第3期の後だけどAiが遊作の元から離れてないなどなど原作からの設定の乖離がありますがその辺は気にしない方針でお願いします(震え声)
これといったストーリーもなくM∀LICE使ってデュエルする小説になります。
キャラクターのイラストのポスト
https://x.com/muguet_Succubus/status/1901742751747809670
一部表現にウボァー様の遊戯王二次創作用特殊タグの表現をお借りしています。
「ふっふっふ………」
モニターだけが点灯している薄暗い部屋で、少女の高笑いが響く。
少女が見つめるモニターの前には、先ほどSOLテクノロジーのサーバーから取り出したカードのデータがある。
ファンタジーじみた絵柄の、可愛らしい少女たちで統一されたイラストのカード群。
その中に自身の手持ちから強力なカードを搭載し──デッキが組みあがる。
「これで、あのプレイメーカーに勝てるニビね!
サイバース同士なら互角、それに加えてプレイメーカーの使わないガチカード!勝てない道理が無いニビよー!」
ニービニビニビ!と、(若干奇妙な)高笑いがしばらく響いていた。
開口一番、財前晃から告げられた一大事に思わず藤木遊作はオウム返しに言葉を返す。
「……サイバース族のカードが奪われた?」
『あぁ、そうだ。
とは言っても、君たちが使用しているカードではない。
…君たちから提供してもらったデータを元に、我々SOLテクノロジーとハノイの騎士で協力して一般流通させる為のサイバース族のカードを作成する試みをしたことは以前に説明したと思う』
「あー、なんかそんな話あったな?Aiちゃんのあんなデータやこんなデータも勝手に渡されちゃって…」
ヨヨヨ、とわざとらしく泣き崩れるAiをスルーしながら、同席している草薙翔一が口を開く。
「それで、そのカードの作成が成功したって話は聞いてたが、それが丸ごと奪われたのか?」
『正確には、複数のカテゴリの内1つのカテゴリが奪われた形になる。
…サーバーへのセキュリティには我々の技術に加えてブラッドシェパードやハノイの騎士、加えて闇のイグニスに施してもらったイグニスアルゴリズムによって徹底的な防御を敷いていたのだが』
「そうだな。見せてもらった限りだが外部からの侵入はそれこそ不可能だと思っていたが」
「まさか、俺様以上に高性能なAIだってのかよ!?」
以前、ロスト事件の真実を求めてSOLテクノロジーのネットワークに侵入した経験はあるが、その時とは比べ物にならないほどセキュリティは厳重に強化されているのを実感していた。
何せ、自分も今回のセキュリティには関わっているのだから。
となると、Aiの言葉通りイグニス以上に高性能なAIがどこかに存在し、あのセキュリティを突破したのか。
そう思案した遊作だったが、続く晃の言葉がそれを否定する。
『あぁ、実際、奴は外部からサーバーに侵入した訳ではなかった』
「…どういうことだ?」
『恐らく、見てもらった方が早い』
数秒後、共有ウインドウが開くと監視カメラの映像が映し出された。
サーバールームなのだろう、中央には大型の筐体の随所が点滅している様子が映っている。
直後、カシャンッ!と音を立てて通気口のフタらしき物が落下した音が響く。
『あわわわわっ』
慌てたような若い女の声が聞こえた数秒後、カメラに一人の女性の姿が映った。
そして、懐から取り出したUSBメモリらしき物体をサーバー筐体に接続する。
それを見て、遊作は凡その事情を把握した。
同様の結論に達したらしいAiから思わず言葉が漏れる。
「あぁ、侵入って、物理的になのネ…」
『その通りだ。恥ずかしい話だが、SOLテクノロジーのハードウェア的なセキュリティはソフトウェア面と比べるとどうしても脆弱になる』
「仕方がないな。俺もAiもハノイの騎士も、現実では殆ど防衛力にはなり得ない」
そう。
いくら超天才的な技術者を集めてセキュリティを組んだとしても、物理的な侵入を防ぐ力は無いのである。
「つまり、だ」
翔一が話の流れを整理する。
「侵入者はSOLテクノロジーの内部に物理的に侵入して、サーバーから直接サイバース族のカードのデータを奪っていったって訳だな?」
『そういう事だ。サーバー間は独立していたおかげで奪われたのは侵入されたサーバー内に保存してあったデータだけ、かつウイルスの類が無いのはゴーストガールに確認済みだ』
「ふむ、それでそのデータを取り戻すのが依頼になるのか?」
『話が早くて助かる。犯人のアカウントは…』
晃が続けようとした時、警報音が鳴り響いた。
「ちょいちょい!?なんのアラーム!?」
『これは…!
プレイメーカー、すぐにリンクヴレインズへ向かってくれ!
奪われたカードの反応だ!』
「分かった!」
答え、キッチンカーに併設された専用スペースへと駆け込む。
「デッキ、セット!
Into the VRAINS!」
リンクヴレインズに突入すると、人だかりが出来ていることから件の存在はすぐに見つかった。
「…おっと、大物が来たニビねぇ?」
Dボードに乗ったまま近くまで向かえば、気づいたらしき少女がこちらを向く。
「プレイメーカー!お前にデュエルを申し込むニビ!」
「…いいだろう、こちらにもお前に用がある!」
取り出したDボードに乗って上昇する少女を追い、プレイメーカーも上空へと舞い上がる。
「「スピードデュエル!」」
「先行は貰うニビ!」
少女がそういいながら5枚のカードを確認する。
そして、1枚のカードを選択した。
「《
銀髪を細いツインテールで纏めた、白いウサミミ少女が現れる。
レベル3、闇属性、種族は────。
「サイバース族、それに『
「じゃあ、あれが奪われたカードだってのかよ!」
「その通りニビ!SOLテクノロジーからサイバース族を奪った実績と、プレイメーカーを倒した事実があればもっと名前が売れるニビ!
これで一躍有名人!大金持ち!カリスマデュエリスト!うっはうはニビよー!」
《
星3/闇属性/サイバース族/ATK1200/DEF300
ニービニビニビ!と高笑いする少女を見ながら、Aiが口を開く。
「あんな事言ってるけど、どーすんだよプレイメーカー様?」
「どうもこうもない。デュエルで決着をつけてからデータを回収する!」
改めて宣言し、Dボードを加速させる。
それを挑発と取ったか、少女は先ほど召喚したモンスターの効果を発動させる。
「勝てると思うのも今の内ニビ!
召喚・特殊召喚に成功した場合、墓地に同名カードが存在しない『
この効果で《
スゥ、とフィールドに裏側のカードが現れ────本来セットした次のターンにならなければ発動できないはずの罠カードであるそれが、発動される。
「そして罠カード《
効果でデッキから『
ただし、この効果で特殊召喚したモンスターの攻撃と効果の発動は封じられるニビ!」
「オイオイオイ!罠カードはセットしたターンには使えないはずだろ!?何堂々と無視してんだよ!」
思わずデュエルディスクから身を乗り出しながら抗議するAiを尻目に、フィールドの変化に気づいたプレイメーカーは尋ねる。
「……その罠カード、いや、『
「流石はプレイメーカー、慧眼ニビ!」
「えっ、どゆ事!?なんで分かるの!?」
困惑するAiに、プレイメーカーは推測した根拠を述べる。
「根拠は3つだ。
1つ、1ターン待たなければ使えない罠カードの効果に攻撃と効果を封じる強烈な誓約がある以上、何らかの方法でその誓約を上回るメリットがあるはずだ。
SOLテクノロジーから一般流通させる『商品』である以上、ある程度の強さがなければ見向きもされないからな。
2つ、先ほどまで場にいたハズの
つまり何らかの形でコストになったということだ。
そして3つ、財前は以前『
ならば必然的に、カテゴリー単位で除外を利用できるようになっているハズ。
これらを総合すると『『
そう言われてAiがフィールドに目を向ければ、先ほど
「補足の必要も無いほど正解ニビ!
だけど展開は止まらないニビよ!」
効果処理に移行すると、フィールドにブロックノイズが走り────ノイズを突き破って、黄色いネズミ少女が飛び出す。
「《
呼び出されたネズミ少女は、眠たげな眼を向けながら手にした枕を盾にするかのように構える。────守備表示で呼び出したらしい。
《
星3/闇属性/サイバース族/ATK900/DEF300
「さー、まだまだ行くニビよー!」
そう彼女が宣言すると、フィールドに開いていた穴から先ほど除外されたハズの
「
下級『
少女が
自信満々に辺りを見回すが、
??? LP4000→3700
「止まらないニビよー!
手札の《
コイツは手札にある場合、手札か墓地の他の『
手札の速攻魔法《
その宣言と共に現れたのは、巨大な鍵を漂わせる
だが早々に鍵を束ねて座り込んだ。全員守備表示で出しておくらしい。
《
星3/闇属性/サイバース族/ATK600/DEF300
「オイオイオイ、1ターンでモンスターが3体並んじまったぞー!?」
「ふむ、一般向けとはいえ流石はサイバースといったところか」
「冷静に言ってる場合かよプレイメーカー様!?」
「ここで除外された《
Aiとプレイメーカーのやりとりを他所に、少女の宣言が響く。
「《
そのカードを除外する事で同じ種類──すなわち、罠カードを除外すれば『
《
先ほど発動された罠カードがフィールドに現れ────ノイズに包まれ、違うカードへと変化していく。
「《《
そして現れるニビ、童話のサーキット!」
言いながら少女が虚空に手を翳せば、リンク召喚のためのサーキットが開かれる。
「私は
絶対なる女王よ、ここに君臨して我が輝かしき戦果を見よ!
リンク召喚!リンク3、《
3体の『
《
リンク3/闇属性/サイバース族/ATK2500
女王はフィールドを
「そしてカードを2枚伏せてターンエンドニビ!
さぁそっちのターンニビよ!」
リンク3の強力なモンスターを呼び出しつつ、伏せカード2枚と手札1枚を残してターンを終える少女に対し、プレイメーカーは自身の手札を見て展開を決める。
「……この程度、さしたる問題ではない。
俺のターン、ドロー!」
ドローしたカードを確認し、展開ルートに若干の補正を加え。
「《レディ・デバッガー》を召喚!」
言葉と共に現れたのは、どこか女性的な印象を与えるテントウムシのようなサイバース族モンスター。
《レディ・デバッガー》
星4/光属性/サイバース族/ATK1700/DEF1400
「召喚した時《レディ・デバッガー》の効果!デッキからレベル3以下のサイバース族モンスターを手札に加える!
俺は《マイクロ・コーダー》を手札に!そして現れろ、未来を導くサーキット!」
新たなモンスターを手札に加えながら、リンク召喚を宣言する。
「召喚条件は、効果モンスター2体!
俺はフィールドの《レディ・デバッガー》と、『コード・トーカー』モンスターのリンク素材にする場合手札からリンク素材にできる《マイクロ・コーダー》の2体をリンクマーカーにセット!
リンク召喚!現れろリンク2、《コード・トーカー》!」
そうして呼び出されたのは、非実体の剣を携えるリンク2のモンスター。
効果としては目立つものは無いが────このモンスターの真価は、リンク召喚される事にある。
《コード・トーカー》
リンク2/闇属性/サイバース族/ATK1300
「『コード・トーカー』モンスターのリンク素材として墓地に送られた《マイクロ・コーダー》の効果を発動!
デッキから『サイバネット』魔法・罠カード1枚を手札に加える!俺は永続魔法《サイバネット・コーデック》を手札に加え、これを発動!
そして手札から《リンク・インフライヤー》を《コード・トーカー》のリンク先に特殊召喚!
《リンク・インフライヤー》はフィールドのリンクモンスターのリンク先に手札から特殊召喚できる!」
その言葉と共に、プレイメーカーの手札からグライダーに手が生えたようなモンスター、《リンク・インフライヤー》が静かにコード・トーカーの後ろに着いた。
そして、その短い手で《コード・トーカー》を支えるように────いや、どちらかと言うと盾になってくれと言わんばかりにしがみついているようだ。
《リンク・インフライヤー》
星2/風属性/サイバース族/ATK0/DEF1800
「再び現れろ、未来を導くサーキット!
召喚条件は、効果モンスター2体以上!俺は《リンク・インフライヤー》と、リンク2の《コード・トーカー》をリンクマーカーにセット!
リンク召喚!」
そして呼び出されるは、プレイメーカーがかつてリボルバーとのデュエルの中で最後に得た『コード・トーカー』。
「────現れろ、リンク3!《トランスコード・トーカー》!」
《トランスコード・トーカー》
リンク3/地属性/サイバース族/ATK2300
橙色の装甲を纏い、複数の銃器を携えた『コード・トーカー』の1体、《トランスコード・トーカー》がフィールドに着地した。
そしてその瞬間、発動していた永続魔法《サイバネット・コーデック》の効果の発動条件が満たされる。
「永続魔法《サイバネット・コーデック》の効果を発動!
俺が『コード・トーカー』モンスターをEXデッキから特殊召喚した時、そのモンスターを対象に、同じ属性のサイバース族モンスター1体を手札に加える!」
宣言と共に、《サイバネット・コーデック》に橙色の光が灯る。
その光は、小さな《トランスコード・トーカー》のような形になり────。
「俺は地属性の《コード・ジェネレーター》を手札に加える!
そして《トランスコード・トーカー》の効果を発動!」
プレイメーカーの新たな手札として加わる。
続けざまに、プレイメーカーは《トランスコード・トーカー》の効果を発動させた。
「墓地のリンク3以下のサイバース族リンクモンスターを対象に、《トランスコード・トーカー》のリンク先にそのモンスターを特殊召喚する!
俺は《コード・トーカー》を対象にこの効果を発動させる!戻ってこい、《コード・トーカー》!」
先ほどリンク素材として墓地に送られた《コード・トーカー》が、《トランスコード・トーカー》の真後ろに着地する。
すると、2体のモンスターをうっすらと光が包み込んだ。
「《トランスコード・トーカー》の効果!このカードが相互リンク状態の時、このカードおよび相互リンク状態のモンスターは攻撃力が500ポイントアップし、効果の対象にならない!」
橙色の光が2体の『コード・トーカー』を包み、力を増強させる。
《トランスコード・トーカー》
ATK2300→2800
《コード・トーカー》
ATK1300→1800
「更に、《コード・トーカー》はリンク先にモンスターが存在する場合、戦闘・効果で破壊されず、リンク先のモンスター1体につき攻撃力が500アップする!」
薄白い光が《コード・トーカー》の全身を包み、力を強化すると共に鎧と化す。
《コード・トーカー》
ATK1800→2300
「よっしゃ、これで《トランスコード・トーカー》の攻撃力が相手のマル、マラ……。
………リンクモンスターの攻撃力を上回った!」
「《
……だけど、ほんとによかったニビかぁ?」
にやり、とあくどい笑みを浮かべる。
「モンスターを5体以上出したニビね!
裁きを受けるがいいニビ!」
そう言うと、少女は残った最後の手札を公開する。
「《原始生命態ニビル》の効果を発動するニビ!
このカードは相手がこのターンに5体以上モンスターを召喚・特殊召喚している場合、お互いのメインフェイズに発動可能!
フィールドの表側表示モンスターを全てリリースして、ニビル自身を手札から特殊召喚!」
「んな、なんじゃそりゃー!」
Aiの驚愕を他所に効果処理は続く。
「その後、この効果でリリースしたモンスターの攻撃力と守備力のそれぞれ合計の数値のステータスを持つ《原始生命態トークン》を相手に特殊召喚するニビ!
これが原始の裁きニビよ!ニービニビニビニビ!」
高笑いを浮かべる裏で少女の手札から1体のモンスター、否、隕石がフィールドへと落ちる。
両腕で顔を覆う事で落下と同時に発生した閃光を防いだプレイメーカーが視線をフィールドに向けると、その様相は一変していた。
2体の『コード・トーカー』モンスターがいたハズの盤面には、異形の怪物が鎮座していた。
そのモンスターは両腕を交差させていることから守備表示のようだが、その数値は『0』。
《原始生命態トークン》
星11/光属性/岩石族/ATK?→6100/DEF?→0
対して、少女のフィールドには地面に突き立つように隕石そのもののモンスターが降り立っていた。
《原始生命態ニビル》
星11/光属性/岩石族/ATK3000/DEF600
「自分のモンスターごとか…!」
「相手のターンにフィールドをまとめて消し飛ばせるなんて、そんなモンスターありかよー!?」
「なんでもありニビねぇ!
そしてセットしておいた罠カード《《
少女の2枚の伏せカード、その内1枚が開示される。
「墓地、または除外されている
その後、私のフィールドに
戻ってくるニビ、《
更に
開かれた罠カードが砕け散ると同時、2体の『コード・トーカー』と共に先ほどの《原始生命態ニビル》によって押しつぶされたハートの女王が再臨する。
??? LP3700→6200
「これで私のライフは6000ポイントを超えたニビ!
対してそっちは守備力0のトークンが1体だけ、もう勝ち目はないニビね!
私の勝ちは決まったニビ!ニービニビニビニビニビ!」
高笑いを浮かべる少女を見ながら、プレイメーカーは一つの結論に辿り着く。
「…なら、俺から一つお前に言ってやろう」
「何ニビ?命乞いなら聞いてやるニビよ?」
「お前、弱いな」
「………は?」
ばっさりと、プレイメーカーは少女を『弱い』と評した。
絶句する少女を他所に、プレイメーカーは指を3本立てる。
「1つ、効果を使うタイミングが雑すぎる。
事実、俺の手札はまだ3枚残っている。
2つ、展開過程でほとんどの手札を使い切っている事。
仮にお前の次のドローがモンスターカード以外だった場合、俺を倒すことはできない。
そして、3つ!
自分のモンスターを雑に扱う者に
言い放ち、虚空に手を翳す。
「現れろ、未来を導くサーキット!
召喚条件は、通常モンスター1体!」
その召喚条件に、少女は首を傾げ────プレイメーカーの狙いに気が付いた。
「まさか!?」
「そのまさかだ!トークンは通常モンスターとして扱われる!そしてプレイメーカーのデッキにゃ『アレ』がいる!」
「俺は《原始生命態トークン》をリンクマーカーにセット!
現れろリンク1、《リンク・スパイダー》!」
原始生命態トークンがサーキットへと吸い込まれ、入れ替わるかのようにクモのような外見のリンクモンスターが飛び出す。
《リンク・スパイダー》
リンク1/地属性/サイバース族/ATK1000
「俺は《リンク・スパイダー》の効果を発動!
《リンク・スパイダー》のリンク先となる自分フィールドに、レベル4以下の通常モンスターを手札から特殊召喚する!
現れろ、《ビットロン》!」
言葉と共に現れるのは、小さな羽を生やした小柄な通常モンスター。
《ビットロン》
星2/地属性/サイバース族/ATK200/DEF2000
こうしてモンスターが2体並んだ以上、サイバースの展開は再び始まる。
その事実を認めながら、少女はチラリと視線を伏せカードに向けた。
その様子を観察しながら、プレイメーカーは再びリンク召喚を行う。
「再び現れろ、未来を導くサーキット!
召喚条件はサイバース族モンスター2体、俺は《リンク・スパイダー》と《ビットロン》をリンクマーカーにセット!
現れろ、リンク2!《スプラッシュ・メイジ》!」
法衣を纏った少年が現れ、早々に自身の効果を発動させるべく集中を始める。
《スプラッシュ・メイジ》
リンク2/水属性/サイバース族/ATK1100
「《スプラッシュ・メイジ》の効果!
墓地のサイバース族モンスター1体を、効果を無効にして守備表示で特殊召喚する!
蘇れ、《レディ・デバッガー》!」
やがて、最初に召喚されたテントウムシのようなモンスターが墓地から再び特殊召喚された。
「そして三度現れろ、未来を導くサーキット!
召喚条件はサイバース族モンスター2体、俺は《レディ・デバッガー》と手札の《コード・ジェネレーター》をリンクマーカーにセット!
《コード・ジェネレーター》も《マイクロ・コーダー》同様に『コード・トーカー』リンクモンスターのリンク素材とする場合手札からリンク素材にできる!」
先ほど手札に加わっていた小さな《トランスコード・トーカー》のようなモンスター、《コード・ジェネレーター》が手札からサーキットへと飛び込んでいく。
「現れろ、リンク2!《コード・トーカー・インヴァート》!」
そうしてリンク召喚されたのは、《コード・トーカー》とどこか似ながら、剣の代わりに槍を持った白い鎧のリンクモンスター。
《コード・トーカー・インヴァート》
リンク2/光属性/サイバース族/ATK1300
「《コード・トーカー・インヴァート》の効果と、《サイバネット・コーデック》の効果、更に《コード・ジェネレーター》の効果を発動!
《コード・ジェネレーター》の効果でデッキから攻撃力1200以下のサイバース族モンスター1体を墓地に送る!俺は《シーアーカイバー》を墓地に!
続けて《サイバネット・コーデック》の効果により、デッキから《コード・トーカー・インヴァート》と同じ属性──光属性のサイバース族モンスター、《バランサー・ロード》を手札に加える!
そして《コード・トーカー・インヴァート》の効果により、リンク召喚成功時に《コード・トーカー・インヴァート》のリンク先に手札からサイバース族モンスター1体を守備表示で特殊召喚できる!
今手札に加えた《バランサーロード》を特殊召喚!」
剣と盾を構えたサイバースの剣士が、《コード・トーカー・インヴァ―ト》の横に並ぶ。
《バランサーロード》
星4/光属性/サイバース族/ATK1700/DEF1200
「《バランサーロード》の効果を発動!
1000LPを支払うことで、このターン再びサイバース族モンスターの召喚が可能となる!」
プレイメーカー LP4000→3000
1000LPという
「現れろ、未来を導くサーキット!
召喚条件はサイバース族モンスター2体以上!俺は《バランサーロード》とリンク2の《コード・トーカー・インヴァート》をリンクマーカーにセット!
現れろ、リンク3!《エクスコード・トーカー》!」
メインモンスターゾーンの2体を素材にリンク召喚されたのは、緑色の重装甲を纏い、両腕に盾を装備した風属性の『コード・トーカー』。
《エクスコード・トーカー》
リンク3/風属性/サイバース族/ATK2300
「《エクスコード・トーカー》の効果は発動させないが、永続魔法《サイバネット・コーデック》の効果!
《エクスコード・トーカー》と同じ属性のサイバース族モンスターを手札に加える!俺は風属性の《クロック・ワイバーン》を手札に!」
風を纏いながら、水晶の翼をもつ小さなドラゴンのようなサイバースがプレイメーカーの手札へと加わっていき──。
「そして今手札に加わった《クロック・ワイバーン》を《バランサーロード》の効果により召喚!」
早々にフィールドへと呼び出される。
《クロック・ワイバーン》
星4/風属性/サイバース族/ATK1800/DEF1000
「《エクスコード・トーカー》のリンク先のモンスターは、攻撃力が500ポイントアップし、効果では破壊されなくなる!
そして召喚した《クロック・ワイバーン》の効果!攻撃力を半分にして《クロック・トークン》1体を特殊召喚できる!」
その宣言を受けると《クロック・ワイバーン》が凡そ半分のサイズに縮小し、《エクスコード・トーカー》の隣に小さな水晶が現れた。
《クロック・ワイバーン》
ATK1800→2300→1150
《クロック・トークン》
星1/風属性/サイバース族/ATK0→500/DEF0
「現れろ、未来を導くサーキット!
召喚条件はレベル2以下のサイバース族モンスター1体!
俺は《クロック・トークン》をリンクマーカーにセット!
現れろリンク1、《トークバック・ランサー》!」
水晶がサーキットへと飛び立ち、入れ替わって降りてきたのは小さな体で槍を持つサイバース。
《トークバック・ランサー》
リンク1/闇属性/サイバース族/ATK1200→1700
「そして、今一度現れろ!未来を導くサーキット!
アローヘッド、確認!召喚条件は効果モンスター2体以上!
俺は《トークバック・ランサー》とリンク3の《エクスコード・トーカー》の2体をリンクマーカーにセット!
サーキットコンバイン!」
上空に現れたサーキット目掛け、《エクスコード・トーカー》は3つのリンクマーカーへ、《トークバック・ランサー》は1つのリンクマーカーへと飛び込んでいく。
「────まだ見ぬ世界へ繋がる風を掴め!リンク召喚!
リンク4、《アクセスコード・トーカー》!」
そして降臨するのは、重厚な鎧と槍を備える『コード・トーカー』の1体。
手にした槍を数度回転させ、
《アクセスコード・トーカー》
リンク4/闇属性/サイバース族/ATK2300
「《アクセスコード・トーカー》の効果!
リンク召喚した時、素材にしたリンクモンスター1体を選び、そのリンクモンスターのリンクマーカーの数値×1000ポイント、攻撃力をアップする!
俺はリンク3の《エクスコード・トーカー》を選択し、攻撃力を3000ポイントアップ!
更に墓地の《シーアーカイバー》の効果!
リンク先にモンスターが召喚・特殊召喚された時、手札または墓地から特殊召喚できる!
ただしこの効果で特殊召喚した《シーアーカイバー》はフィールドを離れる時除外される」
《エクスコード・トーカー》の力を受け継ぎ攻撃力を大幅に上昇させる《アクセスコード・トーカー》の隣に、ちょこんとタツノオトシゴのようなサイバースモンスターが並ぶ。
《アクセスコード・トーカー》
ATK2300→5300
《シーアーカイバー》
星3/水属性/サイバース族/ATK300/DEF2100
「これで《アクセスコード・トーカー》の攻撃力は
しかも《アクセスコード・トーカー》には墓地のリンクモンスターを除外してフィールドのカードを破壊する効果もある!
やー、流石はプレイメーカー様、きっちり勝ちますな~」
「説明はフラグニビ!スキル発動、『女王の勅令』!」
Aiの発言を爆速で回収するかのように、少女はスキルの発動を宣言する。
「『女王の勅令』は、自分フィールドのモンスター1体をコストとしてリリースするニビ!《原始生命態ニビル》をリリース!
そして、相手フィールドのモンスターの効果を無効にして、モンスターの攻撃力を0にする!
その後、私のフィールドのモンスター1体を選んで、このスキルで変動した数値分の攻撃力を加算するニビ!
さぁやるニビ、《
直後、杖から放たれた光が《アクセスコード・トーカー》と《クロック・ワイバーン》、《スプラッシュ・メイジ》と《シーアーカイバー》を包み、力を霧散させた。
そして、霧散させられた力は
《アクセスコード・トーカー》
ATK5300→2300→0
《クロック・ワイバーン》
ATK1150→0
《スプラッシュ・メイジ》
ATK1100→0
《シーアーカイバー》
ATK300→0
《
ATK2500→7800→8950→10050→10350
「攻撃力10350!?どど、どうすんだよプレイメーカー様よぉ!?」
「問題ない。黙っていろ」
「強がるのもそこまでニビよぉ?この圧倒的なパワー、負けようが無いニビ!」
少女の嘲笑も意に介さず、プレイメーカーは違うエースモンスターを呼び出す準備にかかる。
「何度でも現れろ、未来を導くサーキット!
召喚条件はサイバース族モンスター2体、俺は《スプラッシュ・メイジ》と《シーアーカイバー》の2体をリンクマーカーにセット!
現れろリンク2、《クロック・スパルトイ》!」
槍を持ち、水晶を鎧のように纏ったモンスターが《アクセスコード・トーカー》の横に並ぶ。どうやらメインモンスターゾーンに呼び出したようだ。
《クロック・スパルトイ》
リンク2/闇属性/サイバース族/ATK800
「……ニビ?」
リンク2のモンスターを使って別のリンク2のモンスターを呼び出す。
そんな不可解なプレイングに少女が首をかしげる中、プレイメーカーは展開を続けていく。
「《クロック・スパルトイ》の効果発動!
リンク召喚した時、デッキから《サイバネット・フュージョン》を手札に加える!
そして《サイバネット・フュージョン》を発動!
俺の手札及びフィールドのカードを素材に、サイバース族モンスターを融合召喚する!
ただし、EXモンスターゾーンに俺のモンスターが存在しない場合、俺の墓地のサイバース族リンクモンスター1体を除外して融合素材にできる!
俺は《クロック・ワイバーン》、《アクセスコード・トーカー》、《クロック・スパルトイ》の3体と、墓地の《トランスコード・トーカー》を素材に融合召喚!」
フィールドの2体のモンスター、そして墓地から舞い上がった《トランスコード・トーカー》が《クロック・ワイバーン》を中心に渦を巻く。
「今、雄大なる翼のもとに集いしつわものたちよ…。新たなる伝説となれ!融合召喚!出でよ!《サイバース・クロック・ドラゴン》!」
そして渦を突き破るようにして出現したのは、《クロック・ワイバーン》が力強く成長したかのような龍。
誕生を誇るかのように、6枚の鋭い翼を広げ、甲高く咆哮する。
《サイバース・クロック・ドラゴン》
星7/闇属性/サイバース族/ATK2500/DEF2000
「《サイバース・クロック・ドラゴン》は融合召喚した時、素材にしたリンクモンスターのリンクマーカーの合計分だけデッキの上からカードを送り、他のモンスターの攻撃ができなくなる代わりに墓地に送った枚数1枚につき1000ポイント攻撃力をアップさせる!
俺が融合素材にしたのはリンク2の《クロック・スパルトイ》、リンク3の《トランスコード・トーカー》、リンク4の《アクセスコード・トーカー》!
よってデッキの上から9枚を墓地に送り、攻撃力を9000ポイントアップさせる!」
「《スプラッシュ・メイジ》をわざわざ素材にしたのはEXモンスターゾーンを開けるためだったニビか!
それは通すわけには行かないニビね!
《サイバース・クロック・ドラゴン》の効果発動に、少女が待ったを掛ける。
「《
「それにチェーンして速攻魔法《禁じられた聖杯》を発動!フィールドのモンスター1体を対象に、攻撃力を400ポイントアップさせて効果を無効にする!」
対抗せんと、プレイメーカーは手札に持っていた速攻魔法をデュエルディスクに叩きつける。
僅かな攻撃力の上昇と引き換えに、モンスターの効果を無効にする『禁じられた』シリーズの1枚だ。
「いよっしゃぁ!これで相手の
「──────俺は《サイバース・クロック・ドラゴン》の効果を無効にする!」
「「なんですとー!?」」
Aiと少女の驚愕が重なる中、聖杯の中身を掛けられた《サイバース・クロック・ドラゴン》は力が封じられる感覚にいら立つような咆哮を上げる。
《サイバース・クロック・ドラゴン》
ATK2500→2900
直後、
「プレイメーカー様よぉ!?どーすんだよフィールド空にされちまったぞ!?」
「まさか自分のモンスターを見殺しに」
するとはニビねぇ、とは続けられなかった。
「俺は速攻魔法《サイバネット・ロールバック》を発動!
除外されているサイバース族モンスター1体を対象に、特殊召喚する!
戻ってこい、《サイバース・クロック・ドラゴン》!」
プレイメーカーの発動したカードにより空いた穴から、這い出るようにして《サイバース・クロック・ドラゴン》が帰還する。
そして、一度自身を消し去った
その様子を見ながら、プレイメーカーは最後の手札に手を掛ける。
「俺は手札の《キャシー・イヴL2》の効果を発動!
このカードは俺のフィールドのレベル3以上のモンスターのレベルを2つ下げる事で特殊召喚できる!
《サイバース・クロック・ドラゴン》のレベルを2つ下げて特殊召喚!」
手札から現れたネコミミを付けた少女のようなサイバースが、《サイバース・クロック・ドラゴン》の
《サイバース・クロック・ドラゴン》
星7→5
《キャシー・イヴL2》
星2/光属性/サイバース族/ATK800/DEF600
「そして、これがこのデュエル最後のリンク召喚になる。
俺は、《サイバース・クロック・ドラゴン》と《キャシー・イヴL2》の2体をリンクマーカーにセット!」
「ちょっと《サイバース・クロック・ドラゴン》が可哀そうになってきたニビよ…?」
出てきて早々効果を無理やり止められるわ除外されるわ帰還したと思ったらレベルを奪われて挙句リンク素材にされる。
敵ながら少女が同情する程度には中々悲惨な扱いであった。
「召喚条件は、サイバース族モンスター2体!
現れろリンク2、《クロック・リザード》!」
デュエル最後のリンク召喚、という割に呼び出されたのはそこまで強そうには見えない、水晶の生えたトカゲのようなモンスター。
《クロック・リザード》
リンク2/闇属性/サイバース族/ATK1200
そのステータスを見た少女は、小馬鹿にしたように声を上げる。
「ニービニビニビニビ!勝ち目がないと悟って自棄になったニビか?
やっぱり勝つのはわたs」
「《クロック・リザード》の効果を発動!」
一切取り合うことなく、プレイメーカーは効果の発動を宣言する。
「もうちょっと聞いてあげなよプレイメーカー様ぁ…」
「黙っていろ。
《クロック・リザード》は、自身をリリースすることで墓地の融合モンスター1体をEXデッキに戻す。
その後、墓地から素材を除外する事で戻した融合モンスターを再び融合召喚する!
俺は《サイバース・クロック・ドラゴン》を戻し、墓地から《クロック・ワイバーン》と墓地に眠るリンクモンスター全て、すなわち9体のリンクモンスターを除外する!」
墓地から再び飛翔する《クロック・ワイバーン》、その周囲を粒子状に変化した
「──────再び雄大なる翼の元に集いしつわものたちよ!大いなる伝説となれ!
融合召喚!再誕せよ、《サイバース・クロック・ドラゴン》!」
そして、光が弾けて《サイバース・クロック・ドラゴン》がEXモンスターゾーンへと舞い戻った。
「除外された《クロック・リザード》の効果、そして《サイバース・クロック・ドラゴン》の効果!融合素材にしたモンスターのリンクマーカーの合計は19、よってデッキの上から19枚を墓地に送る!
そして攻撃力は…」
宣言と同時、プレイメーカーのデッキの上から19枚のカードが浮かび上がり、墓地へと吸い込まれていく。
それと同時に《サイバース・クロック・ドラゴン》の力が膨れ上がり、巨大化していく。
《サイバース・クロック・ドラゴン》
ATK2500→ATK21500
「こ、攻撃力21500ニビ!?」
チラリ、と不安そうに少女が
が、その攻撃力は消え失せていた。
《
ATK10350→0
「ど、どうしたニビ!?」
「《クロック・リザード》の効果だ。除外された時、俺の墓地のサイバースの数×400ポイント、相手モンスター全ての攻撃力をダウンさせる。
俺の墓地には28体のサイバース族モンスターがいる、よって11200ポイント攻撃力はダウンする!」
それは、最後に呼び出されたリンクモンスターの効果。
力を失った女王は、それでも最後の意地か膝をつこうとはしない。
「っ、罠カード発動、《トラップトリック》!
効果でデッキから通常罠1枚を除外して、同名カードをデッキからセットする!この効果でセットした通常罠はそのターン中でも発動できる!
私はこの効果でデッキから《聖なるバリア -ミラーフォース-》を除外して、もう1枚の《聖なるバリア -ミラーフォース-》をセットするニビ!」
「《聖なるバリア -ミラーフォース-》か…」
ここで少女の最後の伏せカードが発動され、ミラーフォースがセットされる。
「どーすんだよプレイメーカー?このまま攻撃したらヤバいぜ?」
「決まっている。
バトルだ!《サイバース・クロック・ドラゴン》で《
「ノォ~~~!?!?」
「おバカちゃんニビねぇ!底知れぬ絶望の淵に沈むニビー!」
当然、少女は《聖なるバリア -ミラーフォース-》を発動させる。
開かれた罠カードから放たれた眩い光が、《サイバース・クロック・ドラゴン》を呑み込み。
《サイバース・クロック・ドラゴン》の放った大気を振るわせる咆哮が、光を搔き消した。
「ニビぃ!?どうしてニビ!?」
「俺は墓地の《サイバース・シンクロン》の効果を適用した。
このカードはEXモンスターゾーンのモンスターが破壊される場合、代わりに墓地から除外できる」
その言葉と共に、半透明の姿で《サイバース・クロック・ドラゴン》を包み込んでいた、どこか《ビットロン》に似たモンスター、《サイバース・シンクロン》が消えていく。
「バトル続行、《サイバース・クロック・ドラゴン》の攻撃!」
《サイバース・クロック・ドラゴン》の全身から漲るエネルギーが、口元へと収束していく。
対して《
しかし、既に
「行け―!クロクロドカーn」
「パルスプレッシャー!」
Aiのセリフを遮るプレイメーカーの宣告を受け、《サイバース・クロック・ドラゴン》は収束させたエネルギーを解き放つ。
明らかに過剰なエネルギーが込められたその砲撃は、
「覚えてるニビよ~~~~~~!?」
??? LP6200→0
過剰ダメージでログアウトしたらしき少女がいた空間を見ながら、Aiがぽつりと呟く。
「プレイメーカー様ー?流石にやりすぎじゃねーのー?」
「現実へのフィードバックのレベルは今回に限り殆ど無しのレベルに下げさせてある、問題は無い」
「そーじゃなくてさー…」
そのまま待機する事数分、プレイメーカーに連絡が入る。
「…そうか、わかった」
その連絡を受けると、プレイメーカーはログアウトしていった。
数分だけ時間を戻して。
「し、死ぬかと思ったニビ…」
攻撃力2万越えのモンスターに攻撃されるという凡そ体験しない経験を受け、強制ログアウトさせられた少女は薄暗い部屋の中でため息をついた。
「まさか攻撃力2万なんて出してくるとは思わなかったニビよ。だけど次は負けないニビ!」
「ちょっと落ち着きなさい。はい、ココア」
「あっ、ありがとうごz……」
自然に差し出されたココアを受け取ってから、気づく。
自 分 は 一 人 暮 ら し だ
「お加減は如何かしら?可愛い泥棒さん?」
パンドールを従えたゴーストガール/別所エマは『
ちなみに一切描写して無かったけどサイバース・シンクロンは19枚の墓地送りに紛れて墓地に行ってます。