現場検証していたところ、1人の男が焼死体で発見された。
学校帰りにあことリリィが現場へ行くと、何と被害者は姉の学校の先輩と湊の兄と判明した
八戸新幹線に乗って特捜班は事件の謎を追う
湾岸署管内で、アパート火災が起きた。
ところが、アパート火災で1人の男が焼死体で発見されていた。
「亀井刑事、被害者の免許証です。」
「おう、何かわかったのか。」
「被害者は、今岡 康弘と判明しました。」
「そうか。」
「今岡だって、まさか。」
と、あことリリィと香澄は驚いた。
「君たちは何だね。」
「お姉ちゃんの学校時代の先輩なんです。」
「えっ、知ってるのかね、君たちは。」
と、亀井刑事は言った。
「じゃあ、君たちはこの辺りで不審な人物はいなかったかね。」
「さぁね」
「知らないわ。」
と、あこは言った。
「そうか。」
東京中央鉄道公安室・公安特捜班
「焼死した男は、あこちゃんのお姉さんの高校時代の先輩と判明しました。」
と、菅原は言った。
「すると、犯人は殺害後に火をつけて逃走したと言うだな。」
「ええ、恐らく。」
「それに、被害者は函館行の切符を持っていたそうです。」
「ほう、なるほどね。」
「そうか、やはり青森か函館へ向かうんですかね。」
と、高杉は言った。
「でも、東北か函館へ行くには新幹線「やまびこ」又は「はやて」に乗って行くんじゃないかな。」
「ああ、それも考えられるな。」
「ええ。」
そして、次の日。東京駅
「えーと、次の東北新幹線ホームは何処でしょうか。」
と、女は言った。
「ああ、こちらでございますよ。」
「そうですか、どうもありがとう。」
そう言って、彼女は新幹線乗り場へ向かった。
「えーと、11時56分発の「はやて13号」か、八戸行か乗れに乗ればいいのね。」
プルルルルルルルルルーッ
と、発車ベルが鳴った。
ファーン!
11時56分、新幹線「はやて」は東京駅を発車した。
「すいません、乗車券を拝見。」
「はい。」
と、女は車掌に切符を拝見した。
「弘前までですね。」
「はい。」
「八戸で乗り換えです。」
「どうも。」
「このアパート火災は、何者かに火をつけて逃げ去っていったと言うです。」
と、高山は言った。
「ほう、なるほどね。」
「という事は、殺害後に放火したと考えられるな。」
「ええ。」
「やはり、犯人は金目的による犯行とみて間違いないだろうな。」
と、高杉は言う。
「この犯行からすると、2ヵ月前の火薬工場から盗んだものとみて間違いないな。」
「やはりな。」
「えっ、どうしたんですか?。」
と、岩泉は言った。
「この火事は7年前の放火事件の手口と似ていないか。」
「ん、そうか確かに似ているな。」
「ええ。」
「そう言えば、この火事で大学生が死亡したんだよな。」
と、桜井は言った。
「ああ、やはりこの事件の手口は似ているな。」
「ええ。」
「ほう、放火殺人か。」
「ええ。」
一方、その頃。
彼女の名前は湊 友希那。ガールズバンドの「ロゼリア」のメンバーで友希那には悲しい過去があった。1連の放火殺人で友希那の兄・文矢を亡くしているのだ。その放火殺人の被害者が友希那の兄だったのだ。
友希那は東京駅で新幹線「はやて13号」に乗っていたのだ。
「あなたも、列車に乗って青森へ行くのか。」
と、女は言った。
「ええ、そうよ。」
「あなたは何処へ行くのですか。」
と、友希那は言った。
「私は、函館へ行くの?。」
「函館、何で。」
「私の友人に会いに行くの。」
「なるほどね。」
「私は、弘前へ行くのよ。」
14時55分、新幹線「はやて」は定刻通りに八戸に到着した。
「じゃあ、あなたはここで函館へ行くのね。」
「ええ。」
友希那は今岡の妻と一緒にホームで別れた。
青森県・八戸市
「お兄ちゃん。」
と、友希那は過去を振り返っていた。
八戸を眺める海を見ていた。
南は、メモを取っていた。
「ロゼリア。うんうん。」
「とにかく、そのバンドクラブへ向かってくれないか。」
「ええ。」
「班長、私も一緒に。」
と、梶山は言った。
「ああいいよ、女子高は俺専門だからさ。どこのバンドライブ?。」
「ライブハウス緑川だそうです。」
早速、南と高山と松本はバンドライブへ向かった。
「ああ、南さん。」
「おう、かすみちゃん。」
「主任、知ってるんですか。」
「ええ。」
「何か、事件。」
と、沙綾は言った。
「ああ、実はアパートで放火事件があったんだ、それで。」
「なるほど。」
「あっ、今リサさんとあこちゃんが来たわ。」
そこへ、リサとあこが南に会った。
「ああ、南さん。」
「久しぶりね。」
「あれっ、友希那と一緒じゃなかったの。」
と、高山はリサとあこに言った。
「それが、今日は遠い所へ行くと言って出かけて行ったのよ。」
「何時の列車かわかるか。」
「ええ、確か新幹線に乗ってどこかへ行くと言ってたわ。」
「ほう、なるほどね。」
「あのー、この放火事件の事なんですけど。」
「何か。」
「この放火事件は、私の高校時代の先輩なんです。」
と、リサは言った。
17時07分、湊は八戸駅から特急「スーパー白鳥17号」函館行に乗り込んで函館へ向かった。
「カナヲちゃん、編入してからはあってないな。」
と、湊は言った。
八戸と函館を結ぶ特急「スーパー白鳥17号」は789系と言われる特急列車で八戸から函館を結ぶ特急列車である、八戸を17時07分に発車し、三沢、野辺地、浅虫温泉、青森、蟹田、津軽今別、知内、木古内、終着函館へは20時09分に到着する。
湊は、車内でお茶と八戸小唄寿司と一緒に車窓を眺めていた。
「リサとあこも行きたかったかな。」
そこへ、車掌がやって来た。
「すいません、乗車券を拝見。」
「はい。」
「どちらへ行かれますか?。」
「函館まで。」
「はい、どうも。」
20時09分、湊が乗った特急「スーパー白鳥17号」は定刻通りに函館に到着した。
「友希那ちゃん。」
「あっ、カナヲちゃん。」
「久しぶりね、今来たの。」
「ええ、新幹線「はやて」と特急「スーパー白鳥」に乗って来たんだよ。」
と、友希那は言った。
「へぇー。」
「そうか、友希那ちゃんはロゼリアでやってるのか。」
「そうよ、あこも一緒よ、りりぃもライブに見に来てくれるのよ。」
「そうなんだ、今は函館で母と一緒なの。」
「そうか。」
「今はね、夜景がきれいなのよ。」
と、カナヲは言った。
カナヲと友希那は早速函館の夜景を楽しんでいた。
そして、友希那はリサに電話にした。
「まぁ、函館にいるの。」
「うん、久しぶりにカナヲにあったは、リサは覚えている。」
「ええ、覚えているわ、何度かライブに見に来たんだから。」
「今、一緒なのよ。」
と、友希那は言った。
その頃、特捜班は。
「これが、今回起きたアパートの放火殺人、そして、2年前の空き家放火。」
「この空き家火災で、1人の青年が殺された。」
「被害者は、湊 文矢、大学2年生か。」
「はい、被害者は湊 友希那の兄です。」
「なるほどね。」
と、菅原は言った。
「2ヵ月前には、空き家火災で少年5人と大学生が死傷したんだよね。」
と、高山は言った。
「ああ、そうだ、その被害者が湊 文矢だ。」
「えっ。」
「何だって。」
「じゃあ、あのアパート放火とその空き家火災は関連しているのか。」
と、高杉は言った。
「ええ、恐らく。」
「まさか、空き家火災の被害者はロゼリアのメンバーのお兄さんか。」
「ええ。」
「初めは、子供の火遊びと思っていたが、子供にしては過激すぎるんだよ。」
「という事は、放火の可能性があるのか。」
「ああ。」
「やはり、一連のアパート火災と関係していますね。」
「ええ。」
「それで、彼女は。」
と、高杉は南に言った。
「リサちゃんの話だと、湊は昨日から新幹線「はやて」に乗って八戸へ行き、函館へ向かっています。」
「そうか。」
「何でも、学校にいた友人が函館に住んでいるそうです。」
「ほう。」
「とにかく、我々も調べてみないと。」
「よしっ、南と高山と小海はすぐに函館へ向かってくれ。」
「了解。」
「えっ、今井は新幹線「はやて」に乗って八戸に。」
と、菅原は言った。
「うん、何でもリサの恋人が先輩だとかって言ってた。」
と、あこは言った。
「なるほど。」
「それで、彼女は八戸へ向かったのか。」
「うん。」
「ええ、恐らく。」
「犯人は、八戸の殺人と2件の放火と関係していると考えられないか。」
「えっ。」
「そうか、やはりこの事件の犯人は今井と湊に関係している。」
「本当なの。」
「ああ。」
「恐らく、リサは8時の新幹線に乗ってそこから函館へ向かったんだよ。」
今井リサの列車ルート
東北新幹線「はやて5号」
東京発8時28分 乗車
八戸着11時31分 下車
特急「スーパー白鳥7号」
八戸発12時16分 乗車
函館着15時16分 下車
「そうか、やはり「はやて」と「白鳥」に乗り継いで函館へ向かったのか。」
「なるほどね。」
今井は、湊とカナヲと一緒に函館へ来ていた。
函館
「カナヲ、あれから編入してどれくらいたった。」
と、リサは言った。
「うん、編入してから3か月よ。」
「そうか。」
「虐待事件の後、学校編入したんだよね。」
「うん、今はお母さんと一緒に函館に来たの。」
「そうか。」
「ええ。」
と、その時だった。
「そう言えば、うちのバンドハウスで二人の怪しい男が来ていたわ。」
と、あこは言った。
「えっ。」
「君、それは本当なのか。」
「うん。」
「どんな人だったか覚えてる。」
と、菅原はあことリリィに言った。
「髪は紫で、サングラスをかけていたから40代の男と思うの。」
「なるほどね。」
「後、もう1人は35歳の男で髭を生やしていたわ。」
「その男がライブハウスに出入りしていた男が犯人の可能性があるな。」
「ええ。」
「この二人が出入りしていてたって事か。」
「ええ、恐らく。」
と、梶山は言った。
「よしっ、八戸の殺人の2件の放火事件と関係しているな。」
二人は、すぐに高杉班長に報告した。
「何、八戸で起きた殺人と2件の放火は同一人物の可能性が高いって事か。」
「ええ。」
「じゃあ、犯人は函館に潜伏している可能性が。」
「ええ。」
高杉は、南と高山と小海に犯人が函館に逃げ込んでいると伝えた。
「何、犯人は函館に。」
「ああそうだ、今井と湊を連れて逃げたという事だ。」
「じゃあ、その2人が事件の犯人か。」
「ああ、それから身元がわかった。」
「えっ、もうわかったんですか。」
「ええ、名前は荒川 隆と長瀬正文とわかった。」
「班長、その2人は放火と八戸の殺人の犯人ですね。」
「私もそうではないかと思ってね。」
と、高杉は言った。
「という事は、荒川と長瀬が事件の犯人ね。」
「そうだ。」
「リサちゃん達が危ない。」
「ええ。」
早速、南と高山と小海は現場へ向かった。
そして、荒川と長瀬は車で函館の港へ向かった。
「主任、あそこ。」
と、小海は言った。
「あっ、長瀬だ。」
「うん。」
そして、南と高山と小海が乗っち北海道警察のパトカーが到着。
「長瀬!。」
「もう、逃げられないぞ。」
「お前を逮捕する。」
「何の事だ。」
「おいっ、俺たちが何をしたって言うのか。」
「惚けないでっ、八戸の殺人と放火も貴方たちだったって事をね。」
「くそー。」
と、荒川はナイフで南と高山を襲ったが高山が制圧し、長瀬はガバメントを取り出した。
「貴様ーっ、ぶっ殺してやるっ。」
長瀬は3発発砲し、高山が1発発砲した。
「ぐはっ。」
「観念しなっ。」
「くっ、くそーっ。」
そして、二人は逮捕された。
「これで、事件は解決ですね。」
「ああ。」
「大丈夫ですか、今井さんに湊さん。」
「ええ。」
「はい。」
そして、湊は高山に言った。
「南さん、いろいろ有難うございました。」
「はい。」
「おかげで、お兄ちゃんの仇を取りました。」
「後、先輩にも。」
「ええ。」
こうして、東京から八戸と函館で起きた事件は解決した。