NARUTO 〜渦巻く団扇の物語〜   作:セイヴァー

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どうもおはこんばんにちわ。

投稿主のセイヴァーです。

なんか筆が乗って思ったよりも早く投稿できました。(-_-;)

それと、今後の参考までにアンケートを載せましたのでよろしかったらそちらもお願いします。m(_ _)m


それでは本編へどうぞ(^O^)/


前回までのあらすじ

自身の力の無さへの強い怒りと絶望、そして力の渇望万華鏡写輪眼を開眼し、同時に須佐能乎を発動させるヒスイ。

ヒスイは仲間(レヴィ)の亡骸をアヤに預け、ウツシに暗部の相手をお願いする。

火遁の術と同時に不意に発動した左眼の瞳術 黄泉炎喰(ヨモツエグイ)の強烈な力にヒスイ達も雲側も一同沈黙する。

目標(雪泉)の確保を残存の暗部に命じて、完全体へと尾獣化してヒスイとタイマンするユギト。


化物対化物の戦いが幕を上げる。



イメージOP:アニメ ジャングリラ・フロンティアより
       【Danger Danger】


化物対化物!予想外の一手!!      という名の第9話

 

 

 

 ヒスイは完全に尾獣化したユギト⋯⋯いや、二尾の尾獣から発せられる力の重圧を前に、笑みを浮かべながら須佐能乎の2本の刀を構える。

 

 

 ヒスイ「そして更なる力を得る為に、貴様をいただくぞ!怪物(かいぶつ)!!」

 

 

 ヒスイはユギトの二尾への変貌に全く臆することなくそう宣言すると、須佐能乎が二尾に対して高速で跳躍を開始する。

 

 

 ユギト「ぬかせぇ!!!」

 

 

 二尾と化したユギトも咆哮をあげながらヒスイの須佐能乎に向かって突進する。

 

 ────────────────────────

 

 一方、雲暗部を阻もうと、アヤ、雪泉、ウツシが陣を組んでいた。

 

 

 ウツシ「君達は離れていてくれ、相手は雲隠れの暗部だ。2人では危険すぎる」

 

 雲暗部「ふんっ、その状態で我々の相手が務まると思ってるのか?」

 

 ウツシ「(ゴホッ)当然だ!君達の相手くらい造作もない。」

 

 雲暗部「往生際が悪いな。そもそも雷遁チャクラモードすら維持できない奴に用はない!」

 

 

 そう言って雲暗部達はウツシに近づく。

 

 

 アヤ「先生!(やっぱり⋯⋯⋯。)」

 

 雪泉「(あの女(ユギト)との戦闘で手痛いダメージを負っていましたからね⋯⋯⋯。)」

 

 

 アヤと雪泉は、雲暗部に囲まれるウツシを助けようと咄嗟に駆け出そうとするが──

 

 

 ウツシ「来るな!」

 

 

 ウツシは二人を制止する。

 アヤと雪泉は足を止め、お互いに目配せをして頷くと、後ろへ下がった。

 

 

 ウツシ「(ありがとう2人共。後は俺が何とかする。)」

 

 雲暗部「どうした?逃げたければ逃げるがいい」

 

 ウツシ「逃げないさ。」

 

 雲暗部「なら大人しく死ね!」

 

 

 雲暗部の一人がクナイで斬りかかってきた。

 

 

 ウツシ「君たちこそここで大人しく引けば楽に帰れるんだが?」ポンッ!

 

 雲暗部「黙れ!!」

 

 

 ウツシは冷静にそう言いながら口寄せした短刀を構える。そして次の瞬間!

 

 ガキン!!

 

 激しい金属音と共に火花が散った。

 ウツシは振り下ろされた攻撃を紙一重でかわし、逆に相手の懐に入り込み腹に鋭い蹴りを入れる。

 

 ドゴォ!!

 

 雲暗部「ぐふっ……。」

 

 

 蹴りを受けた雲暗部はそのまま吹き飛ばされ地面に転がった。

 

 

 ウツシ「一人」

 

 アヤ「(先生すごい……!)」

 

 雪泉「(雷遁チャクラモードなしであのレベルですか……。)」

 

 

 残った暗部たちは驚愕の表情を浮かべた。

 

 

 それはそうだ。雷遁チャクラモードなしでも戦える強さを持っているという事になるからだ。

 

 二つ名持ちは伊達ではないのだ。

 

 

 ウツシ「(ふぅ、これぐらいは何とかならないとな。))

 

 雲暗部「舐めるなよ!」

 

 

 雲暗部の一人がチャクラを込めたクナイを投げつける。しかしウツシはそれを難なく躱していく。

 

 ウツシ「(単純過ぎる……これならいける!)」

 

 そう判断した瞬間ウツシは動いた。

 

 ヒュン……ズバッ!!

 

 ウツシは目にも止まらぬ速さで間合いを詰めると、一気に首を切断する。

 

 ブシャ──ッ!!

 

 切断された首からは大量の血液が吹き出し辺り一面を紅く染めた。

 

 

 ウツシ「二人」

 

 雲暗部「バカな!?」

 

 

 残るはあと二人だ。

 

 

 ウツシ「悪いが時間がないのでね。早々に終わらせる!」

 

 ────────────────────────

 

 

 二尾の化け猫と化したユギトは咆哮をあげながらヒスイの須佐能乎に向かって突進する。

 その巨躯から繰り出される爪撃は大地を砕き、風圧だけで周囲の木々を薙ぎ払うほどの威力だ。

 

 

 ヒスイ「っ!」

 

 

 須佐能乎が素早く右腕の巨大な直刀でそれを受け止める。

 

 ガギィィィン!!

 

 耳をつんざくような金属音と衝撃波が周囲に広がる。

 ヒスイの須佐能乎はその巨体に似合わぬ俊敏さで後方に跳躍し距離を取る。

 

 

 ユギト「逃さん!」

 

 

 二尾が四肢をしなやかに曲げ、爆発的な加速と共にヒスイへ迫る。その速度は音速に迫ろうとしていた。

 

 

 ヒスイ「(速い……!だが!)」

 

 

 ヒスイは須佐能乎の背に雷太鼓の様に展開された9枚の鏡に意識を集中させる。

 

 シュゥゥ……!

 

 鏡の表面から淡い光が漏れ始める。

 

 

 ユギト「む!?」

 

 ヒスイ「喰らえ!!」

 

 

 鏡から九条の細い光線が迸り、螺旋を描きながら二尾に殺到する。

 

 

 ユギト「ちぃっ!」

 

 

 二尾は咄嗟に身を翻して光線を回避しようとするが……

 

 シュバババババッ!!

 

 避けきれなかった一部の光線が二尾の前腕を掠め、掠めた箇所からチャクラが噴き出す──いや、崩壊し霧散していく。

 

 

 ユギト「ぐぅ……!何だこの奇妙な力は!?」

 

 ヒスイ「まだだ!!」

 

 

 自身の意志とは関係なく溢れ出すチャクラに驚くユギトの隙を突いて、今度は須佐能乎の左手に持つ内反り片刃の刀を振るう。

 

 振るわれた刀は二尾の前腕の先程光線を掠めた部分の上部分に当たり、チャクラで構成された尾獣の前腕を斬り落とした。

 

 そして斬り落とされた前腕が直ぐ様無形のチャクラに変化して左手の刀に吸収された。

 

 

 ユギト「なっ……!?まさか私の尾獣チャクラを……!?」

 

 

 二尾の斬り落とされた前腕は尾獣チャクラで直ぐに再構成された。しかし同時に二尾の纏う尾獣チャクラが減少したように見える。

 

 

 ユギト「貴様!!」

 

 

 怒りに燃える二尾が大きく息を吸い込むと、口内に炎が渦巻き始める。

 

 

 ヒスイ「火遁か!」

 

 

 二尾はその巨大な口から火球を吐き出した。

 

 ゴォォォォ!!

 

 紅蓮の炎の球がヒスイの須佐能乎に迫る。

 

 

 ヒスイ「ふん!」

 

 

 ヒスイも左眼から再び血涙を流しながら印を結び術を放つ。

 

 

 ヒスイ「呪法・火遁・業火紫球(ごうかしきゅう)

 

 

 須佐能乎の口から巨大な炎の塊──紫色の業火球が放たれる。

 

 紫炎が虚空を切り裂き、その表面には悪意を纏ったような無数の文字列が蠢いている。

 

 ズズズズ……

 

 紫焔と紅蓮が空中で激突する。

 両者の力は拮抗し、轟音と共に周囲の空気が震える。

 

 

 ユギト「何だ……この炎は……!?」

 

 

 ユギトの目に映るのは異様な光景だった。

 ヒスイの業火球が触れた彼女の炎が吸収されるように紫焔の中に溶け込み始めている。

 

 ズズズ……

 

 吸収された炎が紫焔の文字列を激しく蠢かせ、更に勢いを増していく。

 

 

 ユギト「私の炎が喰われているだと!?」

 

 ヒスイ「(黄泉炎喰(ヨモツエグイ)は呪いでありながら同時に炎を喰らう炎……このまま押し切る!)」

 

 

 ヒスイの左眼がさらに深く輝きを増し、紫焔の業火球が肥大化していく。

 

 対するユギトはさらに多くのチャクラを炎に送り込むが、そのすべてがヒスイの紫焔に飲み込まれていく。

 

 炎を撃ち合いながらヒスイはさらなる手を打つ。

 ヒスイは複数本のクナイを取り出して二尾に向かって雷遁のチャクラを纏わせて投擲する。

 

 ユギトは炎のぶつかり合いに意識を集中させつつも、視界に迫るクナイに僅かに注意を向けた。

 

 

 ユギト「(フン……こんなものでこの私を……!)」

 

 

 尾獣化したユギトの肉体は鉄壁の防御力を持つ。起爆札が付いているならともかく、雷遁のチャクラを纏わせているとはいえ、ただのクナイ程度では傷一つつかない。

 

 重心を前に傾けて頭をほんの少し下げるようにして回避行動を取りながら一瞬逸らした視線を戻すユギト。

 だが次の瞬間、ユギトの目は驚愕に見開かれた。

 

 

 ユギト「なっ……どこに!?」

 

 

 つい先ほどまで眼前で対峙していたヒスイの姿がどこにもない。須佐能乎も形を保てなくなったかのように崩れ落ち、ボロボロと霧散していく。紫焔の業火も主を失ったことで力を失い小さくなっていった。

 

 周囲に満ちていた圧倒的なプレッシャーが嘘のように消えている。

 

 

 ユギト「(消えた!?一体どこへ……!?)」

 

 

 ユギトは慌てて周囲を探るが、ヒスイの気配はどこにもない。焦燥感が彼女を支配する。

 

 

 ユギト「(まさか逃げた……?いや、違う!あの状況で逃げるなんてあり得ない……!)」

 

 

 その時、ユギトの視界の上に僅かな紫電が走り鋭敏な感覚が異変を捉えた。

 

 

 ユギト「……上!?」

 

 

 咄嗟に視線を上げた彼女の目に飛び込んできたのは──

 

 

 自身の頭の上に乗り、身体から僅かに電気を霧散させながら右手にチャクラ刀を、左手に()()()()()()()()()()()()*1が付いたクナイを持つヒスイの姿だった。

 

 

 ユギト「貴様っ!」

 

 

 ユギトは瞬時に自分の頭の上に乗ったヒスイに反応し体を大きく動かそうとしたが──

 

 

 ヒスイ「遅い!」

 

 

 チャクラを流しながら逆手持ちにしたチャクラ刀をユギトの頭部に振り下ろし、剣先を突き入れる。

 

 

 

 

 

 

 続く

 

 

 

 

 

 

*1
うちは一族の家紋の団扇の持ち手の部分にうずまき一族の家紋の渦巻が刺さったような模様





本話のご読了ありがとうございます。

今後の投稿の参考にアンケートを実施してますのでよろしかったらお願いします。
 
それでは生暖かい目で次話をお待ちください。

 〔術説明〕
 呪法・火遁・業火紫球(ごうかしきゅう)(オリジナル複合忍術)

 黄泉炎喰(ヨモツエグイ)の能力を付与された火遁・業火球の術。炎の色が紫色なのと瞳術の呪印模様が浮かんでいること、瞳術の能力がある事以外は元の術と同じ。

イメージED:アニメ 銀魂より
      【修羅】 

一話ごとの文字数どれ位が読みやすい?(あくまで参考)

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