絶対に笑ってはいけない謝肉祭36時byVespers Directer's Cut   作:フウコの育て親

3 / 10
開会前から刺客に刺されまくったヴェスパー部隊。
だが本番はこれからだった―


Day 1: 9:00~12:00 (Narrated by V.III)

【9:00】

「ではこれより開会式を始めさせていただきます。2年生の浦和ハナコさん、開会の挨拶をお願いします」

「なんで彼女が!?」

「今日に至るまで、私たちは毎日×××を×××して×××で…」

「WWWWWWWWW」「やめろぉぉぉぉぉぉぉぉ!!!」

「そして今日『デデーン 全員アウトー』、ついに素晴らしい×××が「WWW」『デデーン 全員スリーアウトー』」

 

【9:45】

「つま先顎脇やめろ!ドリルせんのかーい!」

「漫才会場じゃないんだからw」『デデーン V.Vアウトー』

 

【10:15】

「♪長官~、タイキック~」『デデーン V.III タイキックー』

「うっそだろおい!!」

 

◇ ◇ ◇

 

【11:05】

「てて…まったく…」

叩かれすぎて真っ赤に晴れ上がったであろう自分の尻を撫でながら、俺は便所で用を済ます。

本当のところはタバコを吸いたかったが生憎近くに喫煙所はない。とにかく一息つきたいと駆け込んだのがこのトイレだった。

 

「すまない…隣でいいだろうか?」

「…ラスティか…」

 

ラスティが隣に来た。…待て、なぜわざわざ隣に?

「便所なら他にも空いてるだろ」

「いや…なんとなくな」

 

「…」「…」「…」「…」

 

「「ふっw」」

 

『デデーン オキーフ ラスティ アウトー』

 

「…なっ!?見られてたのか!?くそっ!!おい、さっさと出るぞ!!」「す、すまない!全身タイツだから履くのに時間が…」

スパァン!!スパァン!!「「痛ったぁ!!!」」

 

◇ ◇ ◇

 

【11:07】

「まったく…雉撃ち中に例の音を流すとは情けない。なにがあったのです?」

「い、いやなんでも「便所で笑ってひっぱたかれた」長官!?」

そんな顔をしても無駄だラスティ。手に入れた情報は共有しなければ意味がない。

「つ、つまり便所でも監視されている…ということなのか!?どうすれば…」

「落ち着きなさいV.VII。ただ笑わなければいいのです」

ペイターが「いやそれ説得力ないから」という顔をした。…まあ無理もない。ここまで全員が6回以上ぶたれてるんだからな。

 

「では次のセクションに行きますよ。まだまだノルマの半分も満たせていません。今日中に全企画の3分の2を視察する。これが目標です」

「了解した」「了解」「承知しました」

 

次に訪れたのは仮装カフェ。スイーツ部の出し物らしい。

「おお…これはロマンが溢れるゲストだ…」「少し賑やかすぎたかな?さて…「せ~んせ、あーん」"あ、あ~…ん…"ぶっ」

 

『デデーン スネイル ホーキンス アウトー』

「何をwしているのですwあの人はw」「恥ずかしいw…ねぇw…」

 

「おっと…刺激が強すぎたようだね…でもこれはまだまだ序の口…(ドゴォン!!)「えっ!!」出でよ、(ドゴォン!!)単眼の巨人(ドゴォン!!)サイクロプス!!(シャッ!!)」

 

「さぁ、注文をお伺いしよう!!」

 

「ノーザークw」「なんでアイツがw」「ファーw」

『デデーン 全員アウトー』

 

「うwちょw(ドンドンドン!!)何事か!!」

 

「ヴァルろ!!開けキューレ警察だ!!」

「ちょw逆だ逆w」「お腹がw…もたないw…」

「ちっ!!サツか!!サラダバー!!」

「逃がすな!!ロケットパァンチ!!」

「もうどこからツッコめばいいのかw…」「ひっふっふw」

KABOON「サヨナラ!!」

「あんなコメディチックな爆発ないでしょw」「あはwあはははw」

 

『デデーン 全員 スリーアウトー』

 

ツッコミが追いつかんと嘆いているテレビの前のお前たち。安心しろ。俺も全く理解できん。

 

◇ ◇ ◇

 

【11:45】

「なんとか…午前中の分は達成できそうだな…」

「疲れた…」

「しっかりしなさいV.IV。視察はまだ始まったばかりですよ」

「そういうスネイルだってくたくたじゃないか…これはお昼にちゃんと休まないとね…」

 

「記念撮影はこちらで~す!!」

「撮影?なにかありましたっけ」

「ヘルシェイク矢野とマグマミキサー村田のコラボライブじゃないかな?ゲストに呼ばれたらしいよ」

ゲヘナとワイルドハントからの大物ロッカー…まあただで終わるわけないだろうな…と思っていたら…。

「はいさーん、にー、いーち、ヘルファイアぁ!!」

 

↑ここにヘルシェイク矢野
ここにマグマミキサー村田↑

↑ここに腕をクロスさせてるC4-621

←こっちからヴェスパー

↓ここにカメラクルー

 

「「ブッ」」

 

『デデーン V.II V.IV アウトー』

 

せ、戦友w…(スパァン!!)ギャン!!

こ、こんな所でwやらなくてもwいいd…(スパァン!!)ひぃん!!

 

「大変だなスネイル」

「素直に引きます」「ペイター君」

言わんこっちゃない…。

 

ズザザッ

「ん?前から誰かが…」「ゲヘナの生徒…でしょうか?」

「ッスゥ…

 

空前絶後のぉォォ~!! 超絶怒涛のセクシー俳優!!

 

セクシーを愛し セクシーに愛された女!!

 

浮気 不倫 二t

 

…なんだっけ?」

 

「「「「「「「「ブフゥW忘れるんかいなぁ!!」」」」」」」」

 

『デデーン 全員アウトー』

スパパパパパパパパァン!!

 

「うぅ…」「てて…あれ?君ってゲヘナのギャルの子だよね?」

「う…うう…うわぁん失敗したぁ!!

「し、失敗!?」

「面白そうだからテレビで居場所をチェックしてかっこよく決めようとしたのにぃぃ!?」

「どうしたキララ!!」「レッドさぁん一発ネタ失敗しちゃったぁぁぁ!!」

「ああそうかそうか、よしよし、明日に向けてもう一度頑張ろうな!」

 

嫌な予感がする。アイツは「テレビで動向をチェックして、一発ネタを披露しようとしていた」といった。

―それはすなわち、俺たちの位置さえ分かれば、トリニティここの生徒じゃなくても、飛び入りでネタを仕掛けてくる可能性がある。

それも番組の運営すら把握していない、まさしく「予想外の刺客」が…。

…いよいよ贅沢な人選だ…。この学園中をどう回ろうが、待っているのは笑いの使いだけなのだろう…。




キャラ紹介
・ヘルシェイク矢野
ワイルドハント自治区で話題のミュージシャン。
このSS↓(作:AC組んでSS書いてる人)でちらっと登場した。
https://syosetu.org/novel/348987/10.html
・マグマミキサー村田
ゲヘナ自治区で話題のミュージシャン。
ヘルシェイク矢野とコラボしたこともあるとかないとか。
このSS↓(作:AC組んでSS書いてる人)でちらっと登場した。
https://syosetu.org/novel/348987/11.html

飛び入り参加について
キララに仕掛けられるまでヴェスパー部隊では誰も知らなかったが
実は謝肉祭司会者兼番組の司会進行であるナギサから「飛び入り参加大歓迎です」と発表されている。
生放送にしたのもこれが狙い。
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。