銀河英雄伝説 〜無能なる俗物が勘違いで英雄に祭り上げられ、気づけば貴族連合盟主としてラインハルトと雌雄を決する件について〜   作:斉宮 柴野

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オーディンでは、アナスタシアがついに皇帝サビーネの排除へ動き出す。
一方、死刑宣告を受けたマルガレータはフェザーンへ向けて進軍を開始。
逃げ場を失った者たちと、前へ進むしかない者たち。
その選択が、銀河の勢力図を一夜で塗り替える。


反撃の宮廷

【オーディン 内務尚書室】

 

ノイエサンスーシの夕暮れは外から見ればいつもと変わらない。白亜の宮殿は淡い金色に染まり、庭園の噴水は穏やかな水音を立てている。帝国の中心にふさわしい静謐な光景だ。

 

だが、その奥にある内務尚書室の空気は常軌を逸して冷え切っていた。

アナスタシアは通信画面が明滅を終え、暗転した後も微動だにしない。マルガレータへ出頭命令を下した直後だ。声も荒らげず、顔色も変えない。ただ瞳の奥底で、一切の感情が削ぎ落とされていく感覚だけがあった。

 

目の前の端末には軍法会議の仮決定文書が青白い光を放っている。ローエングラム公爵、ヘルクスハイマー元帥、キルヒアイス上級大将、オーベルシュタイン上級大将、ヒルデガルド工部尚書。並ぶ名前は帝国の未来そのものだ。

 

しかしアナスタシアの視界では、それが未来ではなくただの危険物一覧にしか映らない。

彼女は静かに、ただ事実だけを口にする。

 

「ラング」

 

扉の軋む音もなく、壁際の影がぬらりと滲む。ハイドリッヒ・ラングが闇そのものから這い出るように現れた。卑屈な微笑を顔に貼り付けているが、眼光だけは猛禽のように鋭い。

 

「はっ。ここに」

 

「共同皇帝サビーネ陛下は、これからお亡くなりになります」

 

ラングの眼輪筋が微かに収縮する。驚きはない。

 

「……承知いたしました」

 

「不慮の事故死です。妊娠中ゆえの不幸な転落とでもしておきなさい」

 

「はっ。妊娠中の足元のふらつき、手すりの不備、付き添いの遅れ。いくらでも筋書きは作れます」

 

ラングは両手を擦り合わせる。

 

「暴漢が紛れ込んだ不手際、というシナリオも用意してございます。いずれにせよ、最終的には陛下の御身に不幸があり、現場関係者は全員口を閉ざす。これであとは、エリザベート陛下お一人ですな」

 

アナスタシアは顎を引く。迷いは微塵もない。

 

「ええ。これは迅速に事を運ぶことが大切です。仕損じれば我々の死です」

 

「心得ております。内国安全保障局の威信にかけて」

 

「威信などどうでもよいのです。結果だけを出しなさい」

 

「はっ」

 

「それと、下品な者を使うなら、始末も忘れないように」

 

ラングの口角が吊り上がる。

 

「もちろんでございます。汚物は使い捨てるからこそ汚物です」

 

「よろしい」

 

アナスタシアは窓の外へと視線を移す。夕暮れの光が彼女の輪郭を柔らかく縁取るが、心臓はとうに石へ変わっていた。

 

「サビーネは優しい子です。優しすぎる。アル様のために何かを切り捨てる覚悟がない。皇帝としては、それが致命傷です」

 

ラングは頭を垂れる。

 

「陛下にはお気の毒ですが、帝国の安定のためですな」

 

「違います」

 

「帝国のためではありません。アル様のためです」

 

一瞬の静寂の後、ラングは再び作り笑いを顔に張り付ける。

 

「……これは失礼いたしました。すべてはファルケンハイン宰相閣下のために」

 

「ええ」

 

それは狂気にも似た執着だ。

 

「アル様を脅かす可能性があるものは、たとえ皇帝であっても、誰であっても、すべて取り除きます」

 

 

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

 

 

 

宮殿の深奥、サビーネの私室の前には数名の兵士が立っている。正規の近衛兵の洗練された気配はない。軍服を纏ってはいるが、獣の欲情が隠しきれずに滲み出ている。

 

「よし……ここだな。今の時間は、サビーネ様お一人のはずだ」

 

もう一人が舌なめずりをする。下劣な欲望が目に浮かんでいた。

 

「随分と美人だよな。陛下なんて呼ばれているが、ただの女だ。殺す前に少しばかり」

 

先頭の男が手を上げて遮る。

 

「余計なことを長引かせるな。最終的に事故に見えるように殺せばいい。だが、騒がれたら面倒だ」

 

「わかってるさ」

 

「確か妊娠してるんだろう?宰相閣下の子か」

 

「だから価値があるんだろうよ。上の連中が何を考えてるか知らんが、俺たちにとっては一生に一度の仕事だ」

 

「仕事で済めばいいがな」

 

「済ませるさ。死体は喋らん」

 

衝撃音とともに、扉がひしゃげて開いた。

 

室内でサビーネは椅子を蹴るように立ち上がった。手元には新年人事の残務と宮廷案件の束。身重であっても、皇帝としての重責が彼女を椅子に縛り付けていた。

 

「何者か!?無礼であろう!!」

 

先頭の男が薄ら笑いを浮かべる。

 

「これはこれは皇帝陛下。我々はこれから、陛下を天へお連れすることになっております」

 

サビーネの喉が干からびる。全身の血液が逆流するような恐怖が襲う。

 

「……誰の差し金か。エリザベートか。アナスタシアか」

 

「今から亡くなる陛下には、もう関わりのないことです」

 

サビーネは後ずさる。踵が床に当たる感覚。心臓が早鐘を打ち、視界が明滅する。それでも彼女は皇帝としての矜持で両脚を支え、踏み止まる。

 

「下がりなさい。私は銀河帝国皇帝サビーネであるぞ」

 

「だから来たんですよ、陛下」

 

その時、部屋の奥の闇から声が響いた。

 

「……今から死ぬ貴様らにも、もはや関係はないことかもしれんな」

 

「何者……」

 

その問いが完了することはなかった。

黒い影が躍動する。次の瞬間、男の身体が壁に叩きつけられ、骨が砕ける鈍い音が反響した。

 

別の男がブラスターを振りかざす。

 

「きさま……!」

 

その腕が、あり得ない方向へへし折られる。悲鳴が上がるより早く、気管が正確に潰された。

 

「リューネブルク……!」

 

ヘルマン・フォン・リューネブルクは一言も発しない。ただそこに存在するだけで、圧倒的な死の気配が室内を支配する。瀕死の傷から蘇った男の身体には、一切の無駄がない。

 

十人の襲撃者。時間はわずかだった。

刃が閃き、骨が鳴る。引き金にかけられた指ごと砕かれ、逃走を図る背中は扉に届く前に沈黙する。

 

サビーネは瞬きすらできなかった。凄惨な死の舞踏から目を逸らすことができない。

 

数十秒後、室内は濃密な鉄の匂いで満たされた。動く者はもういない。リューネブルクの軍服には、ただの一滴も汚れがない。

 

彼は静かにサビーネの前に片膝をつく。

 

「陛下、ご無事ですか」

 

「大丈夫……。ありがとう、リューネブルク。……助かったわ」

 

「お怪我は」

 

「ない。けれど……」

 

床に広がる赤黒い水たまりを見て、胃の腑がせり上がる。

 

「本当に、アナ姉様が?」

 

リューネブルクはすぐには答えない。その静寂が、何よりも重い肯定だった。

 

「こちらへ。ファルケンハイン閣下は、あらかじめこの事態を想定し、密かに手配を済ませておられました」

 

「アル様が……」

 

「はい」

 

「なら、アル様はアナ姉様を疑っていたの?」

 

「疑うというより、最悪の場合を想定しておられました」

 

「それは同じことではないの?」

 

リューネブルクの眼差しが、わずかに翳る。

 

「権力の中では、同じではありません。疑うのは相手を敵と見ることです。想定するのは、愛する相手が間違う可能性を受け入れることです」

 

サビーネは胸元をきつく握りしめる。心臓の奥が焼け付くように痛む。

 

「……痛い言葉ね」

 

 

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

 

 

 

 

隣室で保護されていたアンネローゼと合流し、三人は夜の闇に紛れて秘密通路を進む。

 

リューネブルク直属の陸戦隊員たちは足音一つ立てない。古い搬入口を抜け、冷たい金属の匂いが漂う高速シャトルへと乗り込む。

 

推進器が咆哮を上げ、シャトルが宙へ浮いた瞬間、サビーネは肺の奥に溜まっていた息を細く吐き出した。

 

「……アル様。貴方はここまで見越していたのね」

 

アンネローゼの手が、サビーネの震える指先を包み込む。

 

「アルブレヒト様は、いつも怠けたいとおっしゃいますが、誰よりも最悪を考えておられる方です」

 

窓の外にはオーディンの夜景が広がっている。宝石を散りばめたような光の粒が、今は決して抜け出せない巨大な檻のようだった。

 

「私たちは、どちらへ行くのです?」

 

「フェザーンです」

 

「フェザーン?」

 

「はい。あそこなら、今の帝国で最も安全、かつ反撃の拠点となり得ます」

 

「でも、フェザーンは同盟の影響下では」

 

「すでに変わっています」

 

「変わっている?」

 

リューネブルクは端末の青い光を見つめたまま答える。

 

「ヘルクスハイマー元帥が動きました」

 

 

 

 

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

【フェザーン回廊】

 

星々の瞬きを遮るように、巨大な艦隊が疾駆している。

マルガレータは病床のラインハルトを収容したまま、フェザーン方面へ狂気的な速度で進軍していた。通常なら数日を要する機雷原の突破。彼女の選択は常軌を逸していた。

 

指向性ゼッフル粒子による極細の突破口の開削。わずかな計算の狂いが、自軍をプラズマの劫火で焼き尽くす。だが、彼女の心の中に躊躇という文字は存在しない。オーディンからの命令は死刑宣告。止まることは死を意味する。

 

クリームヒルトの艦橋で、オーベルシュタインが機械のように正確な数値を読み上げる。

 

「機雷原、三十七パーセントを無力化。残存機雷は側方へ誘爆誘導中」

 

「進路は」

 

「確保可能です。ただし、通常安全基準の八倍危険です」

 

「通常安全基準など、今は犬にでも食わせておけ」

 

「犬も食わぬかと」

 

「なら宇宙に捨てよ!」

 

通信スクリーンにビッテンフェルトの顔が割り込む。

 

「閣下!黒色槍騎兵なら先頭を切れる!」

 

「だめじゃ!お前が突っ込むと、機雷原を全部起こしかねん!」

 

「俺を何だと思っている!」

 

「黒い爆発誘発装置じゃ!」

 

オイゲンが横から口を挟む。

 

「否定しにくいのがつらいところです!」

 

ファーレンハイトが冷静な声で続く。

 

「水色水兵団は第二列で進みます。……この名称の是正は、フェザーン占領後に正式文書で求めます」

 

「生きて占領できたら聞いてやる!」

 

ミュラーは損傷艦を後方に集めながら静かに告げる。

 

「黄色特戦隊は医療艦とローエングラム公の護衛に回ります」

 

「頼むぞ、ミュラー」

 

「はい。……ただし、この名称については私も抗議します」

 

「お前たちは本当に色にうるさいのう!」

 

「閣下が原因です」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

フェザーンの防衛機能は脆弱極まりなかった。主力艦隊が引き抜かれた同盟の治安部隊に、組織的な抵抗能力はない。

 

商人の嗅覚は軍のレーダーより早い。砲声が届くより前に帳簿を閉じ、新たな支配者との取引条件を計算し始めている。

 

港湾管制センターに桃色竜騎兵の陸戦隊が突入した際、管制官は両手を高く上げながら平然と言い放った。

 

「降伏します。できれば、港湾使用料の支払いは滞らせないでいただけると助かります」

 

報告を受けたマルガレータは、呆れを含んだ息を漏らす。

 

「フェザーン人め。占領されてもまず料金表か」

 

「そこが強みです。支配者が誰であれ、物流が止まれば全員が困ります」

 

オーベルシュタインの言葉通り、主要施設は驚異的な速度で制圧された。銀行、通信中枢、港湾、商業取引所。抵抗の気配すらなく、むしろ新政権への窓口を求める商人の熱気で溢れ返っている。

 

 

 

 

 

 

 

クリームヒルトのタラップ下で、マルガレータはメルカッツと対峙していた。

 

「メルカッツ提督。……フェザーンの管理を、お願いいたします」

 

「心得た。これほどの電撃戦、同盟の心胆を寒からしめる効果がございましょうな」

 

「私はこれから、ハイネセンまで一気に占領するつもりです」

 

「ハイネセンまで」

 

「はい。ここで止まれば、ヤン・ウェンリーが戻ってきます。戻られる前に心臓を押さえるしかありません」

 

「理に適っております。だが、危うい道でもあります」

 

「分かっています」

 

マルガレータの視線が一瞬だけ揺らぐ。

 

「……ですので、ここには閣下とミュラー、そして療養中のローエングラム公、そしてジークを置いていきます。くれぐれも……三人をお願いします」

 

覇気と野心に満ちた少女の奥底に見え隠れする、捨てきれない未練。メルカッツはそれらをすべて受け止めるように深く頷く。

 

「承知しました。元帥閣下、存分に功績を立てられよ」

 

「…………はい。ありがとうございます」

 

寂寥感を振り払うように踵を返し、彼女は再び前を向く。

 

傍らに立つオーベルシュタインが、感情の読めない声で問いかける。

 

「……良心がとがめますか?宰相閣下を出し抜く形になったことに」

 

「何を言うか!妾は帝国軍人として、敵国の首都を突くという当然のことをするまでよ。それが結果として生存に繋がるのじゃ!」

 

「キルヒアイス国務尚書には、まだお知らせにならないので」

 

「勝ってから言う」

 

「お怒りになられますぞ」

 

「知っておる!」

 

「それでも」

 

「勝って、謝る。妾はそう決めた」

 

 

 

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

 

 

 

 

 

マルガレータの艦隊は、怒涛の勢いで同盟領を蹂躙していく。主要航路上の拠点は抵抗する間もなく次々と沈黙。防衛艦隊の規模は小さく、情報は致命的に遅れている。帝国軍がそのまま首都へ雪崩れ込むなど、誰一人として想像すらしていなかった。

 

だが、彼女は決して止まらない。

若く、危うく、恐ろしいほどの速度。その圧倒的な暴力こそが最大の武器だった。

 

そしてついに、自由惑星同盟の心臓部、ハイネセンの軌道上に無数のピンク色の艦影が姿を現す。

 

軌道管制は一瞬の混乱ののち、完全に沈黙した。桃色竜騎兵の主砲が管制衛星をロックオンした瞬間、彼らの戦意は完全に粉砕されたのだ。

 

「占領すべきは総統府、統合作戦本部、宇宙軍司令部、そして放送局だ!軍高官の家族はすべて保護対象として確保する。逃がすな。最優先で捕らえよ!!」

 

マルガレータの命令に、オーベルシュタインが補足を加える。

 

「市民への無差別攻撃は禁止。通信網は遮断ではなく掌握。金融機関は破壊せず、取引停止命令を発令。ハイネセンを焼く必要はありません。使うのです」

 

「そうじゃ。ハイネセンは占領するのであって灰にするのではない」

 

空を覆い尽くす帝国艦隊の影。市民は恐慌に陥ったが、戦火は上がらなかった。首都防衛を担うべき艦隊は、存在していなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

占領部隊が総統府へ雪崩れ込んだ時、そこにあったのは異常なまでの静寂だった。書類一つ落ちていない、整然と片づけられた執務室。

報告を受けたオーベルシュタインの顔に、微かな感情の波が走る。

 

「……どうやら、一歩遅かったようですな」

 

「ん?何があった?」

 

「総統府は既にもぬけの殻です。ヤン・ウェンリー以外の高官全員、およびその家族、重要官僚、統合作戦本部の中枢要員、主要報道機関の幹部、さらに避難対象に指定されていた市民の大部分が……跡形もなく逃げ出しています」

 

マルガレータの声が怒りで震える。

 

「はあ!?早すぎるであろうが!妾の進軍速度を知ってのことか!?」

 

オーベルシュタインは端末のデータを冷ややかに分析する。

 

「どうやら、ヨブ・トリューニヒトの仕業のようで。あやつ、我々が回廊を抜ける前から、万が一に備えて脱出経路を確保していたようですな」

 

「万が一への備えで、首都中枢を丸ごと逃がすのか!?」

 

「政治家としては極めて優秀です。臆病さと準備能力が高次元で融合しています」

 

「褒めておるのかけなしておるのか分からん!」

 

「両方です」

 

最も価値のある人質も、同盟中枢という政治的カードも、すべて掌からすり抜けていた。

 

「……仕方あるまい!」

 

だが、彼女の切り替えは早かった。

 

「ネズミは逃がしたが、これでフェザーンの莫大な資本と、ハイネセンに至る同盟の生産・消費拠点を手に入れた!名実ともに、帝国の……いや」

 

彼女は言葉を切り、オーベルシュタインの視線を受け止める。

そして、その腹の底から、重く響く声で宣言した。

 

「妾の勝利じゃ」

 

それはもはや、勝利にはしゃぐ少女のものではない。自らが掴み取ったものの途方もない質量を理解し、それを背負う覚悟を決めた覇者の声だった。

オーベルシュタインが、深く、恭しく頭を下げる。

 

「お見事にございます、閣下」

 

「まだ見事ではない。ヤン・ウェンリーは生きている。ファルケンハインも生きている。アナスタシアも、まだオーディンにいる」

 

「それでも、盤面は変わりました」

 

「変えたのは妾じゃ」

 

「はい」

 

 

 

 

 

 

 

◇◇

 

 

 

 

 

 

 

ハイネセンの放送局から、マルガレータの占領宣言が全銀河へ向けて放たれていた。若く、しかし圧倒的な武力を背景にしたその声に、逆らえる者はいない。

フェザーンへ向かう暗闇の中、サビーネはその速報を耳にしていた。

 

「マルガレータが……ハイネセンを」

 

アンネローゼの喉が微かに鳴る。

 

「ジークはフェザーンにいるのですね」

 

「そのはずです」

 

「では、私たちが向かう先は、もう亡命先ではないのね」

 

「はい」

 

リューネブルクは、淡々と、しかし確かな力強さを持って答える。

 

「反撃の宮廷になります」




ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
今回はサビーネ暗殺未遂、フェザーン占領、そしてハイネセン無血占領までを描きました。
アナスタシアの暴走、リューネブルクの救出、マルガレータの決断について、感想をいただけると嬉しいです。
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