連載しないくせにアイデアだけは思いつく男、スパイダーマッ!
略したらZZZ×ZZZ
ねむそうだね
数刻前、インターノットよりひとつの依頼が届いた。
『友達がホロウの中で迷子になった。』
詳しく話を聞くと、有名人のライブイベントへ向かう最中、時間が無く焦っている時に、自分がよく使っている近道で行こうとしたところ友達とはぐれてしまった。ホロウの中といっても端の方で距離も短いし、いつも使っているから大丈夫だろうと思っていたが、ホロウを出ると友達がいなくなっていた、ということだ。
キャロットもなく、エーテリアスに対抗する武器もない。つまり一刻を争う危険な状況にあるということだ。
その依頼を受けた男がホロウの中を走っていると、何かがぶつかる様な音がした。
「ッ!!」
男は目標の女性かもしれないと思い、速度を上げ音のする方へと向かう。
音の発生源へ近づくと、男の目に映ったのは壁際に倒れている女性と、それを囲む十数体のエーテリアスだった。
すぐさま女性の元へと駆け寄り、安否の確認をする。どうやら気を失っているだけのようだった。
詳しく容姿を見てみると、依頼主の言っていた特徴と合致しているため彼女は依頼にあった女性で間違いない。赤く腫れた足とボロボロになった服からは数時間の間ずっと逃げていたことが読み取れる。
男は庇うように女性の前に立ち、エーテリアスたちを牽制する。
男は右手に黒い何か機械のようなものを取りだし腰に当て、すぐ掲げるように持ち上げる。
持ち上げたそれを胸元まで持ってきて、胸に押し当てる。
その機械はまるでショルダーバッグのような形で男の胸にはりつく。
その機械、ゼッツドライバーは自分の存在を知らせるかのように起動音を鳴らす。
「お前らエーテリアスは、彼女が明日も夢を見れるために今ここで、倒さなくてはならない。」
男は懐から、赤いガチャのカプセルのようなものを取りだしてゼッツドライバーの中央にあるくぼみに押し入れた。
カプセルのようなものは吸着するようにピッタリと入り、同時にゼッツドライバーから緑のレバーのようなものが寝癖のようにぴょんと飛び出し、音楽が流れ始めた。
飛び出た緑のレバーを押すとゼッツドライバーはカプセルと同じ赤色に発光する。
特徴のない音楽は力強さを感じる音楽へと変わる。
男は左手を親指だけを立てた形にし、親指を口の右端に持っていく。
「i'm on it」
口の右端まで移動した指は、右から左へと口元をなぞるように持っていき、そこから離したあとは顔の横の空間まで運ばれ、パチン、とかわいた音を鳴らす。
「変身」
再び左手を親指だけを立てた形に戻し、親指でゼッツドライバーをなぞるようにカプセルにまで持っていき、赤いカプセルを勢いよく回す。
ゼッツドライバーはカプセルを中心に赤く、そして激しく輝き出す。
マルに斜線を引いたかたちの、ガチャハンドルのようなものがゼッツドライバーの中心から男の前方に大きく展開される。
ガチャハンドルは時計回りに半周、もう一度半周、ガラガラと音を立てながら回ると、真っ赤なカプセルが上空から降ってきて男を包み込む。
カプセルは左右から力を加えられたように楕円形にゆがみカポッと気持ちのいい音とともにカプセルは開封される、現れたのは先程まで居た男ではなく──────
「コードネーム"仮面ライダー
片手に剣を携えた、緑色をしたヒトガタのなにかであった。
「コードネーム"仮面ライダー
目標の女性も無事は確認した。命に別状はなく、依頼主の話では適応体質もあるためあと1~2時間は大丈夫だろう。
逆に言えばは1~2時間程しかなく、あまり時間は残されていない。急がなくては彼女の命が危ない。
ひとまず情報を整理しよう。
後方には1人、救助対象がいる。
前方にはエーテリアスが6体。
手前にティルヴィングが2体、それらの後方にアルペカが三体立っている。
そして一番後ろには他のエーテリアスを従えているかのようにデュラハンが一体、戦闘態勢をとらず佇んでいる。
対して戦力は俺1人、味方のサポートも何も無く、危険になったら誰かが助けてくれるなんてこともない。
それがどうした、いつもどうりだ。こいつら程度で苦戦してちゃ、先が思いやられるぞ、
思考を振りほどくのが先か、右のティルヴィングが、肥大化して剣のようになった左手を振りかざしてくる。
右から来る斬撃を左に避け、もう一体のティルヴィングの横薙ぎの斬撃を手に持っている剣、ブレイカムゼッツァーで受けとめ腹部と思わしき場所に蹴りを入れる。
真横に移動していたティルヴィングが切り下ろしてきたのをブレイカムゼッツァーで受け止めたところ、三体のアルペカが液化したエーテルを射出してくる。
すんでのところで液化エーテルを回避し、下がった場所から助走をつけてティルヴィングを蹴り飛ばし、近づいて来ていたもう一体のティルヴィングと共にアルペカの近くにおくる。
ティルヴィング二体と、アルペカ三体が1箇所に纏まった状態になったところで、俺はベルトに着けてるカプセムを外し、ブレイカムゼッツァーのくぼみに押し入れる。
ブレイカムゼッツァーが赤く発行しながら、音楽と同時にあくびの声のような機械音が流れる。
ブレイカムゼッツァーを構えた状態でカプセムを回し、トリガーを引く。
構えたまま横薙ぎに一閃し、五体のエーテリアスを討伐対象する。
「残るはお前だけだ、デュラハン」
俺はブレイカムゼッツァーについたエーテリアスの体液を振り払い、それの切っ先をデュラハンに向ける。
デュラハンは出番を待っていたといわんばかりに剣のようになった片手を構え、戦闘態勢に入る。
俺とデュラハン、2人は互いに自分の得物を構え、機会を伺う。
「!!」
相手が選んだ攻撃は素早い突き、それを俺はギリギリでよけ、そのままブレイカムゼッツァーで何度も切り付ける、が、相手が剣を振り上げたので一度距離をとる。
休む間もなく距離を詰められ、呼吸が乱れて防戦一方になってしまう。
横凪を上に逸らし、右からの袈裟斬りを右に避ける、避けた先は盾があり攻撃することは出来ず、デュラハンは体を捻りながら再び横凪を行う。
そのような攻防が何度も続き、決め手に繋がる一手がみえず埒が明かないため、デュラハンの盾を強く蹴って再び距離をとる。
「これで終わりだ」
ブレイカムゼッツァーを一度捨て、ドライバーのレバーを3回押す。
赤い発行と共にさっきと同じような力強い音楽が流れる。
その音楽を聴きながら、俺は跳躍の構えをとる。
対してデュラハンは盾を構え突進してくる。
カプセムを回し、グッと足に力を込め飛び上がる。
前宙をし、滞空してタイミングを合わせ、斜め下に向けてキックの構えをする。
デュラハンの突進と、俺の蹴りがぶつかり合い
俺のとデュラハンの衝突によって生じた莫大なエネルギーがデュラハンという逃げ場を失い、空気中にあるエーテルと反応して大きな爆発が起こる。
地面に着地し、立ち上がる。
「ミッションコンプリート」
振り返りデュラハンの討伐を確認し、俺はブレイカムゼッツァーの回収し、少し遠くに居る未だ気絶している女性を回収し、キャロットに従いその場を後にした。
ホロウの端が見えてきたところで女性が気がついたようなので、目が覚めた時知らない誰かに担がれてるとか怖いだろう、と思い近場の壁にもたれかからせる。
女性はまだ意識がぼんやりとしているのか、苦しげな顔で頭を抑えながら周りを見渡す。
しばらくして意識がハッキリとしたのかこちらに気付いたようで、事情の説明をしようと声をかける
「初めまして、俺はk「ひっ!エーテリアスっ!?」
女性は声をかけるまもなくホロウの外まで走っていってしまった。
あまりに突然なことで俺は追いかけることも出来ず、ただホロウから出ていくのを眺めているだけだった。
そういえば、変身解除してなかったなぁ。
慣れてきたけど、やっぱり辛いな…
ゼンゼロの二次創作なのにゼンゼロのキャラを1人も出さないとかいう狂気。一応、以来の詳細にでてきた有名人がアストラだったりするんですけどね…
Q.なぜホロウに入るタイミングで変身してなかったの?
A.戦闘がないなら必要ないからです。あと変身シーンは戦う直前がお決まりでしょう?なお、変身シーンは全て妄想な模様
Q.必要ないならなぜ戦闘後変身解除しなかったの?
A.女性を担いでいたから解除する時間が惜しかったからです。あと最後のエーテリアスに間違われるシーンを入れたかった。
平和を乱す敵と同じ力を以て平和のために戦う、というおそらく全ての仮面ライダーに共通するものをわかりやすく伝えるシーンとして、バケモノ扱いされる、というシーンを入れたかったのです。
主人公は淡白というかぽやっとした反応をしていますが、活動を始めてからしばらく経っているため、少し慣れているからです。
連載するならどっかでちゃんとその話書くと思います。
それはライダーに必要なプロセスの一つだと思っているので(頭ケケラ)