前…だ…。だが……」
ナイト「っ…、まさか…」
___________________________
???「うん、今は問題ないみたいだね。」___________________________________
「お客さん?」
喫茶店で働く青髪の少女が声を掛けた。
「ご注文は決まりましたか?」
「ん…あぁ、いつものコーヒーを頼む」
いつものですねと言い少女は伝票を書き次の注文を取った。東京の街を大量の謎の生物が襲ってた惨劇から8年経過してもミラーモンスターによる行方不明事件は今でも続いている。そしてミラーモンスター以外の種も人を襲い喰っている。その種の名は喰種と言う。
後編は現在、鋭意制作中です。喰種主人公カネキケン視点か秋山蓮視点で描くか迷っています。