ロマンシングサガ3-2 REVIVE OF THE SIX   作:日加利有亮

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別れの言葉はいらない①

リーケル、ルネ、ウナガ、ネビユの4人はツヴァイクのホテルにチェックインした。

当然、ネビユだけは別の部屋だ。

男ども三人は夜まで語り合いたいと言う事で、同じ部屋にしたらしい。

 

部屋は同じ3階なので、そこまでは一緒に行く事になった。

 

(本当はアタシも)

 

(一緒に語り合いたいんだけどね)

 

ネビユは心の中で思った。

 

「なあ、良かったらネビユちゃんも俺達の部屋に来ない?」

「あっ!良いね。ネビユもオイラ達と語ろうよ!こんな機会もう無いかも知れないし」

「ふざけんな!!何でアタシが・・」

 

ネビユは心の中を見透かされたと思ったので慌てて言ったが、その時、ネビユの頭の中に一瞬だけユウとガモリーが戦っているイメージが現れた。

 

(うっ・・)

 

(このままじゃゆっくり眠れないかも・・)

 

ルネがネビユの様子を見て、首を傾げた。

 

「どうしたんだネビユ?」

「あっ・・。えっと・・。や・・やっぱりお願いしようかな・・?」

「えっ・・?」

 

リーケルがポカンとした。

 

「な・・何だよ。アンタが言い出した事なのに、何でそんなポカンとしてるのさ?」

「いや~・・。だって、拒否されるのを前提に訊いたからさ」

「なら訊くなよ」

「それはごもっとも」

「あっ・・。ゴメン・・。何かカリカリしてるよねアタシ・・」

「そんな事は・・」

「良いんだ。そんなに優しくしてくれなくてもね。アタシってずるい女なんだよ。ルネに対しては、『親友に優しくしてね』なんて言った癖に、アタシ自身がリーケルに全然優しくないし」

「それは全然気にする必要ねえな」

「どうして?」

「何故なら、リーケルはとんでも無い『マゾ』なんだから」

「えっ・・?」

「何ですとぉ~~~~!!!!????」

 

何気ないルネの一言に、ネビユとリーケルが驚いた。

驚きが大きいのはリーケルの方だ。

 

「ルネ!そんな誤解されるような事言うなよ!」

「誤解?そうか?女に振られた後、毎回毎回お前は笑顔じゃねえか」

「それはそうなんだけどさ」

「それは本当なんだ・・。呆れた」

「ネビユ、忘れたのか?コイツの意志力は24だぜ?ウナガの22にも驚いたが、そもそも意志力が20を超える奴が、この二人しかいなかったんだ。エイト戦士’Sの中にも一人もいなかった。それだけリーケルは鋼の意志を持ってるって事だ」

「リーケルが『鋼の意志』だとすると、オイラは『鉄の意志』ぐらいかな?」

「おっ!ナイスなネーミングじゃねえか!!」

「へへへ!!」

 

ルネに褒められて、ウナガは気分を良くした。

 

「けどなあ、ガモリーさんも・・」

「ガモリーがどうかしたのリーケル?」

「ああ・・。ガモリーさんのあの能力値だけど、あれは多分手加減した状態の時の値だよ。ガモリーさんの意志力は17だったけど、本当は+5して22ぐらいじゃ無いかなって思う。ユウにはそう伝えたけどね」

「オイラもそれ聞いたよ?」

「ああ・・。そうだったな」

 

(ウナガって)

 

(時々存在感無くなるんだよな・・)

 

リーケルは言葉にはしなかった。

 

「ガモリーが手加減?なるほどね」

 

(多分それは事実だ)

 

ネビユはそう思った。

 

「あ、いけない!アタシの部屋を通り過ぎちゃった!荷物置いてくるから先に行ってて!!」

 

ネビユは自分の部屋の扉を開けると、荷物をベッドの上に置いて、すぐに戻ってきた。

 

「お待たせ」

 

ちょうど3人の部屋の扉の前に到着した時、ネビユが合流した。

リーケルが鍵を開けると、4人が部屋に入った。

三人部屋なだけあって、かなりの広さだ。

入口からベッドが『三』の文字に並べられているのが見えた。

後は、正面に机と椅子が一セットある。

バストイレは、入口横の扉の中だ。

 

「さてと・・」

 

リーケルが素早く地べたに座った。

リーケルが座ったのは、ベッド2とベッド3の間だ。

その正面にルネ、ベッド1とベッド2の間にウナガ、そしてその正面にネビユが座った。

 

図にすると、こんな感じだ。

 

 

          ベッド1      ベッド2      ベッド3

               ウナガ       リーケル 

入口

               ネビユ        ルネ

    

    バス・トイレ          机&椅子

 

 

「じゃあまずは何から話す?」

 

リーケルが周りを見回しながら言った。

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