The Divide   作:粋刺@翻訳

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[作者まえがき]
ベータリーダーをしてくれてありがとうrandom boat
[訳者まえがき]
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Chapter 22: 雪結晶
Chap.22-01 レッドウィンター連邦学園 執務室


目を開けると、困惑せずにはいられなかった。要するに外は雪が降っていて、曇っていて太陽を見つけるのも一苦労だ。ちょっと変だ。普通なら──

 

そう、レッドウィンター、クーデター、奪還作戦…ソファから起き上がって身体の凝りをほぐすうちに、だんだんと思い出していく。あくびが止まらず、マスクは脇に置いたままだ。

 

それを手に取りながら立ち上がると、チェリノのオフィスは俺が寝床として使っていた弾痕が残るソファ以外は元通りになっていた。そうして身だしなみを確認する。

 

昨日は…かなりアクティブな一日だった。

“まさか一日でクーデターと奪還作戦が起きるとは…”

首を振りながら呟く。

“未だに信じられないな。”

 

スマートウォッチを確認すると、時刻が表示され、すぐにISACとアロナが現れる。

 

A おはようございます、エージェント。

ISACが挨拶すれば、その隣でアロナがうなずく。

 

S おっはーです先生!

 

“おはよう。”

挨拶を返して、身だしなみを確認すればうなずく。

“少しサッパリした方がいいな。”

 

言うまでもないことだが、いくら慣れているとはいえアーマーを着たままだと寝心地は決して良くない。

 

ドアへ移動し、ドアノブを掴もうとするとそれが回る。

 

本能と恐怖が一気に押し寄せてくる。ドアを蹴って侵入者を止めろ、もしくは撃てと、俺に告げてくる。だが俺はそれを抑え込む。

 

ドアの隙間からトモエが顔を覗かせて、俺の姿を見れば目を輝かせる。「あっ、おはようございます先生。ちょうど起こしに行こうとしていたところでした。ごゆっくりお休みになれましたでしょうか?」

 

俺は手で口を抑えてあくびをごまかし、まだ残っている疲れを振り払う。

“そこそこだったが、そこは俺の体調管理の問題だ。”

 

「昨日はいつも以上に慌ただしい一日でしたからね。」とトモエも同意を示して、俺の様子を見る。「もう少し、お休みになられた方が良いかと思います。」

 

俺は身だしなみを確認して、自分の臭いがしないかとシャツを手に取り、トモエの提案にうなずく。

“ああ、その通りだな。なら少し外を歩いてくるか。”

 

「はい。そうだ──」とトモエは笑顔で答える。「エスコートをいたしましょうか?通常であればマリナさんの担当ですが…」

 

“あー…”

そう言葉を濁し、マリナに短い祈りを捧げるように目を閉じる。

“大丈夫だ。そこまで遠くには行かない。”

 

ISACのウェイポイントを見ても、そこまで遠い場所ではない。せいぜい軽いジョギング程度の距離だ。それほど厳しい運動にはならないだろう。

 

「承知しました。ではレッドウィンターで素敵な一日をお過ごしください。」トモエは一礼してから姿勢を正し、笑顔を見せる。「何か用事があれば、気軽に事務局に連絡してください。」

 

“分かった。”

そう伝えて、一礼してから姿勢を正し、笑顔を見せる。

“ありがとう。”

さらに付け加えて、工事現場でバイトをしている生徒たちに似ているヘルメットを被った生徒たちを避けながらその場を立ち去る。そういえば昨日のことは…

 

今でもまるで夢のように感じる。色々なことが起こりすぎて、頭の中で整理しようとすると、まるでドミノ倒しのように次々と出来事と出来事がぶつかり合う。だがそれでもまずは身支度を整えないといけない。そのために外に出ることにした。

 

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