「なっ、なんですと!?自分が法律を犯していると!?」
「証拠の映像と音声はしっかり残ってる……第一、コイツはその為にオカルト課にやって来たんだ」
黒代さんが拳藤頑強に手錠をかけたら当然と言えば当然だが、拳藤頑強は驚いた。
やはりと言うべきか罪の意識は特に無くて、凪人が悩みに悩み抜いて父を無責任保護者罪で訴えて欲しいという思いを気付いていない。もしくは気付いているがなんでそんな事を言うのかが全く理解する事が出来ていない毒親のどちらかだろう。
「この程度の手錠!っぐ!……ぬぅん!バカな!?」
「その手錠は霊力で破壊、呪力で破壊、魔力で破壊と幾つかの過程を踏まなきゃ破壊出来ねえ一品だよ」
見た目は普通の警察手錠なので普通に力技で外そうとする拳藤頑強。
黒代さんが破壊するには霊力や呪力等の物理的運動エネルギー以外のエネルギーを用いなければ破壊する事が出来ないのだと説明をしたら鍵が何処かに無いのかと探す素振りをする。
「さっき言った通り無責任保護者罪の容疑で逮捕だ……ああ、言っとくけどもオカルト課の人間は逮捕権とかはちゃんと持ってるからな」
オカルト課と言うだけで国の色々な業界のある一定の地位と同じレベルの権限を持つことが出来る。
某錬金術漫画の国家錬金術と同じぐらいの好待遇な扱いは受けており、黒代さんはオカルト課の人間がこんな事をしていいのか!とか言われても問題は無いように先に説明をした。
「さて……零羅、彩理。ここから何をどうすればいいと思う?上原達はフォローで。龍一課長は暴れたりする場合は」
黒代さんはここから具体的にはなにをすればいいのかを就労体験で来ている2人に聞いた。
俺達はサポートに回るように言ってくるので下手な指示は出さないようにだが、場合によっては動いてもいい……龍一課長は事務手続きや話し合い等をせずに暴行に走った場合を抑える様にか。
「えっと……先ずは話し合いをしませんか?」
「それは、ダメ」
「え?」
「違った……それで、ダメ、だったからここに来た」
色々とお互いの考えがすれ違っているという感想を持っているのか零羅は拳藤親子に話し合いの場を設ける様に言う。
しかし彩理はダメだと言う。言葉が足りないと直ぐにそれがダメじゃなくてそれでダメだったからここにやって来た事を言う。
「零羅さん、俺は父さんに自分がやりたいことを話しました。それでもダメだと言われました……これ以上は何をどうしろって言うんですか?」
「地元の高校があるだろう、何故県外の海洋系の高校をわざわざ選ぶ!」
「だからそこの学校の食品加工科に入りたいんだよ!オープンキャンパスにコッソリと行ったけど学校の雰囲気も良かったし、過去に学園祭で出た食品が地元の蒲鉾メーカーとコラボしたりして商品化にまで漕ぎ着けたんだよ!」
福島県の地元の高校に進学をすればいいだろうという意見に対して海洋系の高校がいいと主張をする。
凪人の学業での成績が残念だと言うのならば少しは色々と言いたいが、学業は特に問題は無い。
「県外に出て一人暮らしをしてみろ。親が見ていないからだと修行をサボったり、学業よりもアルバイトを優先したり、食事も面倒だからとインスタント系に頼ろうとするだろう!」
「学校のパンフレットを見たの?1年生は強制的に寮生活!2年生からアルバイトの許可が下りて近くの格安の学生向けの賃貸が幾つかあるんだよ!!アルバイトも学校側が問題は無いとかの判定はあるからね!……埒が明かない!なんとか言ってくださいよ!!」
「え?え?……えっと……凪人くんがやりたいって目標が見えて具体的になにをすればいいのかが分かってるのならば応援してあげるのが親としての務めじゃないんですかね?」
色々と口での親子喧嘩をしていると凪人はオカルト課の誰かに具体的なアドバイスなんかを送る様に言った。
零羅は自分に話が振られているものだと思い深呼吸をし、凪人がやりたいことと何をすればいいのかが見つかっているのでそれを応援するのが親の務めだともっともらしい事を言うが頑強は引かない。
「ならば自分の夢は!?子供を立派な武術家として育て上げる、ただでさえ江戸の悲劇の再来と言われている時代だと言うのに息子から武術を取り上げろと!?それはならん!」
頑強の夢である子供を立派な武術家として育て上げる。その夢について応援をしてくれないかと叫んだ。それについてどういうふうに答えればいいのかがわからない。
「江戸の悲劇の再来か……あれを悲劇として認識してんの?」
頑強が江戸の悲劇の再来を避けなければならない!と言っており、そもそもで江戸の悲劇を江戸の悲劇として認識している事をスーさんは呆れた。
江戸の悲劇とは群雄割拠な戦国時代、最終的に天下を統一して政権を握ったのは徳川家だ。
各地に領主である大名達が居たものの、基本的には徳川家が情勢を色々と握っており水戸黄門に出てきそうな悪人とかはそこそこ居たり、流行り病などはあったが大きな戦争があまり起きなかった外国基準でもかなり狂っている江戸時代という時代があった。
誰が天下を統一するか群雄割拠な戦国時代でポルトガルから銃が伝わったりした。
色々な戦術が生まれたりする中で武術も発展していき、最終的には徳川家が天下を取って政権を握った。そして江戸時代が生まれたのだが、江戸時代で武術家達や刀鍛冶等の職人が物凄く減った。理由は色々とあるが、一番の理由はシンプルに平和な世の中になったから武術家達が必要とされなくなったからだ。
武器や素手の様々な流派の武術家達が居たのだが、武術を用いても飯を食っていく事が出来なかった。
刀鍛冶等の職人も居るには居たのだが、刀鍛冶から釜や包丁などの金物屋の加工品に仕事を切り替えた。
勿論、全員が全員というわけじゃない。眼帯をつけた剣士である柳生十兵衛で有名な柳生新陰流は徳川家にいた。
平和な世の中だからこそと柔軟に考えた武術家達も中には存在しており、そういう者達は活人拳や活人剣を作り上げてきた。ただ、この江戸の悲劇で実戦的な武術や美術品でなく武器として最上級の刀を作れる職人はとてつもない程に減ったと言われている。
「息子を立派な武術家にする!それが死別した妻との約束なのです!それに分かりますか!このご時世にここまで育て上げる過酷さが!」
頑強はそう言うと手錠をされながらも野球とかで用いられる投げたボールの速度を計測するスピードガンと野球の硬球を出した。
息子を育て上げるのは物凄く苦労しているのだと証明をする為にオカルト課のハイツの屋上に向かえば凪人は硬球のボールを投げた。黄坂さんはキャッチした。
「お〜……流石は壁来てるだけはあるわな」
「この数字……情報として知ってはいるが、いざ現実を目の当たりにすれば凄まじいな」
「…………168km!?」
スピードガンに記された数字を見てスーさんは流石と言い俺は武術家は凄まじいなと思い知らされる。
零羅はスーさんが持っているスピードガンを覗き込めば、凪人が投げたボールが168kmを出していたので驚いた。
「いやいやいや……え?え?……168km?」
「スゴいでしょう!コレで168km!」
投球したボールの速度が168kmだった。
調子がいい時のメジャーリーガーですら160km後半を出したという話はほぼほぼ聞かない。陸上競技みたいな記録で競うタイプのスポーツ以外のプロの概念があるスポーツは大抵はガタイがいい人間がイメージする。実際それは間違いではない。だが、凪人はそんな見た目をしていない。
「息子は今、壁を越える瀬戸際なのです!」
凪人の見た目や体格は何処からどう見てもその辺に居る中学生だ。
プロ野球選手や相撲取りの様に全体的に大きいと言うわけではなく、あの見た目の何処から力が出ているのかが分からない零羅。
オカルト課の研修やこの業界に関する知識が無かったりすれば同じ立ち位置だった。
「時々言っている壁ってなに?」
「闘気の、壁……闘気の、認識と、掌握から、スタート」
今まで何度か出てきた壁について零羅は分かっていない。彩理は壁がなにを意味するのかを知っている。
「壁と言うのは常人と達人の間にある境界線上の壁の事だ……この壁を越えた者達は純粋な運動能力で水の上を走ったり岩を破壊したりすることが可能なんだ」
「闘気がどうとか彩理は言ってましたけど」
「闘気の認知と掌握が出来るか出来ないかで運動能力が分かれる……天之岩戸学園の運動系の部活は食事トレーニングはしているか?」
「う、ん……マネージャーが、唐揚げおにぎりとか作って、食べさせて、る」
武術家と一般人の運動能力に対しては絶望的なまでの差がある。それを壁とこの業界では言われている。
その壁を越えるのに闘気が関わっており、それについて説明をしなければならないなと食事トレーニングについて聞けばしていると聞いた。
「運動系の部活動が物凄く強い学校は大抵は食事トレーニングをしている」
「意図的に太らせて筋肉をつけたりプロテインとか飲んで体格を大きくするのは今時当たり前ですよ?」
「そう、当たり前だ……物凄く厳しい栄養管理をしなくても見た目がムキムキなマッチョじゃなくても、それこそ凪人の様な体格でメジャーリーグで高速のストレートを売りにしている投手以上の速度を出せるまでに鍛え上げる。そうすることで闘気が増える」
「闘気……は確か肉体の生命エネルギーでしたか?」
「そうだ。闘気を鍛える方法は1つ、肉体を鍛えるのみだ。25歳を過ぎる前に肉体をトップアスリートを少し越えるか同等にまで鍛え上げて闘気の認知をする。そして認知した闘気を制御化に置いて更に修行をする。壁を越える大事な時期というのは闘気の認知をして闘気を制御化に置こうとする時期のこと……この壁を越える過程は全ての武術家達は通っており、越えた物はトップアスリートすら雑魚と言えるありえない力を手にする」
武術の達人達がありえないレベルの運動能力を持っているのは闘気を制御化に置いて筋肉に練り込んでいるから。
その事について説明をすれば零羅はどうすればいいのかが分からなくなった。
「壁を越えた人間はスポーツの世界では基本的には出禁となっていて壁を越えた人間も壁を越えていない人間達に対しては自分の持つ純粋な筋力はただの凶器だと認識していて表に出ようとしない」
「そう、なんですか……」
「君達、学生なのだろう!だったら見ているはずだ!運動系の部活に入っている学生達が必死になって筋肉をつける為に色々と頑張っているのを!武術家である自分が息子をマンツーマンで本気で鍛えれば中学1年生でメジャーリーガー並みに育て上げられるんだ!」
「でも、その過程で逃げ出すのは勿論のこと死ぬのが多いでしょう?」
「当然。武術は活人拳を謳っていても人を傷つける技術なので指導中の事故率は変わりはない!」
武術家事情を話せば中学1年生でここまで鍛え上げた自分を褒めてほしいと零羅や彩理に主張する頑強。
一見スゴい要素しか見えないのだが今まで黙って見ていた黄坂さんが鍛え上げる過程で逃げられたり、死んだりするのが多いことについて指摘すれば当然と頷いた。
「言っておくがコレは武術に限った話ではない!卓球の様になにをどうしたら修行中に死ぬのか分からないスポーツですら死人は出るのだ!」
「卓球って死人出るの?」
「物凄く極端な一例ですが死人は出てます」
危険な技術を教えている自覚はあるし、コレが仮に野球やサッカーでも怪我はすることは当たり前と言い返す。
黄坂さんが卓球で死人が出ているのかを聞いてくるので極端な一例だが一応は外国で卓球の練習中に死人が持病とかじゃなくて卓球の過酷な練習に耐えられずに死んだという一例は一応はある。物凄く極端な一例だが。
「危険な技術を教えている自覚はある!その為に息子には間違った道を歩まない様にと厳しくしている!」
「……あんたさ、それって親として?師匠として?」
「む?」
「黒代さん、流石にこれ以上は我慢の限界よ」
「ったく、就労体験だからこいつらに厳しい現場を知ってもらわなきゃなんねえのに……まぁ、言いたいことは言っていいぞ」
危険な技術を教えている自覚はあるし、それを用いて子供が道を踏み外さない様に厳しく接しているという自覚もあった。
ホントに色々と厄介でありどうしたものかと思っていれば黄坂さんは我慢の限界が来たみたいなのか暴力行為をしないか見守っていた黒代さんに許可を取った。
「危険な技術を教えているのはそもそもでなんで?」
「それは死別した妻に息子を立派な武術家として育て上げると約束を」
「それは凪人くんは承諾したの?」
「……」
「あたし、子供が居るけど、長男が来年に小学2年生になるわ。オカルト課は倫理観が終わってる仕事が多かったりするけど給料の面だけはしっかりとしてて子供に学習塾以外になんの習い事をさせるかスゴく悩んでるのよ。旦那はスポーツ系が良いって言ってる。でも、あたしは正直な話スポーツ系に対して偏見は持っているわ。この数年で体育会系の奴等が危ない薬に手を出したりとか未成年の飲酒とかそういう危ないのがドカンと増えてニュースになってるわ」
息子を立派な武術家に育て上げると覚悟を決めての厳しくしているが、そもそもの話で凪人がそれを承諾したのかと聞けば黙った。
「自分が優秀なプロのスポーツ選手だった、そのスポーツが個人的に大好き。だから子どもにもそのスポーツを教える。それに関してあたしは親戚や主婦友達に相談はしたし旦那と話し合いをしたりネットの掲示板にも相談したりした……色々と言われたわ。まだ物事をしっかりと判断する事が出来なかったり色々な業界を知らない子供に大人になってから楽しさや面白さに気付いたけど、もう手遅れで自分が歩んでみたかった第二の人生強くてニューゲームを歩ませるな!とかね」
「第二の人生って、そんなことは」
「じゃあなによ!凪人くんはあんたの背中を見て育って武術家なんてロクでもない仕事だって思って魚が好きだからこの高校に行こうって決めて自立しようって決めてあんたは反対した!自分の親が親として毒親じゃないのかって色々と考えてオカルト課まで来たのよ!武術を極めたのはいいけれど危険な技術であんまり教えられない!下手したら子供にしか教えようとしない!親として息子を育て上げるとか言って息子の進路を勝手に武術家に決めている!あんたは武術家としては最高峰の立ち位置に居るかもしれないけれどもあたしからすれば父親としては失格以前の問題よ!!」
「っ……貴女に、貴女に武術業界のなにが分かる!このオカルト業界でも肉体を鍛えて壁を越えた者はとても少なく霊力等でドーピングした者達が近距離戦闘をする!今の時代は江戸の悲劇の再来と言われ、武術は淘汰され……大抵の達人達は武術とは戦場に置いて輝くと考え安易に殺し屋の道を歩き己の力を振るい誇示する欲求を満たす!中には今こそ戦乱の世をと考える愚か者も居るのですよ!」
「じゃあ、変わりなさいよ!武術家から別の道に!少なくともあたしはオカルト課の職員から人妻に、人妻からお母さんに成り代わったわ!あんたは少なくとも特級武術家以外にもお父さんってものに成ったわ!お父さんやお母さんってものは自分の意思や行動でならない限りは絶対になれないものでそれを承知の上であんたはお父さんになったんでしょ!!」
「…………」
「こっちがなにか言い出したら論破とか反論出来る事を考えずに、黙ってないで自分の意見を言いなさいよ!!言っとくけどね、オカルト課のマニュアルでお父さんとお母さんになる場合については40ページぐらいあるのよ!!」
「そう、なの?」
「ビッチリと書かれている」
オカルト課の人が結婚したらとかに関してのマニュアルについてはビッチリと書かれていた。
マニュアルにお父さんになることについての意味、お母さんになることについての意味、その意味についてちゃんと考えているのか?お父さんとしてしなければならないこと、お母さんとしてしなければならないこと、親としてしなければならないこと、その辺りについて深く書かれており、考えさせられる内容だった。
「立派な大人と立派な武術家と立派な保護者と立派なお父さんと立派なお母さんは違うのよ!武術が今の時代に淘汰されていくことが悲しいとか思ってるなら、なにか手を出しなさいよ!武道家達はそれの成功例よ!世の中はね、常に変わり続けているのよ!変わってほしいものもあれば変わらないでほしいものもある!でも、それが思うままにいかない!もしそれをどうにかしたいって思うなら凪人くんとの親子の縁も情も切って世界征服を企む悪の組織にでも入りなさい!」
今までの感じからして、拳藤頑強は思考が武術家寄りだが一応は一般的な感性は持っている人間だろう。
武術家としての武術業界の悩みがある。それは武術家になってない息子にハッキリと打ち明ける事が出来ないものだし、奥さんとは死別している。
「大人の社会は最悪、仕事を辞めるで逃げることが出来るわ!でも、子供の社会はまともに逃げることが出来ないし子供だけで変える事が出来ないクソみたいなものよ!下手に大人に逆らえば誰のおかげで生活出来ているなんてクソみたいな発言をしたりするわ!!」
「黄坂、このままいくとズレる」
「あたしはね、子供達にお母さん何時もありがとうって言われて家事を代わりにしてくれたら泣くわ!でもね、知らない人にお母さんとして頑張ってるねって褒められても喜ばないわ!それがお母さんになるってことだから!!出産の痛みと一緒に腹は括ったのよ!」
「黄坂!」
「はい、あたしの言いたいことは終わり!……はぁ、スッキリした」
段々と話がズレていっている事に対して黒代さんが気付いたのでそろそろ黙るように黒代さんは言った。
途中から黄坂さんのストレスの発散とかになってるなとかと黄坂さん自身も自覚しており、黄坂さんは言いたいことが終わった!と電子タバコを取り出した。
「……ありがとうございます……俺なんかの為に……」
凪人くんは自分の為に父親である拳藤頑強を怒った事について涙を流した。
黄坂さんは特に気にすることはせずに電子タバコを吸っている。
「いいのよ。この手の業界、親になるって意味を理解してない馬鹿達が多いから」
ふと、オカルト課の研修で読んだマニュアルに40ページぐらいあった親になることについて書かれていた部分を思い出す。
漫画みたいな主人公にはなるな、と言う内容だ。間違っていることは間違っていると言っていたり自分の信念を貫くことは立派な描写がある。実際にそれはそうだと思う。カッコいいとも思う。
ただそういうことを言っている割にはいざ親になった時にロクでもない親父になっている。
名作漫画やゲームの主人公の息子が新しい主人公の場合、前作の主人公が父親としてクソ野郎になっているパターンが多い。
親の愛情を受けていないから、なんて考えはあるかもしれないが親の愛情を受けていないからこそあの時にかけて欲しかった言葉をかけることをしなければならない。
高校生ぐらいの人間しかいないまともな大人が居ない環境で、超常的な力を持っていて歪んだ思想の自分よりちょっと歳上のロクでもない大人を殴る主人公は必要だったりカッコいいかもしれないが、お父さんや保護者になる意味とかがわかってない。
世界の命運が託されている都合上で世界を宇宙規模で滅ぼしたりタイムリープが出来るヤバい力を持っている女性達を危機的状況の中で綺麗事を言って口説き落とし汚い現実を否定しかしないハーレム系主人公は羨ましくみえるが、お父さんになる覚悟が出来ていない。
考古学者として歴史の教科書に載るレベルでスゴい人なのかもしれないが、それを理由に家庭より仕事を選び年に5日ぐらいしか家に居ない人はお父さんの資格は無い。
世界を救った英雄なのかもしれないが子供が大好きな食べ物や誕生日すらまともに理解してない、祝えない主人公はお父さんとして失格だ。
金持ちの億万長者じゃない。巨乳の美女ハーレムも作っていない。極々普通だ。
理想としては高すぎるかもしれないが、料理上手な博多のお父さんの様な家庭や春日部の足の臭さが機械にまで通じるレベルのお父さんの様な家庭をなるべく築き上げる様にと言われた。
この無責任保護者罪というのは、それを頑張って目指さなかった親になるという事について覚悟も理解もしてなかった人達を裁く法律だ。