女たらしが往く実力至上主義の教室   作:俺は社畜

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気づけば1週間も経っていた…。
その割に内容も短めです。
申し訳ない…。


44話 余暇活動とその後

 

 

 

「………、なぜ綾小路君がいるのかしら?」

 

 

鈴音は開口一番にそう呟く。

 

 

会長からの話があった翌日、学校は休みで今日前々から約束していた清隆とカラオケに行くことになっていた。

 

ただ、俺ら二人だけだと華がなさすぎるという事で女子を呼ぶことにした。

 

しかし清隆と親しい女子なんて鈴音くらいだろう…。軽井沢グループとは関係値皆無だし、みーちゃんらも変な雰囲気になりそうだし、櫛田さんだと誘うときに周りの男どもの殺気がヤバそうだし、結果的に鈴音しかないわけである。

 

 

ただ鈴音を誘った時、俺は清隆の事を言うのを失念していた。

 

 

 

彼女はデート気分でウキウキだったところに水を差されたらしい。

 

 

 

「あれ?清隆も一緒って言ってなかったっけ?」

 

 

………………ジトー、、、

 

 

ジト目でこちらを見つめる鈴音。

 

せっかくウキウキの清隆の腰をおる訳にもいかないので何とか鈴音の機嫌をなおさなくてはならない。

 

 

俺は鈴音にだけ聞こえるように

 

 

「今夜は二人で一緒にいよう。」

 

と囁く。

 

 

 

その言葉に鈴音は途端に顔を赤くするのだが、「…仕方ないわね。」とカラオケに同行してもらうことになった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

………、さて早速カラオケに意気揚々と入る。

 

ただ、俺を含め誰も動こうとしない。

 

 

「鈴音ももしかして初めてか?」

 

 

少しソワソワする鈴音にまさかと思い声をかける。

 

 

 

「そうだけど、なにか問題?」

 

 

 

清隆に続き鈴音も初めてである。

そして俺だが、教官の指導の一環として数回入ったことはあるが、同世代とは初めてである。

 

 

 

…ここは麻耶、千秋あたりを誘った方が良かったのでは…。

 

 

そう後悔するのだが、来てしまったものは仕方ない。昼フリーだが、最悪早めに撤収してもいい。

 

 

 

「じゃあ、歌っていこうか…。ただ歌って盛り上がる…、のは俺らの柄じゃなさそうだから採点機能でも入れようか。」

 

 

誰かが歌って合いの手入れて、みたいな感じになる想像が全くできなかったのでとりあえず採点を入れる。

 

 

「因みに二人は好きなアーティストとかあるの?」

 

 

 

 

沈黙である。

 

しかし少経って空気を読み清隆が話し始める。

 

 

 

「あー、九条にすすめられたサイトでいくつか曲は聞いたんだがアーティスト名は覚えてない。」

 

 

 

清隆がこういう知識が無いことは分かっていたので、とりあえず最新の流行りが分かるサイトを紹介しておいた。

 

 

 

「私は…………、特に特定に何処か好きというのは…ないわ…。」

 

 

 

少し歯切れの悪い回答をする鈴音だが、俺は知っている。

カラオケに鈴音を誘ったあと、こっそり男女デュエットの曲を探していたのを…。

 

 

 

「〇〇✕✕とか鈴音は知らない?」

 

 

「えぇ…。少しならわかるわ。」

 

 

 

鈴音が特に歌詞を見ていたアーティストだ。

 

 

「ならまた後で一緒に歌おう?」

 

 

 

 

 

そこから俺達はたどたどしくはあったがカラオケを満喫した。

 

清隆は最新の流行りを満遍なく予習していたのだが、かなり幅が広かった。流石に無表情でゴリゴリのアイドルの歌を歌っていたのは爆笑してしまった。鈴音も思わず吹き出していた。

いやあの顔でやる気なくキャピキャピソングを歌う清隆とか破壊力がヤバすぎた。

面白いからまた次の機会にお願いするか…。

 

鈴音ははじめこそ遠慮していたが、採点で90点以上を出し続ける清隆に煽られてからは少ない音楽知識を思い出し曲を歌っていた。

俺とのデュエットも何曲か歌ったが少し硬かったので肩を寄せてみたら変な奇声をあげていた。

 

「俺は邪魔か?」

 

赤らめる鈴音に対しての清隆の一言に恥ずかしさからか思わずマイクを投げようとする鈴音を押さえるのは大変だった。

たまに暴力キャラになるのは抑えてほしい。女性とは言え武術の心得もある鈴音はピンポイントで急所を狙うのだ。致命傷になりかねない。

 

 

 

そうこう歌っていると案外時間は過ぎるもので、夕方になりカラオケルームをあとにする。

 

 

 

「いやあ、楽しかったよ。二人ともありがとう。」

 

 

「あぁ。俺もいい体験になった。」

 

 

「………、二人よりも点数が低かったのは気に食わないわ…。」

 

 

鈴音は普段あまり歌を聞かないので、中々採点は厳しかった。逆に清隆は加点こそ少ないが流石のチートキャラ。音程を外すことが全くなく鈴音を驚かせていた。

その上低音、高音も関係なく出すのだから開いた口がふさがっていなかった。

まあ全く気持ちはこもってなかったが。

 

 

 

そう少し雑談を交えた俺達は寮へ戻った。

 

 

その後、まもなく自室で準備を整えて鈴音がやってきたのだが、「今度は二人で。」と入念に言われた。

そんなにデートしたいのか、可愛い奴め。

 

 

 

 

 

 

 

そして週が明け……

 

 

週のはじめ、朝礼にてCクラスへの処遇が全て公開された。

 

停学すら無い判決に案の定不満はあがるのだが、その他の制裁を見てその意見は息を潜めていく。

それに変わり、40万ポイントが確約された須藤に対して一部男子達が群がっている。

 

「ちょっとくらいくれよ〜。」

そんな声が聞こえてくるが、須藤は

「やだね。」

と適当にあしらっている。

 

反省に加えて、お金に余裕ができたので心にもゆとりができたようだ。このまま須藤にもどんどん成長してもらいたいものだ。

 

 

因みに期末試験も無事に退学者は出なかった。過去問があった中間試験と比べて平均点が20点ほど下がったのも大きかった。赤点ラインが35点前後が多く、三馬鹿は40点台がちらほらあったので平均が高かったら危なかった。

 

麻耶なんかもまだ48点を採るテストがあってヒヤヒヤするが中学時代に抜けた基礎からやってるのでこれ以上下がることはないだろう。基礎大切!千秋なんかは平均90近く有り才能の片鱗を見せている。「またご褒美だね。」と嬉しそうに言うが、今度は何を請求されるのだろう…。

 

勉強に精を出す波瑠加と愛里は二人ともクラス平均点は超え平均80点あたりを記録していた。まだまだ伸びる余地はあるし今後さらに期待したいところだ。

 

 

 

 

さて、テストも終わり1学期のイベントは無事終了して、夏休みに入るわけだが…、8月早々から約半月かけてのクルージングがある。

クラスは旅行だのバカンスだの浮かれ気分の奴が多いが、間違いなく特別試験があるだろう。

 

 

 

 

 

一体どんな試験が待ち受けているのか。

できれば退学などは賭けないものが良いが…、心臓に悪いし…。

 

 

 

 




今流行りのアイドルソングを歌う清隆を見てみたい…。
クラシックを歌い上げる清隆でも可。(坂本君みたいな感じ?)

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