ヒロイン全員俺の嫁    作:平成オワリ

52 / 52
エピローグ 幸せな明日

 そして時は流れ、学園を卒業してから五年。

 

 二十歳になった俺はみんなと正式に結婚し、新婚旅行のため大陸を飛竜で飛び回っていた。

 

「ご、ごしゅじんしゃまぁ……もう、わたしぃ」

「もうご主人様じゃないぞ。ほらミリー、なんて言うんだっけ?」

「だ、だんなさまぁ……」

 

 飛行機でミリーを抱き――。

 

「ん……ぁぁ。クロード君、また立派になった、ねぇ……ぁ、大きい」

「シンシア、なんのこと言ってるの」

 

 前とは絶対に違う意味でそう言うシンシアを抱き――。

 

「だんなさまぁ……もっと、もっとはげしくおねがいします!」

「任せろオウカ! お前の鬼をきっちり調伏させてやる!」

「は、は、は! すご、すごいぃぃぃ!」

 

 オウカに力の差を見せ――。

 

「だ、駄目だよクロード君……子ども達が起きて見ちゃうよ」

「いつも隠れて見てたアリスみたいに?」

「そ、それは言わないでぇぁぁぁ!」

 

 寝ている子どもたちの横でやりながらアリスを辱め――。

 

「やっぱりクロードはエッチだ……」

「ごめんセリカ、やり過ぎた」

「ぎゅっとしてくれたら許す」

「もちろん」

 

 セリカと激しくしたあと、イチャイチャし――。

 

「お前はいくつになってもこれが好きだな」

「カルラ姉さんと一緒の風呂は、なんだか落ち着くんだよ」

「まったく……あ、おいこらそっちは」

「こっちも好きだよね? ここなら大丈夫だから」

「な、なにが大丈夫だ! ば、馬鹿待て普通にやるならともかく! んんあぁぁぁ⁉」

 

 カルラ姉さんとはいつものようにお風呂で甘え、他の子たちよりもちょっと違うことをしたりして――。

 

「クロード! ちょっと貴方それ前に使い切ったやつじゃ⁉」

「前よりも感度が上がるやつ作ってみた。さてレオナ。また勝手に軍勢増やしたね。というわけで、お仕置きの時間だ」

「ちょっ、これ、これはだめだめだめほんとうにすご、すごいぃぃごめんなさいぁぁぁぁぁぁ⁉」

 

 目を離すとすぐに勢力を増やそうとするレオナを定期的に調教し――。

 

 毎日二人以上としながら、週に一度は全員とやり続けた。

 それでも飽きない。飽きるはずが無い。

 

 だって彼女たちのことを、俺は愛しているから。

 

 大きなベッドで裸で寝転がり、顔を紅潮ながら荒い呼吸を吐く。

 それでも彼女たちは俺を求めてくれるので、俺はまだ起たせ続ける。

 

「さあ、次は誰の番だ?」

 

 色っぽく俺を誘うように、それぞれが近づいて来て――夜が終わる気配はなかった。

 

 

 

 この世界に転生したとき、最初はふざけるなと思った。

 だって悪役でも、モブでもなく、主人公だ。

 それってつまり、俺の選択で世界の未来が破滅に向かう可能性があったということ。

 

 そんなプレッシャーに、何度も潰されそうになった。

 吐いたし、破滅の未来を夢に見て飛び起きうなされた。

 

 絶対にそんな未来にはしない。

 なんとしてでも立ち向かう。

 

 そのために死ぬほど苦しい鍛錬もしたし、神童と呼ばれてソルト王に興味を持たれられるように足掻き続けた。

 

 そして、すべてを終え、明るい未来に辿り着いた今ならはっきりと言える。

 俺はこの世界に転生して、幸せだと。

 

「あー! またぱぱがままたちといっしょにねてるー!」

「ずるいー!」

「わたしたちもいっしょにねるー!」

 

 俺の嫁たちが疲れて寝ていると、今度は子どもたちが起きてきてしまった。

 

「ここはちょっと濡れちゃってるから、子ども部屋で一緒に寝よっか」

「「「やったぁぁぁー!」」」

 

 喜ぶ子どもたちを先に部屋に行かせ、俺は彼女たちを起こす。

 そしてみんなでお風呂に入り、少し子どもたちを待たせてしまって――。

 

「起きてても可愛いけど、寝てると天使だな」

 

 我慢できずに寝てしまった子どもたちの隣にそれぞれの母親たちが入り、その中心に俺が入る。

 

 目を瞑り、ふと思う。

 

 もう、俺がうなされることはない。

 破滅の未来を見ることもない。

 

 だってこんなにも温かい家族が傍に居続けてくれるのだから――。

 

「おやすみ」

 

 一日が終わり、新しい明日が続くことに幸せを感じながら、俺は家族とともに寝るのであった。

 

 

 

 fin




【あとがき】
これにて完結となります!
本当に、最後まで読んで頂きありがとうございました!!!
好き放題自由に書けて楽しかったです!!!


匿名でこっそりやっていたのですが、完結したので解除しました。
今後も新作を出していければと思うので、その時はぜひ応援して頂けたら嬉しいです!
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
※参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。


  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

読者層が似ている作品 総合 二次 オリ

ガイアが俺に早く消えろと囁いている(作者:差六)(オリジナル現代/コメディ)

十四歳の〇〇耕太郎には家族がいない、友人は失ったばかり、ものごころつく前に健康もなくなり、多分寿命もほとんど残ってない。▼そんな人生ないない尽くしの彼がある日目を覚ますと、何故か知らない母と妹が出来ていた。▼その上世界の男女比は崩壊していて、貞操観念も逆転しており、ついでに怪物と謎のマスコットまで彼の前に現れる。▼妖精を名乗る謎の生き物、らびらびに導かれるま…


総合評価:5301/評価:8.67/連載:72話/更新日時:2026年05月15日(金) 21:00 小説情報

ドMだからついでに仲間庇ってたら全員病んでた(作者:恒例行事)(オリジナルファンタジー/冒険・バトル)

【第11回カクヨムコンテストプロ作家部門特別賞・コミカライズ賞受賞しました】▼損耗率80%越えの異常職業、『肉壁』。▼冒険者パーティーの中でも最も粗雑に扱われる消耗品扱いの職業において絶対的な強さを誇るフィン・デビュラはドマゾだった。▼痛いのが気持ちいい。▼死ぬかもしれない恐怖がたまらない。▼日頃からアドレナリン&ドーパミン中毒で脳がぶっ壊れてる彼は出会った…


総合評価:15153/評価:9.13/連載:160話/更新日時:2026年06月03日(水) 21:00 小説情報

【書籍化】救いない怪異の世界をRPGの世界と勘違いしてるやつ(作者:流石ユユシタ)(オリジナル現代/冒険・バトル)

 2032年、日本。
この国には異形の化け物――【怪異】が潜む。
だが、その事実を知る者は少ない。
表の世界は平穏を装い、裏でただひとつの集団――陰陽師が怪異を封じるために命を散らしてきた。▼ 倒すことは不可能。
祓うことも不可能。できるのは、ただ寿命を削って封印することだけ。▼ そんな理不尽な世界へ、ひとりの少年が転生した。▼ そして彼だけは、人の身で容易…


総合評価:24205/評価:8.41/連載:64話/更新日時:2026年04月04日(土) 11:00 小説情報

自分の事をNTRエロゲの竿役だと思っているおじさんVS幼少期から光源氏(動詞)されたが嫌いになるわけないシスター(作者:心理的継続性を持つおじさん)(オリジナルファンタジー/コメディ)

今更転生自覚おじさん「やべぇ…NTRエロゲの竿役おじさんじゃん。作品としては楽しめるけど、現実はNGなんだよね。主人公君と結ばれて幸せにおなり。ってことで身を引くね」▼幼少期の頃から光源氏(動詞)されたが生活のほとんどを握られていたり、欲しいものは言えば買ってくれたり、ちょっかい掛けても怒らない為に嫌いではないし、なんなら結婚するんだろうなと思ってそれなりに…


総合評価:7159/評価:8.56/連載:27話/更新日時:2026年05月12日(火) 13:47 小説情報

第二次聖杯戦争から少しだけズレた平行世界での一幕(作者:ささのき)(原作:Fate/)

▼とある冬木の聖杯戦争でこっそり勝利した陣営がいました。▼その子孫(転生者・魔眼持ち)が第4次や時計塔であれやこれやと画策していく様子をお届けいたします。▼ ────────▼僕はね、セイバーを救いたかっただけなんだ…▼


総合評価:3165/評価:8.62/連載:9話/更新日時:2026年05月10日(日) 19:00 小説情報


小説検索で他の候補を表示>>