ちゃ、ちゃんとこっちも書いているんですよ(震え声)
ラダーンは星砕きの大剣を握り構える。
星砕きの大剣はかつてラダーンが砕いた隕石から採掘された隕鉄を鍛えて造られたラダーンの代名詞とも称され二振りの特大剣だ。
その剣身はまるで星明りの無い夜のように黒い──が、ただ黒いだけではない。
エルデの地で破砕戦争が起こる前からラダーンと共にあったこの剣は多くの戦いを経てラダーンの覇気を受けることで黒く染まり
世界最強の剣豪である"鷹の目"ジュラキュール・ミホークの持つ愛刀『夜』と同等の刀剣。
──それが二振り。
この世に最上大業物12工とされる業物はあれど、それを二つ持つ者などいない。それも黒刀にまで至ったものとなれば世界でもラダーンただひとりだけだろう。
そんな剣が、黒刀がラダーンに挑む戦士達に振るわれる。
「ムゥン!!!」
振るわれた剣は能力によって重力波を生みだし、飛ぶ斬撃ならぬ重力で引き寄せる斬撃となって"麦わら"たちを襲う。
だが、とある人物はそれを受けてなお不敵な笑みを浮かべていた。
「無駄無駄無駄だべ!!! いくら海軍大将といえど、おらのバリアは破れねェ!!!」
バルトロメオである。
バリバリの実のバリア人間である彼のバリアは如何なる一撃も受け付けない。この世界における最強の守りである。
それはラダーン相手でも同じで重力斬撃すら凌ぎきった。
「すげェぞロメ男!!!」
「~~~!!!」
(ル、ルフィ先輩が褒めてくれたべ!!? うわァ~~~天にも昇る気持ちだべ~~~!!!
「海賊"人喰いのバルトロメオ"か。 そのバリアはわたしでも破れぬか……」
「へーハハハハハ!!! おらのバリアは誰にも破られねェ!!!」
「そうだな。 だが──お前を倒せぬとは言っていない」
「へ?」
ラダーンは左手の剣を能力で宙に浮かせ、掌をバルトロメオへ向け──能力を発動する。
「ぐえッ!!? なんだべこれだばァ!!?」
「なッ!!? なんでロメ男がバリアにぶつかってるんだ!!?」
突然浮き上がったバルトロメオは凄まじい勢いで自分のバリアに激突し、そのまま倒れてしまった。
図らずもコロシアムの試合で、エリザベローⅡ世を倒した時と逆の結末を迎えることになってしまったのは何たる皮肉か。
「いや、激突したんじゃねェ。 アレは
一度コロシアム前でラダーンの能力を受けていたゾロがバルトロメオに何が起きたのかを即座に理解した。
方向こそ違うが、ゾロは地面に。バルトロメオはあの掌に引き寄せられたのだろうと。
「バリアを破る必要はない。 そのバリアが何物も寄せ付けずとも……この星に生きる限り重力から逃れることなど出来はしない」
「重力を操る能力者……!!! だからニワトリくんのバリアでも重力は防げなかったということね……」
ロビンの冷静な状況判断が残酷にもラダーンの能力の強さを知らしめてしまった。
隕石をも引き寄せることが出来る程の能力。更にはあの巨体であるピーカをも一撃で破壊し尽くすほどの力を持つそれは、まさに海軍大将に相応しい実力だった。
「さあ、お前達を守る盾は消えた。
「来るぞお前らァ!!!」
「戦技"崩壊波"!!!」
ラダーンがピーカを一撃で打ち破った戦技が"麦わらの一味"含むこの場に集った戦士たちを襲う。
名のある戦士たちはそれを回避するが、そうでない戦士たちの多くはこの一撃で崩壊の波に巻き込まれ、地に伏した。
「行くぞ赤獅子のおっさん!!! ゴムゴムの~~~"
「"トーテム・ステラ"!!!」
ルフィの"
「か、固ェ……!!!」
「どけい"麦わら"!!! 蘇ったこの錐頭の前に割れぬものなし!!! 八衝拳奥義"錐龍錐釘"!!!」
バカーーーン!!!という音と共にトーテム・ステラが砕け、チンジャオが前進しラダーンと相対した。
「"錐のチンジャオ"!!! かの氷の大陸を砕いたその錐頭……相手にとって不足なし!」
「ひやホホ! 赤獅子よ!砕けた星屑から造られたというその大剣、この錐頭が砕いてくれるわァ~~~!!!」
互いに戦意は高まり、この一撃に全てをと言わんばかりに籠められた覇気は大気を震わせ、他の者を寄せ付けない。
全盛期"宝玉氷床"をも割った錐頭を持つチンジャオと、宙から飛来した
決着は互いの奥義、ただ一撃で決することになる。
「"錐龍錐釘"!!!」
「降る星をも砕き穿て!!! "
上段からの錐頭による頭突きとそれを迎え撃つ下段からの剣の突き上げが衝突し、ドンッ!!!!!!と凄まじい一撃同士による衝撃音が発生しドレスローザ全体へと響き渡る。
錐と剣は一時拮抗するが──
「ぬぬぬ……ぐはああああ!!?」
「ジ、ジジイ~~~!!!」
勝利したのはラダーンだった。
「あ、あの氷の大陸を割った頭突きでも……星を砕いた
チンジャオの錐頭は砕けんばかりに亀裂が入り出血している。
対してラダーンの大剣は……無傷。 錐頭の完敗だった。
「全盛期にはきっと程遠かっただろうが……良き一撃だった」
「ひやホホ……齢は……とりたくないものじゃ……な」
「ゆっくり休むがいい"錐のチンジャオ"よ。 後は次なる時代に任せるがいい」
ラダーンが見据えるは彼の後継であるサイとプー、加えて本来ならこの後結成される新たな次代を担う大船団の
チンジャオはそれを受け、自分たちの時代の終わりを悟った。
「すまぬなサイ、プー。 そして"麦わら"よ……。恩を返せなんだ……」
「気にすんな!!!」
そう言い残しチンジャオは倒れた。
トーテムステラ
ELDEN RING NIGHTREIGNにおける無頼漢が使うアーツ。巨大な墓石を生み出し、体勢を崩したり、一時的な安地にしたり、周囲で戦うと攻撃力が上がったりする。
本来ラダーンが使う技ではないが、ラダーンは実質マジカル☆無頼漢みたいなものだし、降る星の成獣が重力で似たようなことが出来るので採用。
"
イメージ的には戦技グラビタス+戦技巨人狩り、もしくは踏み込み(斬り上げ)みたいな技。
これを両手でやる上に、重力の力を纏っているので余程強靭な武装色の覇気を纏っていない限りあらゆるものを砕き尽くす。
チンジャオは敗れたもののかなりマシな状態。なにせ原形を保っているので。
感想、高評価お待ちしてます。