貴方にとってウルトラマンとは?諦めないことっすかね(白目) 作:クレナイハルハ
宇宙に存在する惑星バベル、そこには伝説の巨人『ノア』が眠るとされる遺跡が存在した。
伝説の巨人、ノアの存在を確認。
その撃破の任を受けたアブソリュート・ティターン。
そしてそんなアブソリュート・ティターンを止めるべく現れたウルトラマンリブット。
彼らは突如としてノアの石像から姿を表したウルトラマンネクサスによりメタフィールドへ幽閉されていた。
メタフィールドでその姿をジュネッスへと変化させたネクサスと対峙するなか一時の共闘をしたリブットとティターン。
そんな彼らの活躍によりメタフィールドの形成を破壊しメタフィールドが破壊されるなかリブットはウルトラマンノアを見た。
リブットを見守るノアの姿に、リブットは閃きとノアからの示しを得た。
メタフィールドから惑星バベルへと帰還したリブットの目の前ではウルトラマンスコット、ウルトラウーマンベス、ウルトラマンチャックとアブソリュート・タルタロスが戦闘を繰り広げていた。
カラータイマーの点滅、エネルギー消耗による体の倦怠感の中でリブットはティターンへと言葉を紡ぐ。
「私達は手を取り合える、ノアがそう教えてくれた」
そう言いながらリブットはティターンへと手を差しのべる。
ネクサスの暴走は、ティターンの悪意によるものではなくウルトラマンとアブソリューティアンは手を取り合える。
そう示しているような、リブットはそんな想いを感じたのだ。
「フン……協力はここまでだ。我らは再び敵同士」
だが、ティターンは応えなかった。
その手を無視してリブットへと背を向ける。
「何故だッ!君にも、ノアの声が聞こえたはず……」
「お前とは、一人の剣士としていずれ決着を着ける」
そう静かに告げる決別の言葉と共にティターンはタルタロスが作り出した黄金のワームホール、ナラクへと入っていく。
だが、それと同時にナラクから現れたのはウルトラマンゼロを模して作られた存在。
かつてウルトラマンZの世界に存在した特空機4号ウルトロイドゼロ。
「バッド星人の置き土産、使わせて貰うぞ?」
そう呟き再び三人のウルトラマンを相手に戦闘を続けるアブソリュート・タルタロス。
「ッ!?」
ウルトロイドゼロはその胸に輝くコアからD4レイを放つ。
エネルギー消耗により、その場から避けることもその手のリブットブロッカーすらも発現させる事が出来なかった。
自身へと迫る明確な死に身構える事しか出来ていなかったリブット。
だが、そんなリブットの前に光が集まり一人の青いウルトラマンの姿を形作る。
その光を繋ぐため走り続けた一人の人間が、繋ぐ想いが産み出した姿。
ウルトラマンネクサス、ジュネッスブルー。
彼はその右手に黄金の光で形成された弓を翳し、その形成されたエネルギー事解き放つ。
オーバーアローレイシュトロームに、D4レイは相殺された。
「ネクサスっ!」
そんなネクサスジュネッスブルーの姿にタルタロスは舌打ちする。
「奴を倒せば、ノアの脅威は排除されるっ!邪魔だぁ!!」
そう言いながらウルトラマンチャック、スコット、ベスを凪払うとタルタロスは
ウルトロイドゼロと並ぶようにして現れた二つの影。
一つは黒い巨体を持つ、ウルトラマンのような存在だった。
ナラクから現れたソイツはゆっくり俯かせていた顔を上げ、対峙するネクサスをその赤い瞳へと映す。
瞬間、まるでこの世すべての憎悪を込めたような禍々しい声をあげた。
「ノ゙ア゙!゙ノ゙ア゙ァ゙ァ゙ァ゙ァ゙ア゙!゙!゙!゙!゙」
その存在の名は、
かつて地球でウルトラマンネクサスが戦った脅威であり、ウルトラマンノアを模して作られた存在だった。
そしてもう一体、その存在もまた黒かった。
その体中にある器官を黄色く発光させながら現れたのは、ハイパーゼットン。
「ゼェットォオオオン」
力を会わせたゼロ、ダイナ、コスモスが合体して生まれた巨人。ウルトラマンサーガによって倒された通常のゼットンよりもはるかに強い存在だった。
現れたダークザギとハイパーゼットン、そしてウルトロイドゼロが並ぶ姿に、ネクサスジュネッスブルーは大きく動揺するが即座にその腕を構える。
ここで少しだけ別の話をしよう、本来ならばアブソリュート・タルタロスはナラクにてダークザギやハイパーゼットンを呼び寄せる事は無い。
そして本来ならばウルトラマンゼロが現れ、タルタロスを止める筈であった。
三体を相手に構えるネクサスジュネッスブルー、彼は即座にその手にシュトロームソードを構え三体へと立ち向かう。
その背中に、リブットは諦めるなと言う言葉を聞いたような気がした。
ハイパーゼットンが放つ火球をシュトロームソードで切り裂きながら走る。
向かってくるウルトロイドゼロを蹴り着け、その腕を振るって攻撃してくるダークザギの攻撃を避ける。
大振り故に生まれたその隙に、ジュネッスブルーは体ごとぶつかりダークザギを大きく後退させる。
だが、その瞬間。
背後へ転移したハイパーゼットンの火球がジュネッスブルーの背中へぶつかりネクサスジュネッスブルーは横へ転がる。
そして転がりながらも立ち上がった瞬間、再び構えていたウルトラロイドが放ったD4レイが迫る。
サークルシールドを全面へと展開したネクサスジュネッスブルーだったが、その威力ゆえにサークルシールドがひび割れ、砕ける。
大きく背後へ吹き飛び、大きく地面へと吹き飛ばされるネクサスジュネッスブルー。
少し衝撃に苦しみながらも立ち上がるネクサスジュネッスブルー。
点滅する様子の無いエナジーコアに、チャック、ベス、スコットを相手にしていたタルタロスは舌打ちする。
「確実にここで奴を排除するっ!」
そう言いながら再びナラクを開こうと構えたタルタロス、だがそんなタルタロスへと飛来する二つの刃。
タルタロスの体へと纏わり付くように展開し切り裂くその刃が離れると同時に、その二枚のアイスラッガーを装着したウルトラマンが宙から着地する。
「ウルトラマンゼロっ!」
「よう、得意の不意打ちはさせねぇぜ?俺たち二人、サシで決着つけようぜ……勝負だっ!!」
現れたのは、ウルトラマンジョーニアスやセブン、レオとの修行を終えたウルトラマンゼロ。
彼はそう言い放つと、叫び声を上げながらその体を赤く変化させ、ワイルドバーストへ変身。
「シェエアッ!」
「うぐっ!?」
即座に両拳を突きだし放たれたハウザーゼロショットに、タルタロスは防御するまもなく吹き飛ばされる。
そしてウルトラマンゼロは、更に変化させる。
その体を託された鎧と、輝きの姿が合わさった姿。
ウルティメイトシャイニングゼロへと。
だが、ゼロは横目で見たその脅威に目を見開いた。
リブットを守るように立ち上がるウルトラマンネクサスジュネッスブルー、彼と対峙する三体の存在に。
「リブット!今そっちへ──」
「おや?私とサシで勝負するのでは無かったか?」
駆け出そうとするゼロだが、即座にゼロの前にタルタロスが立ち塞がる。
「チッ……早く決着着けなきゃならねぇな!」
「させんよ、ハァ!」
アブソリュートタルタロスとウルティメイトシャイニングゼロがぶつかり合う。
最早エネルギーが少なく戦闘不能のリブットと、ウルトロイドゼロにダークザギ、ハイパーゼットンと対峙するウルトラマンネクサスジュネッスブルー。
緊張が走るなか、ソレは唐突に起きた。
肩で息をしながらも構えるウルトラマンネクサスジュネッスブルーの隣へ、突如として宙に発生した光が収束する。
そしてその光の粒子は集まり、やがて一人のウルトラマンの姿を形作っていく。
そうして形作られていく人影は、やがて見覚えのある姿へ変わっていく。
そして光が収まり姿を表した存在に、リブットは呆然と呟いた。
「ネク、サス?」
突如として邪神が体の制御を奪い、ネクサスアンファンスへ変身させられた俺は、困惑し止めるまもなく世界を超えて目にした光景に頭を押さえそうになるのを気合いで耐える。
「知ってる奴だコレェ……」
ゾーア♪─オッホ♡相変わらず良い具合の絶望じゃ♪やっぱりソナタに着いてきて正解じゃ最高じゃ嗜好じゃ!─
誰が主だ誰が!人の絶望でラップするの止めろ邪神その2!
ンネクサース♪─<(*_ _)>─
おう、相変わらずだな邪神その1。
いきなりからだ奪って変身した挙げ句に別世界に連れてきやがって。
いやまぁ、蜘蛛男やアイアンなヒーローとかいる世界から逃げられたのは良かったけどさ。
現実逃避していたが、改めて目の前の光景を瞳に映す。
見た限り間違いなくウルトラマンのウルトラギャラクシーファイト運命の衝突だよ。
惑星バベルのあのシーン、なのは間違いないんだけどなんでジュネッスブルーがウルトロイドゼロにダークザギ、ハイパーゼットンを相手にしてるんですかね?
そんなことを思っていると、ジュネッスブルーが困惑した様子で此方を見つめてきていた。
あれか、邪神。
もしかしてギャラファイの展開が本編から少し離れてちょいピンチだから俺を呼んだと?
ンネクサース♪─٩( ᐛ )و─
ゾーア♪─このキモサ、最早目にするのがしんどいまであるんじゃが……コイツが動かなければ絶望が堪能できんしなぁ─
勿論だじゃないんだよ邪神。
俺は都合よく現れる助っ人じゃねぇんだよ、それこそゼロとかにやらせろよそんな役回り!
今じゃ分身出来んだろが!!
ンネクサース♪─(´・3・`)─
くっそ、確かにウルトラマンゼロはあのアブソリュートタルタロスと戦ってて此方に援護は無理だろうけど!
画面にネクサスが二人映るとか、解釈違いだっ!
ネクサスは一体だろっ!
あぁ、もう!やれば良いんだろ!?どうせ、そうしなきゃ帰さねぇんだろ?邪神。
ンネクサース♪─(^U^)─
腹立つっ!お前、暫くは味覚は共有させねぇからなっ!
手伝え邪神その2!味覚は常にお前がジャックしてコイツ渡すなよ!
ゾーア♪─何それ最高に楽しそう!コヤツ相手にどうじゃどうじゃ?食べられない今どんな気持ち?出来るとか最高にグッドじゃ!三億ルルイエポイント贈呈じゃ!─
ンネクサース♪─Σ( ºΔº 〣)─
「ネクサスなのか、君は一体──」
リブットの言葉に、俺はどう返すか迷った末に呟くように言った。
「手伝う」
ネクサスジュネッスブルーの横へ並んで両腕を構える。
握った右手を前にし、左手を引いて構える。
視線の先には、ウルトロイドゼロ、ハイパーゼットン、そしてダークザギ。
いや、本当にこれ一人で相手にするのは無理があるだろ。
ゾーア♪─ソレ、妾達4体の邪神相手に戦って勝った奴が言う?比べれば天と地じゃろ?!─
いやまぁ、あれは俺だけじゃないし。
俺以外のウルトラマンがいてこそだから、俺だけじゃ絶対に無理だし。
ンネクサース♪─ ╮(︶﹏︶")╭ ─
いや、ハイパーゼットンは一度勝ったんだから楽勝とか違うだろ。
アレはゼロやダイナ、コスモスがいてこそだから。
一度、息を吐く。
「こうしてここに来たのに、帰るとかそんなウルトラマンは……解釈違いだっ!」
左右の腕にあるアームドネクサスを重ね合わせたマッハムーブによる高速移動でまずハイパーゼットンへと距離を積め、地面を蹴ってハイキックを放つ。
姿が消えたことに驚いたのか、それとも認識できなかったのかハイパーゼットンは反応するまもなく後方へと吹き飛ばされる。
だが、着地と同時にダークザギが此方へと腕を振り下ろす。
それを両腕をクロスさせることで受け止める。
グッ、この一撃の重さ……流石はネクサスのラスボスだなっ。
近くに立っていたウルトロイドゼロが動く。
その胸のコアを閃かせていることを確認して俺は即座に奴がD4レイを放とうとしていることを理解した。
だが、そんなウルトロイドゼロへと駆けていく青い軌跡。
「シェア!」
ウルトロイドゼロが走った勢いを乗せたネクサスジュネッスブルーの放つ飛び蹴りに、即座に体勢が崩れコアの光が消える。
「流石は──ッ!」
防いでいた腕を横へ振り払い、マッハムーブで後方へ下がる。
だが、下がった先に転移し先回りしたハイパーゼットンがそのての爪を振り下ろす。
まずッ!?
その瞬間、ハイパーゼットンの爪に飛来した光刃が弾いた。
それはウルトロイドゼロと対峙していたネクサスジュネッスブルーの放ったパーティクルフェザーだった。
「本当に凄いな、本物は」
そう呟きながら、俺はハイパーゼットンに体当たりして少し後退させる。
でも、このままじゃ不味い事は理解していた。
本来ならばウルトロイドとの1対1での攻防の末にネクサスはノアへと変身する。
だが、未だに戦闘は続いていてネクサスジュネッスブルーがノアになる時間がない。
自分の中で、ハイパーゼットンやダークザギ、ウルトロイドゼロを相手に時間を稼ぐ方法。
そして有利に戦う手段を考えるなか、俺は右腕のソレへと目を向ける。
あの姿なら、時間は間違いなく稼げる。
ボスラッシュの現状を乗り越えたとしても、タルタロスやアブソリューティアンの戦士が来ることを踏まえるなら、時間は今しかない。
俺は即座に契剣銃アリアンスを構えた。
インナースペースと呼ばれる場所で俺はアリアンスへウルトラマンオーブ、オーブオリジンのメダルを装填する。
【オーブ リンケージ!進化せよ、新たな光!】
アリアンスから流れた音声を確認して、ブレスレットに装填されたアリアンスを左手で抜刀しながら頭上にかかげ、短剣の持ち手にあるトリガーを引く。
【ウルトラマンネクサス-ルラシオン-】
【コア・ファースト】
ネクサス、アンファンスの右腕にブレスレットが出現し同時にネクサスの左手には逆手にもった契剣銃アリアンスが握られた状態で出現した。
その姿に、ジュネッスブルーは暫く視線を此方へと向けていたが即座に目の前のウルトロイドゼロへと向かう。
それを確認して俺は即座にアリアンスを逆手で構え、駆け出す。
ハイパーゼットンへ向かい、大地を踏みしめて前へ前へと駆ける。
前へと進み走る繋ぐ意思は、青い姿から。
ハイパーゼットンの横を通り過ぎざまにアリアンスを振り抜いて横腹を切り付ける。
通り過ぎた瞬間に即座にマッハムーブでそこから、ネクサスジュネッスブルーへと向かうダークザギの前へと移動する。
そして逆手に持っていたアリアンスを構え直し、袈裟懸けに振り下ろす、肩からしたに向けて振るわれたアリアンスがダークザギの肩へと振り下ろされ、止まる。
「っ!」
ダークザギは雄叫びを上げながら、自身の体によって切り裂かれず停止したアリアンスをガシリと掴む。
引いても押しても切り裂けず、アリアンスを手に戻すことは不可能。
このまま握られたアリアンスが吹き飛ばされるのは簡単には想像できた。
剣を遠くへ飛ばせば終わりそう考えているのか、ダークザギがゆっくりと此方を見つめ顔を斜めに傾ける。
それはまるで、これが無くなったらお前はどうなるんだと嘲笑うようだった。
そう考えてくれているなら、ありがたいねっ!
即座にアリアンスを持つ手を離した、瞬間。
ガシリとアリアンスを奪い取ろうと力を込めていたダークザギの腕は上へと降り上がる。
瞬間に空いた両手を握り、ダークザギへ向けて連続で拳を打ち込む。
ウルトラマンタロウが怪獣相手に行っていたこの連続パンチ、それは後にギンガへとも引き継がれている攻撃だ。
だが、俺の場合は速さを優先で拳を打ち込む事はしない。
速さよりも一撃一撃を重く、鋭く打ち込むことを意識する。
攻撃の重さと鋭さは、確固たる覚悟の赤い姿から。
ダークザギの巨体が僅かに後退し、その手からアリアンスがこぼれ落ちる。
それを逆手になるよう掴み取り、アリアンスの持ち手にあるトリガーを引く。
雷が帯電するようにアリアンスの刀身が淡く光輝く、そしてそれを後退したダークザギを通り過ぎ様に降り抜いた。
本来ならば振り抜いて斬撃を放つそれを宿したまま、威力を上げた一振に変える。
ソードレイ・フェザーゼロ。
その一撃はダークザギの体を切り裂いた。
苦しみと怒りから声とも言えない叫び声をあげるダークザギの体、切り裂かれた場所から噴出するどす黒い闇ともいえる何かに後退しつつ視線を動かす。
この状態ならザギは暫くは動けない、なら今しかない!
アリアンスが再び光輝き、ネクサスの姿が変化する。
左腕に装備されたアームドネクサスがアローアームドネクサス、赤かった筈の場所が黒色へ。
【ウルトラマンネクサス-ルラシオン-】
【コア・ネクスト】
「シェアっ!」
即座に左手のアローアームドネクサスを胸のエナジーコアの前に翳して展開する。
アローレイ・シュトロームをパーティクルフェザー程の大きさにして連射される。
向かうのは、俺がダークザギに集中している間にウルトロイドゼロとハイパーゼットンと対峙するシュトロームソードを展開したネクサスジュネッスブルー。
銃のバーストをイメージして放ったアローレイ・シュトロームはウルトロイドゼロのコアへと命中する。
瞬間、ウルトロイドゼロが身体中に雷を走らせながら体を硬直させる。
すると、有利と感じたのかネクサスジュネッスブルーは即座にシュトロームソードでその場にいたハイパーゼットンを切りつけ、反対の腕を振り抜く。
ジェネレードナックルにより、ハイパーゼットンは大きく後退しながら膝を着く。
対峙していた2体が膝をつき、一体はコアへのダメージで硬直。
これ以上に、良いタイミングは無い筈だ。
ネクサスジュネッスブルーは構えて腕を下ろし深呼吸するように佇む。
瞬間、ネクサスジュネッスブルーの体を光り輝く。
目を覆いたくなる程の眩しさだが、その眩しさの中でネクサスジュネッスブルーはその姿を大きく変えていく。
その背中に翼を広げ、銀色の鎧を纏う。
現れたのは銀色の体にY字の赤いエナジーコアを持つ伝説の巨人。
「デュアッ!!」
ウルトラマンノアが姿を表した。
その光景に、ようやくだと安堵しつつも感動していると胸元ならドクンと強い鼓動が聞こえた。
見ればネクサスルラシオンのエナジーコアが強い輝きを放っていた。
体が勝手に動きアリアンスを右腕のブレスレットへと装填すると右腕をエナジーコアへと翳す。
瞬間、目の前の景色がインナースペースへと変わる。
ンネクサース♪─ヾ(。˃ ᵕ ˂ )ノ゙─
そしてデュナミスメダルがひとりでにメダルケースから飛び出す。
するとデュナミスメダルがアリアンスへ装填された。
は?
【デュナミス!エボルシオンッ!!】
【立ち上がれッ!軌跡と共にっ!】
あぁ、なるほどね。
確かに、確かにあの形態になるのはこのタイミングだろうよ。
でもこれはギャラクシーファイトにおけるネクサスの、ノアの名シーンだぞ?
そんなところに俺みたいなパチもんが挟まるとか許されねぇよ?
ンネクサース♪─( -д-)、─
は?その顔文字どういう意味だよ邪神。
ゾーア♪─妾も何度もこのやり取り見てきたけど、お主マジ?まじで心の底から自分をそう思ってる感じ?─
当たり前だろ、俺なんかがウルトラマンだなんて解釈違いだ。
こんな暗い過去やトラウマも、強くもない人間の何処にウルトラマンになれる要素があるんだよ。
ンネクサース♪─╭( ᷄ ̰ ᷅)╮ハァ…─
ゾーア♪─いや、本当に……ソナタさぁ……─
そんなことを思っていると、体が動く。装填されている右腕のブレスレットへ装填されているアリアンスへと手が伸びる。
は?いや、待て!待て待て!ここに挟まるのは原作ファンが許すわけっ!このっ!邪神ガァァァァァァァァア!!!
俺の抵抗も虚しく、俺の左腕はアリアンスを引き抜いた。
瞬間、ネクサスルラシオンの姿が変わる。
両肩に装着された銀色に赤いエナジーコアのようなY字のマークの入った装甲。
胸にストーンフリューゲルの真ん中の部分がエナジーコアを覆うような鎧。
背中に生えたノアイージス。
あの世界で俺が変身したルラシオンの最終的な姿ともいえるもの。
【ウルトラマンネクサス-ルラシオン-】
【コア・ファイナル!】
「ノア……」
リブットがその名を呼んだ。
「なにっ!?」
「何だと!?」
互いの拳とウルティメイトゼロソードがぶつかるなか、ノアと言う言葉に反応して同時に戦闘を他所に視線を向けるゼロにタルタロス。
そんな中で自身がコア・ファイナルへ変身したことに呆然とするなか、ウルトラマンノアが目の前まで歩いてきた。
な、なんだ?
そしてウルトラマンノアは何も言わず、ただ真っ直ぐに此方を見て頷いた。
………っ。
くそっ、そう頷かれたらやるしかねぇだろうがっ!
わかったよ、やってやれば良いんだろ!
俺はウルトラマンノアに頷き返し、立ち上がったダークザギやハイパーゼットンへ向き直りネクサスルラシオンとノアはほぼ同時に構える。
焦ったのか、それともノアの存在感から感じる驚異からかハイパーゼットンが火球を、ウルトロイドゼロがD4レイを放つ。
即座にノアの前へと出て両腕を突き出す。
見開いたような様子を見せるノアに頷いて返しながら、放たれた火球とD4レイが体へ、腕へと当たる強い衝撃と痛みを耐える。
踏みしめたまま、少しだけ後方へ押されるが踏みしめた足に力をいれれば、後退する体が止まる。
あの日、1日だけ俺がウルトラマンになったと胸を張って言えた時を思い出す。
こっちはデモンゾーアのジャブラッシュとウルトラマンの光線を同時に受け止めた時があるんだ、あの時と比べたら……こんなの問題ないんだよっ!
「ノア!ゼットンとウルトロイドゼロを先に!」
受け止めた火球とD4レイをアームドネクサスとアームドネクサスの役割を引き継いだ契剣銃アリアンスが、それらの攻撃を浄化し、自身のエネルギーへと変換する。
浄化したエネルギーを両腕に移動させる、淡い光りを纏っているように感じる両手で握り拳を作る。
最初に倒すなら、瞬間移動が使えて火球を使えるハイパーゼットン。
そしてD4レイを放った後の硬直で動けないであろう、ウルトロイドゼロはノアが倒してくれることを祈るしかない。
D4レイと連続して放たれた火球を全て受け止め終えたとき、俺は即座に片足を前へ踏み込んだ。
ノアイージスを活かした高速飛行。
ハイパーゼットンが俺を認識するよりも早く、速く、疾く。
マッハムーブを越える速度で、ハイパーゼットンの懐へと自分を踏み込ませる。
「オーバー、ナックレイ……」
ハイパーゼットンが身を引くより、その体を転移させるよりも早く、一歩踏み込む。
引いていた両拳を勢い良くハイパーゼットンへと同時に叩き込む。
「…ジェネレードッ!!」
ハイパーゼットンとウルトロイドゼロの攻撃を浄化、自身のエネルギーへ変換し両拳で放ったニ撃、オーバーナックレイ・ジェネレード。
それと同時期、ウルトラマンノアはウルトロイドゼロへと向かいながらその腕に黄金の粒子を纏わせる。
接近してくるウルトラマンノアへと再びD4レイを放とうと構え、エネルギーを充填させる。
そして充填されたエネルギーを解放しようとした瞬間、D4レイを発射しようとしたコアへとウルトラマンノアの拳が突き刺さる。
一兆度の光線を纏った一撃、ノア・インフェルノ。
オーバーナックレイ・ジェネレードにより吹き飛んだハイパーゼットン。
そしてノア・インフェルノによりD4レイを放つこと無く吹き飛ばされたウルトロイドゼロ。
その二つが吹き飛ばされるなか、衝突し爆発する。
ウルトラマンノアとネクサスルラシオンは同時に立ち上がったダークザギへと構える。
「ノ゙ォ゙ォ゙ォ゙オ゙ォ゙ァ゙ァ゙ァ゙ア゙ア゙ア゙ア゙ア゙!゙!゙!゙!゙」
彼にとって憎悪の対象が二人だからか、先程より怒り狂った様子のダークザギ。
ダークザギへと掴みかかるウルトラマンノアだが、即座に掴みかかった両腕を掴み横へ振り飛ばす。
少しよろけながらも、踏みとどまるウルトラマンノア。
そして何故か、俺へと向かい肉薄してくる。
振り下ろされた両腕を掴み止める。
それを両腕で止めながらも次の一手を身構えるなか、ダークザギは言葉を紡いだ。
「ノ゙ア゙で゙ずら゙な゙い゙!゙半゙端゙な゙姿゙で゙じがな゙い゙お゙前゙が゙ぁ゙ぁ゙!゙!゙」
その言葉に一瞬、体が固まる。
だが、即座に頭を大きく仰け反らせてからダークザギの頭部へと叩き込む。
互いに、頭に走る鈍い痛みに後退する。
確かに俺は半端だ。
俺なんかがウルトラマンとか、今でも解釈違いだと…ウルトラマンじゃないと大声で言える。
でもこの想いは、ウルトラマンネクサスへの想いは半端じゃない。
今戦っているのだって流されただけだ、でも戦うときめたのは俺だ。
「俺はノアにならない、お前のように
そういいながらダークザギへと踏み込みながらその両腕を掴み、ダークザギを空へと大きく回しながら吹き飛ばす。
そして即座に俺はエナジーコアの前で交差させるよう、アローアームドネクサスとアリアンスを重ね合わせる。
アリアンスからは明るく太陽のような光が、アローアームドネクサスからは青白い光がバチバチと音を立てる。
一気に両腕を引いて胸を張り、左腰に右手を当ててそこから抜刀を思わせる動きで腕を十字に組み、宙へ吹き飛ばしたダークザギへと向けてその光を解放する。
「シェアッ!」
放たれたクロスオーバーレイシュトローム、それを迎え撃つように宙で体勢を整えたダークザギが赤黒い光線、ライトニング・ザギを放つ。
ぶつかり合う光線、せめぎ会うなか近くに感じた気配に俺は隣を見ればウルトラマンノアがいた。
ノアはその両腕を左右に大きく広げると、右肘を上に上げて左腕を水平に広げて右手首に左拳を打ちつける。
「シェアッ!」
そして放たれたライトニング・ノアはクロスオーバーレイシュトロームと交わり威力を増す。
威力をました光線に押され、そしてダーグザギの体を貫いた。
同時に先程まで聞こえていたカラータイマーの点滅音が消え、ドシンと言う音が聞こえ振り替えると原作同様に倒れカラータイマーや瞳から光りを失ったウルトラマンリブットが見えた。
そしてリブットと、何故か俺を見て頷いたウルトラマンノアはゆっくり頷くと光りと共に消えていった。
……せめて、リブットにエネルギー分けるとかして消えたらどうなんだよノア、本当に。
宙で起こった爆発、ダークザギが倒された事を悟ったタルタロスはゼロの攻撃を避けつつも後退すると両腕を構えナラクを開いた。
「このままでは終わらん!」
ナラクから沢山のアブソリューティアンの兵士達が現れる。
この後は原作通り現れてくれたウルトラマンジョーニアス、セブン、レオ、アストラ。
そしてセブンが呼び出したカプセル怪獣のミクラス、アギラ、ウィンダムによって交戦が始まった。
取りあえず、此方に流れてきたアブソリューティアンの兵士は取りあえず殴ったりアリアンスで切り払う。
俺は彼らの活躍を奪いたくない、これ以上は関与したくないんだ。
取りあえず倒れたリブットに何もないよう付近で待機する。
その後はほぼ圧倒的だった。
そしてゼロがタルタロスへ、その身に纏っていたウルティメイトイージスを弓へと変形させる。
「力を貸してくれ、ノアッ!ファイナルウルティメイトォッ、ゼロォオオオオオオッ!」
ンネクサース♪─キャ━━━\(//ロ//)/━━━ッ♡─
ゾーア♪─キッッッモッ!やめろ!そなたがそんな声出すなっ!キモい!キツイしんどいんじゃぁぁぁぁぁあ!!!─
ファイナルウルティメイトゼロを放つ、再びアブソリュートディストラクションで防ごうとするタルタロスだが、レオ兄弟によって阻まれファイナルウルティメイトゼロがタルタロスへと命中する。
そんな様子に嬉しそうな顔文字を飛ばすノアとそんなノアに対してドン引きするガタノゾーアに呆れていると、タルタロスが傷付いた体を庇いながらもナラクを開きその中へ消えていく。
そろそろかと思った俺は、地面に倒れているリブットを抱き上げて彼らの元へ向かう。
すると、俺を見て警戒しているのかそれとも動揺しているのかウルトラマン達は固まったままだった。
早く、リブットを受け取って欲しいんだがな。
「ノア……なのか?」
「違う」
自身の見た目からか、ノアなのかと問うゼロに即座に否と答える。
俺自身、ノアと同じような姿になっていることは理解している。
だが、それでも俺はノアではない。
そもそも──いや、今はそんなこと考えなくて良いか。
「なんだ、邪し……じゃなくて、ノアが迷惑をかけたみたいだしな。悪かった」
そういいながら、抱えているリブットを差し出す。
ウルトラマンの筋力ゆえにこうして差し出したまま、耐えられている。
「……感謝する」
そういいながらウルトラマンジョーニアスはリブットを引き受ける。
ようやく空いた両腕に内心ため息を着く。
「お前は一体……」
ゼロの言葉にどう答えるべきか迷い、そして俺は口を開いた。
「ネクサスにさせられただけの人間だ……まぁ、並行同位体みたいなもんだ、別次元から来たし」
「ネクサスに……させられた?」
ゼロが訝しげに聞き返す。
「俺に聞くな。俺だってよく分かってない」
そう答えながら、俺は宇宙を見上げる。
ただ、ネクサスが好きだっただけなのに。
……本当に、どうしてこうなったんだろうな。
ンネクサース♪─・ࡇ・?─
ゾーア♪─いやお主だろ、原因!─
番外編でブルアカコラボについての反応スレ
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需要アリ
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需要ナシ