The Divide   作:粋刺@翻訳

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Chap.10-03 アビドス自治区 ???

砂に埋もれるアビドス自治区。そしてその道路を歩く他校の生徒たち、様々な表情を浮かべては静かに周囲を見渡していた。リーダーは、前髪で目元に影が出来て、肩まで届くピンク色の髪の少女。黄色の瞳は前髪とピンク色のヘイローによる影で輝き、ヘイローの形はぼんやりと目の形を成す複雑な線のパッチワーク模様。彼女が歩くたびに、ワインレッドの角に金色の装飾が施された頭部から、アホ毛がぴょこぴょこと揺れていた。肩に毛皮のコートを羽織り、白いボタン付きのブラウスにペンシルスカート──それが威厳溢れるアウトロー「陸八魔アル」をアウトローたらしめている姿だ。

 

その傍らには、ショットガンを大事そうに抱きしめている紫色の髪をした少女。周囲を警戒するように、紫色の瞳を忙しなく左右へ動かしながら、彼女は紫色の海軍服に短いスカートを履き、無造作に伸びた紫色の髪の上に駐屯(ギャリソン)帽を被っていた。その帽子の上には3本の線で構成された紫色のヘイローがあり、棘が突き出ていた。伊草ハルカはスマホに視線を落とし、再び周囲を見渡す。

 

その横では、華奢な少女が陽気に口ずさんでいた。興味深そうに周囲を見回す梅色の瞳、サイドポニーテールにまとめた髪はシュシュで留められ、肩にかけた鞄が動きに合わせて揺れるたびに、制服もかすかに揺れている。体格と同じ大きさのLMGを肩にかけ、小悪魔のように微笑み、視線は出来る限り無視を決め込もうとしていたアルに留まる。一歩一歩踏み出すスキップと共に、浅黄ムツキのヘイロー──二層の赤に中央にはクロスヘアのような4つの鋭い切り込みが入った花のそれが揺れていた。

 

そして四人組の中で寡黙な、色白の少女。鋭い赤目、白と黒のコントラストの髪は前髪と黒い角の横にあるポニーテールがそれを際立たせていた。首輪をつけ、Born.To.Kill(生来必殺)と悪魔の頭部がプリントされた黒いパーカーを着ており、ピストルは肩にかけたバックパックに収納されており、パーカーの裾からはスカートの裾がわずかに覗いていた。

 

砂上では静かな足音が、立ち止まれば静寂が訪れる。紫色の髪の少女は何も言わないまま、静寂が支配する。「ハルカ?」そんな平社員に、アルは好奇心から見つめてみる。

 

ゆっくりと、電話を地面に置くハルカ。丸くなり、何かを呟き始めるが誰も聞こえない。だがやがては聞こえ始める。「──せんすみませんすみませんすみませんすみませんアル様の邪魔になる存在ですみません──」とスマホに向けて自己憎悪がたっぷりと籠った言葉を吐き出し、バッグから何かを取り出す。「──生まれてきてすみません!」

 

鬼方カヨコはため息をつく。「また変わった?」と呟けば、アルは困惑した様子でカヨコを見つめる。「そもそもアビドス自治区の通信は元から悪いし、地図ももう何年も更新されてなかったけど…」カヨコは周囲を見渡す。「通信の方は最近良くなってきたらしいけど、でもまだ学校の周辺だけだと思う。」

 

「ありゃ~」と周囲を見回すムツキ。「また迷っちゃった?」

 

「いや。」と店先を指差しながら答えるカヨコ。「閉店中なだけ。」

 

どこか挫折感というものが漂っているかのような、一瞬の沈黙があった。最初は順調だった。カタカタヘルメット団の任務を引き継ぐために派遣されたものの、いざ到着したとなれば、まるで一目散に逃げ出したかのように空き家だらけだった。ムツキにとっては、たとえアルの気が進まなくても、この機を利用して手柄を立てるには絶好の機会だった。今や彼女たちはアビドスの学校へ攻め込む準備を整えつつあった。

 

そう、そうなるはずだった。だが傭兵たちとのスケジュールが合わず、攻撃は今日から明日へと延期された。そしてこの空白期間に新たな情報が明るみに出ることになった。

 

シャーレ公式アカウントからのとある投稿だ。数枚の画像と共にいつもと同じような率直で要領を得ており、暗に脅しをかけている投稿だ。生徒五名がヘルメット団と戦い、残党は逃げ出したと?明確な指揮系統を持たないギャングが逃げ出したと?

 

便利屋にとっては、これは興味深く、かつ戦々恐々とするものだった。ただし、カヨコだけはその行間が読めた。読まざるを得なかった。

 

もしもあの生徒たちが自力でかつ同様の手法を取れたとなれば、この問題はずっと前に解決していた。だが今回、シャーレの先生という協力者がいる。その者はヘイローを持たない男性で、その姿は武器にバックパックにボディアーマーとSRTにも引けを取らないものだった。そう、"何故?"だ。

 

何故弾帯が?何故"四"種類もの銃を?何故ボディアーマーの中に防弾プレートを?何故目が光っている?何故SRTが有している超法規的権限をシャーレにも付与した?

 

ヘイローの欠如、彼の性別、彼の年齢──彼と生徒を区別する要素をカヨコは深く理解していた。生徒と同様の守りを持たないことは確かだ。

 

それでも、どうすれば生徒とは違い、銃弾に耐えられない男とまばらに活動していたあの逃げ出したギャングたちに決定的な差が生まれるのだろうか?そして生徒会長がSRTとは異なる機関を欲していたとなれば、何故彼のような先生を連れてきた?

 

その答えは温泉開発部へとあった。彼は温泉開発部に接触し、カスミと共に去る光景を目撃されていた。そして救急医学部が彼らを支援した。

 

『ペンは剣よりも強し』

まさしくこの格言通りだ。このような状況下──銃や危険物が日用品となっているこの地にて、対立に満ちていていようが相互確証破壊*1によって、辛うじて均衡が保たれているこの都市にて──状況を見極め、魅了か戦闘かを判断する能力は、ここでは計り知れない価値を持つ。

 

だがこれら全てはカヨコの好奇心から出たものだった。そのため彼女は前払いを全てアルバイトの雇用に充てたアルに不満を持つことはなかったが、食費については忘れないつもりであった。

 

そして、全員からかき集めた五百円と空腹と共に、店を探し始める。予想とは違い…アビドスの地図は何年間も更新されておらず、おまけにサービスは劣悪。そのため存在しない店やレストランを見つけるか、見つけたとしてもアビドス郊外の店だったのが常だった。そしてアビドスが持つ広大さと紛らわしさのせいで、道を見失ってしまうのも常だった。

 

ここが初めて道に迷うことなく辿り着けたレストランで、完璧なコンディションだった。そして閉店済みである。

 

破壊も、移転も、放棄もされておらず。閉店済みと完全に知らしめていたのだ。

 

「へっ…」とハルカが口を開き、立ち上がる。「へへへへっ…殺します。」その言葉に軽く苛立つカヨコ、面白がるムツキ、心配するアル。「アル様のお食事を邪魔するものは全て殺します!」

 

「ハ、ハルカ!大丈夫よ!」友人を宥めようとするアル。ハルカは凍り付き、身体と目を丸くすれば辺りを見回す。

 

「ぁ、あ…あぁまっ……ま、またアル様にご迷惑を…?」と恐怖に陥る。

 

「ちがっ!迷惑なんてかかってないわ!」アルは慌てて、爆発寸前のハルカからさりげなくスマホを隠そうとした。「ただ…」

 

「一番安いメニューでも六千円だったから~最初から何も食べれなかったじゃん。」と肩を落とし、愉快な笑みを浮かべるムツキ。

 

「そういえば電波が届かないって言ってなかった?」とハルカを宥めるアルを横目にカヨコが尋ねる。

 

「そうだっけ~?」微笑みながら、顎に手を当てて言うムツキ。「覚えてないよ?」

 

頭を振ってため息をつくカヨコ。活気がないムツキのからかいから、普段よりもずっと早く例の顔になるアル、役立たずだと自嘲してすぐに謝るハルカまで──皆、疲れの色が出ているのは明らかだった。

 

「こんな無能ですみません。」いつもの虚ろな表情で謝るハルカ。

 

「違うわ!無能なんかじゃないわ!」素早くフォローを入れるアル、それに横から入るムツキ。

 

「そっ、アルちゃんはこっちの出費も忘れずに傭兵を雇ってくれたからね。」とムツキが付け加え、恥をかくアル。

 

「そ、そうね……あれは必要な犠牲だったわ!"予期せぬ事態を予測する!"…便利屋のモットーを忘れないことよ!」と、彼女は自信たっぷりに断言した。

 

「素晴らしいです!」ハルカの賞賛の下、アルはうなずく。

 

「モットーなんてあったっけ?」肩を落とすムツキにそう疑問を抱くカヨコ、アルの目はピクピク動く。「まあ、ヘルメット団を見た後となれば言いたいことは分かるけど。」もういいやとなるカヨコ、未だに誇り続けるアル。

 

「食費を忘れたのもそうかな?」とムツキが聞けば、いきなり矢でも射抜かれたかのようにアルはどぎまぎする。

 

「…それはそう。もう少し残せたはず。」とカヨコが指摘すればアルの信頼は急落する。

 

この反乱の中、彼女は信頼を取り戻さなければならなかった。「ま、まあ私たちみたいなアウトローが隙を突かれるなんて──」

 

 

「待って。」と割り込むカヨコ。周囲を見渡して、手をじわじわとホルスターに近づけていく。「誰か来てる。」だんだんと道に響く走行音に注意を向ければ、さらにはっきりと聞こえるようになる。そうして一台の車両が近づいてくる。

 

「風紀委員かしら!?」と心配するアル。だがカヨコは首を横に振る。

 

「違う。イオリならもう撃ってる。それによその自治区に攻め込むのはヒナのやり方じゃない。だからこれは──」

 

猛スピードで突っ込む車に対してニヤリと微笑むムツキ、ショットガンのグリップを強く握りしめるハルカ、すぐさま落ち着きを取り戻すアル、ピストルを構えるカヨコ。「その、これ以上は待たなくて良さそうね。」と虚勢を張り、スナイパーライフルを構えるアル。「それじゃあ──」

 

「待って。」とカヨコは目を細める。「あい…さつしてる?」

 

アルも目を細めて、まばたきをすれば驚く。「そうわね。」

 

「どうする~アルちゃん?」とムツキは獰猛な笑みを浮かべ、それにアルは一瞬たじろぐが、首を振って胸を張る。

 

「とりあえず待って、まずは自己紹介から──」車輪の軋む音が砂埃と共に割り込み、トラックが揺れて止まり、砂を巻き上がる。アルが口に入った砂を吐き出そうとすると、ムツキは面白がり、カヨコは疲れを見せ、ハルカは苛立ちを隠せなかった。

 

「便利屋の方々ですか!」トラックから少女が降りれば、顔には先生のものと似たマスクを付けていて、それを外せば、絶望に満ちた顔が現れた。「あなたたちが必要なんです!」

 

その言葉に、舌に残った砂の味を吐き出そうとしていたアルでさえ困惑した様子を見せ、四人は静まり返えっていた。「うちらを?」ムツキでさえもだった。

 

「はい!緊急事態ですのでここでは詳しく説明出来ませんが、報酬は必ずお支払いします!」彼女の声は震えており、絶望感がひしひしと伝わっていた。「そ…その、言い値でも全然大丈夫です。連邦生徒会かシャーレが…もしくは…私たちが支払いますので、お願いします!あなたたちの助けが必要です!」顔には不安と恐怖で歪みきっていた。

 

「社長?」とカヨコは初めて、アルが落ち着いている様を見て驚いた。どのみち、アルも目の前の少女の気持ちがよく分かっていたからだ。自身も似た状況を経験したことがある。自身の夢のみならず仕事を求め、そして共に支えてきた者へ恩返しをしたかったのだ。目の前の少女をみながら、一人の少女は決断を下す。

 

「分かったわ。」──その言葉には自信が溢れていた。「やるわよ。」

 

涙を振り払うように瞬きをすれば、アヤネは微笑む。「ほ、本当にありがとうございます!説明は向かう途中で行いますね。」そう言って車に入る。

 

「こういうのは久しぶりだよね~」と恥ずかしがるアルに対してムツキはそう言って乗り込み、カヨコとハルカがそれに続く。カヨコはかなり消極的といったようだった。

 

ほどなくして、遠くにて光の柱が立ち昇る光景を車内から見る少女たち。これにはカヨコも思わず口を開いてしまう。「何なの──」

 

「あれがターゲットです。」とアヤネが隣に座っているカヨコにタブレットを手渡す。「現在私の友人と協力者の方々と先生がなんとか持ちこたえていますが、どのくらい続くかは分かりません。」

 

手元のタブレットを起動するカヨコ。しばし見やればゆっくりとアルに向く。平静を装っていた顔だったが、後悔の念と共に口を開く。「社長、今からでも退職届は受理出来そう?」

 

「カヨコ!?」アルが驚けば、ムツキは瞬きをする。

 

「見せて見せてー!」とムツキが言えば、カヨコは後部座席の中央にいるアルにタブレットを手渡す。タブレットを見れば、受けた衝撃や恐怖は三者三葉だった。

 

ハルカは畏敬の念とショックに震えた。「うわぁ…」

 

「んー…」と言葉を濁すムツキ、愉快だった表情は目に入ったもので消える。

 

アルはただ顔面蒼白で白目を剥き、口を大きくあんぐりとして気絶寸前の状態になっていた。合意したものを見れば部長を責め立てることは出来なかった。

 

「名前はビナーです。情報によれば、層状に重なった強固な装甲を持ち、自己再生もします。しかし装甲を貫通するような攻撃を一定回数受けると一時的に"スタン"します。皆さんにお願いしたいことはビナーを追い出してもらうことです。」

 

「倒すのではなくて?」言葉の差異に気づき、カヨコは尋ねる。

 

「現時点ではほぼ不可能です。」その声には諦めが滲んでいた。「もし倒せるのならば、もう既にカイザーか前アビドス生徒会が倒していたはずです。」便利屋を見やるとアヤネは何かに気付く。「いきなりこんなことを頼みこんでしまって、それに確かな保証も用意できなくて申し訳ございません。」とアヤネが謝れば、緊張しきっていたアルは本能的にたじろぎ、ムツキはくすりと笑い、カヨコはため息をつく。

 

「大丈夫。今こっちの手持ちが少しないから予備の弾をいくつか貰えばいいんだけど…」と無理を承知で言ってみるカヨコ。

 

「座席の下に箱があるはずです。その…」言葉を濁すアヤネ。後部を見つめ、顔が少ししかめられていた。「すみません、お名前を聞いていませんでしたね。」

 

「大丈夫だよ眼鏡ちゃん。」とムツキが言えば、アヤネは困惑しながらその言葉を繰り返す。「私は浅黄ムツキ。で、こっちが社長の陸八魔アルだよ。」未だ緊張が解けない友人兼社長を紹介する。

 

「い、伊草ハルカです。」

 

「鬼方カヨコ。」

 

「奥空アヤネです。浅黄さんの下に──」

 

「ムツキでいいよ。」そう割り込み、下に手を伸ばして、少しもたつくも青と白の箱を取り出す。「わお~おっも~い。何入ってるの?」と尋ねるとアヤネはため息をつく。

 

「先生のものが入っています。念には念を入れて予備も用意しておいた方がいいとおっしゃっていました。」そう言ってブルーのウォッチをタップすれば、箱のラッチが開きムツキは驚く。「中を開けて必要な分をお取りください。」

 

「ありが──」と瞬きをしながらムツキはMG5にも使える弾帯に手を伸ばし、取る。「…ってアヤネちゃんはこういうの使わないタイプだとてっきり…」と言葉を濁す

 

「それは先生の分です。軽機関銃を持っていましたがこれは元からあったものだと思います。」

 

「いいね~」と出来る限りの弾帯と爆発物をとれば、笑みを浮かべる。「アルちゃ~ん。」

 

「へっ?ちょっと!?」ムツキがアルにグレネードを投げ渡せば、あたふたしながらもキャッチをするが、ピンはまだ抜かれていないことに気が付いた。

 

「やっぱりそろそろ補給の方もしないとね。」とムツキの口が開けば、声にも目にも楽しげな色を浮かべる。「そうしないと授業にも出れないし!」

 

「補給?」と困惑した様子で周囲を見回して、アルの視線は弾薬箱に行きつく。

 

「そう!」ぱあっと明るい笑顔と共に声を上げる。「ノートとかペンとか鉛筆とか~」もう一度箱に手を突っ込めば、今度は様々な種類の手榴弾を取り出し、微笑み、それらを置けばニヤリと不敵に笑う。「ゲヘナの建物をぶっ壊せる程のありったけの爆発物とか~」赤色でLove & Violenceと書かれた黒地のダッフルバッグに様々な手榴弾を詰め込み、再び箱に手を突っ込む。「風紀委員を充分にやれちゃうぐらいの弾の量とかそういうの!」そしてムツキはショットシェルの箱をハルカに、9x19mmパラベラム弾の箱をカヨコに、アルの銃の口径のライフル弾の箱をそれぞれ投げ渡す。

 

瞬きをすれば、怖気づいていたはずのアルは不敵な笑みを浮かべる。「もちろん。先生の任務でさえも遂行できなければ──便利屋は一体誰にとっての"便利"屋になるのかしら?」

 

弾丸を使用済みマガジンに込めているカヨコでさえ、社長の自信に驚き振り返っていた──彼女と他二人の便利屋はアルに加わってからはマガジンごとよりも弾だけを買う方が安上がりになるため、この作業にはもう既に慣れていた──一方、背もたれにもたれかかっていたアルは、カヨコに倣って弾を込め始めて、終えた後にムツキが渡したものが正しい口径であることを確認した。一度隙を突かれたが、二度目はなかった。

 

…二度も三度もなかったぞ。

 

まあそうだ、実際には二度あることは三度どころか六十八度もあったかもしれない。だがムツキの説明は説得力満点だ!

 

「わ~お!アルちゃん超カッコいい!」とムツキの目は輝く。

 

ショットガンを太ももにはさみ、手帳に何かを書きながらぶつくさとハルカは呟き、軍需品箱にある数個の爆発物に目をやる。

 

「そうかしら!?」とムツキに向いて瞬き、そして握り拳にコホンと咳をして胸をぽんと叩く。「私たちはハードボイルドなアウトローよ!」

 

一方、アヤネはため息をつく。「…皆さんご無事だといいのですが…」

*1
本来は核兵器を保有する国同士が、相手から核攻撃を受けたとしても相手も報復攻撃によって無視できない損害を受けるため、結果として核戦争が抑制されるという概念を指す。

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