カッとなって書いた。転生主によるコメディ。
原作の琴座を大きくブレイクしますので御容赦くださいませ。
アニメに出てきたオルフェウスが好きな方は見ない方がよろしいかと。
転生って時代が逆行するものなのか?
どうも、前世では男子高校生だったが、現在はピチピチの赤ちゃんになりました。
えーと、前世の名前忘れたから、現世の名前で自己紹介します。現世の名前はオルフェウスです。
ギリシアの、小さな楽器店を営む家の次男坊に生まれたが、なんか何世紀年前のヨーロッパに生まれたみたいだ。転生って逆行するもんなの?とツッコミたくなるが、うまれたから仕方ない。
なるように流されるまま六才まで、俺は楽器に囲まれて育ったせいか、生前音痴だった俺も、なんとか楽器をあつかえるようになった。ほら、ここゲームもない、アニメもない。子供の娯楽って外で遊ぶぐらいじゃん?でも、俺だけボッチで誰も遊んでくれないんだよね。
女の子は、みんな俺の顔を見て「男の子なのに女の子って変!」ていうし、
男子は「おまえみたいな女顔とはあそばねー!」って言うし、おかげで家でじめじめときのこ生やして廃棄処分の竪琴でひとりボッチで遊んでました。あんまりじゃね?
音痴を克服したのも、親父がギリシア神話のオルフェウスを俺の名前ににつけたせいでもある。アポロンや、ハーデスすら唸らせた音楽の名手の名前の子供が音痴とか洒落になんないじゃん?幸い、今世の俺の耳はよい方だったので、音階の基礎はみっちり鍛えたよ。
でも、何か変な風に鍛えたせいか、前より耳が良く聞こえるようになった。
十キロ先の虫の羽音とか、聞こえるあたり、流石に異常だろ。
どうしたものかと、頭を悩ませていると、うちの店に髪の毛が長い麿眉のじい様が立ち寄った。
道を訊ねるために立ち寄ったらしく、うちの親父と和気藹々と話している。
でもね、俺、このじいさんに何か見覚えあるんだよ。多分、前世。
どこでだっけ?と首を傾げていると、麿眉のじいさんと眼があった。
ぺこりと頭をさげると、俺は再び持っていた竪琴の弦を揺らす。
気分は「Fate/stay night 」のBGM曲「孤独の巡礼」だ。
別に、今日もハブられてボッチだからじゃないぞ。寂しいからじゃないからな!前世の事を思い出したからだ。
麿眉のじいさんを見てたら、型月の曲は飽きるほど聴き込んだ事を思い出したのだ。
ゆっくりな曲だったし、今の俺でも弾けるかもという単純な動機で竪琴の弦を鳴らした。
金髪が美しい騎士王を思い出しながら、ゆったりと密やかに、その穏やかな旋律を奏でる。
(どうせ、誰も俺の琴を聴かないし…)
「…?」
曲を引き終えると、小さな拍手が聴こえ俺は顔をあげると、麿眉のじいさんと眼が合った。
「…坊主、良い腕前だな。師匠はおるのかな?」
「…(居ないです。)」
フルフルと首を振ると、じいさんは目尻を緩ませて微笑んだ。俺も、初めて誉められた嬉しさで自然と笑顔になった。
…て、何で騙された俺!
「ごらぁあああ!!何をよそ見しているかぁああ!?」
「…!(ぎゃあああ!こっちくんな!)」
あれから3年…麿眉のじいさんにスカウトされてやってきた谷で、何故かハードな修行をさせられていた。
はて、弟子にならんか?と言われたのでてっきりじいさんは吟遊詩人なのかと、楽器屋にきたし、そっち関係の人だと思っていたら、辺境で何故か体力づくりさせられ、格闘術を叩き込まれたうえに、内なる小宇宙を燃やせとかいわれたので、必死こいていたら、なんか燃やせた。
しかも、サイキックに目覚めたらしい。何故だ。楽士には体力も必要なのかとか、内なる小宇宙も聖闘士星矢みたいな事いっているけど、音楽に必要なのかと馬鹿正直に修行してたら、なぜサイコキネシスに目覚めてんだろう。兄弟弟子のシオンて、聖闘士星矢に出てくるシオン様そっくりだなー…
暫くしてアスミタと言う同い年ぐらいのシャカにそっくりな美少年がやってきた。
ここは仏教徒も修行にくるのかと、感心したものだが…ここまで来たら、流石に俺も分かる。
ここ、聖闘士星矢の世界だ。しかも、冥王神話、ロストキャンバスだわ…。死亡フラグェ…
因みに、うちのお師匠様はハクレイ様です。
…うちにやってきたのは、微量な小宇宙を感じたらしいです。因みに、その微量な小宇宙は俺です。
小宇宙を無意識に竪琴にのせて、弾いていたのでわかったみたいです。
…で、現在、お師匠に連れられて、ギリシャに来てます。そして、聖衣を賭けたトーナメントの真っ最中で、教皇セージがいる前で、聖闘士候補生達と戦う事になりました。…俺、何処で間違えたんだろ。
「うらぁあ!!」
「…!(黄昏ている場合じゃないじゃーん)」
ゴリラみたいな試合相手の体をひらりと避けると、奴の拳が地面に突き刺さっているのが見える。やばい、あれ、食らったら死ぬ。クリスタルウォールを習得しとこう。牡羊座の技だからって遠慮してる場合じゃなかったね!
あ、できたら、ギャラクシアンエクスプロージョンとか、覚えたいお。
アスプロスは怖いからデフテロスにならうべか…。幻朧魔皇拳潰し技とか考えたら面白いかな…。
ふざけてNARUTOの技を小宇宙で考案したら、お師匠に怒られたから…無理か…
あ、でも
…………俺の守護星座なんだっけ…?(←いろいろ展開についていけず、ハクレイの言葉を聞いてなかった。)
「ちょこまかと!」
「……(忘れてたー…) 」
無意識に避けていたらしく、対戦相手のゴリラの顔がマジでした。
…うむ、こうなったら早いとこ終わらせよう。
相手がいい具合にカッカしているところに、拳に小宇宙を集中させ、ボクシングスタイルで、相手の懐に入り込むと、ボディに一発かましました。
因みに、気分はサクラちゃんです。
「…っ(しゃーなろー!)」
「グホェ…!」
サクラちゃん風のパンチは細腕の俺でも余裕で相手を吹き飛ばせました。ゴリラはそのままノックダウンしましたマル
「勝者、オルフェウス!」
わああああ、と盛り上がる歓声によっしゃー!と思わずガッツポーズをしていたら、いつの間にか教皇猊下が闘技場に降りてきました。
「オルフェウスよ。」
「は、」
おお、思わず膝をつくと、俺の目の前にアニメでよく見たパンドラボックスがあるではないか…!
「…見事な闘いだったぞ。新たなる聖闘士として、アテナと、この地上を守ってくれ。」
「…は。身を尽くし、使命を全ういたします。」
…善処します。…て言えない空気を察してくれ。プレッシャー、半端ねぇんだよ。このジイさん。
すると、ジイさんの横のパンドラボックスがいきなりはじき飛ばされ、はじき飛ばされたパンドラボックスとは違うパンドラボックスが、俺の目の前に浮かんでいます。
はじき飛ばされたのは白鳥座の青銅聖衣でした。このトーナメント戦は白鳥座の聖衣をかけた闘いだったから当然と言えば当然だが、まさか、違うパンドラ箱が割り込んでくるとは誰が思うだろうか…。
「へ、」
「なんと!」
突然、ガタガタ動き始め、パカー!とアニメと全く同じ様に開くと中から、中身が俺の目の前に飛び出してきた。
──────まさかの、琴座の聖衣でした。
「はっはは、とんでもないな!どうやら聖衣はお前を最初から選んでおったようじゃな。白鳥座に嫉妬したらしい。」
笑いが止まらない様子の教皇のジイさんに周りが唖然としている。
そりゃあそうだ。いきなり、白鳥座の聖衣を押し退けて琴座が「はい、こんにちわ!」なんてくると誰が思うだろうか…。
焦れたらしい、琴座の聖衣は空中分解すると俺の体に吸い込まれるように装着した。
何て言うか…満足そうな琴座の聖衣の感情みたいのが肌に伝わってきます。そして、白鳥座の聖衣の箱からは悲しげな波動がなんとなく伝わるのはジャミールでお師匠とシオンと暮らしていたせいでしょうね。たぶん。
手には漫画とアニメでみたオルフェと同じ銀色の竪琴があり、弦を弾くとポロンと良い音が響きます。
……やべぇ、役不足感はんぱねぇんですけど!
原作の琴座のオルフェって、黄金を超える最強の白銀聖闘士だったはずだ。俺はその先任になるはずだ…
美人の恋人がおるリア充なオルフェとはちがい、俺は口下手で、彼女すらおらん。
琴の腕も、男としても遥かに劣るこの俺が琴座だと!?
馬鹿な!?
はっ!アニメ版のオリジナル幽霊聖闘士で、オルフェウスって出てきたよな…もしかして、あれ俺かー!?
死亡フラグびんびん立ってるよ!やべぇ!!
こうして、成り行きで琴座の聖闘士になった俺は死亡フラグを折る方向で聖戦に臨むことになるのである。
…そして戦いはつづく的な、ジャンプの打ちきりみたいに。
カッとなって書いたものの…連載にする気がなくて、短編にしました。
主人公の守護星座は、白鳥座と琴座。
黄金にはなりません。ハクレイさん的には青銅から、白銀に移行させるつもりが、琴座の聖衣が焦れて主人公は白銀聖闘士になりました。
年齢はシオンと一緒。
強さ的にはオルフェ以上を目指していく予定。
むっつりなんで、周りからは基本無口だと思われてます。脳内残念だけど。
エルシドとは無言で会話してたり…
シジフォスとカルディアとは相性が悪いです。