一応今回が最終回になりますね
話を思い付いたら番外編も書いていきます
禍の団と言われる組織の旧魔王派とやらの悪魔達が駒王町へ侵攻を開始したという情報がセシリアから俺に伝えられ、これから迎撃に向かうというセシリアや支取にグレモリー達。
魔王や天使に堕天使へ援軍を要請してはいるようだが、到着するまでには時間がかかる。
禍の団の旧魔王派はオーフィスの蛇で強化されており、最低で上級悪魔、最高で魔王クラスにまで強くなっていたりもするそうだ。
駒王町を完全に守りきるにはセシリア達だけでは明らかに手が足りないが、駒王町に住んでいるのは悪魔達だけじゃない。
知り合いに連絡していくと、広まっていった情報により、駒王町を守る為に立ち上がった人々。
家族の守りを風間さんと錦山に柏木さんに任せた俺は、家を出る。
すると俺の周囲を囲うように現れた悪魔の大群。
嘲るように笑いながら俺の家族をなぶり殺しにすると宣言した悪魔達に容赦をしてやる必要はないだろう。
「手加減はしねぇ、死にてぇやつだけかかってこい!」
襲いかかってくる悪魔達に加減なしの拳を叩き込んでいき、悪魔達の顔面や臓器を殴り潰しながら進んでいた俺は、殴った相手が死んでいようが気にすることはない。
駒王町の至るところで戦闘が始まっており、八木さんとジョースターさんが悪魔達と戦っていた。
八木さんの強力な拳の一撃で吹き飛んでいく悪魔達へと瞬時に巻き付いたのは、ジョースターさんの手から放たれた紫の茨。
そして紫の茨を通じて流し込まれた波紋により完全に溶けた悪魔達。
あの2人は強いから問題は無さそうだと考えて、駒王町の町中を駆けていた俺は、素早く動いた殺せんせーと杉元が悪魔達へと容赦ない打撃を叩き込んでいる場面を目撃。
目だ、鼻だ、股間だ、と容赦なく急所攻撃を行っていた殺せんせーと杉元は、エグい攻撃しかしていない。
あの2人も大丈夫そうだ、と思った俺は、駒王町を移動していき、襲いかかってくる悪魔を蹴散らして進んだ。
ガロウ師匠とアリーゼに松本さんは、3人で行動していて、旧魔王派の悪魔達では全く相手になっていなかった。
あの3人には手伝いは要らないな、と判断して駒王町を巡った俺は、襲いかかってきた旧魔王派の悪魔以外に犠牲者が居ないことを確認していく。
黒い刀を振るうリューマが悪魔達を真っ二つにしていたり、ピカチュウに指示を出していたサトシによって倒されていた悪魔達。
沖田の兄さんや西谷のドスで切り刻まれていた悪魔も少なくはないし、西郷さんに殴り殺されていた悪魔も多かった。
それから俺が向かう場所は、戦いの最前線。
セシリアが全力で戦っている2体は、どう見ても悪魔には見えないが、相手が強敵であるのは間違いない。
「ウォーグレイモンやメタルガルルモンにオーフィスの蛇を限界まで投入して強化したみたいですわね!究極体デジモンが戦力になってるのは厄介ですわ!」と言っていたセシリア。
セシリアにデジモンと呼ばれる存在をけしかけていた旧魔王派の頭目らしき相手は、幼い少女の首もとに剣を突きつけて人質にしており、デジモン達は人質になっている少女の為に、旧魔王派に従っているようだった。
美食屋として活動していた時に身に付けた技術を用いて、完全に気配を消し去ったまま動いた俺は、人質をとっている悪魔の腕を旋風鉄斬拳で切断し、少女を助け出すと同時に悪魔を微塵に刻んだ。
「この子は助けた。もうお前らが戦う理由はないだろ」
俺のその言葉と、少女の無事を確認したデジモン達の動きが止まる。
「助かりましたわ桐生ちゃん」
俺に感謝してきたセシリアは、かなり疲れたような顔をしていた。
これで戦いは終わりかと思っていたが、現れたのは老人の姿をした龍。
「無限の龍神オーフィス!」
現れた相手の名を呼んで警戒した様子で構えたセシリアが言うには、あの龍が禍の団の首領で間違いないらしい。
「我が静寂を得るために、その娘は必要。返してもらう」
無機質な感情を感じさせない声でそう言ってきた龍神を相手に怯えるように震えた幼い少女。
そんな少女の頭を優しく撫でた俺は「おじさんに任せろ」と言うと、上着を一気に脱ぎ捨て前に出る。
「龍が如くの早脱ぎですわ!」
何故か俺が早脱ぎしただけで大興奮していたセシリアは、テンションが高い。
露になった俺の背中に浮かび上がる応龍。
「桐生ちゃんの背中の応龍は超カッケーですわよ!」
それを見たセシリアのテンションが更に上がっていたことは確かだ。
進化を続けたグルメ細胞、成長と共に高まる闘気、宿した応龍の力、波紋と全集中を組み合わせた波の呼吸、北斗孫家拳に伝わる転龍呼吸法、殺せんせーから教わった数多の武術、ガロウ師匠から伝授された流水岩砕拳に旋風鉄斬拳と爆心解放拳。
この世界で様々な相手と出会い身に付けた数多の技術を総動員し、限り無く高めた俺の力は無限の龍神にも劣っていない。
俺と無限の龍神を隔離するように錦山が神器で用意してくれた結界。
これなら思う存分に拳が振るえるだろう。
「我の邪魔をするなら殺す」
「殺しに来るなら、殺されても文句は言えねえぞ!」
振るった互いの拳がぶつかり合い、巻き起こる凄まじい衝撃波。
始まった殴り合いの最中に人型の龍へと姿を変えた龍神は、全力で此方を殺すつもりであるらしい。
幾度も攻撃を当てようが、直ぐ様再生する龍神は無限の名を冠するだけはあり、無尽蔵と言える程の再生能力を持っているようだ。
単純な殴打では効きが悪いというなら、こんな技法はどうかと考えて、相手の気の流れを断つ「鎬断」という技を用いた打撃を龍神に叩き込んでみる。
気血の流れを断つ技を受けた無限の龍神は、再生能力が明らかに下がっており、受けた打撃のダメージが確実に残っていた。
全身を「鎬断」の状態にした俺は無限の龍神に両拳を連続で打ち込んで滅多打ちにした後、龍神の頭部を両拳で挟み込んだ状態で、顔面に強烈な膝蹴りを叩き込んだ。
それで頭部が粉砕された無限の龍神は、もはや起き上がることはない。
戦いは俺の勝利で終わり、残ったのは無限の龍神の死体だけだが、この死体をどうするか考えていると俺の背の応龍に吸い込まれていった龍神の死体。
無限の龍神の死体を吸収して力を取り込んだことで強さを増した応龍。
そんな応龍を宿す俺の力も更に強化されて、格段に強くなったことは確かだろう。
結界が解除されて外に出た俺を出迎えたのは、セシリアと、名前も知らない少女。
少女と目線を合わせて「名前を教えてくれないか?」と聞いた俺に少女は「わたしは遥」と答えてくれた。
その後、セシリアによって保護された少女は俺のことを「おじさん!」と呼ぶようになっていて、カラオケで百点とってとか無茶ぶりを俺にしてくるようになる。
まあ、怯えていた遥が、ちゃんと笑えるようになっていたのはいいことだ。
「やっぱり桐生ちゃんにはこれですわね!」と言っていたセシリアから最近プレゼントされたグレーのスーツを身に纏った俺は駒王町を歩く。
「変わらねぇなこの町は」
そんな言葉を言いながら歩いていた俺の前に現れたのは、蛇柄のジャケットを身に付けた沖田の兄さん。
「よぉ、桐生ちゃん」
楽しげに笑みを浮かべた沖田の兄さんは、見るからにやる気満々だ。
始まった沖田の兄さんとの喧嘩は、乱入者が増えていき大乱戦となったが、最後は全員で飯を食いに行くことになった。
こんなことが駒王町では日常茶飯事だが、退屈はしない。
退屈する暇がない今生の人生は、そう悪いものではないだろう。
澤村遥
死因は病死
選んだ特典はデジモンを生み出す能力
外見は龍が如く1の澤村遥
龍が如くは知らない
デジモンを生み出す能力に目をつけられて旧魔王派の悪魔に人質にされていた
旧魔王派から助けてくれてオーフィスからも守ってくれた桐生ちゃんをおじさんと呼び、慕っている
死亡した原作キャラ
無限の龍神オーフィス
人間形態の外見は老人で、少女の姿ではなかった
人が編み出した武術の技によって気の流れを完全に断ち切られて、再生できなくなって敗北して死亡した
オーフィスの死体は応龍が取り込んだ