銀河英雄伝説 〜無能なる俗物が勘違いで英雄に祭り上げられ、気づけば貴族連合盟主としてラインハルトと雌雄を決する件について〜   作:斉宮 柴野

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本作は「俗物貴族アルブレヒト・フォン・ファルケンハイン」が、なぜか銀河英雄に祭り上げられてしまう悲喜劇である。
戦場での偶然の一言、酒席での酔っ払い発言が、周囲の誤解によって次々と「天才采配」「高潔な人格」へと変換される。
本人の望みは「美女と美酒」なのに、現実は「艦隊規模5倍」「責任10倍」「英雄像100倍」
読者諸君、どうか彼の胃薬代わりに、この物語を笑って味わってほしい。


ブラックアウトとボーナス蒸発と銀河英雄

俺は今、グレイマン少将閣下の隣で、両腕を後ろに組んで立っている。わかるか?あの「司令官の左右を、有能な参謀と忠実な副官が固めている」っていう銀河軍事映画でよく見る構図。そう、まさにそれが今の俺だ。片方には俺、もう片方には副官。しかも俺は「有能な参謀」役で登場だ。完璧。……まあ中身は冷や汗だくだけどな。

 

鳴り響く警報で俺の鼓動がさらに倍速。オペレーターが叫ぶ。

「敵艦隊発見!数、およそ5000!本艦隊に接近中!」

 

は?5000?俺は思わず耳を疑った。うちの艦隊は1500隻。規模が五倍に増えて浮かれていたら、そのさらに三倍以上の敵と鉢合わせとか、どういう不幸の抽選に当たってるんだ。死神か?俺、死神に惚れられてんのか?しかもめちゃくちゃしつこいやつに!

 

グレイマン少将が眉間に皺を寄せて低く唸る。

「…敵ながら見事な布陣だ。シュトックハウゼン大将に後退の許可を…なに!?撤退は許可できん、だと!?」

 

あの狸爺いいいい!俺たちをまた囮に使う気か!勘弁してくれ!俺の人生プランは美女と美酒に囲まれて豪遊するはずだったのに、なんで毎回「囮」とか「最前線」とか「死ぬかも」の三点セットを味わわされてるんだ!

 

そして閣下が、ゆっくりとこちらを振り返る。いやな予感しかしない。

「ファルケンハイン中佐、何か策は…」

 

やっぱり来た!参謀の出番!俺は背筋を伸ばし、必死に平静を装った。顔面の筋肉が震えて笑顔が引きつってるのはご愛敬だ。

 

「はっ!も、もちろんです、閣下!ここは一旦、防御陣形を固め、私が生き残れるように、ひたすら耐えるべきかと!そして空戦隊を直ちに出撃させ、ケンプ大佐には是非とも艦隊の盾となっていただきましょう!あの方の屈強な肉体は、艦砲射撃の一発や二発、余裕で耐えられそうですし!」

 

「……君は、ケンプ大佐に何か恨みでもあるのか?」

 

グレイマン少将の目がすっと細くなる。やべえ。失言したか。いや、でもあの大男なら本当に耐えられるんじゃないか?冗談じゃなくて。筋肉にあれだけ投資してるんだから、宇宙の真空ですら生身で三分は持ちそうだぞ。

 

俺は慌てて補足する。

「い、いえいえいえいえ!閣下!もちろんこれはケンプ大佐の勇猛さを讃えての比喩表現にございます!あの御仁なら、敵弾を受け止めつつ豪快に笑い飛ばすに違いないと、そういう信頼を込めた発言であります!」

 

「……ふむ、まあいいだろう」

 

危なかった。あと三秒遅れてたら俺、軍法会議送りになってたかもしれん。

 

だが艦橋の空気は重い。敵5000隻の迫力は伊達じゃない。俺は冷や汗で制服が背中に張り付いて気持ち悪い。

 

そこで、俺は閃いた。いや、正確には「逃げ道を必死に探してたら口から勝手に出てきた」

 

「閣下!敵は数が多うございますが、戦力を散開させれば指揮は乱れます。ここはあえて一点突破、敵の中枢を叩くべきかと!我が艦隊を矢のごとく集中させれば、奇襲的な効果も期待できます!」

 

言ってから自分で驚いた。今の、ちょっと軍略っぽいんじゃない?まさか俺の適当な口からこんなそれっぽい作戦が出るなんて。

 

オペレーターたちがざわつく。「なるほど……」「それは一理あるかもしれません」って声が聞こえる。おいおい、本気にするなよ?俺はただ生き残りたいだけなんだ。

 

グレイマン少将はしばらく黙っていたが、やがて深く頷いた。

「よし。ファルケンハイン中佐の意見を採用する!全艦、一点突破用意!」

 

ちょ、ちょっと待て!なんでそうなる!?いやまあ、確かに言ったのは俺だけども!参謀の戯言を即採用ってどういうこと!?俺にそんな権限持たせるなよ!

 

 

 

 

 

 

俺は艦橋の隅で、必死に自分の生存戦略を熱弁していた。つまり「とにかく俺は死にたくない、だから全員で俺を守れ」理論だ。普段ならアナが「またご冗談を」とか冷たく返してくれるんだが、今日は何も言わない。なぜなら艦橋全体が緊張で張り詰めているからだ。

 

そんな空気の中、オペレーターが悲鳴に近い声を上げた。

「敵の一部が我が軍右翼に集中攻撃!ホーテン少佐の部隊が孤立しつつあります!」

 

は?今なんつった?ホーテン少佐?ってアナじゃねえか!

 

俺の目はスクリーンに釘付けになった。そこには、数倍の敵機に取り囲まれて必死に動くアナの部隊が映っていた。赤いマーカーが次々と点滅し、スパルタニアンの群れが雨のように襲いかかっている。アナが…死ぬ?そんな馬鹿な。あのアナが?でも、確かに数は圧倒的だ。

 

頭から血の気が引くって、こういうことなんだな。今まで「死ぬのは嫌だ」とか軽口で言ってきた俺だが、今は違う。アナが死ぬかもしれない。それだけは絶対に許せない。

 

その瞬間、俺の中で何かがカチリと切り替わった。自分でもびっくりするくらい、頭が澄んでいく。俗物的な欲も怠惰も消え、冷たい何かが胸の奥から湧き上がってきた。

 

「―――閣下。敵の意図が、完全に把握できました」

 

声が、低く冷たく響いた。俺自身、こんな声を出した覚えがない。周囲が一斉に俺を振り返った。さっきまで「いやだ死にたくない」と泣き言を言っていた俺と同一人物だとは、誰も思っていない顔だ。

 

「相手は数に任せて、真正面から押し潰す作戦を取っています。こちらは進めば押し潰され、退けば背後から噛み千切られる。常道では詰みです」

 

グレイマン少将が焦りの色を隠せず叫ぶ。

「で、ではどうすると言うのだ!」

 

俺は指で戦況マップを示した。

「ポイントΓ、小惑星帯。あそこへ全艦を突撃させます」

 

一瞬、艦橋の空気が凍る。小惑星帯に艦隊を突っ込むとか、正気の沙汰じゃない。だが俺は続けた。

「敵がそれに食らいついた瞬間、長距離ミサイルで小惑星を破壊。発生するデブリは天然の機雷原となり、敵艦隊の航行を阻害するでしょう」

 

すかさずケンプの声が通信に割り込んできた。

『なっ!?味方ごと巻き込まれる危険があるぞ!』

 

「だからこそだ」俺は即答した。自分でも驚くくらい、迷いがなかった。

「我々は反時計回りに逆撃して、敵をデブリ帯に追い込む。こちらは予め退路を確保してあるから回避できる。敵は数が多すぎて即応できず、瓦礫に呑み込まれる」

 

「空戦隊は直ちに母艦へ撤収!この作戦を実行せよ!」

 

誰も口を挟めなかった。普段なら「え?それ本気?」とか「またこいつが適当なことを」みたいな顔をされるのに、今は全員が俺の言葉を真剣に受け止めていた。グレイマン少将でさえ、圧倒されている。

 

「……了解した。全艦、ポイントΓへ突入!ファルケンハイン中佐の指揮に従え!」

 

その瞬間、俺の背筋を電流が走った。艦隊が俺の言葉で動いている。千五百隻が、俺の指示一つで動くんだ。ぞわりと鳥肌が立つ。

 

けれど感慨に浸る暇はない。俺の頭は恐ろしく冴えていた。小惑星の位置、推進剤の消費、敵の進路予測。全部が手に取るように見える。自分が人間じゃなくなったような感覚。いや、人間を超えてしまったのか。

 

スクリーンに赤い光点が流れ込む。敵が追ってきた。予想通りだ。

「ミサイル発射用意。標的、小惑星群!」

 

「発射!」

 

轟音は宇宙に響かないはずなのに、艦内が揺れるほどの衝撃。次の瞬間、無数の小惑星が爆裂し、破片が津波のように敵艦隊へ襲いかかる。

 

スクリーンいっぱいに、赤点が次々と消えていく。艦首を失った巡洋艦、機関を潰された戦艦。数の優位を誇っていた敵が、一瞬で瓦礫の檻に閉じ込められた。

 

「やった…!」誰かが叫ぶ。艦橋全体が歓声に包まれた。

 

俺は冷静に指を下ろした。

「空戦隊を再展開。敵をデブリ帯の奥に誘導し、残存艦を撃破しろ」

 

ケンプの声が弾んでいる。

『了解だ!俺の部隊に任せろ!』

 

アナの部隊も再び編隊を組み直し、瓦礫の間を駆け抜けていった。スクリーンの中で、彼女の機影が光り輝いて見えた。

 

……その瞬間、俺の意識がふっと途切れた。

 

 

 

 

 

 

気がついたら、俺は士官クラブのカウンターに座っていた。目の前には琥珀色の液体が入ったグラス。手にはなぜかシガレットケース。周囲からは拍手と歓声が響いてくる。

 

「……あれ?なんか時間経ってるんだけど!?マジ?俺、さっきまで艦橋で敵と戦ってたよな?なんで今、酒飲んでるんだ?タイムリープ?ワープ?夢オチ?え、どれ?」

 

周囲の将兵が一斉にグラスを掲げてきた。

 

「ファルケンハイン中佐!」「帝国の英雄に乾杯!」

「軍神オーディンの再来だ!」

 

俺はポカンとした顔で乾杯に応じた。とりあえずグラスはカチンとやっておく。貴族の嗜みとして乾杯のスキルは鍛えられているのだ。問題は中身。俺が何をしたのか、まったく覚えていない。

 

「……え?何?俺、なんかしたっけ?敵に『降伏してくださいお願いします』って土下座でもしたの?それとも『俺の命は惜しいんで逃げまーす』って自首したら敵が感動して帰ったの?いや、そんな馬鹿な…」

 

そう考えていたら、アナがツカツカとやってきた。彼女は相変わらず涼しい顔で、ワイングラスを持っている。

 

「アル様。素晴らしいご采配でした」

 

「え、ちょっと待て。俺、采配した?なにそれ?」

 

アナは当たり前のように続ける。

「敵艦隊5000隻のうち、9割5分を撃沈または航行不能に。我が軍の損害は250隻のみ。奇跡的な大勝利です」

 

「……マジで!?俺、何もしてないんだけど!」

 

「ご謙遜を。あの小惑星を利用した策、あれは天才のそれでしたよ」

 

「小惑星?……あー……?」

 

そういえば、小惑星帯に突撃しろとか言ったような気がする。でもあれ、俺の頭がバグってただけじゃない?覚えてないんだよ。俺の記憶の中では、ただ「アナがピンチ」と思った瞬間にブラックアウトして、次に目覚めたら酒飲んでるんだが。

 

「……あの、アナ。俺、本当に何かすごいことしたの?」

 

「ええ。皆が証人です」

 

やばい。俺は本気で覚えていない。これは絶対に後でボロが出るやつだ。会社の飲み会で上司を持ち上げすぎて記憶なくしたら「お前昨日すごい熱弁してたな」って言われてるあのパターンだ。しかもこっちは戦場。命がかかっている。

 

だが周囲の兵士たちは完全に信じ切っている。

「ファルケンハイン中佐、万歳!」「貴官の采配で命が助かった!」

「俺の子供が生まれたら、アルブレヒトって名付けます!」

 

やめろおおお!俺の名前を次世代に残すな!責任が重すぎる!

 

気がつけば、グラスが次から次へと俺の前に差し出される。断る余地なんてない。俺はただ「かんぱーい!」と笑顔で受け入れるしかなかった。ブランデー、ワイン、ビール、なんかよくわからん青いカクテル。全部胃袋に放り込まれる。

 

「……なんか俺、めっちゃ英雄扱いされてるけど、中身はただの俗物なんだよな……」

 

隣でアナがニコニコしている。

「アル様は、俗物であることを誇りにしていいのですよ。俗物である貴方が、英雄と称される。それこそが面白いではありませんか」

 

「いや面白くないから!俺は怖いから!死にたくないから!しかも俗物って本人の前で言うな!」

 

「ふふ。では、英雄様。次の乾杯のお相手が来ましたよ」

 

見ればケンプ大佐が両腕を広げて突進してきた。でかい。まじで壁みたいな体格だ。

 

「ファルケンハイン中佐ぁぁぁ!よくやった!いや、お前は俺の誇りだ!」

 

「や、やめてください!抱きつかないで!肋骨折れる!息できない!」

 

「ぐははは!遠慮するな英雄!」

 

俺はマジで死ぬかと思った。戦場より危険だ。

 

その後も乾杯、乾杯、乾杯。上官、同僚、部下、知らんオッサン、挙げ句には給仕してた兵站兵まで「乾杯!」って言ってくる。お前今戦闘に出てなかっただろ。なんで祝ってんだ。

 

酒は好きだ。美女も好きだ。だが命がけの祝杯は嫌いだ!俺はいつの間にかテーブルに突っ伏していた。

 

「……アナ、俺もう無理……」

 

「お疲れ様です、アル様。ではベッドにお運びしますね」

 

「……やっぱり最後はお前か……ありがとな……」

 

 

 

 

 

 

 

気づいたら俺はベッドの上で死んでいた。いや正確には二日酔いで死にかけていた。頭はガンガン、胃はシェイクされまくり、喉は砂漠みたいにカラカラ。昨日、祝賀会で浴びるように飲んだ記憶はある。が、途中からすっぱり記憶がない。ブラックアウトって怖い。

 

「……うぷ……」

 

ベッド脇のテーブルに水差しがあったので必死に手を伸ばす。隣にアナが座ってて、紅茶飲んでる。お前はなんでそんなに爽やかなんだよ。

 

「おはようございます、アル様」

 

「……頭割れそう……」

 

「昨日は随分と盛大にお飲みになりましたからね。吐き出さずに全部吸収なさるのは流石です」

 

皮肉か?慰めか?どっちにしても俺の頭には響かない。ただ水をがぶ飲みしてベッドに倒れ込む。そんな俺の目に、机の上に置かれた一枚の辞令が映った。

 

「……ん?辞令?」

 

ふらつきながら手に取る。そこには「アナスタシア・ヴァン・ホーテン少佐、中佐に昇進」「グレイマン少将、中将に昇進」とか豪華な文字が並んでいる。

 

で、俺の名前は……ない。

 

「……あれ?俺の昇進は?」

 

声に出した瞬間、部屋の前を通りかかったケンプ大佐、いや准将がドアを開けて入ってきた。相変わらず声が爆音。

 

「何を言っている、ファルケンハイン中佐。昨夜、貴官自らが陛下への恩賞上申を固辞されたではないか」

 

「………………は?」

 

ケンプは満面の笑みで続ける。

「そうだ。『この勝利は私一人の功ではない。全将兵の奮闘の賜物だ。ゆえに、私への恩賞は全て、部下たちへ還元されたし』と。実に高潔な態度だったぞ!皆、貴官の器の大きさに感動していた!」

 

「……………………」

 

俺は頭を抱えた。いや、頭はもう痛いから抱えなくてもいいんだけど、心が抱えた。

 

(内心)

「なにそれ!?俺、そんなこと言った?マジで言ったの?酔っ払って完全に記憶飛んでる間に、俺の出世とボーナスが蒸発したってこと!?いやいやいや!高潔?違う!ただの酔っ払いの供述だろそれ!」

 

ケンプは感極まったように肩を叩いてきた。いや重い。やめろ。

「ファルケンハイン中佐、俺はお前を誇りに思うぞ!」

 

「……………」

 

俺は泣きそうだった。アナはにこやかに紅茶をすする。

「アル様。素晴らしいお言葉でした。私も胸が熱くなりました」

 

「お前まで!?いやお前、止めろよ!なぜ止めなかった!?」

 

「止める理由などございません。アル様の高潔さは、多くの将兵を救いました」

 

「救ったのは俺じゃなくてアナの戦果だろ!?俺は勝手にボーナスを放棄しただけだろ!?」

 

でも誰も聞いちゃいない。すでに「ファルケンハイン中佐=高潔の人」というブランドが確立されてしまったらしい。俺の俗物イメージどこ行った?

 

しかもだ。悪夢は続いた。辞令の最後の行に小さな文字でこう書かれていた。

「本艦隊、半個艦隊(約6000隻)規模へ増強。今後もファルケンハイン中佐の卓越した采配を期待する」

 

「……………………」

 

「アル様?顔色がさらに真っ青に」

 

「いやいやいや!増えてる!規模がまた5倍増えてる!このまま行ったら銀河帝国全艦隊の司令官にされる未来が見えるんだけど!?俺の死亡フラグが宇宙規模に膨らんでるんだけど!?」

 

ケンプが胸を張る。

「おめでとうファルケンハイン中佐!艦隊はさらに強大になった!これで同盟など一撃で粉砕できる!」

 

「俺の心も一撃で粉砕されるわ!」

 

アナは涼しい顔で頷いた。

「アル様がいてくださる限り、我らは無敵です」

 

「だからやめろってその信頼!重い!重すぎる!」

 

周囲は俺を英雄と見ている。上官は俺を戦略の天才と信じている。部下は俺を高潔な人格者だと思っている。アナは……いやアナはたぶん全部わかってて楽しんでる。

 

「もう嫌だ……この英雄ごっこ……」

 

俺はベッドに突っ伏して呻いた。現実は地獄だ。出世も金も酒の勢いで放棄。気づけば艦隊規模は6000隻。責任とリスクは倍々ゲーム。しかも次の戦場ではまた俺の「奇跡の采配」とやらが期待される。

 

でも俺の本心はひとつだけ。

 

「俺は美女と美酒に囲まれてダラダラ暮らしたいんだよおおお!!」

 

声にならない悲鳴が、私室に虚しく響いた。

 




今回、アルは「英雄の覚醒」と「酔っ払い供述」によって、ついに「高潔な英雄」の称号まで獲得してしまいました。
もちろん本人はまったく覚えていませんし、ボーナスも出世も酒の勢いで吹き飛ばしました。
それでも、アナやケンプや兵士たちは彼を信じ、さらに艦隊は拡大。
俗物が英雄に祀り上げられていくこの地獄の喜劇は、まだ始まったばかりです。
次回、6000隻艦隊の初陣――果たしてアルの「適当な勘」は、銀河を救うのか、それとも自分の胃を破壊するのか。

今小分けにしている章を

  • 週1で一気に読みたい(3万字くらい)
  • 毎日小分けでいい(4千字くらい)
  • 毎日なら文字数気にしない
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