ドリルとは何か
ドリルとは何かと聞かれたらいわゆる一般人は工具、と答えるだろう。
だが、ドリルは何かと問われて
「ロマン」と答える人種が一定数居る。
私はそういう一定数側の人間だ。
ドリルの出る作品と言えばゲッターロボなどを思い浮かべる。
古くはサンダーバードのジェットモグラを思い浮かべる人も居るだろう。
昭和という時代にはロマンであるドリルメカが沢山存在していたという。
平成に入り勇者シリーズなどでドリルは細々と登場していたものの、私が生まれた頃にはそんなロマンも薄れて来て、スマートなフォルムやら生物的なメカやらが台頭してきていた。
そんな中、私は出会った。
その日、ちょっとした冒険心で自宅の倉庫に入った。
昔の書類や小物、漫画やおもちゃなど色々なものが雑多に置かれていた物の中に眠っていたもの。
親が録って残していた物を私は偶然にも見つけた。
元々親がホームセンターを営んでおり、工具類には馴染みのあった私。
そんな中で出会った作品に衝撃を受けた。
これでも言わんとばかりにドリルが前面に押し出され、
さらにカッコいいし、熱い。
とにかくドリル、隙あらばドリル、攻撃もドリル、防御もドリル、移動もドリル、膝もドリル、肘もドリル、乗り物もドリル、アクセサリーもドリル、合体もドリル、中ボスもドリル、ラスボスもドリル、ヒロインもドリル、主人公もドリル、兄貴もドリル、ライバルもドリル、すぐにドリル、ずっとドリル、なんでもドリル、いつでもドリル、そしてドリル、きっとドリル、計算ドリル、漢字ドリル、とんがりコーンもドリル、チョココロネもドリル、ソフトクリームもドリル、トウモロコシもドリル、さらに絆や遺伝子に至るまでもドリル、
ドリルがゲシュタルト崩壊し始める。
とにかく私は一瞬でその作品の虜となった。
全26話もあったその作品を、幼稚園が休みの土日の内に全て見きった。
さらに休みの度に繰り返し見返した。
ドリルと言う概念が覆り、今迄見てきた工具とは違う感情が私を虜にしてゆく。
劇場版があると知った時には必死で探し回り、それを見つけた時には狂喜乱舞したものだ。
そうしてこの作品を観た結果、たどり着いた
そう、ドリルは工具じゃ無い。
「ロマン」だ!
それに気付かせてくれたこの作品に私は敬意を表する。
その作品の名は
「天元突破グレンラガン」
その作品を再び見返しながら私は、ジョー君と共に夜な夜な新必殺技名を考えて夜がふける。
ドリルが好きな金髪少女のお話でした。