本好きの念能力者 @ 魔法科高校   作:avagnale

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乱入あるある


九校戦 2

 アイス・ピラーズ・ブレイクでルシルは対戦相手の氷柱を【隠】ピアッシングで一列三本ずつ爆散していった。

 

 ピアッシングだけではつまらない。準決勝では儀式をしてみよう。

 

〈シュヴェールト〉

 

 【隠】エーヴィリーベの剣を具現化した。

 

『再生と死を司る命の神 エーヴィリーベよ 側に仕える眷属たる十二の神よ』

 

 ルシルの唱える祝詞に一体何語だと司波達也でさえ理解できない。

 

「あれは、古式の詠唱か?」

 

『我の祈りを聞き届け 聖なる力を与え給え 我がゲドゥルリーヒを奪おうとする者より ゲドゥルリーヒを守る力を我が手に』

 

 ルシルを中心に氷と雪の混じった風が吹き始める。

 

「今は真夏なのに舞台が真冬の気温だと!?」

 

『御身に捧ぐは不屈の想い 最上の想いを賛美し 不撓の御加護を賜らん

敵を寄せ付けぬ 御身が力を与え給え』

 

 祝詞を唱えてエーヴィリーベの剣を振り、現れたのは雪と氷でできた様々な魔獣だ。この儀式は冬でなければ本来使用することはできないが、冬を呼ぶ魔法陣を使った。一振りで魔力のほとんどを奪われる大技だが、魔獣120匹程度さして魔力を使わない。それに私の魔力量もバグっている。

 

「あ〜〜、氷柱1本魔獣1匹で十分だったか? 現代魔法師弱っ」

 

 そして様々な魔獣により、相手陣地の氷柱はあっという間に破壊された。

 

「まさか、精霊魔法か!? あれほどの数を操るなんて……」

 

「天海君の周りとあの精霊ですか? 凄い神秘的です……」

 

 吉田幹比古と柴田美月は感動している。

 

 

 

 決勝では天海ルシル VS 十文字克人だ。注目カードということで観客席は満席で立ち見客までいる。

 

「お兄様、天海君の使った魔法はどのようなものなのかわかりましたか?」

 

「いや、お手上げだ。CADを操作している様子もない」

 

「ピラーズでもスーツにコート、サングラスなんですね……」

 

「流石に十文字のファランクスには敵わないと思うが……」

 

〈ピアッシング 12〉

 

 決勝開始と同時に克人の氷柱は全て爆散した。

 

 WINNER 天海ルシル

 

 ルシルが優勝した。

 

「…………なんだあの異常な速度と威力は……」

 

「……流石は史上初の魔法科高校推薦入学者、ですね……」

 

 

 

 本戦女子アイス・ピラーズ・ブレイク決勝戦ではリーナは分子ディバイダーを使って一高の千代田花音を降した。

 

 戻ってきたリーナを出迎えた。

 

「リーナ優勝おめでとう」

 

「ありがとう、ルシル。ピラーズでは何か出し物考えなかったのかしら?」

 

「ピラーズにド変態が乱入して面白いかな?」

 

「普通にスルーされるわね」

 

 そういうこと。それよりもリーナの浴衣姿が可愛くてミアと一緒にホテルのロイヤルスイートに戻って激戦してしまった。お祭りあるある。

 

 

 

 

 

「深雪、達也さん、男子バトルボードのこと聞いた?」

 

「雫、何かあったのか?」

 

「服部副会長がなんだか青褪めた顔してた」

 

 一高テントで……

 

「会頭、男子バトルボードで何かあったんですか? 女子は大会運営委員の中に工作員がいて摘発されたそうですが」

 

 Dr. クレープ・シュゼットと九島烈により無頭龍の工作員は全て摘発された。コースに仕掛けられていた精霊もDrにより祓われた。

 

「む、俺達はピラーズに集中していたからな。映像を視た方が早いだろう」

 

 ということで男子バトルボードを視てみたのだが……

 

「…………これは……」

 

「……………………」

 

 何故か観客席からコースに乱入してきたブーメランパンツの両端を肩に伸ばしてかけたもっこ〜りド変態やパンイチで両手で眼鏡を作って選手に並走するド変態、ビキニ姿のおっさん、後ろ姿は完全に真っ裸のどこぞの国旗を振るド変態、股間だけを片手の布で隠したド変態、ガチムチカマバッカ、パンダの着ぐるみに追われる、馬や大きなうさぎが乱入するなどなど珍事が発生した。

 ちなみにはんぞー君は勃起したガチムチカマバッカとパンダの着ぐるみに追われた(笑)

 

「…………俺はド変態やパンダに追われていたところで…………隣に現れたパンイチの指で眼鏡作ってるド変態にやられた……」

 

 突然後ろから『い〜い尻してますねーーー! 待ち給えーーーっ!! 逃がしませんよーーーっ、はんぞーきゅーん!!!』とド変態に追われたのだ。そして隣に現れたパンイチド変態に『受けと攻めどちらがいいですかーーー!?』と、はんぞー君は恐怖した。

 

「…………なるほど、動揺したり吹き出して魔法制御が甘くなりボードから転落する選手が続出していますね……」

 

「大会運営委員に問い合わせたら、乱入した観客は止められないそうよ……」

 

 ルシル君のアバター変化である。

 

「……あの熊みたいに大きなうさぎが存在するんですか?」

 

「本当に意味不明よね……」

 

 ルシル君のペットの冬の主シュミル ディアボロ縮小版\(^o^)/

 

「老師は爆笑されていらっしゃったそうよ。この発想はなかったって……」

 

 バトルボードはピチピチ・ウェットスーツのド変態競技だからツール・ド・フランス扱いが相応しい。

 レーサーパンツ所謂レーパンは下に下着を履かない。要はレーパンは下着ということだ。サイクルロードレースはド変態競技だな。

 

 …………え? 海水浴やプールは?

 

 ビキニなど眼福です ♪

 

 サイクルロードレースは乱入してくるド変態観客の方がド変態…………いや、選手はED……インポになりそうだし、ドMにしか思えない。要はどっちもどっちだ。

 

 …………ん? 司波達也はオートバイを愛用しているよな? あれもEDになる原因だし、奴は無自覚ドMド変態だったのか。うわぁ、近寄りたくないwww いや、むしろED志願者のドMド変態なのか? 表彰状物だなwww

 

 表彰状〜 司波達也殿、あなたはED志願者のまさにドマゾのド変態の鑑として1級を授けますwww

 

「…………しかし九校戦は魔法科高校生の進路を決める1大イベントだぞ? こんなの有りなのか?」

 

 バトルボードに出場する選手は海軍や水上警察、沿岸警備隊狙いが多いのに……またその逆も……

 

「どのようなことにも冷静に対処することが魔法師には求められているわ。それに老師はお祭りが盛り上がるからもっと色々な乱入者大歓迎みたいね」

 

 渡辺摩利の疑問を真由美は一蹴した。

 

「そ、そうか……」

 

「なるほど……、このうさぎの着ぐるみは凄まじい技量ですね…………死神の鎌を持って余裕で追いかけています」

 

「選手は怖かったでしょうね……」

 

「いえ、お祭りと考えると確かに面白いと思います」

 

「…………決勝ではうさぎだけでなく他のド変態達も優勝した九高選手をゴール前で追い抜いてますよ……」

 

「グリコしてゴールしてるわね……」

 

 九高選手はなにやら釈然としない顔になっていた。何故九高選手は無事だったのか? 日々ルシル君のお笑いに腹を鍛えられているからだ(笑)

 

「天海君マジで勘弁してよ……」

 

「お祭りは愉しまないとね」

 

「あんなド変態集団よく調達できたな?」

 

「公然わいせつ罪にならないギリギリを攻めた ♪」

 

「マジで目ん玉ひん剥いたよ…………なんだよあのビキニのおっさん……」

 

「ツール・ド・フランスあるある」

 

「マジか」

 

「サイクルロードレースでド変態観客乱入あるある」

 

「マジか」

 

「…………パンイチおっさんが明らかに勃起して股間全開で待ち構えてハアハア興奮してたのは?」

 

「ド変態あるある」

 

「…………あのド変態を回避したら次は四つん這いになってる尻穴バッチコイで勃起してたド変態は?」

 

「以下略」

 

「…………次はパンイチで手をツッコんで明らかにオナニーしてたド変態は?」

 

「以下略」

 

「洒落にならねーよ!? なんなんだよ、あのド変態集団!?」

 

 無頭龍です(笑)拉致って洗脳しました(笑)

 

「ふっ、世の中広いのさ」

 

「ルシル君イメージ違いすぎ……」

 

「私の中身はギャグだ」

 

「トラウマにならないかしら……?」

 

「大丈夫、お笑いは日本を明るくする」

 

「そ、それもそうね……」

 

 生徒会長チョロいな。

 

 妨害罪にならないか? お祭りだからいいんだよ。

 

 

 

 

 

 

 

 




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