μ'sの東條希と南ことりと西木野真姫の三人が部室にいるときの会話です。真姫ちゃんが自爆してからかわれます。
部室の窓から差し込む午後の光が、机の上のプリントやノートを淡く照らしている。
部室の中には、東條希、南ことり、西木野真姫の三人だけで、他には誰もいない静かな空間だった。
南ことりはにこにこと微笑みながら、飲み物を口にする。
その時、東條希が椅子に腰掛け、にやりと口角を上げて口を開く。
「なあ真姫ちゃん、ええこと思いついたんやけど……部室にカメラ仕掛けて、一人になったときにみんながどんな油断した顔するか、ちょっと撮ったらおもろない?」
ことりは目を輝かせて手を胸の前で組む。
「わぁ、それ面白そう~!」
真姫は瞬時に顔を赤くし、両手でノートをぎゅっと握った。
「な、何言ってるのよ! そんなこと……誰もいないからって、変なことして気持ちよくなっちゃう人がいるかもしれないでしょ!」
希はその言葉を聞くと、首をかしげてさらににやにやと笑う。
「ほーんまに? そしたらやな、真姫ちゃん、部室で一人になった時、そんなん……やっちゃったりするんか?」
真姫は慌てて目をそらし、手で顔を覆う。
「違うわよ! そんなこと、絶対にしないわ! あくまで、
もしもの話! そういう年齢だし、万が一ってこともあるかもしれないでしょ!」
ことりは微笑みながら、ちょっと首をかしげる。
「うふふ、面白いね~。真姫ちゃんの赤くなった顔、すっごく可愛いよ~」
希は机に肘をつき、手で顔を支えながらにやりと笑う。
「ほーれ、顔真っ赤やん。そないなこと言うてるってことは、やっぱり真姫ちゃん、部室で一人の時にこっそりそんなこと……してるんちゃうん?」
真姫は必死に首を振り、手で顔を押さえたまま小さく震える。
「違うわよ! そんなわけ、あるわけないでしょ! ほんとに、あくまで“もしもの話”よ……!」
希のいたずらっぽい笑み、ことりの好奇心いっぱいの瞳、赤面する真姫の必死な反応が、微妙な緊張感と甘酸っぱい空気を作り出していた。
希はなおも、いたずら心を抑えきれず、口元を歪めて言う。
「うち、真姫ちゃんの反応、めっちゃおもろいわ~。せやけどな、ほんまに誰も見とらん時のこと、ちょっと見てみたい気せえへん?」
ことりは頬に手を当てて声を押し殺し、くすくすと笑う。
「うふふ、やっぱり真姫ちゃん、恥ずかしいことしてたりするんじゃない~?」
真姫は顔をさらに真っ赤にして、思わず机に突っ伏し、二人の視線から逃れた。
「……や、やめなさいよ、もう! ほんとに、そんなことしてないわよ……!」
部室には、笑いと恥ずかしさが入り混じった空気がゆっくり漂う。言葉だけで生まれる微妙な緊張感と距離感が、三人の間にほんのり甘い時間を作り出していた。