そして時は流れ、学園を卒業してから五年。
二十歳になった俺はみんなと正式に結婚し、新婚旅行のため大陸を飛竜で飛び回っていた。
「ご、ごしゅじんしゃまぁ……もう、わたしぃ」
「もうご主人様じゃないぞ。ほらミリー、なんて言うんだっけ?」
「だ、だんなさまぁ……」
飛行機でミリーを抱き――。
「ん……ぁぁ。クロード君、また立派になった、ねぇ……ぁ、大きい」
「シンシア、なんのこと言ってるの」
前とは絶対に違う意味でそう言うシンシアを抱き――。
「だんなさまぁ……もっと、もっとはげしくおねがいします!」
「任せろオウカ! お前の鬼をきっちり調伏させてやる!」
「は、は、は! すご、すごいぃぃぃ!」
オウカに力の差を見せ――。
「だ、駄目だよクロード君……子ども達が起きて見ちゃうよ」
「いつも隠れて見てたアリスみたいに?」
「そ、それは言わないでぇぁぁぁ!」
寝ている子どもたちの横でやりながらアリスを辱め――。
「やっぱりクロードはエッチだ……」
「ごめんセリカ、やり過ぎた」
「ぎゅっとしてくれたら許す」
「もちろん」
セリカと激しくしたあと、イチャイチャし――。
「お前はいくつになってもこれが好きだな」
「カルラ姉さんと一緒の風呂は、なんだか落ち着くんだよ」
「まったく……あ、おいこらそっちは」
「こっちも好きだよね? ここなら大丈夫だから」
「な、なにが大丈夫だ! ば、馬鹿待て普通にやるならともかく! んんあぁぁぁ⁉」
カルラ姉さんとはいつものようにお風呂で甘え、他の子たちよりもちょっと違うことをしたりして――。
「クロード! ちょっと貴方それ前に使い切ったやつじゃ⁉」
「前よりも感度が上がるやつ作ってみた。さてレオナ。また勝手に軍勢増やしたね。というわけで、お仕置きの時間だ」
「ちょっ、これ、これはだめだめだめほんとうにすご、すごいぃぃごめんなさいぁぁぁぁぁぁ⁉」
目を離すとすぐに勢力を増やそうとするレオナを定期的に調教し――。
毎日二人以上としながら、週に一度は全員とやり続けた。
それでも飽きない。飽きるはずが無い。
だって彼女たちのことを、俺は愛しているから。
大きなベッドで裸で寝転がり、顔を紅潮ながら荒い呼吸を吐く。
それでも彼女たちは俺を求めてくれるので、俺はまだ起たせ続ける。
「さあ、次は誰の番だ?」
色っぽく俺を誘うように、それぞれが近づいて来て――夜が終わる気配はなかった。
この世界に転生したとき、最初はふざけるなと思った。
だって悪役でも、モブでもなく、主人公だ。
それってつまり、俺の選択で世界の未来が破滅に向かう可能性があったということ。
そんなプレッシャーに、何度も潰されそうになった。
吐いたし、破滅の未来を夢に見て飛び起きうなされた。
絶対にそんな未来にはしない。
なんとしてでも立ち向かう。
そのために死ぬほど苦しい鍛錬もしたし、神童と呼ばれてソルト王に興味を持たれられるように足掻き続けた。
そして、すべてを終え、明るい未来に辿り着いた今ならはっきりと言える。
俺はこの世界に転生して、幸せだと。
「あー! またぱぱがままたちといっしょにねてるー!」
「ずるいー!」
「わたしたちもいっしょにねるー!」
俺の嫁たちが疲れて寝ていると、今度は子どもたちが起きてきてしまった。
「ここはちょっと濡れちゃってるから、子ども部屋で一緒に寝よっか」
「「「やったぁぁぁー!」」」
喜ぶ子どもたちを先に部屋に行かせ、俺は彼女たちを起こす。
そしてみんなでお風呂に入り、少し子どもたちを待たせてしまって――。
「起きてても可愛いけど、寝てると天使だな」
我慢できずに寝てしまった子どもたちの隣にそれぞれの母親たちが入り、その中心に俺が入る。
目を瞑り、ふと思う。
もう、俺がうなされることはない。
破滅の未来を見ることもない。
だってこんなにも温かい家族が傍に居続けてくれるのだから――。
「おやすみ」
一日が終わり、新しい明日が続くことに幸せを感じながら、俺は家族とともに寝るのであった。
fin
【あとがき】
これにて完結となります!
本当に、最後まで読んで頂きありがとうございました!!!
好き放題自由に書けて楽しかったです!!!
匿名でこっそりやっていたのですが、完結したので解除しました。
今後も新作を出していければと思うので、その時はぜひ応援して頂けたら嬉しいです!