過去の思い出補正をカイドウにインストール!

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なんか思いついたから書いてみた。


"世界最強"

ここは偉大なる航路に存在する島「ウォッカ王国」その「ウォッカ王国」で一人の兵士が多の前に出されていた。

 

「鎖を外せぇ!!!…こんな仕打ちされる覚えはねぇぞォォ!!!」

 

角の生えた男が全身を鎖で雁字搦めにされ鎖の先を海兵に引っ張られて抑えられており男は大声で鎖を外すように要求していた。

 

それを見た玉座に座る王は口を開く。

 

「徴兵だ、お前は海兵になれ」

「ア”ァ”!?なんでオレが政府の(いぬ)に!?」

 

角の生えた男は暴れながらも王へ問いただすかのように言うが王はそれを聞きながらも平然と言葉を発する。

 

「わが国ではお前を持て余している」

「うるせェ!!!てめェが指図すんな!!!ふざけんじゃねぇ!!!っおめぇら許さねェぞ…!!!」

 

王の言葉を聞いた角の生えた男は王を罵るが王はどこ吹く風だ。

そんな問答をしている時不意に横から海兵が後ろ手を組みながら現れると暴れる角の生えた男を一目見て鼻で笑った後に王へ向かい口を開きだした。

 

「カイドウを引き渡せば、この国には次回より、世界会議(レヴェリー)への参加権を…」

「オレを政治に使うんじゃねェ!!!」

 

角の生えた男はその海兵の言葉に反応して王へ向かって叫ぶ、そして俺はそんな光景を見てどこかで見たなコレと思い出す。

あ、コレカイドウの過去じゃねぇかと。

 

 

 

 

転生したと気づいたのはいつからだろうか、戦争ばっかする国ウォッカ王国に王子として生まれ落ちた俺はこの国が戦争をしなければ加盟国になれないことを散々言われて育った。

 

学ぶことも政治に加え戦争に関してのことが多く俺も将来王になったら周りの国へ戦争を仕掛け続ける極悪人になるのだろうと考えるも抗う術を持っていない俺は致し方なしとしていた。

 

ある日、国に最強の兵士が現れたという話を耳にし始めてから戦争に連戦連勝しており、そのおかげで政府に払うお金が増えたことで喜んでいた俺はその最強の兵士の年齢が10歳と聞き申し訳なく思う気持ちでいっぱいだった。

 

この国に戦争以外の方法で金を稼ぐ方法さえあれば10歳で戦いに行かせて最強の兵士と呼ばせることもなかっただろうにと。

 

そんな俺はある日父上…この国の国王に海軍に兵士を引き渡すから同席しろと言われたので出てくるとそこには角の生えた男が鎖で雁字搦めになって捕まっていた。

 

そして俺はその男に見覚えがあった、そう、前世で。

 

その疑問は横から出てきた海兵の男が名前を呼んだことで確信に変わった。

間違いない、後の最強生物【百獣のカイドウ】その人が今目の前にいた。

 

まさか最強の兵士というのはカイドウのことだったのかと驚く俺はこの後の事を考える。

確かカイドウはこの後海兵に引き渡されてしまい船から脱走するはずだ、だから俺が放置していても何の問題もない。

 

だが今まで俺たちの国を戦争に勝たせてくれていた立役者になんにも報いずにただ売り飛ばすように海兵にするのは何か間違っているんじゃないか?と思った俺は今日の夜にカイドウを解放することを決めた。

 

そして夜、カイドウを監禁している部屋へ酒を持ちながら向かった俺は門番が前に立っているのを発見した。

 

「やあみんな、見張りご苦労さん」

「こ、これは殿下!こんな夜遅くにいかがなされましたか?」

 

俺が見張りの兵士に挨拶をすると俺がこんな夜にいることに驚いた兵士だったがすぐに俺へ挨拶を返してくれた。

なので俺は持ってきた酒を挙げて見せる。

 

「みんなに差し入れでもと思ってね、どうだい?」

「こ、これは…ですが今は職務中でして…」

「なに、一杯くらいバレないよ、俺も黙っておくからさ」

 

職務中だからと渋っていた兵士だったが俺がそう言うと酒の魅力に負けたのか頷いた。

この国で一般の兵士が飲める酒はそんなに美味しくないらしいから俺が持ってきた酒はさぞ効いたことだろう。

 

兵士が正気に戻らない内に俺は持ってきたグラスに酒を注いで兵士に渡す。

 

「さ、バレないうちに飲んじゃいな」

「あ、ありがとうございます殿下!ではっ…う、うまい」

「ふふ、だろう?城から持ち出した逸品だからね、ささ全部飲んじゃいな」

 

俺の差し出したグラスを持ってまず初めに少しだけ味わうように飲む兵士に俺は全部飲んじゃえと吹き込む。

 

すると兵士はグラスを持って一気飲みし始めた。

 

「ぷはっ!…美味しかったです殿下」

「そうか、それはよかったよ。じゃ、仕事頑張ってね」

「はいっ!」

 

全てのみ終わった兵士がグラスを返してきたのでねぎらいの言葉をかけてからその場を後にする…ふりをして廊下の角で隠れる。

 

すると兵士は少しふらついたが我慢ができなかったのか壁に背中を付けてずるずると床に座り込んで寝てしまった。

 

俺が渡した酒は薬入りだ、それも即効性の睡眠薬。この国は戦争国家だからこういうのは豊富にあるし多少取ってもバレやしないのだ。

 

今のうちにと思い俺は扉を開けて中に入ると…いた、ベッドに鎖で雁字搦めにされて拘束されているカイドウだ。

 

カイドウは寝ており今の内と思って近づいて鎖を外すためにガチャガチャして外し始める。

するとその音に気付いたのかカイドウの目が開かれていき俺のことを見てから驚愕の表情を浮かべた。

 

「おまえ…なにしてやがる」

「カイドウ、今鎖を解くから君は逃げるんだ」

「…何を言ってやがる、お前はこの国の王子だろう」

 

カイドウは俺のことを知っていたのかと思った俺だがそりゃ何度か戦場に立って指揮とかしてたし知ってるかと納得する。

そしてカイドウには逃げるように言う、俺がこんなことをしなくてもいいのは百も承知だがこの国のために戦ってくれたカイドウへのせめてもの報いとして自由をあげたい。

 

「俺は確かに王子だ、だからこそこの国を勝たせてくれていた君には報いたかったんだ。こんなことで報いになるか分からないが俺のせめてもの恩返しだ」

「…」

 

そういう俺をカイドウはじっと見つめてくる、そうしてやっと鎖を外し終わった俺は今度はカイドウに絡まっている鎖を外しにかかる。

 

「カイドウ体を起こしてくれ、今から体の鎖も外す」

「…おめぇ、こんなことバレたらタダじゃすまねぇだろ」

 

カイドウは俺を心配してくれているのか忠告をしてくれる。

 

「なに大丈夫さ、きっとなんとかなる。…よし、外れた」

 

そんなカイドウに俺は鎖を外しながら笑顔で言うとカイドウは黙ってしまった。

そうして鎖を全て外すことに成功した俺は音をたてないように鎖を置く。

 

「さあカイドウ、この国から逃げてくれ。この国のために戦ってくれたのにこんな結果になってしまってすまない」

「…おめェが謝ることじゃねぇ」

 

そういうカイドウだが一向に動こうとしない、何をしているんだろうか。

 

「カイドウ?なぜ逃げない?」

「…今逃げたらお前が危ないだろうが、それにおれは何をやりゃあいい?」

 

どうやら俺を心配してくれているみたいだが本当に気にしなくていいのに。

 

「はは、気にしてくれるのかい?君を売った国の王子を。それに君には十分働いてもらったよ」

「…だが」

 

まだ渋るカイドウにそれならと思って俺は微笑みながらとある条件を付けることにした。

 

「…それじゃあ君にやってもらいたい事を言おうかな」

「…なんだ」

「それはね、カイドウ。世界最強になってくれ、君は間違いなく世界最強になれるほど強い男だ」

 

カイドウの将来を知っている俺は間違いなく達成できる条件を言い渡す、これなら勝手に達成するだろうからカイドウの枷にはならないだろう。

 

「…わかった」

「はは、よかった…そうだ、最後にもう一つ」

 

俺の話を聞いて扉に歩いていくカイドウを見て俺はせっかく転生したんだし少しくらいいいよね、と思ってもう一つ条件を付けることにした。

 

「…もう一つか、なんだ言って見ろ」

「はは、じゃあ遠慮なく言わせてもらうね。…負けないでくれカイドウ、君が死ぬまで誰にも。そうすれば俺はそんな偉大な人物の鎖を解いて自由にしたってあの世で自慢できるからね」

 

原作を見て思ったんだ、カイドウが負けるのなんか嫌だなと。

たしかに物語上負けるのは仕方ないんだけどそれでも嫌なものは嫌だったんだ。だから、ここで言うのもいいだろう。

 

「…わかった。世話になったな」

「それはこっちのセリフだよ、カイドウ。おれの国に今まで尽くしてくれてありがとう」

 

俺の言葉を背中で受け止めながらカイドウは部屋を出て行った。

 

恐らく俺はこの後父上に罰を言い渡されるだろう。それがなんなのか分からないが世界会議(レヴェリー)へ参加するための貢物を逃がしたんだ、きっととんでもない罰が待っているんだろう。

 

でも俺はそれでもいい。どうせ二度目の人生だしやりたいことやったもん勝ちだよねと思っているからだ。

でも、できれば長生きしてカイドウの活躍に一喜一憂していきたいなと思う。そんなことができるのであればだが。

 

 

 

 

 

 

―――ここは鬼ヶ島屋上、そこに上から落ちてくるものを受け止めようと走る女性の姿があった。

 

「はぁ、はぁ、はぁ、はぁ、ルフィィィ!!」

 

落ちてくる人影にダイブしてなんとか腕で抱き留めた女性…ヤマトは腕の中で眠るルフィの姿を見てホっと一息つく。

 

そんな腕でルフィは激戦の後で疲れたのだろう寝息を立てていた。

 

「お…ふふっ」

 

そんな腕の中で眠るルフィを見てヤマトはかわいく微笑む。

そして街の明かりと上空に昇る光を目に写しこんな光景を守ったもう一人の人物に話しかける。

 

その人物はピンク色の龍であり、彼こそがこの街を守ったもう一人の英雄とでもいうべき人物だった。

 

そんな人物にも微笑みながらヤマトはねぎらいの言葉を掛ける。

 

「お疲れ様、もものすけくん。君の頑張りと焔雲が、みんなを守ったんだ!」

 

ヤマトはそれを言い終わると興奮してきたのか立ち上がり言葉を出す。

 

「すごいよ君たち!ほんっとうにすごい!、僕は本当に!嬉しいよ!」

「ふぅ…」

 

そんなヤマトの言葉にピンクの龍であるもものすけも反応してやり切った顔で息を吐く。

そしてそんな光景を見ていた身長522cmの二足歩行する大きな猫…ミンク族のネコマムシが電伝虫を取り出し島にいる者に今起きたことを伝える。

 

「間違いないぜよ、ユガラら。カイドウはルフィの手で、地中深く飛ばされた。落下する鬼ヶ島は巨大な龍となったもものすけさまが受け止められた!」

 

その言葉を聞いた鬼ヶ島で戦っていた侍は驚きの声をあげる。

 

「じゃああの桃色の龍が、もものすけさまだったのか!?」

「能力者…!」

 

そしてネコマムシは瞼を閉じ、過去を思い浮かべながら口を開く。

 

「あの日より20年。おでん様の無念に始まったこの弔い合戦は!ついにぃ!…わしらの勝利じゃぁ!」

 

その声が聞こえた瞬間、鬼ヶ島中の侍が雄たけびを上げる。

 

「四皇二人を!打ち取ったぞぉ!」

「生きて帰れるなんて思わなかったぁ!」

 

侍たちは生き残った友と抱き合いながらついに勝利した実感を味わい続ける。

百獣海賊団と戦ったすべての面々が喜びを全身で表現したその瞬間…地面が揺れ始めた。

 

「な、なんぜよ!?」

「な、なんだ?この地震」

 

ネコマムシもヤマトももものすけも、そのほか全ての人たちが突然の自身に困惑する。

地震が徐々に大きくなっていき臨界点に達した時…カイドウが叩き落された穴から何かが飛び出てきた。

 

それはまさしく…百獣のカイドウその人であった。

 

「カ、カイドウ!?」

「ぜェ…ぜェ…ぜェ…」

 

満身創痍で肩で息をしながらも両足で立つカイドウ、そんな絶望の姿にヤマトともものすけは驚愕に身を固め、そんな光景を見たネコマムシも硬直する。

 

そして電伝虫越しにその名前を聞いた他の者たちも嘘だろと喚きだす。

 

「な、なんで生きてるんだ!?」

「ぜェ…ウォロロロ!…ぜェ…結構効いたぜ…危うく死ぬところだった」

 

ヤマトが驚愕しながらカイドウに聞くとカイドウは笑いながらヤマトの腕で眠るルフィを睨みつけて言う。

 

「そ、そんな噓ぜよ…!あれを食らって意識があるはずがないぜよ!」

「ウォロロロロロ!」

 

驚愕する人々を前にカイドウは笑い出す、そしてそんなカイドウの笑い声を電伝虫で聞いた者たちは恐怖するものと歓喜するもので別れた。

 

「ははっ!あの人が負けるわけねェ!」

「そうだ!俺たちの船長が負けるわけねェ!」

「う、うそだ…うそだ!!」

「麦わらは…!勝ったんじゃねぇのかよ!

 

阿鼻叫喚とする鬼が島、その原因であるカイドウはヤマトに徐々に近づいていく。

 

「く、来るなでござる!」

「くっ、僕がやるしか!」

 

もものすけが龍の姿で威嚇し、ヤマトが獲物を持って覚悟を決めてルフィを傍に置く。

 

「ウォロロロロロ!…ぜェ…麦わら…」

「…んん?…カイドウ…?」

 

そんな傍に置かれたルフィに対して話しかけるカイドウにルフィは目を覚まして信じられない物を見たように目を見開く。

 

「ま、まだだったか…」

「ル、ルフィ君!それ以上は君がもたない!ここは僕に任せてくれ!」

 

まだ倒せていないことに気が付いたルフィは何とか起き上がろうとするがそれを制止するようにヤマトが肩を抑える。

実際ルフィの身体は限界でありこれ以上戦おうものなら本当に死んでしまうだろう。

 

「ウォロロロロロ!…続きといきてェが…いまは止めだ」

「…え?」

 

そんなルフィを見てか、カイドウが言った言葉にヤマトは信じられない物を見たような表情で固まる。

 

「な、なにを言っているんだ」

「麦わら…俺は強かったか?」

 

質問するヤマトを無視してカイドウはルフィに語り掛ける、そんなカイドウの問いにルフィは一瞬何を言われたのか考えてからすぐに出た答えを返す。

 

「ああ、強すぎだ…」

「ウォロロロロロ!」

 

何故か二人で仲良くなっている不思議な光景にヤマトともものすけ…ついでにネコマムシは思考が停止してしまう。

 

「麦わら…今回は引き分けとして和の国からは出て行ってやる…だが、また決着をつけるとしよう」

「…ああ、望むところだ」

 

カイドウが言い放った言葉にさらに驚愕に染まる三人を置いて問いかけられたルフィは和の国を出ていくという言葉ともう一度戦うという言葉に笑顔を浮かべながら返答した。

 

「…ウォロロロロロロロ!…次までにくたばるんじゃねぇぞ」

「…そっちこそ」

 

そう言ってカイドウは歩いて去っていった。

そんな会話を目撃してしまった三人の憐れな被害者はもう何も考えたくないと思考を放棄しなんで歩けているんだろうとカイドウの理不尽さに怒りを覚える。

 

そしてルフィはそんなカイドウを見ながら来る再戦のために今は眠るのだった。

 

 




カイドウ復活の経緯

穴に落ちながら過去回想→絶対に負けないでくれ→こんな所で負けられるか→意識覚醒


この後カイドウは言った通り配下を連れて和の国を出ていきます。ついでに近くにいた緑牛をしばいてから。

その代わりルフィ一行は行く先々で今日も喧嘩しようぜとやってくるカイドウ,キング,クイーンとルフィ,ゾロ,サンジが戦うことになってきっと政府の胃は死ぬことでしょう。


なんかこれ以上書けなさそうだったから誰か思いついたら書いてくれ…

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