これは硝子の心臓を持つ男の物語、末路は復讐。

 ――目覚めたボクの目の前にいたのは、美しい妻アルマだった。

 孤児だった自分を引き取り、人形師としての人生を教えてくれた師。
 その後継者となり、師の愛娘、幼い頃から想いを寄せるアルマと結ばれることだけが生きる意味だった。

 世界が変わったのは、彼が現れたからだ。
 火花のような情熱、圧倒的な才能を持つ友、クアルソ。

 焦燥と嫉妬に蝕まれる心。
 アルマの心が傾いていくのを、ただ見ていることしかできないのか?
 失いたくない。この居場所も、夢も、そしてアルマも――。

 
【挿絵表示】


 その強い想いが、禁断の領域へと誘う。
 一つの罪が、取り返しのつかない悲劇の歯車を回し始めることを、まだ誰も知らない。
 これは、硝子の心臓を持つ男の物語。
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