縫合者、紫雲院利玖のデュエル・スピリット   作:クォーターシェル

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第10話 新ルール導入

さて、丸藤先輩とデュエルしてからしばらくして、俺・準・菅郎の3人は正式にデュエルアカデミア中等部デュエル部に入部していた。

 

デュエル・アカデミアで何かとデュエルするのにデュエル部に所属していると正式なデュエルの申請がすぐに受理されたりと色々メリットもあったのだ。

 

「ふ~、終わったぁ」

 

デュエル部の活動の一つとして俺達はデュエルフィールドの清掃を終えた所だ。広いデュエルフィールドの床を掃除するという面倒な作業を終えて一息ついた俺は、懐からキャンディを取り出し口に放り込む。……甘い。

 

「利玖、前から思ってたけど少し飴を舐めすぎじゃないのか?虫歯に気をつけろよ」

 

準が忠告してくる。どうも紫雲院素良そっくりのこの体に引っ張られているのか、時々無性に甘味が欲しくなるのだ。準の言う通り摂り過ぎれば虫歯処か糖尿病になってしまうかもしれないし、それは俺が素良化するのとは別ベクトルで嫌だ。しかし糖分の魅力というのは恐ろしいもので俺は甘い物を欲してしまう。今日も俺は飴玉を3つほどポケットに入れている。

 

「準は心配しすぎだよ。大丈夫だってば」

 

俺は口の中で飴玉を転がしながら答える。準はため息をつく。

 

「まったくお前は……。あんまり舐め過ぎると太るぞ?気をつけろよな」

 

「うーんそうだね……。気を付けるよ」

 

俺は苦笑しながら答える。するとそこに準の舎弟の1人である取巻君がやって来た。顔は焦ったような表情だ。

 

「万丈目さん!あのニュースはもう観ましたか!?」

 

「ニュース?何の話だ?」

 

「海馬コーポレーションがデュエルモンスターズに新ルールをつけるみたい何ですよ!」

 

「ほう?」

 

「とりあえず、部室のテレビで見てみるか?」

 

菅郎の提案を聞いた俺達はデュエル部部室に設置されたテレビでニュースを見た。それによると、海馬コーポレーションは昨今のカードプールの増加に対する反応として多少のルール改定を行うそうだ。

 

その1つがエクストラモンスターゾーンの追加である。公式発表によるとEXデッキから特殊召喚されるモンスター達を置くゾーンで、現状融合モンスターはメインモンスターゾーンにも置けるがそのエクストラモンスターゾーンにも置けるらしい。

 

(これって本来はリンク召喚が出来てからのルールだよなあ……、元のGXの話となんかズレ初めてないか?まあアニメで無かったカードも結構存在してるし今更かもだけどさ)

 

そんな事を俺は思った。うーん、とりあえず深くは考えないでおこう……。

 

更に話は続き、新ルールに対応したデュエルディスクのカスタムパーツを配布するらしい。そうだな。今のデュエルディスクにはエクストラモンスターゾーンに対応する箇所無いもんな。

 

「おっ、お前達もニュースを見たのか」

 

部室に斉藤部長が入って来た。

 

「部長」

 

「突然な話になるが、このデュエル・アカデミア中等部にも近々デュエルディスクのカスタムパーツが配布されるらしい。我々デュエル部にその配布の補助をして欲しいと上から通達があった」

 

「そうなんですか?」

 

「ああ、具体的な感じはパーツの受け渡し等らしい」

 

これはデュエル部全体が忙しくなりそうだ。

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

それから数日、アカデミア中等部にカスタムパーツが配布され行き渡った。学園のあちこちで今回のルール改定に関する噂が囁かれ、金が動いただのとか果てには融合召喚や儀式召喚に続く新たな召喚法のモンスターは発表されるんじゃないかって噂まであった。デュエル部が管理しているデュエルフィールドも、新ルールを試したい者達によって予約が殺到していた。かくいう俺も試運転していた。

 

「エッジインプ・トマホークの効果発動!手札のエッジインプ・シザーを墓地に送って相手に800ダメージを与える!」

 

エッジインプ・トマホークが相手に斬撃を飛ばす。

 

「きゃあ!」

 

光津佳澄 LP500→0

 

今回のデュエル相手は前のタッグデュエルでも戦った事のあるARC-Vの光津真澄そっくりの光津佳澄さんだ。デュエルが終わり俺達は会話に入る。

 

「やはり強いわね貴方は……」

 

「光津さんこそ。あそこをしのがれたら負けていたのこっちでしたよ」

 

「ふふ、ありがとう」

 

「そういえば新ルールの試運転の感想はどうです?」

 

「そうね、私も融合モンスターをよく使うから使えるモンスターゾーンが増えてお得だと思ったわ。でも、現状だとこのルールは皆手探りな印象を受けるわ」

 

「まあ、新ルールだしそんなものでしょう。さて、準のデュエルの方を見に行くか」

 

俺は準が準備している方のデュエルフィールドに向かう。すると光津さんが、

 

「私も見に行っていいかしら?確か万丈目君の相手は胡蝶蘭、女子の中でも実力の高い昆虫族使いよ」

 

胡蝶蘭って確かGX原作だと翔とデュエルしたオベリスクブルー女子だっけ。

 

「良いですよ」

 

俺は光津さんを連れて準のデュエルフィールドに向かう。準の相手の胡蝶蘭と言う女生徒は紫髪のロングヘアーの綺麗な娘だ。準のやつ美少女に絡まれて羨ましい奴め。

 

「胡蝶君、悪いが手加減はしないぞ」

 

「望むところよ。勝つのは私だしね。それで亮様の目に留まらせるのよ!」

 

「「デュエル!!」」

 

――ターン1――胡蝶蘭

 

胡蝶蘭「私のターン、ドロー!」

 

胡蝶蘭 手札5→6

 

胡蝶蘭「私は速攻魔法、手札断殺を発動!お互いに手札を2枚墓地に送って2枚ドローするわ!」

 

万丈目「いきなり手札交換か」

 

胡蝶蘭が墓地に送ったカード

・虫だけエリアー

・プレイング・マンティス

 

万丈目準が墓地に送ったカード。

・コドモドラゴン

・霊廟の守護者

 

胡蝶蘭 手札3→5

万丈目準 手札3→5

 

万丈目「墓地に送られたコドモドラゴンの効果発動!手札からマテリアルドラゴンを特殊召喚する!」

 

マテリアルドラゴン 攻撃力2400

 

万丈目のフィールドにマテリアルドラゴンが現れる。

 

万丈目準 手札5→4

 

胡蝶蘭「(マテリアルドラゴン……、地味に厄介なカードだけどこの手札なら問題ないわ)私はキックバック・ホッパーを守備表示で召喚!」

 

胡蝶蘭のフィールドにバッタのモンスターが現れる。

 

キックバック・ホッパー 守備力1000

 

キックバック・ホッパー(オリカ)

効果

星4/風属性/昆虫族/攻1200/守1000

このカード名の①・②の効果はそれぞれ1ターンに1度しか使用できない。

① このカードの召喚・特殊召喚に成功した場合に相手フィールドのモンスター1体を対象として発動できる。対象のモンスターを手札に戻す。その後相手プレイヤーは以下の効果を適用することができる。

●上記の効果で手札に加わったカードを捨てて1枚ドローする。

② 相手モンスターの攻撃宣言時に発動できる。その攻撃を無効にする。

 

胡蝶蘭「キックバック・ホッパーのモンスター効果発動!相手モンスター1体を手札に戻すわ!対象にするのはマテリアルドラゴンよ!」

 

キックバック・ホッパーがその強靭な脚でマテリアルドラゴンにキックをお見舞いしてマテリアルドラゴンを万丈目の手札に戻した。

 

万丈目準 手札4→5

 

胡蝶蘭「キックバック・ホッパーの更なる効果として相手は手札に戻したモンスターを捨てて1枚ドローすることができるけど、どうするかしら?」

 

万丈目「なら俺はマテリアルドラゴンを捨てて1枚ドローする」

 

万丈目準が墓地に送ったカード

・マテリアルドラゴン

 

胡蝶蘭「私はカードを1枚伏せてターンエンド。この時さっきの手札断殺で墓地に送った虫だけエリアーを私のフィールドに置くわ」

 

胡蝶蘭 LP4000 手札3

 

・モンスター

キックバック・ホッパー 守備力1000

・魔法・罠

伏せカード×1

虫だけエリアー

 

――ターン2――万丈目準

 

万丈目「俺のターン、ドロー!」

 

万丈目準 手札5→6

 

万丈目「俺はアレキサンドライドラゴンを召喚!」

 

アレキサンドライドラゴン 攻撃力2000

 

万丈目のフィールドにアレキサンドライトのウロコを持ったドラゴンが出現する。

 

万丈目「!」

 

それと同時に万丈目のアレキサンドライドラゴンが昆虫の様な外見に変化した。

 

胡蝶蘭「虫だけエリアーの効果でこのカードがフィールドに置かれたターンに召喚・反転召喚・特殊召喚されてない相手モンスターを昆虫族にするわ!」

 

光津「あれは万丈目君のデッキには手痛い効果じゃない?」

 

利玖「まあ、デッキそのものが機能不全になるほどではないと思うけど……」

 

万丈目「(ドラゴン族サポートが機能しにくくなったな……)俺はカード1枚伏せる」

 

胡蝶蘭「このタイミングで?」

 

万丈目「これで君の伏せカード、モンスター、俺のモンスターが縦列に3枚揃った。俺は手札の鉄騎龍ティアマトンの効果で鉄騎龍ティアマトンを特殊召喚する!」

 

万丈目のフィールドに機械の様な姿のドラゴンが現れる。

 

鉄騎龍ティアマトン 攻撃力2000

 

万丈目「鉄騎龍ティアマトンの効果!このカードが特殊召喚された場合、このカードと同じ縦列の他のカードを全て破壊する。ティアマトンを特殊召喚したのは君の伏せカードとキックバック・ホッパー、そして俺の伏せカードがある列。それらを全て破壊させてもらう!」

 

ティアマトンが駆動音を発する。

 

胡蝶蘭「くっ、その効果にチェーンして罠カード、虫除けスプレーを発動!これでこのターン昆虫族モンスターは攻撃できないわ!」

 

虫除けスプレー(オリカ)

通常罠

① このターン、フィールドの昆虫族モンスターは攻撃できない。

② 自分メインフェイズに墓地のこのカードを除外し、フィールドの昆虫族モンスター1体を対象として発動できる。対象のモンスターを手札に戻す。

 

虫除けスプレーが噴射され、万丈目の場の昆虫族になったモンスター達が嫌がる。それと共にティアマトンが目からレーザーを放ち、お互いのフィールドのカードを破壊した。

 

万丈目「追撃は出来ないか……、俺はカードを1枚伏せてターンエンドだ」

 

万丈目準 LP4000 手札2

 

・モンスター

アレキサンドライドラゴン 攻撃力2000

鉄騎龍ティアマトン 攻撃力2000

・魔法・罠

伏せカード×1

 

――ターン3――胡蝶蘭

 

胡蝶蘭「私のターン、ドロー!」

 

胡蝶蘭 手札3→4

 

胡蝶蘭「私は墓地のプレイング・マンティスの効果を発動!墓地のこのカードを除外して、私のフィールドにベビーカマキリトークン1体を特殊召喚するわ!」

 

胡蝶蘭のフィールドに小さなカマキリのモンスターが現れた。

 

ベビーカマキリトークン 守備力500

 

胡蝶蘭「私はベビーカマキリトークンをリリースしてインセクト・プリンセスをアドバンス召喚!」

 

胡蝶蘭のフィールドに女性型の昆虫モンスターが現れる。

 

インセクト・プリンセス 攻撃力1900

 

胡蝶蘭「そして手札から装備魔法、一族を狩る者をインセクト・プリンセスに装備!このカードを装備したモンスターの攻撃力は300アップして、相手フィールドの表側表示モンスターが全て同じ種族のモンスターの場合、相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる!」

 

インセクト・プリンセスが装備魔法の効果でパワーアップする。

 

インセクト・プリンセス 攻撃力1900→2200

 

一族を狩る者

装備魔法

① このカードを装備したモンスターの攻撃力は300アップし、相手フィールドの表側表示モンスターの種族が全て同じ場合、相手モンスター全てに1回ずつ攻撃できる。

 

胡蝶蘭「バトルよ!インセクト・プリンセスで鉄騎龍ティアマトンを攻撃!」

 

インセクト・プリンセスがティアマトンに手刀を喰らわせる。

 

インセクト・プリンセス攻2200VS鉄騎龍ティアマトン攻2000

 

ティアマトンはそのまま戦闘破壊された。

 

万丈目「くっ」

 

万丈目準 LP4000→3800

 

胡蝶蘭「インセクト・プリンセスの効果発動!昆虫族モンスターを戦闘破壊したことにより攻撃力が500アップ!」

 

インセクト・プリンセス 攻撃力2200→2700

 

胡蝶蘭「更にインセクト・プリンセスでアレキサンドライドラゴンを攻撃!」

 

インセクト・プリンセスが翅を羽ばたかせて旋風で攻撃する。

 

インセクト・プリンセス攻2700VSアレキサンドライドラゴン攻2000

 

アレキサンドライドラゴンはそのまま旋風を受けて破壊された。

 

万丈目「うっ!」

 

万丈目準 LP3800→3100

 

胡蝶蘭「インセクト・プリンセスの効果!昆虫族モンスターを破壊したことにより攻撃力を500アップ!」

 

インセクト・プリンセス 攻撃力2700→3200

 

胡蝶蘭「私はカードを1枚伏せてターンエンド」

 

胡蝶蘭 LP4000 手札1

 

・モンスター

インセクト・プリンセス 攻撃力3200

・魔法・罠

虫だけエリアー

一族を狩る者(インセクト・プリンセスに装備)

伏せカード×1

 

万丈目「俺はこの瞬間速攻魔法カード、竜保険を発動!この効果でデッキから通常魔法であるライトニング・ストームをフィールドにセットさせてもらうぞ」

 

竜保険(オリカ)

速攻魔法

このカード名のカードは1ターンに1度だけ発動できる。

① 自分のドラゴン族モンスター2体以上が破壊されて墓地に送られたターンに発動できる。デッキから通常魔法カード1枚を自分フィールドにセットする。

 

胡蝶蘭(ちょ、ライトニング・ストームの発動条件が満たされてるじゃない!)

 

――ターン4――万丈目準

 

万丈目「俺のターン、ドロー!」

 

万丈目準 手札2→3

 

万丈目「俺は伏せてあるライトニング・ストームを発動!俺は相手の魔法・罠を全て破壊する効果を適用する!」

 

暴風雨が吹き荒れて胡蝶蘭の魔法・罠カードが破壊されようとする。

 

胡蝶蘭「くっ、リバースカードオープン!罠カード虫のお知らせ!この効果でデッキから共振虫を特殊召喚!」

 

虫のお知らせ(オリカ)

通常罠

① 相手がフィールドのカードを破壊するカードの効果を発動した場合に発動できる。デッキからレベル4以下の昆虫族モンスター1体を特殊召喚する。

 

虫のお知らせの効果で共振虫が現れる。

 

共振虫 守備力700

 

そしてライトニング・ストームの効果で胡蝶蘭の魔法・罠カードは全て破壊された。

 

インセクト・プリンセス 攻撃力3200→2900

 

利玖「これで準も気兼ねなくデッキを回せる訳だ」

 

万丈目「俺は手札のミラーリング・ドラゴンを捨ててデッキから龍の鏡1枚を手札に加える」

 

鏡を装備したドラゴンの効果によって万丈目のデッキから龍の鏡が手札に加わった。

 

ミラーリング・ドラゴン(オリカ)

効果

星1/地属性/ドラゴン族/攻0/守0

① このカードを手札から墓地へ捨てて発動できる。デッキから「龍の鏡」1枚を手札に加える。

② このカードが自分の墓地に存在する場合に自分の墓地の「龍の鏡」1枚を除外して発動できる。このカードを墓地から特殊召喚する。

 

万丈目「俺は龍の鏡を発動!墓地のコドモドラゴン、鉄騎龍ティアマトン、ミラーリング・ドラゴンを素材に融合召喚を行う。3体の竜が今ここに合わさり強靭な龍王へ姿を変える!融合召喚!レベル8、トライデント・ドラグオー!!」

 

トライデント・ドラグオー 攻撃力3000

 

万丈目のフィールドに三つの首を持つ大型ドラゴンが降り立つ。

 

トライデント・ドラグオー(オリカ)

融合・効果

星8/炎属性/ドラゴン族/攻3000/守3000

カード名の異なるドラゴン族モンスター×3

このカードは融合召喚でしか特殊召喚できない。

このカード名の①の効果は1ターンに1度しか使用できず、このカード名の③の効果はデュエル中1度しか使用できない。

① このカードの融合召喚に成功した場合に発動できる。相手に900ダメージを与える。

② 攻撃力1000以上のこのカードが戦闘・効果で破壊される場合、代わりにこのカードの攻撃力を1000下げた数値にできる。

③ このカードが墓地に送られていないターンの自分メインフェイズに自分の墓地のこのカードを除外して発動できる。お互いのプレイヤーは3枚ドローする。

 

万丈目「トライデント・ドラグオーのモンスター効果発動!融合召喚に成功したことにより、相手に900ダメージを与える!」

 

トライデント・ドラグオーが三つの首それぞれから火球を胡蝶蘭に発射する。

 

胡蝶蘭「ううっ!?」

 

胡蝶蘭 LP4000→3100

 

万丈目「更に俺は手札からスピア・ドラゴンを召喚!」

 

スピア・ドラゴン 攻撃力1900

 

万丈目のフィールドに尖った頭部のドラゴンが現れた。

 

万丈目「バトルだ!トライデント・ドラグオーでインセクト・プリンセスを攻撃、トライドラグブレス!」

 

トライデント・ドラグオーが三つの首それぞれから火炎の息を放つ。

 

トライデント・ドラグオー攻3000VSインセクト・プリンセス攻2900

 

インセクト・プリンセスは抵抗しようとするが、三方向からの火炎によって焼き尽くされた。

 

胡蝶蘭「私のフェイバリットが!?」

 

胡蝶蘭 LP3100→3000

 

万丈目「スピア・ドラゴンで共振虫を攻撃!スピア・ドラゴンの攻撃は貫通する。ドラゴン・スクリュー!」

 

スピア・ドラゴン攻1900VS共振虫守700

 

スピア・ドラゴンは体を回転させての突撃攻撃で共振虫を撃破する。

 

胡蝶蘭「きゃああ!?」

 

胡蝶蘭 LP3000→1800

 

胡蝶蘭「れ、共振虫の効果……、フィールドから墓地に送られたことによりデッキから無死虫団の補給兵を手札に加えるわ」

 

万丈目「攻撃後スピア・ドラゴンは守備表示になる」

 

スピア・ドラゴン 攻撃力1900→守備力0

 

万丈目「俺はこれでターンエンドだ」

 

万丈目準 LP3100 手札1

 

・モンスター

トライデント・ドラグオー 攻撃力3000

スピア・ドラゴン 守備力0

・魔法・罠

なし

 

――ターン5――胡蝶蘭

 

胡蝶蘭「私のターン、ドロー!」

 

胡蝶蘭 手札2→3

 

胡蝶蘭「(よし、この手札なら……)私は手札からアーマード・ビーを召喚!」

 

アーマード・ビー 攻撃力1600

 

胡蝶蘭のフィールドにハチ型モンスターが現れる。

 

胡蝶蘭「アーマード・ビーの効果発動!トライデント・ドラグオーの攻撃力をターン終了時まで半分にする!更に手札の無死虫団の補給兵の効果を発動して無死虫団の補給兵を特殊召喚するわ!」

 

アーマード・ビーの効果発動と共に荷車を引いた昆虫族モンスターが現れる。

 

無死虫団の補給兵 攻撃力600

 

さらにアーマード・ビーは毒針をトライデント・ドラグオーに打ち込み弱体化させた。

 

トライデント・ドラグオー 攻撃力3000→1500

 

胡蝶蘭「バトルよ!アーマード・ビーでトライデント・ドラグオーを攻撃!」

 

アーマード・ビーがトライデント・ドラグオーに向かう。

 

アーマード・ビー攻1600VSトライデント・ドラグオー攻1500

 

万丈目「トライデント・ドラグオーの効果!攻撃力が1000以上のこのカードの攻撃力を1000下げた数値にすることで破壊を無効にする!」

 

アーマード・ビーの攻撃でトライデント・ドラグオーの3本の首の内の1つが失われる。

 

万丈目準 LP3100→3000

 

トライデント・ドラグオー 攻撃力1500→500

 

胡蝶蘭「無死虫団の補給兵でトライデント・ドラグオーを攻撃!」

 

無死虫団の補給兵がトライデント・ドラグオーに体当たりを行った。

 

無死虫団の補給兵攻600VSトライデント・ドラグオー攻500

 

この攻撃には耐えられず、トライデント・ドラグオーは撃破された。

 

万丈目準 LP3000→2900

 

万丈目「この瞬間、墓地の霊廟の守護者の効果を発動!自分のドラゴン族モンスターが戦闘破壊されたことでこのカードを特殊召喚する!」

 

万丈目のフィールドに竜人が現れる。

 

霊廟の守護者 守備力2100

 

胡蝶蘭「バトルを終了してメインフェイズ2に移行するわ。無死虫団の補給兵の効果を発動!自分の手札・フィールドのモンスターを融合素材とし、昆虫族の融合モンスター1体を融合召喚するわ!アーマード・ビーと無死虫団の補給兵を素材に、来なさいレベル7!無死虫団の重騎兵!」

 

胡蝶蘭のフィールドに強固そうな甲殻の虫に騎乗した人型の昆虫族モンスターが現れた。

 

無死虫団の重騎兵 攻撃力2500

 

胡蝶蘭「私はカードを1枚伏せてターンエンドよ」

 

胡蝶蘭 LP1800 手札0

 

・モンスター

無死虫団の重騎兵 攻撃力2500

・魔法・罠

伏せカード×1

 

――ターン6――万丈目準

 

万丈目「俺のターン、ドロー!」

 

万丈目準 手札1→2

 

万丈目「俺は墓地のトライデント・ドラグオーの効果発動!墓地のこのカードを除外してお互いに3枚ドローする!」

 

胡蝶蘭「!」

 

墓地からトライデント・ドラグオーの影が現れて、粒子となって辺りに広がった。

 

万丈目準 手札2→5

 

胡蝶蘭 手札0→3

 

利玖(このターンで決着させる気かな……?)

 

万丈目「先ずは速攻魔法、コズミック・サイクロンを発動!ライフポイントを1000支払い相手の魔法・罠カード1枚を除外する!」

 

万丈目準 LP2900→1900

 

紫色の旋風が吹き荒れて、胡蝶蘭の伏せカードを除去した。

 

胡蝶蘭「神風のバリア -エア・フォース-が!?」

 

万丈目「良し!更に俺はスピア・ドラゴンとダブルコストモンスターである霊廟の守護者をリリースしてアドバンス召喚!来い、アナザー・ヴィクトリー・ドラゴン!」

 

スピア・ドラゴンと霊廟の守護者が生贄になり、ヴィクトリー・ドラゴンを銀色にしたようなドラゴンが出現した。

 

アナザー・ヴィクトリー・ドラゴン 攻撃力2400

 

アナザー・ヴィクトリー・ドラゴン(オリカ)

効果

星8/光属性/ドラゴン族/攻2400/守3000

このカードを通常召喚する場合、3体をリリースして召喚しなければならない。

① 通常召喚されたこのカードは他のモンスターの効果を受けず、戦闘では破壊されない。

② このカードは直接攻撃できる。

③ 自分・相手エンドフェイズにモンスターゾーンのこのカードをリリースして発動できる。自分の墓地のレベル4以下のドラゴン族モンスターを3体まで自分フィールドに特殊召喚する。

 

万丈目「アナザー・ヴィクトリー・ドラゴンは相手プレイヤーに直接攻撃ができる!バトルだ!アナザー・ヴィクトリー・ドラゴンでプレイヤーにダイレクトアタック!」

 

アナザー・ヴィクトリー・ドラゴンが攻撃しようとする。

 

胡蝶蘭「ま、待ちなさい!無死虫団の重騎兵の効果発動!フィールドのこのカード自身と貴方のアナザー・ヴィクトリー・ドラゴンをゲームから除外するわ!!」

 

無死虫団の重騎兵が斧を投げてアナザー・ヴィクトリー・ドラゴンを仕留めようとするが……、

 

万丈目「無駄だ!通常召喚されたアナザー・ヴィクトリー・ドラゴンは他のモンスター効果を受け付けない!ヴィクトリウム・ブレス!」

 

アナザー・ヴィクトリー・ドラゴンはそれを意に介さず胡蝶蘭にブレス攻撃を仕掛けた。

 

胡蝶蘭「きゃああ!?」

 

胡蝶蘭 LP1800→0

 

 

◇  ◇  ◇

 

 

勝利したのは準だった。胡蝶蘭の種族変更戦法は準のデッキにそれなりに刺さったけど、それを突破された場合の立て直しが今回は出来なかったようだ。

 

「やったな準」

 

「ああ、まあこれくらいはな」

 

「ああ!悔しいわ!これじゃあ、亮様に並びたてるデュエリストになれるまで遠そうじゃない……」

 

胡蝶蘭が悔しがる。

 

「胡蝶君は丸藤先輩に憧れてるのか?」

 

「どうもそうみたいよ。丸藤先輩のデュエルの強さを尊敬する人は多いわ」

 

「話は変わるけど準、新ルールの方はどうだった」

 

「まだどうとも言えないな。これからエクストラモンスターゾーンに関係するカードが増えてくればまた違うかもしれないが……」

 

まあ、そうだろうな。

 

「とりあえず新カード待ちって所みたいだな」

 

「ああ、俺達がデュエル・アカデミア本校に上がる頃にはそういうカードが増えているかもな」

 

「それまでの楽しみにとっておくか」

 




駄文閲覧ありがとうございました。

今回からエクストラモンスターゾーンを追加しましたが、今後エクストラモンスターゾーンに関するカードを出すかもしれないので。まだ先攻ドローもあるままなので割と独自にルールになってきてるかも。
胡蝶蘭は原作では特にその辺りの情報が無いので今作では明日香や万丈目みたいに中等部からの生徒ということにしました。

ご感想等お待ちしております。
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