アルジュナが転寝しているインドラを見かける話(若干のジュナイン感)
▼皆さんインドラの大試練の閉店ボイス聞きました?? サイコーでした 未視聴の方は是非イヤホンをつけてお聞きになってください
pixivより転載

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【ドラジュナ(インジュナ)】「神の寝込みを襲う気か?」

 それは、本当に偶然だった。

「インドラ神。失礼します。以前の特異点について、──」

 アルジュナが仕事で、インドラの部屋を訪ねたときだ。

 部屋の中は静まり返っていた。尤も、アルジュナと一緒にいるときは大概静かなのだが。その理由をよくわかっていないアルジュナは、今日も普通に話しかけに来たつもりだった。

 ──静かな部屋に、健やかな寝息が響いていた。

(まさか、寝て……?)

 アルジュナは、インドラの姿を捜した。果たして、彼はベッドで眠っていた。

 昼寝か、あるいは酒を過ごしての居眠りか。ベッドでの彼は毛布を蹴飛ばしている。アルジュナはひとつ溜息を吐いて、持っていたタブレット端末をテーブルに置くと、父に毛布をかけるべくベッドにそっと近寄った。

 そこで、動きを止めてしまう。

 ──依り代と言えど、この父はとても美しい。「似ている」と言われるのがアルジュナには誇らしかった。尤も、インドラにとっては「クンティーに似ている」らしいが。

 父の寝顔を見ていると、なぜか唾を飲んでしまう。起きて喋りさえしなければ静謐な泉のような顔。

 気が付くと、アルジュナは毛布を取り落としていた。そして、ふらりとインドラに近づく。

 インドラの身体の上を跨ぎ、顔に唇を近づけ──頬に、口付けた。

 不意に、抱き締められる。力強いその腕に、アルジュナは動揺してしまう。

「そんな愛い口づけだけでいいのか?」

 他でもないインドラが、青い目を開いていたのだ。口元に笑みすら刷いている。

 アルジュナは動揺の極みだ。父の厚い胸板に顎と腕を抑えつけられ、それでも口にする。

「お、起きて……」

「お前の可愛らしい口づけに目が覚めた。……それでだ、アルジュナ」

 インドラが声を低めた。

「……唇に用はないのか?」

「……!」

(オレ)はあるぞ」

 そう言って、インドラはアルジュナの唇にほとんど嚙みついた。

 それから体を回し、アルジュナをベッドに押し付ける。そこから、彼の口腔を蹂躙した。

 ぱちぱちと、唾液を通して弾ける魔力。アルジュナは父親の魔力に心地良さを覚えながらも、それ以上に舌で口の中を犯される感覚に痺れてしまう。

 やがて口を離したインドラは、獰猛な笑みを見せた。前髪を掻き上げる。

「さて、アルジュナ。ここからは『父子の交流』といっていいか?」

 既にアルジュナは答えられる状態ではない。既に蕩け切り、口から体の中に滑り込んだ電気に腰が砕けていた。

「……いいものと判断するぞ」

 そう言って、インドラはアルジュナの喉笛に嚙みついた。

 

 さて、散々父に愛でられたアルジュナが事後に仕事のことを思い出すことになるが、それはだいぶあとのことである。

 

 

 

 

 

End.


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