治療系ヒーローとなってから公安から渡された仮免がある僕は、非常時であるならヒーローとして活動しても問題がない。
個性犯罪ではなくスタンドによる犯罪を目撃した僕は、火を自在に操るマジシャンズレッドのスタンドを用いて、水系のスタンドであるアクアネックレスを完全に焼き尽くす。
すると、アクアネックレスの本体であったヘドロのような身体を持つヴィランすらも完全に焼き尽くされていたようだ。
体内に入り込んで操るという共通点があったことが、ヘドロのヴィランがアクアネックレスのスタンドを発現した理由であるのかもしれない。
個性との共通点があるスタンドを発現することが多い犯罪者達。
スタンド使いにしか見えないスタンドを悪用して犯罪を行うヴィランを相手に、マジシャンズレッドで焼き尽くしていく僕を警戒し、複数のスタンド使いが襲いかかってくることもあった。
しかしスタンドに目覚めていたのはヴィランだけではなく、ヒーロー達もスタンド使いとなっていたようで、僕に加勢してくれたヒーロー達。
樹木による捕縛を得意とするシンリンカムイのスタンドは、荊による捕縛も可能なハーミットパープル。
シールドを作り出すクラストのスタンドは、甲冑を纏う騎士のようなシルバーチャリオッツ。
身体を紙や糸のように細く出来るエッジショットのスタンドは、その身を細く紐状な身体に変えられるハイエロファントグリーン。
半身を砂に変えられるスナッチのスタンドは、砂という個体粒子の身体を持つザ・フール。
それぞれが個性にちなんだスタンドに目覚めていたヒーロー達。
スタープラチナが居ないが、味方全員のスタンドがスターダストクルセイダースと同じなのは、どことなく運命的なものを感じた。
それからスタンド使いのヴィラン相手に戦うことになった僕とヒーロー達は、異能解放軍と戦う前線に立つことにもなる。
増電で電気を増やせる個性を持つ敵幹部がレッドホットチリペッパーを使用してきたところで、マジシャンズレッドが操る火炎の網でレッドホットチリペッパーを縛り上げて、本体の増電使いを殴り飛ばしてノックアウトした僕。
氷操の個性持ちである敵幹部の外典が、氷を作り出すことも可能なホルス神のスタンドと氷操を組み合わせた攻撃を行ってきたが、鉄すらも容易く溶かすマジシャンズレッドの炎により、氷を完全に蒸発させておく。
僕が氷の攻撃を防ぐと同時に動いていたエッジショット。
個性により紐状となった身体を細く伸ばし、異能解放軍の肺に少し穴を開けると同時に、ハイエロファントグリーンによる半径20メートルのエメラルドスプラッシュで、スタンドを撃ち抜かれた異能解放軍のスタンド使い達。
個性とは違うスタンド能力すらも使いこなせるヒーローは、才能に溢れているのかもしれない。
それから、異能解放軍の頂点であるリ・デストロと戦うことになった僕とスタンド使いのヒーロー達。
ストレスを溜め込むことで力を増すストレスの個性と、恨みという負の感情でパワーを増すエボニーデビルを組み合わせ、身に纏うサポートアイテムの装甲服にエボニーデビルを宿らせたリ・デストロのパワーは、とてつもないことになっていた。
全盛期オールマイトと殴り合いができる位には強化されたリ・デストロを相手に、真正面から戦えるのはヒーロー側には僕だけしかおらず、ストレスを黒いエネルギーへと変えて放つ負荷塊という技を繰り出してきたリ・デストロ。
高めた気を宿した拳を叩き込んで負荷塊を消し飛ばし、僕のスタンドとなったことでパワーがオリジナルよりも上がっていたマジシャンズレッドから放つのは、極大のクロスファイヤーハリケーン。
十字架状にした高威力の炎を放つクロスファイヤーハリケーンにより、装甲服に宿るエボニーデビルごと焼き尽くされたリ・デストロが、もう動くことはない。
完全に壊滅した異能解放軍は、生きていれば刑務所送りとなったが、死亡者も少なくはなかった。
戦いが終わってからシンリンカムイのハーミットパープルにより、スタンドを発現させる矢の破片を念写し、探し出した矢の破片を集めていく最中、オールマイトにも刺さった矢の破片により、スタープラチナを出せるようになっていたオールマイト。
超パワーとスピードという共通点で、オールマイトにスタープラチナが発現した可能性は高そうだ。
まあ、オールマイトならスタンドの悪用はしないだろうと考えた存在は多く、オールマイトがスタンド使いになったとしても特に問題となることはない。
いずれオールマイトがワン・フォー・オールの残り火を使いきったとしても、スタンドであるスタープラチナが使えるとするなら、オールマイトがヒーローを引退するかどうかはわからないな。
他人の役に立てるのが嬉しいと思うオールマイトなら、誰かが困っていたら迷わず助ける筈だ。
それはそれとして、スターダストクルセイダースのメンバーのスタンドが揃ったんで、ちょっと全員でジョジョ立ちしてみたりもして遊んでみた僕。
その後、スタンド使いを生み出す矢の全ての破片を見つけ出し、この世から完全に消し去ることに成功したが、もう厄ネタがないかシンリンカムイにハーミットパープルで念写してもらうと、写真に写っていたのはジョジョの奇妙な冒険に登場する石仮面だった。
ジョジョの石仮面は、人間を凄まじいパワーを持つ吸血鬼に変える道具で、吸血鬼に変わった存在は日光が弱点となるが、血を吸った相手を吸血ゾンビに変えることも可能だ。
何かこの世界はジョジョ系の厄ネタばかりあるな、とは思ったが、とりあえず石仮面も破壊しておくとしよう。
ムーンフィッシュとマスキュラーが吸血ゾンビになっていたりもしたが、吸血鬼や吸血ゾンビを倒せる波紋という技術を知らない相手。
マスキュラーに狙われる運命でもあるのか、狙われていた出水洸汰くんを庇いながら、波紋をムーンフィッシュとマスキュラーに流し込んで倒す。
それから続々と現れる吸血ゾンビ達に波紋を叩き込んで倒していき、吸血鬼となっていたマスタードを波紋疾走で消し去って、さっさと破壊した石仮面。
念入りに壊して粉微塵にしておいた上で気弾で消し飛ばしたので、石仮面を元に戻すのは不可能だろう。
これでジョジョ系の厄ネタは終わりかな、と思いながら雄英高校の学生に戻った僕は、無事に雄英高校を卒業し、リカバリーガールに代わって雄英の保険医となることになった。
保険医として生徒達の治療をしたり、雄英を受験しに来た受験生達の怪我を治したりしていると、クレイジーダイヤモンドのスタンドを使える受験生と出会った僕。
ハンバーグのようなリーゼントに、改造した学ランみたいな服を着用した彼は、東方仗助という名前であるらしい。
ついに物品だけじゃなくてジョジョの登場人物まで現れるようになったか、と遠い目をした僕。
そんな東方仗助くんと、僕は案外長い付き合いとなり、彼と共に手フェチな殺人鬼や海外から態々日本にやってきた犯罪組織のボスと戦ったりもして、歳の離れた友人のような関係となったりもした。
オールマイトのスタープラチナが時を止められるようになったりもしてからは、仗助くんが「無敵のスタープラチナでどうにかしてくださいよ」と、たまに言うようになったり、スタンドによって復元された矢に刺されてスタンド使いが増えたりとか、本当に様々な出来事があったのは間違いない。
まあ、厄ネタと遭遇したりもしたけど、悪い人生ではなかったような気がするかな。