「なんだお前、大の男が小さな女の子追いかけ回して」
「ガキども、邪魔だ。そこをどきやがれ」
「あの、事情は知りませんが1回落ち着いたほうが……」
「黙れッ!なんなんだテメェらは!そのチビの仲間なのかっ!」
「初対面だが、何か放っておけなくてな」
まあヘスティアファミリアの貴重なサポーターになってくれる奴だし、ここでやられるわけにはいかんのよ。お、ベルが出したナイフに目をつけたな。何よりベルのヒロイン候補の一人だ。くっつくかどうかはまあ置いといて。女達に振り回されるベルは見ていて面白い
(チッ、ナイフを持ってる方のガキはビビってやがるが、剣を持ってる奴は全くそんな素振りを見せねえ。ん?そういや剣を持ったガキの隣りにいる女、アイツを人質にすれば、金を要求できて、あのチビも捕まえられる。どう考えたってあのチビよりも隣にいる銀髪の女のほうを優先するに決まってるからなァ……)
「まずはテメェだ、女ァ!!」
「バッカ、お前!!」
なんでよりによってメリュジーヌを狙うんだよ!?死ぬぞ!?こいつの命のためにも、俺は魔力放出を使用し、メリュジーヌの前に立って正面から剣を受け止める
「きゃっ、ありがとうマスター。急に剣を振りかざされて僕怖かった……」
「うんうん、怖かったのか!それはそうと鍔迫り合い中に体に抱きつくのはやめてくんないかなぁ!?」
「どうして?マスターがその程度の雑魚に負けるわけがないでしょう?」
「アァ……?」ブチィ
「火に油を注ぐ注ぐんじゃない!」
メリュジーヌ!なんでそんな相手を怒らせるようなこと言うんだよ!?お前もお前で、相手との力量差ぐらいちゃんと見抜けよ!いや、まあ初対面じゃメリュジーヌのことすげえ可愛い美少女としか思わないのはそうだけど
「テメェ!舐めてんじゃねぇぞぉぉぉ!!」
「しつけえんだよ!!」
「ぐあっ!?」
魔力放出で身体能力を爆発的に上昇させ、剣を薙ぎ払う事で相手を後ろの壁に吹き飛ばした。けどすぐに起き上がってきやがった。ダメージはあるようだが気を失うまではいかなかったみたいだな
「気が変わった、まずテメェから殺……」
「は?」
「……!!?」
「ヒエッ……」
「ッ……!」
こいつが俺に殺すって言おうとした瞬間、メリュジーヌがすげえ殺気を飛ばした。いや、俺やベルにまで伝わって来てるんだが……
「ねえ、今僕のマスターになんて言おうとしたの?あんまりふざけた事するようなら二度と冒険者ができないように……」
「ま、まあ落ち着け!俺は気にしてないから!ほら、相手もお前の殺気をもろに食らったから戦意喪失してるし!」
「よかったね、マスターが優しい人で。そういうことだから、僕の気が変わらないうちにさっさと消えてくれないかな?」
「く、くそっ……!お、覚えてやがれ!!」
まあそりゃこんな殺気ぶつけられたら逃げるよな。誰だってそうする。俺だってそうする。ふぅ、まあ何とかなったな
「ねえそこにいる人、姿を見せなよ」
「え?」
「気づかれていましたか。申し訳ありません。覗き見るようなことをしてしまって」
「リューさん!?」
あー、そう言えば原作ではリューさんが助けに入るんだったか。まあ今回はメリュジーヌが追い払ったから自分の出る幕はないと考えて帰ろうとしたんだろうが、その前にメリュジーヌに気づかれたってとこか
「リューさん、どうしてここに?」
「何やら戦闘が行われそうだったので、もし貴方が怪我をしてしまうようであれば私が介入を、と思っていたのですが、私の出る幕はなかったようです」
「まあ、メリュジーヌの殺気をぶつけけられちゃなぁ……」
「マスターに向けることなんてあり得ないから安心してね♪」
「いやぁ~、俺に向けてなくてもお前が殺気を出したらいやでも感じ取っちまう」
「あはは、メリュジーヌさんは最強だもんね……」
(確かに、この2人が言っているように、彼女からはとてつもない力を感じますね。どこから攻めようと手痛い反撃を受けそうです。その気はありませんが、もしいずれ相まみえるようなことがあれば、私は無事でいられるだろうか……)
「まあ、とりあえず何とかなったから良しとしよう」
「あ、そうだ。君は───あれ?」
「ああ、さっきの子ならもうどこかに行っちゃったよ。止める理由もないから見逃したけど」
どうやらメリュジーヌは逃げる瞬間をみていたらしい。まあ気づいた上で見逃したようだが。まあいいか。俺たちもそろそろ帰るか
「よし、んじゃあ帰るか」
「そうですね。では、私はこれで」
「あ、はい!またお店で!」
「ええ」
俺達はリューさんと別れて、ホームに戻る。ホームに戻ってからは、ベルがヘスティア様にバイトの掛け持ちは流石にやめてほしいと訴えかけていたが、ヘスティア様は断固拒否していた。まあヘスティア様なりの事情があるようだから、それ以上は触れないようにベルに言っておいた
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次の日、ベルは昨日買った装備とエイナさんにもらった籠手を装着し、俺はベルと同じくエイナさんにもらった籠手と昨日買った剣を装備する。メリュジーヌは第1再臨。今までよりも冒険者らしくなった俺達はホームを出てダンジョンに向かう。さて、今日もダンジョンで稼ぐぞー!
「そこの白い髪のお兄さん方!」
「ん?」
「初めまして!」
俺達がダンジョンに向かう道中で、すげえデカいバッグを背負った少女が話しかけてきた。そう、後にヘスティアファミリアのサポーターとなるリリルカ・アーデだ。今回は原作同様、俺達にサポーターはいらないかと、自分を売り込みに来たようだ
「突然ですが、サポーターなんか探してませんか?」
「サポーターか……まあいて損はないな。というか結構助かる。俺達だけじゃ最低限しかドロップした魔石や素材を運べないからな」
「え、兄さん?この子って昨日の……」
「ああ……気になるならベルが聞いとけ。俺は別に彼女がどんな存在だろうが気にしない」
「うん、なら後で質問してみる」
確か今は自分の魔法で
「サポーターを探してるかって話だが、正直めちゃくちゃほしい。さっきも言ったように俺達だけじゃ最低限しか持って帰れないからな」
「では……!」
「おう、お前を今日一日だけ雇おう。報酬は6:4か7:3ぐらいだな。好きな方でいいぞ」
「そんなにいいんですか!?」
「ああ、その代わりしっかり働いてくれよ?」
「もちろんです!」
「ちなみに俺はランス・クラネル。んでこっちが弟のベル・クラネルと我がファミリア最強のメリュジーヌだ」
「そしてマスターの恋人だよ」
「こ、恋人ですか……」
「まあ、もしお互いにいいなと思えばその時は正式に雇わせてもらうよ」
「はい!」
「んじゃあ、行くか。ダンジョンに!」
次召喚させるとしたら誰になるかなぁ……まだ決まってないんだよなあ
ヒロインはどうするか
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召喚したサーヴァントのみ
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ダンまち側のヒロインも何人か