これは本来交わらない世界の話。
もしも世界最後の日の流竜馬が機動戦士Gundam GQuuuuuuXの世界に降り立ったら?




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流竜馬が機動戦士Gundam GQuuuuuuXの世界へ

 

『早乙女の反乱』後にそう呼ばれる事件の真っ只中に男は居た。

ゲッター線の第一人者である早乙女博士の殺害容疑で投獄された男はA級囚人と呼ばれ、牢獄で地獄を見た。本来であれば冤罪なのだが警察は誰一人として彼の無実の訴えを信じず投獄された。

 

しかし早乙女博士は生きていた。大量に量産されたゲッターロボGで「世界を破壊する」と宣戦布告をしたのだ。

「今度こそ奴を殺す……」その思いで男は仮釈放を条件に国連軍に保管されていた旧型のゲッターを与えられ、再び早乙女博士を殺害しようと目論んでいた。

 

しかし事態は思わぬ方向へと向かっていく。量産された数千と言うゲッターロボGが合体して世界の終わりを告げる存在、真ドラゴンへの覚醒を果たしたのだ。

その事態に国連軍は最悪の決断を下す。国連軍は真ドラゴンに向けて重陽子ミサイルを放った。一発で地表を吹き飛ばす程の破壊力を持った重粒子爆弾をゲッター炉心の塊である真ドラゴンに落とせば、世界は本当に最後を迎えてしまうだろう。

 

男はこれを阻止すべく新たに開発された真ゲッター1に男と因縁の深い神隼人、號と共にミサイルの破壊に出撃した。

 

 

「フハハハハッ!キミ達は取り返しのつかない事をした!」

「さらばだ、もう会う事もあるまい!ゲッターロボ!」

 

 

しかしミサイルの破壊は失敗に終わる。宇宙空間でミサイル破壊しようとした男は真ゲッター1を操りミサイルの破壊を目論んだが思わぬ妨害が入ったのだ。

人類の仇敵であるインベーダーがミサイルに人間の姿で張り付いていたのだ。思わぬ事態に思考停止した男はミサイルを破壊する為の貴重な時間を大幅にロスしてしまった。

その後、ミサイルを破壊しようと高速戦闘が主体の真ゲッター2に合体変形をして猛追したが結果的にミサイルの破壊は失敗した。

 

 

「畜生がァァァァァァァァッ!」

 

 

男はミサイルの爆発を乗っていたゲッターから見て叫ぶ。その叫びは不甲斐ない自分とミサイルの破壊に失敗した後悔から来るものなのだろう。

男が最後に見たのはミサイルの爆発の光とは違う光が視界を塞いでいた。

 

 

「なんだこりゃ……キラキラ?」

 

 

自身が知るゲッター線のエネルギーとは違う妙にキラキラと輝く光。その光景が男がこの世界で見た最後の光だった。

 

 

 

 

◇◆

 

 

アマテ・ユズリハ。ニックネームがマチュと呼ばれている彼女は退屈な日常生活に飽き飽きしていた。

コロニー育ちの彼女は本当の重力も本当の海も知らない。そんな彼女は学校帰りにフラフラと散歩をする事が多い。母から塾に行くようには言われていたが塾が無い日はこんなものだ。

 

そして、それはほんの気まぐれだった。ジャンク屋や不法移民が居るエリアに足を踏み入れていた。それが運命を変える事になる。

 

 

「え、何あれ!?」

 

 

マチュは自分の目を疑った。ジャンクの山で一部が発光して人の形を形成していったのだ。本来であるならば得体の知れない現象に普通は逃げ出すだろう。

だが、マチュはそれに興味を惹かれてしまった。

 

 

「く……う……」

 

 

光が治って人の輪郭がハッキリと見える様になった頃。マチュは食い入る様にその人物を見ていた。

 

 

「怖そうな人……でも、なんだろ?優しい……ううん、寂しい?」

 

 

ハッキリとその人物を認識出来るようになったマチュの第一印象は『怖そうな人』だった。だが、マチュはなんとなくだが、目の前の人物が何処か優しく寂しい人なんだと感じていた。

 

 

「こ、ここは……ハッ!」

「あ、起きた」

 

 

目の前の人物の閉じられていた瞳がクワっと見開いた。やはり顔の彫りが深いからか怖い印象の方が先立っていた。

 

 

「おい!ミサイルはどうなった!?真ドラゴンは!?」

「ミ、ミサイル?真ドラゴンって何!?」

 

 

勢いよく起き上がった男はマチュに詰め寄る。マチュからしてみれば何のことかわからない話題ばかりである。

 

 

「サイド6にミサイルなんか飛んできてないよ……それに真ドラゴンって新型のMS?」

「なんだとっ!?それにコロニーだと……俺は吹き飛ばされたのか?それに月面基地じゃ……なさそうだな」

 

 

マチュの両肩を掴んでいた男はマチュの視線が空に向いていたので自身も空を見上げた。そこには人工的に作られた大地にその隙間には宇宙が見える。本当に自身の知らない場所へと来てしまったのだろう。

そして男も幾分が冷静になったのか、フーっと深く溜息を溢すとマチュの両肩から手を離した。

 

 

「悪かったな乱暴して。今聞いた事は忘れちまいな」

「うん……あ、待って!」

 

 

怖い顔と態度だったが冷静になった今はマチュの事を気遣う男にマチュはまた印象を改めていた。そしてマチュはフラリとこの場から立ち去ろうとした男を気が付けば呼び止めていた。単なる直感だったがこの人はここで見送ってはいけない、と。繋がりが立たれてしまう気がしたのだ。

 

 

「私、マチュ……アナタは?」

「俺は……流竜馬だ」

 

 

振り返りながらぶらっきぼうに自身の名を明かした男、流竜馬は自身が元々居た世界から違う世界へと降り立った瞬間だった。

 

 

 

 




皆さんが思ったであろう疑問。

Q.なんで世界最後の日の流竜馬?
A.ジークアクスの大気圏突入シーンを見たらブラックゲッターの大気圏突入と被って見えたから書きたくなりました。

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