何かと救われることが少ないフロムのあのラストだからこそ、ルドウイークの最後みたいに救われるIFを自分が勝手に思ってることプラスで書いたのですごい幼稚だし読みにくいかも知れない。でも、やっぱりこの先はナイトレインやってから、見てみて欲しいです。
欠けた双子の馬は砂漠を歩く
(……もう、並んで駆けることは無い。だが、せめてその片割れだけでも…)
王は歩み続ける。果てなき場所を…もう2度と、片割れと会えぬとしても…
王は知らない場所で目を覚ました。砂漠ではあるが、夜ではない。王は大剣を握り、外套に付けたブローチに手を添える。習わしの通りに…
王は砂漠を歩き続ける。遠くから攻撃されても、全てを破壊し、また歩く。祝福無き者に資格無し。
目の前に巨大な蛇がいる。その蛇が1人の少女に引導を渡そうとしていた。
(ごめん、ホシノちゃん。私が、バカだから、ホシノちゃんを怒らせちゃったんだよね。こんな先輩で…苦労をかけちゃって。せめて、もう一度、ホシノちゃんと…)
だが、動きを止めた。その巨大な蛇は、遠くを見つめる。夜が来る、その方向を…
王は歩き続ける。建物を見つけても意に介さず、真っ直ぐに…向かうべきところは無くしたはずなのに…
蛇は向かう。夜がある方向へ。馬のいるところへ。
男は見る。揃った二つの太陽を…その片方を壊そうとした敵を…
男は歩みを止めず、向かう。広く使えるところへ、
男は長い時間を生きた。景色の変わらないところを歩き続けた。だが、片割れのことをずっと考えていた。無事かどうかを確認する術を男は持っていない。
今、自分たちのような人たちを殺そうとした敵がいた。その子供達には、自分たちのようなことにはなってほしくなかった。
だから、男は少し、歩く速度が速くなった。太陽が落ちる前に、間に合わせるために…
敵も男を捕捉したらしい。太陽など目もくれず、夜へと向かっている。
男は死にかけていながら、夜を渡り、夜の王を屠った。今、王は万全の状態だ。たとえ、夜の力を制御しきれず、自分を傷つけたとしても…
それから程なくして、巨大な蛇と夜の王との戦いが始まった。途中邪魔が入ることはあったが、余波で壊れていった。
二つの太陽は、欠けることなく、揃ったらしい。それが男にとって、嬉しかった。
王と蛇との戦いは三日三晩続いた。苛烈を極め、周りの砂漠はところどころが輝いて見える。使い込まれていた大剣も折れてしまった。だが、勝負は王の勝ちだった。
だが、夜の力は王の体を蝕んだ。勝負が終わってからは、膝をつきその場に止まってしまった。王が歩みを止めた時であった。
そこへ2人の少女がやってきた。そして王に奉仕をした。体を綺麗にし、折れた大剣を修繕した。途中黒い奴もいたが、気にするようなことではなかった。
そして、1人の少女が、男の名残に触れた。王は、何かを感じた。
最後にその少女2人は王に感謝を述べた。—-こうして2人揃っていれるのも、あなたのおかげです。ありがどうございます。——
男は思った。自分と妹も、このように、一緒に……なぜか王の手の中には銀の雫があった。なぜかは分からない。だが、自分が狭間の地から離れた今、王に迷いはなかった。
夜は晴らされた。
こんな最後でいいのか?……良いか。別に。みんなハッピーになれば楽しいんだからな!
あとせめて、せめてで良いので感想あれば……