第三次世界大戦。
この大戦により、世界が炎に包まれた。
そんな中、大量殺戮兵器としてとある
そして、大戦が終結すると
「ねえ、もう終わり?」
1人、大量殺戮兵器を生み出した組織を襲撃していた。
「おのれ…化け物が…」
「化け物って…。貴方が俺を生み出したのにねぇ」
辺りには血が散漫しており、むせかえる死臭が充満している。
なぜ、俺が生みの親を殺したのか?
単なる裏切り?そもそも俺は捨て駒だった?
違う。奴が、俺を裏切ったのだ。
心が壊れて作り物の感情しか持たない俺は、他と例外で自分の意思がある。
廃人だとずっと思っていた奴らは、俺を大戦が終わったら必要ないとして処分するつもりだったらしい。
それを聞いた俺は、敵と判断して殺した。組織を壊滅させた。全てを無力化した。
「すまないな…フランドール・スカーレット」
その言葉は誰にも理解できなかった。
「霊夢!起きろ!」
ここは幻想郷。忘れ去られたものの最後の楽園。
霊夢と呼ばれた人物が今いるのは、幻想郷の東側にある博麗神社。彼女はそこの巫女であり、魔法使いの格好をした少女に起こされている。
「何よ〜。起こさないでよ。魔理沙」
「それどころではない!誰も近づかない森が現れたんだ!そこからかなりの量の妖力が感じられたんだぜ!これは異変だ!」
「魔理沙の言う通りよ」
空間に裂け目ができ、紫がでてくる。
「仕方ないわね」
霊夢は重たい腰を上げて準備した。
目的地に向かっていくに連れて妖力が濃くなっていく。
霊夢はこれは想定外だったようで、紫に感謝していた。
(いや、私にも感謝しろよ!!)
そう魔理沙が思っていると、いきなり、莫大な霊力が出現した。
それは霊夢と引けを取らない程の量だった。
霊力が森を覆ったことで、退けあう磁石のように妖力は弾かれ、それを利用して幻想郷全体を覆う。
むせかえる程の妖力の濃度に吐き気を覚える。かの紫でさえもだ。
身体が動かない。冷や汗が止まらない。
それでも、紫が境界をいじって無理矢理前に進む。
子供が1人いた。
その子供は、金髪で7色の宝石をぶら下げている翼があった。吸血鬼だ。
「だ〜れ?」
子供っぽい口調で問いかける吸血鬼。しかし、その吸血鬼は妖力と霊力という反発し合う力を持った異端であった。
「貴方は敵なの?そうじゃないの?」
紅い瞳がこちらを見つめる。震えながら、霊夢はこう回答する。
「私達は味方よ」
と。魔理沙は嫌な予感がした。
その予感は当たりで、霊夢の頬を何かが掠めた。
「敵はね。そう言うもんよ」
霊夢の頬を掠めたのは弾幕。これはヤバいと感じたのか、紫はすぐさま訂正する。
「私達は味方ではないわ。でも、敵でもないわよ」
意識を強く保っていないと気絶しそうな殺気が治まり、3人は地面に座り込む。
「じゃあさ。敵じゃないんだったら、遊んでくれる?」
絶望とも取れる質問が降り注いできた。それと同時に弾幕が襲いかかった。
拒否権がない質問。執拗に追尾する弾幕。それを見る紅い瞳の吸血鬼。その表情は無表情だった。
すると、突然、狂気の笑みを浮かべてこう唱えた。
「禁忌【レーヴァテイン】」
高温の炎を纏った剣が、一直線に3人に振り下ろされた。