銀河英雄伝説 〜無能なる俗物が勘違いで英雄に祭り上げられ、気づけば貴族連合盟主としてラインハルトと雌雄を決する件について〜   作:斉宮 柴野

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決戦は、もはや局地戦ではない。

それぞれが、それぞれの信念と誇りを賭けて、
最も信頼する者を戦場に送り出した。

赤と桃と鋼と青が交錯するこの宙域で、
真に問われるのは戦術か、それとも覚悟か。

帝国暦四八八年九月二十四日。
歴史の歯車は、今、音を立てて回り始める。

どうぞ最後までお付き合いください。


三秒前の未来

無数の閃光が漆黒の宇宙空間を幾重にも切り裂き、星々の瞬きすらも完全に掻き消していく。

 

ファルケンハイン軍の先鋒として圧倒的な存在感を放つアナスタシアの座乗艦《ブリトマート》が、その流線型の装甲を煌めかせながら、凄まじい砲火を撒き散らして真っ直ぐに突進している。

 

「先鋒こそ武門の誉れ!全砲門、斉射!敵の機動を力でねじ伏せろ!撃ちまくれ!一発の撃ち漏らしも許しませんよ!アル様のために、この宙域の全ての敵を宇宙の塵に変えるのです!」

 

「アナスタシア閣下!敵の主勢であるヘルクスハイマー艦隊、なおも異常な高機動戦を維持しております!我が軍のロックオンシステムを完全に欺瞞し、こちらの照準をコンマ数秒の差で外し続けています!あのピンク色の装甲、光学センサーの波長を狂わせる特殊な塗料でも塗られているのではないでしょうか!」

 

「言い訳は無用です、グリルパルツァー!機械が追いつかないのなら、お前のその目で直接見て、直感で未来位置を予測して撃ちなさい!ピンク色というこれ以上ないほど目立つ的を外すなど、恥と知りなさい!」

 

「む、無茶をおっしゃらないでください!敵の軌道は物理法則を完全に無視しています!まるでデタラメなダンスを踊っているような……!」

 

「デタラメ上等!ならば我々もそのダンスに付き合おうではありませんか!機関部へ伝達、リミッターを解除しなさい!だが、我が艦隊の真の目的は単なる追いかけっこではありません。敵の陣形を分断し、再集結を完全に阻止するのです!我々はアル様の無敵の進軍を支える絶対的な露払い!一隻たりとも、アル様の本陣には近づけさせませんよ!」

 

「了解いたしました!全艦、推力百二十パーセントへ!機関部から悲鳴が上がっておりますが、無視して突っ込みます!」

 

「よろしい!さあ、ピンクの小娘、どこまで逃げ切れるか見せてもらいましょうか!愛の力というものがどれほどのものか、この私が直々に教育してあげます!」

 

一方、そのアナスタシアの猛追を紙一重で躱し続けている桃色竜騎兵の旗艦《クリームヒルト》の艦橋では、全く異なる種類の熱狂が渦巻いている。常識外れのショッキングピンクに彩られた艦内は、激しい回避運動による異常なGによって、立っていることすら困難な状況に陥っている。しかし、その中央の指揮席で、マルガレータは、シートベルトがはち切れんばかりに身を乗り出し、ギラギラと輝く瞳でメインモニターを睨みつけている。

 

「流石はアナスタシア様じゃ!妾の桃色竜騎兵の機動力に一歩も引けを取らぬとは!凄まじい力技じゃな!艦長、今の回避、シールドの表面を削られたぞ!もっと愛を込めて操舵せんか!」

 

「ま、マルガレータ閣下!これ以上の無茶な軌道変更は、艦の構造材が耐え切れません!あのアナスタシア艦隊、こちらのフェイントに全く騙されず、最短距離で突っ込んできます!まるで猛獣です!」

 

「猛獣には猛獣の扱い方がある!真っ向から付き合うな!あれはファルケンハインの罠じゃ!我々の足を止めるための強烈な囮じゃぞ!各艦、直ちに目標を変更せよ!アナスタシア艦隊をすり抜け、本陣のロンゴミニアドに狙いを定めるのじゃ!」

 

「本陣へ直接突撃ですか!?しかし、あの超戦艦の多重シールドは生半可な火力では……!」

 

「だからこそ、全火力を一点に集中させるのじゃ!あの分厚い多重シールドに、桃色竜騎兵の全力の圧力をかけよ!砲撃が通じなければ、この戦いに勝利はないぞ!ジークに良いところを見せるためにも、妾が絶対防御をこじ開けてみせるわ!」

 

「……マルガレータ閣下、情熱的な演説の最中に水を差すようで恐縮ですが、極めて不都合な事実を報告させていただきます」

 

「なんじゃ、オーベルシュタイン!妾のテンションを下げるような報告なら後回しにせよ!」

 

「現実から目を背けても撃墜されるだけです。現在、我々が本陣へ目標をシフトした動きを完全に読まれました。アナスタシア艦隊が、推力をさらに異常な数値まで引き上げ、天頂方向より急降下しつつ当艦への急襲軌道に入りました。目標は明確にこのクリームヒルトです。このままのベクトルを維持すれば、あと百二十秒で我々は完全に包囲され、十字砲火を浴びて宇宙の塵となります」

 

「なんじゃと!?どうやってそんなアクロバティックな方向転換をしたのじゃ!物理法則はどうなっておる!」

 

「彼女の辞書に物理法則という言葉は存在しないのでしょう。夫への愛という非論理的なエネルギーが、慣性制御の限界を突破させているとしか説明がつきません。……実に非科学的で、腹立たしい現象です」

 

「ふん!愛の力で妾が負けるわけにはいかん!全艦、急旋回!シールドの出力を上部に集中させよ!アナスタシア様の愛の鉄拳、真正面から受け止めてやるわ!」

 

「……やれやれ。なぜこの軍の指揮官たちは、すぐに正面から殴り合おうとするのか。……総員、対衝撃防御。計算上、シールドの突破確率は六十八パーセントです。遺書の準備をお勧めします」

 

「縁起でもないことを言うな!妾は絶対に死なん!ジークとの甘い新婚生活が待っておるのじゃからな!」

 

マルガレータの絶叫と共に、クリームヒルトは船体を軋ませながら急激な機動を行う。

 

その狂気じみた乱戦の模様を、安全な距離から冷徹に俯瞰している場所がある。ファルケンハイン軍の総旗艦、超戦艦ロンゴミニアドの広大な艦橋である。

 

アルブレヒトは、指揮席で優雅に足を組み、一切の焦りを見せることなくメインスクリーンを眺めている。彼の隣では、ロイエンタールが、無数に流れる戦術データを瞬時に処理し、冷徹な分析を口にしている。

 

「……閣下。敵のマルガレータ艦隊、我が方の先鋒であるアナスタシア閣下の猛攻を巧みにいなしつつ、全火力のベクトルを当艦、ロンゴミニアドに集中させ始めました。あの一見デタラメに見える軌道も、全てはこの本陣への射線を確保するためのフェイントですな」

 

「ああ。小娘も、なかなか頭を使うようになってきたじゃないか。ただ猪突猛進するだけかと思っていたが、ラインハルトの下で少しは軍事のイロハを学んだらしいな」

 

「マルガレータの狙いは極めて明白です。閣下のこの超戦艦が誇る、無敵の多重盾を物理的な飽和攻撃で剥ぎ取ること。その一点に全ての勝機を見出しているのでしょう」

 

「シールドを剥がせば俺が慌てふためくとでも思っているのかね。俺の本当の恐ろしさは、シールドが剥がれた後の逃げ足の速さにあるというのに」

 

「冗談はおやめください。……さて、どうなされますか?このままアナスタシア閣下に背後から押し潰させますか?それとも、あえてマルガレータの攻撃を受け入れますか?」

 

「うまく引き込んでやれ。あいつらが調子に乗って懐の奥深く、ロンゴミニアドの絶対防衛圏内に踏み込んできたところを、一網打尽に殲滅しようじゃないか。多重シールドの第一層くらいは、くれてやってもいい。餌は大きくないと大魚は釣れないからな」

 

「御意。では、シールドの出力配分を意図的に偏らせ、敵に突破口を見つけた錯覚を与えましょう。……しかし、閣下」

 

「なんだ?」

 

「ラインハルト・フォン・ローエングラムが、この明白な罠に気づかずに、ただ黙ってマルガレータを死地に送り込むようなタマだとは、到底思えませんが」

 

「ああ、その通りだ。あいつが黙って見ているわけがない。マルガレータの突撃は、あいつにとって俺の罠を炙り出すための観測気球みたいなもんだ。俺たちがマルガレータを仕留めようと懐を開いたその瞬間、必ずあいつの本隊が、俺の急所を的確に狙って致命的な一撃を放ってくるはずだ」

 

「つまり、お互いに相手の喉元に刃を突き立てるタイミングを計り合っているというわけですな。……実に痺れる状況だ。背筋が凍るような緊張感ですね」

 

「お前、そういうヒリヒリした状況が好きだろ、ロイエンタール。……まあいい、ラインハルトがどう出てくるか、お手並み拝見といこうじゃないか。全艦、防御陣形を維持しつつ、反転迎撃のタイミングを待て。俺の合図があるまで、絶対に動くな」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

絶え間なく明滅するメインスクリーンを前に、ラインハルト・フォン・ローエングラムとジークフリード・キルヒアイスが並び立つ。刻一刻と変化する戦況データが、二人の顔を青白く照らし出している。

 

「敵の誘いに乗ってはいけません、ラインハルト様。ファルケンハイン元帥の狙いは明確です。マルガレータ様の高機動に業を煮やしたふりをして陣形を開き、我々を乱戦の渦、つまりロンゴミニアドの絶対防衛圏の奥深くに引きずり込むつもりです。今ここで我々が陣形を分散させ、個別の撃破に向かえば、極厚の多重シールドの奥から、十字砲火を一気に浴びることになります。分散は避けつつ、しかし決して足を止めてはいけません!」

 

ラインハルトが鋭い蒼氷色の視線を、星図のホログラムに向ける。彼の脳内でも、数万通りのシミュレーションが恐ろしい速度で駆け巡っている。

 

「分かっている。兄上のやりそうなことだ。あの男は自分が動くのを極端に嫌うくせに、敵を自分のテリトリーに引きずり込んで罠にかけることに関しては、銀河で右に出る者がいないからな。だが、このままではマルガレータ嬢がアナスタシア元帥の猛攻にすり潰されるぞ。あのピンク色の艦隊は機動力こそ異常に高いが、真っ向からの撃ち合いになれば、ブリトマートの規格外の火力には到底耐えきれない」

 

マルガレータを失えば、戦力的な打撃はもちろん、何よりもキルヒアイスの心に深い傷を残すことになる。それだけは絶対に避けなければならない。

 

「だからこそ、私が出ます」

 

キルヒアイスが一歩前に出る。迷いのない、力強い足取りだ。

 

「私がアナスタシア元帥の動きを完全に止めます。あの苛烈な突進を正面から受け止め、戦場に釘付けにできるのは、私の艦隊しかありません」

 

「キルヒアイス……。相手は帝国の誇る最強の武神だぞ。一歩間違えれば、お前の艦隊ごと宇宙の塵にされる危険がある」

 

「承知の上です。それに、私には守るべき約束がありますから。絶対に死ぬわけにはいかないのです」

 

キルヒアイスが、ラインハルトに真っ直ぐに向き直る。

彼は小さく深呼吸をし、意を決したように口を開く。

 

「ラインハルト!」

 

ラインハルトは驚きに目を丸くした後、たまらなく嬉しそうに、そしてどこか懐かしそうに目を細める。

 

「……ふっ。キルヒアイスよ。……随分と久しぶりだな。お前の口調が昔に戻っているぞ。オーディンで、一緒に星を見上げていたあの頃のようじゃないか」

 

「ふふっ!そういう君だって、昔の悪ガキみたいな顔をしているよ。……僕はバルバロッサで出る。あの暴走する女神様たちを止めるには、僕が直接行くしかないからね。君は君の役割を果たしてくれ。……いいな、ラインハルト!」

 

「ああ。頼んだぞ、我が半身。お前がいなければ、俺の宇宙は完成しないのだからな。お前のその赤い艦で、兄上の目論見を完全に打ち砕いてこい!」

 

「任せておけ!またあとで!!」

 

艦橋から駆け出していく。その背中を見送るラインハルトの瞳には、絶対的な信頼の光が宿っている。

 

真紅の装甲が美しい旗艦バルバロッサが、推進剤を激しく噴射して、純白のブリュンヒルトの傍らをすり抜けていく。まるで戦場に咲く一輪の赤い薔薇のように、周囲の艦艇を従えて、迷いなく激戦の渦中へと躍り出る。

 

「全艦、突撃!!アナスタシア元帥の相手はキルヒアイスに任せろ!我々の目標はただ一つ、アルブレヒト兄上の乗るロンゴミニアドだ!あの忌まわしい多重シールドを、我が艦隊の全火力を集中して力ずくで削り落とせ!ブリュンヒルトも最前線に出るぞ!!」

 

ラインハルトの号令に呼応し、ローエングラム軍の本隊がうねりを上げて前進を開始する。戦場の只中。アナスタシアの乗るブリトマートが、目標を定めて主砲のエネルギーを充填する。

 

「さあ、ピンクの小娘!そのチョコマカした動きごと、宇宙の果てまで吹き飛ばしてあげますよ!全砲門、ロックオン!」

 

アナスタシアが狂喜の笑みを浮かべて発射ボタンに手を伸ばそうとしたその瞬間、彼女の視界を真紅の閃光が完全に覆い尽くす。バルバロッサが、ブリトマートの進路上に文字通り立ち塞がり、全ての砲火を自らのシールドで正面から受け止めたのだ。

 

「僕を無視して通り過ぎようなどと、いい度胸ですね!!!」

 

「キルヒアイスですか!マルガレータの援護のつもりでしょうが、この私を相手に真正面から受け止める気とは!本当に命が惜しくないようですね!」

 

「命は惜しいですよ、アナスタシア元帥。私には帰りを待っている人がいますから。ですが、ここを通すわけにはいきません。貴女の相手は、この私が務めさせていただきます!」

 

キルヒアイスの宣言に、アナスタシアがさらに獰猛な笑みを深くする。

 

「面白い!その心意気ごと、粉々に砕いて受けて立ちますよ!アル様、少し寄り道をします!この赤毛の坊やに、本物の絶望というものを教えてあげますわ!」

 

ブリトマートとバルバロッサが、火花を散らして真正面から激突する。

 

その光景を、安全な距離から見つめているロンゴミニアドの艦橋。ロイエンタールが、静かに席を立つ。彼は戦場のあらゆるデータを瞬時に計算し尽くしている。

 

「ふん……。キルヒアイスが自ら出て、アナスタシア様がそれを嬉々として追撃する形になりましたか。となると、あのピンク色の放蕩娘を自由にさせすぎましたな。このままでは、閣下のシールドに鬱陶しいハエが群がり続け、いずれは突破口を開かれる可能性があります」

 

「やれやれ。ラインハルトの奴、俺の誘いに乗らないばかりか、一番厄介なカードを的確に切ってきやがった。キルヒアイスが動けば、戦場の空気が一変する。あいつは本当に、ラインハルトにとって最高の切り札だな」

 

「ええ。キルヒアイスがアナスタシア様を釘付けにしている間に、マルガレータがこちらの死角を突き、ラインハルトの本隊が正面から圧力をかける。見事な連携です。……ですから、私も出ます。我が旗艦トリスタンに発進指令を!あのピンク色の小娘に、大人の戦い方というものを骨の髄まで叩き込んでやりましょう。あのようなデタラメな機動、いつまでも通用すると思わせておくのは教育上良くありませんからな」

 

「お前、マルガレータの奴が楽しそうに暴れ回っているのが、本当は腹立たしくて仕方ないんだろう?『育ての親の俺を差し置いて、生意気な』って顔に書いてあるぞ」

 

「ご想像にお任せします。私はただ、閣下の勝利のために最も合理的な行動を選択するだけです」

 

「素直じゃないねえ、お前も。……まあいい。俺のシールドを削らせるわけにはいかないからな」

 

アルブレヒトが不敵に笑い、手に持っていた金色の扇子をパチンと閉じて、ロイエンタールに向かって軽く投げる。ロイエンタールがそれを見事に空中でキャッチする。

 

「結局は、全員が入り乱れての総力戦だな!最初からこうなる運命だったのかもしれん!……行け!オスカー・フォン・ロイエンタール!!お前のその鋭い牙を、存分に見せてやれ!」

 

「はっ!必ずや、絶対の勝利を閣下に!」

 

トリスタンが、ロンゴミニアドの隣から滑り出るように前進し、瞬く間に最高速へと到達して戦場へと飛び込んでいく。

 

「さあ、お遊びの時間は終わりだ。ここから先は、命のやり取りだぞ」

 

トリスタンの艦橋で、ロイエンタールが獲物を狙う鷹のような目でクリームヒルトをロックオンする。

 

「なんじゃと!?あの艦は……オスカー父様か!わざわざ妾の相手をしに出てくるとは、随分と暇なのじゃな!」

 

「口の減らない娘だ。その減らず口ごと、宇宙空間に放り出してくれるわ!」

 

宇宙空間は、もはや戦術の教科書に載っているようないかなる陣形も意味をなさない、極限の混沌状態へと移行している。

 

ブリュンヒルトの純白と、ロンゴミニアドのエメラルドグリーンが、互いの喉元を狙ってじりじりと、しかし確実に距離を詰める。

 

その二つの巨大な壁の間を、バルバロッサの真紅、トリスタンの青、ブリトマートの重厚な鋼色、そしてクリームヒルトのショッキングピンクが、三次元空間を縦横無尽に駆け抜ける。

 

光の矢が四方八方から飛び交い、シールドが弾ける閃光が星々の海を真昼のように照らし出している。通信回路は敵味方の怒号と悲鳴、そして指揮官たちの激しい命令でパンク寸前だ。

 

「押し込め!主砲、全斉射!」

 

「シールド出力最大!ロンゴミニアドの装甲はそう簡単には抜かせんぞ!」

 

「ジーク!右舷に注意せよ!アナスタシア様の副砲が狙っておるぞ!」

 

「ありがとう、マルガレータ!君もトリスタンの動きに気をつけて!」

 

「よそ見をしている余裕があるのか、キルヒアイス!私の連撃、防ぎきってみせなさい!」

 

「甘いぞマルガレータ!その機動パターンは三秒前に完全に読み切った!」

 

「……さあ、ラインハルト。……ここからが本当の『喧嘩』だ。俺とお前、どちらの生き方がこの宇宙に相応しいのか。お前の望む新しい銀河の形がどれほどのものか、この俺に全力で見せてみろ!」

 

帝国の現在、そして未来を担う若き将星たちが、たった一つの狭い宙域で全ての持てる力をぶつけ合い、激しい火花を散らす。

 

血と汗と、そしてそれぞれの譲れない誇りが交錯するこの空間。

 

誰が勝ち、誰が敗れるのか。銀河の新たな夜明けは、この極限の激突の先にしか存在しない。

 

歴史の女神すらも息を止めて見守る、帝国史上最大の兄弟喧嘩が、今まさにその頂点へと達しようとしている。




ついに全員参戦となりました。

今回は読み合いの連鎖を意識して構成しています。

・マルガレータの突撃
・キルヒアイスの介入
・ロイエンタールの出撃
・そして最後に動かないアル

それぞれの決断が、戦場の均衡を崩し続けています。

戦術面やキャラクター解釈について、
ぜひご意見をいただけると嬉しいです。

宇宙を統一するのは誰だと思いますか?

  • アルブレヒト
  • ラインハルト
  • ヤン・ウェンリー
  • マルガレータ
  • ロイエンタール
  • ルビンスキー
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