「青春なんて一炊の夢だよ」
憎たらしくも美しい同級生、碑見暁 はそう言った。高校デビューに成功した俺の地位が、碑見の告発により過去の黒歴史が明白の下に晒された結果、完膚なきまで亡き者にされて約半年。陰キャがバレた俺と、四方八方を敵に回し過ぎた碑見は何故か毎日昼休みを五号棟西階段四階踊り場で過ごしている。
四月の春風からは恋の香りも友情の兆しも感じえないが、それでも青春の残り滓に俺達は酔っていた。
憎たらしくも美しい同級生、
四月の春風からは恋の香りも友情の兆しも感じえないが、それでも青春の残り滓に俺達は酔っていた。