ちょっと保身に走りがちな主人公が自分が生き残るために死ぬ気で足掻く話です。その過程で脳を焼いたり焼かなかったりすると思います。

続きもプロットもないです。誰か書いてください。

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馬車馬のように働いて(自分の)ハッピーエンドを目指す話

 

 

 

 

何故、自分はこんな場所にいるのか。

 

 

 

 

目が覚めると見知らぬ景色。

昨日は普通に布団で寝たはずだった。それが次に目を覚ますとなんと一面クソミドリ!!

すわ誘拐か??と思ったが、どう考えても旨味がない。

天涯孤独の成人男性をさらって誰が金を払うのか。その身体を解体して売っぱらった方が100倍金になる。

え?じゃあ俺死んだ?そんなわけなくない?死ぬ要素なかったよ昨日。少なくとも健康的な生活を心掛けて日々を過ごしていたよ?家の鍵もしっかり閉めたか確認もしてたし、住んでたのはアパートの5階だよ?さらわれるのもまず無理じゃない?

 

 

なんて、混乱し通しの頭に更に追い討ちをかけるがごとく、それはいた。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

それは異形の鬼だった。

 

 

 

 

髪は黒く、一見すれば人とすら見える。しかし、通常の人と明確に違うところを挙げるとすればそれは頭部に生えている3本の角だろう。よく見れば腕も4本生えており、どう考えても尋常な人間ではない。まぁそこまではもしかしたら障がいの範疇で万歩譲って納得できなくもない。角も仮装とか特殊メイクかもしれんし!

 

 

だが、その手に人間のパーツを持っていれば話は別だ。2本の手には頭と身体それぞれが握られており、現在進行形で肉を食ってますよと主張している。口に血、着いてますよ。服も返り血を浴びており、かなり赤く染まっている。普通に汚い。

 

 

 

どう考えても人間じゃない。何なら人肉を食べるタイプの化物だった。

俺は人間だ。少なくともヒト科ヒト属ヒトであると自認しているし、これから先もヒトを辞めるつもりなど毛頭ない。

おれは人間をやめるぞ!!などとやるつもりもない。

 

 

流されるままに平凡な社会人としてほどほどの仕事を行っていた。教科書に乗せられてもおかしくないくらいには普通のサラリーマンだった。素晴らしいモデルケースだね。その辺にいるけど。

 

 

そんな自分があからさまな化物にであってなにができるか?

森で熊さんに会うのとは別次元だ。なぜなら熊は逃げていくかもしれないが、ヤツは既に1人殺して食っている。少なくとも前科一犯だ。そんなこと考えている場合じゃないが。

 

 

「んん~?もう一匹いたかぁ~?」

 

 

まぁ当然俺がいることに気付かれる。そりゃそうだ。ボーッと座っていればそりゃ誰でも気付く。それに気付かなかったのは俺ぐらいだ。

 

 

「まぁ食う量が増える分には何も問題ないかぁ。満腹なら明日食えばいいしなぁ。」

 

 

俺明日のご飯にされるの?どうせなら俺は見逃してくれないかなぁ。新鮮な方が美味しいと思うんだよな。魚だって新鮮ピチピチは美味しいぞ!

何故俺が逃げていないのか気になる人もいるかもしれない。それも当然だ。こうやって考えている内に逃げた方が何倍も生き残れる可能性が高い。だが何故逃げていないのか。

食われていた人間が心配だからか?他にも生存者がいるかもしれないからか?自分を犠牲にしてでもこの化物をこの場に留めるためにか?

 

 A 腰が抜けて立てないから。

 

これに尽きる。じゃあ終わりじゃん。

俺の人生はおしまい!って…コト!?

それにしてもどうしたってここから生き残れる気がしない。少し先には人喰いの化物。腰が抜けて逃げられない自分。ここから入れる保険ってないですか?(そんなもの)ないです。そっかぁ!

 

怖くて声もだせない。営業マンだったらこんな時にもペラペラと命乞いできたのかな。俺も営業マンになればよかった。100%俺の偏見だけどすごい口が上手い印象があるから、この状態でも見逃してもらえるようなこと言えそう。俺は無理。

その間にも少しずつ化物は近付いてくる。ニヤニヤしながら。

腹立つ顔を浮かべやがって…。どうせなら最後に見るなら可愛い女の子がよかった。なんで最後に見るのがこんな気持ち悪い化物なんだ。辞世の句でも読んでおこうかな。

 

 

「男は肉が固いから旨くないけど、まぁ喰えないよりはマシかぁ。大人していろよぉ。じっくり嬲り殺しにしてやるからなぁ。肉が旨くない分、いい悲鳴をきかせてくれよなぁ。」

 

 

いよいよ自分の死が近くにくる。出来ることは何もない。

 

 

せめて優しく殺してくれないかな~。と全てを諦めてその手が自分にのびるのを見ていると…ふと。何かの音がした。

風のような音。それと同時に

 

「水の呼吸 壱の型 水面斬り」

 

という声がきこえ、目の前の化物の首が飛んだ。化物は俺に意識を向けていたから背後に来ていた人に気付かなかったのだろう。俺も見ていたのに気付かなかった。

 

「大丈夫か?」

 

そういって自分に手を差しのべてきたのは、()()()()()黒い服の男性であった。

 

 

 

 

 

これ鬼滅の刃じゃねぇか!!

 

 

 




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